Vintage – French Army F-1 Cargo Pant.

久しぶりにミリタリーのデッドストックアイテムが用意できました。
今回は F-1 パンツというフランスの軍パンです。

 

昔からそれなりによく見るパンツではあったものの、綿100のヘリンボーンのこのタイプはめっきり見かけなくなっていました。15年くらい前、フランスの古着を扱っていた頃には、いつでも用意できるようなアイテムだったので油断していました。この辺で取っておかないと、これから難しくなりそうだな系の昔からの定番軍パンです。

元々かたちもよくて使いやすいことは知っていましたので、こちらの都合でいい時に仕入れようなどと悠長に構えていましたが、自分が思っているよりも時間は移ろい、流通するミリタリーアイテムたちも刻々と変化していることに気付かされます。

 

ブーツにインするために、裾にゴムを入れて絞っています。これがテーパードとなって、シルエットとしては非常にすっきりとしたものとなり、また、レングスもやや短めとなりますので、ミリタリーの軍パンとしてはやけにスタイリッシュな風情になります。

 

このミニヘリンボーンのコットン地はやや薄地となっていますので、今時期、すぐに実戦投入できるかと思います。

 

カーゴポケット付きの4ポケット、かなり潔いデザインです。
用意できたのがワンサイズのみで、大雑把に言ってだいたいMサイズです。インチサイズ的には 31~32インチくらいで、170cm 前後の身長でくるぶしくらいの丈感となります。
身長171cm、ウエストが32インチのわたくしで調子いい感じです。

僕自身もいい機会なのでひとついっとこうかという感じです。サイズが合う人にとっては、1本持っていてもいいかな?と思わせるパンツではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

 

FRANCE Military – F-1 Cargo Pant (Dead Stock/ Vintage)
size : 84C
price : 8,800 (+tax)

 

Ordinary fits.

Ordinary fits の新作ジャケット、パンツが入荷しました。

トップデニムというモノトーンのデニム生地を使ったプロダクトとなりますが、インディゴデニムとはまったく違ったちょっとクールな雰囲気です。

 

いわゆる 2nd タイプのGジャンがベースになったジャケットです。
オーディナリーらしいざっくりふんわりなシルエットで、肩を落としたルーズシルエットとなります。

 

トップデニムというのは、綿(=トップ)の状態で染色が為されたトップグレーの糸によって織られたデニム生地です。染色された綿を混ぜ合わせて色の濃さを調節するため、色合いに深みが出ることが特徴です。

 

モノトーンカラーのデニム地ということになりますが、普通のインディゴデニムに比べてなんとなくクリーンな印象になります。
デニム地ならではのラフな表情はありますが、トップ染めの生地は色落ちがしにくいということもあり、フェード感やアタリを楽しむインディゴデニムとは違う魅力になってきます。

 

タフなデニムですが、どことなく上品。
強い主張をせずに、自然な感じで羽織れると思います。

 

Ordinary fits – Denim Jacket *Top Denim
col : Grey / Black
size : 36 / 38 / 40
price : 25,000 (+tax)

 

パンツの方は Yard Trouser という定番モデルとなっています。
シンジバックの付いたクラシックなワークトラウザーです。

 

中太のストレートシルエットに近いかたちです。
この飽きの来ないベーシックなモデルに、トップデニムの組み合わせはかなり使い勝手が好いだろうと思っています。素材としてのタフさがあり、実際のコーディネイトでの使いやすさもあり、通年パンツとして貴重な存在になるのではないかと踏んでおります。

 

Ordinary fits – Yard Trouser *Top Denim
col : Grey / Black
size : 30 / 32
price : 18,000 (+tax)

 

Montmorency – Basic Shirt.

Montmorency の新作シャツが届きました。
今季はオールシーズン使えるウエイトで、ベーシックで合わせやすいファブリックを選びました。いろいろな着方、合わせ方ができて、使いどころの多いシャツになるようにと考えてみました。

 

各ブランドの展示会において、意外と見つからなかったこの2つ。淡色の淡いベージュと、上品なインディゴカラーのツイル地となります。
どちらも明確なイメージをもって生地を探し、見つけてきたものなので、出来上がりも想像通りです。こんなボトムと、こんなジャケットと、いろいろな合わせ方がイメージできると思っているのですが、いかがでしょうか?

 

シャツのかたちから説明すると、大きな特徴と言えるのは、小ぶりなレギュラーカラーということになると思います。
すっきりと小気味いい襟まわりを演出し、さっぱりと着られるようなイメージです。立ち位置としてはデイリーカジュアルというところですので、襟の高さを抑えて、またそれによる襟の主張を抑えて、あまり堅くるしくならないようにと意識しました。
また同じ理由で、レギュラーカラーながらも、実用性を考えて胸ポケットを付けています。

 

もう一つ、タックアウトで着られるよう、着丈を少々短めに設定しています。
僕自身は、シャツはタックインで着ることの方が多いため、完全にタックアウトでいきましょうというつもりはなく、タックインできないほどの短さではないと思います。

そして、カジュアルでも品のあるたたずまいになるようにと、縫製はドレスシャツ専門の工場にお願いしています。国内の信頼できるファクトリーであり、とても丁寧な仕事をしていただいています。

 

こちら、スーピマ綿を素材とするタイプライター。着色味が弱い、上品なベージュを探して着地しました。素材によるしなやかさ、織りによるハリ感で、タイプライターとしてはかなり柔らかいことが特徴です。

昨今、ブラックカラーのパンツやジャケットが少し増えてきたため、ネイビー系統にも、ブラック系統にも使っていける、こういった淡めのベージュは重宝するのではないかと思います。
一枚でミニマルな合わせをしても上品ですし、ブラウン系と合わせてワントーンの色合わせも格好よさそう。フレンチワークのインクブルーにもいけるでしょう。

 

Montmorency – Basic Shirt *Typewriter
col : Beige
size : 2 / 3 / 4
price : 14,000 (+tax)

 

こちらはハイカウントツイルのインディゴカラー。
細糸高密織りのツイル生地、かつインディゴ色と晒し糸との織りなので、つまりたいへんに上品なダンガリーということになるでしょうか。イメージとしては、シャンブレーをもっと上品にして、こぎれいなコーディネイトに使え、また逆にラフな素材感のボトムやアウターの引き立て役にもなって、というところを狙っています。

とにかく、脇役としていろいろな合わせに使っていけると思います。ベージュ~ブラウン系、もちろん同色ネイビー系、ジャケットのインのシャツとしては間違いない仕事をしてくれるはずで、コーディネイトに落ち着きをもたらしてくれるのではないでしょうか。

 

Montmorency – Basic Shirt *High Count Twill
col : Indigo
size : 2 / 3 / 4
price : 14,000 (+tax)

 

Montmorency のアイテムは、あまり奇抜なことをせず、しっかりした素材と縫製で、安心して着られることを第一義と考えています。奇をてらわずにおとなしいからこそ、お手持ちのしっかりした他の服と安心して合わせられ、また飽きずに着続けられるはずです。
さらに、あまり凝ったデザインを足し算しないことでコストを下げて、張り切ったプライスにならないよう心がけています。張り切ったプライスにならないということは、ハレの日でない日常において、やはり安心して着られることになると思います。

是非、お試しください!

 

Yarmouth Oilskins – Tote Bag.

Yarmouth Oilskins のトートバッグが入荷しました。
この春先に初めて登場した Yarmo の入魂ライン、覚えているでしょうか?

●Yarmouth Oilskins
1898年創業のイギリスのワークウェアのメーカー Yarmo が手がけるオーセンティックなブリティッシュ・ワークを機軸としたアパレルラインです。企画から縫製までをイギリス本社のチームで行い、資材も可能な限りイギリス国内から調達。自社のアーカイブに誇りを持ち、純英国ブランドとして世界に向けて発信するウェアブランドです。

 

今回はヒッコリーストライプのコットントートバッグです。
オーセンティックなワークの薫りのするネイビーストライプは、マリンのニュアンスもありつつ。

しっかりワークなテイストがありつつも、ヘビーなダック生地のような重々しいワークではなく、重すぎず軽すぎずのちょうどいいウエイト感です。
やや大ぶりのサイズですが、こういったスタイルのトートバッグでは概ねスタンダードと言えるもので、全体のバランスとしては、このくらい大きくてちょうどいいと思えるのではないでしょうか。

 

構造はシンプルで、外ポケットなし、2つに区切られた内ポケットが一つ。
裏地なしの一重、生地は分厚いものではありませんが、きちんとしっかりしたものが使われ、外側内側の補強の充てが丁寧にされています。

 

一見なんてことないバッグなのですが、イギリスの本気のワークウェアのメーカーが手がけたものですから、立ち昇る薫りのようなものは感じられるはずです。

ただ、なんてことないとは言え、ゴリッとした重たいキャンバストートとは違ったニュアンスですから、こんな感じのコットンのトートバッグがあるかと言えば、すぐに何か思い当たるとも思えず、なかなか絶妙なところを突けているのではないかと思っています。
今時分の軽装によく合いそうですし、別に春夏に限らずとも、ウエイト感と雰囲気は年間通じて使っていけるものだと思います。

 

Yarmouth Oilskins – Tote Bag
col : Navy Stripe
price : 8,800 (+tax)