ARAN – BP PT.

ARAN の BP PT が久しぶりの登場です。
BP、つまり Box Pleats の PT、パンツです。

 

Outline
ボックスプリーツのコットンパンツです。
通称 『拝みプリーツ』 と呼ばれるボックスプリーツによって、腰まわり、股まわりをややたっぷりさせた緩やかなテーパードシルエットが特徴です。細からず、太からずの中庸な太さとなっています。
バックの両玉縁ポケットでしっかりクラシックな佇まいを備えますが、あえてドレスパンツのディテールを積み過ぎず、あくまでもカジュアルユースをイメージしてつくられています。
ファブリックは強撚双糸のツイルです。ミドルウエイトのオールシーズン地ですが、強撚糸ゆえにわずかに薄地となっています。強撚糸ならではのシャリ感と、てろんとした上品な質感を備えた上質なファブリックです。

一昨年に一度セレクトしておりまして、その時はブラックとベージュで発注していたのが、直前でブラックの生地の在庫がありませんとなり、ベージュ1色での展開でした。
今回もその時と同じ生地で、ブラックのリベンジ、プラス紺もいいよねの2色で発注して無事届きました。

この生地は個人的にすごく好みであり、お客さまたちの評判も上々でした。ボックスプリーツのディテールとも非常に相性が好いと思います。

シンプルなデザインのベーシックなアイテムですが、生地のクオリティと確かなディテールで勝負。
シルエットは細からず太からず。さらに詳しく言うなら、標準から、少しだけ太いかな、いやでもこれが普通でしょう、いや私は細いと思いますよ、いやいや太い寄りでしょう、という太さです。

 

センターに折り目が付いていますので、正面から見ると細く感じますが、そう細くはありません。
特にワタリ部分はゆったり感があり、裾幅もMサイズで20cm を超えています。

 

プリーツで分量を取り、しなやかな生地が美しいドレープを、という感じ。トラッドかなと思われるかもしれませんが、いやいや、普通にカジュアルです。
スウェットやスニーカーと軽快に合わせてもいいですし、コットンニットや革靴と大人っぽくいくのもよさそうですね。

 

ARAN – BP PT
col : Navy / Black
size : 1 / 2 / 3
price : 26,400 in tax

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日祝)
月曜定休

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3月11日(月) 定休日

ARAN – Chino 3.

ARAN より、新作入荷です。
通年アイテム、レギュラーアイテムの “CHINO” パンツ、別注ブラックでご用意しました。

 

ARAN の年間定番としてラインナップされている “CHINO 3″ というモデルとなりますが、Fuzz では初登場です。過去に2度、”CHINO 3 RF” というモデルを展開しており、RF、つまりレギュラー・フィット、やや細身寄りのシルエットのものでした。
今回のモデルはしっかりめの太さとなっていますが、色別注としてブラックをつくってもらったので、なんとなく野暮ったさが消えて不思議なスタイリッシュさがあり、なかなか新鮮な感覚です。

 

Outline
ブランド定番のベーシックなチノパンツ。
ミリタリーのチノパンをルーツとする正統派の仕様で、生地はウエストポイント、Fuzz 別注カラーのブラックとなります。
打ち込みのしっかりしたコットンのウエポン生地は、オールシーズン対応のしっかりした中厚地。マーセライズ加工(表面の毛羽を焼いて面を滑らかにする加工)が施され、ほのかな光沢のある上質なファブリックとなります。
シルエットはシンプルなワイドストレート。股上がやや深めにとられ、膝下の絞りは最低限、丈感はジャスト前後の設定です。

 

元々は、男っぽい、しっかり骨のあるチノパンというモデルですが、マーセライズ加工の入ったウエポン生地のブラックカラーということで、ちょっと別のニュアンスが生まれているように思います。
意外とブラックにしたら印象が軽くなったりして、服とは不思議なものでございます。

 

ネイビーの文脈でカラーコーディネイトをしてきた方々にとって、ブラックのチノパンは意外な高さの壁になるようですが、しかし同時に、そういう感覚の人ほど新鮮に感じられるのも確かでしょう。
また色組が変わってはくると思いますが、ブラックの文脈づくりも楽しいと思いますので、お嫌いでなければ是非トライしていただきたいです。

逆にブラックパンツの愛好家のみなさんにとって、このきれいな印象のブラック・ウエポンは新鮮に映ると思うのですがいかがでしょうか。

 

ARAN – Chino 3
col : Black
size : 1 / 2 / 3
price : 19,800 in tax

 

ここ数日、なかなかの寒さが続き、やっぱり冬は寒いなと、ようやく真冬の厳しさを思い出したように思います。まだまだ丸々ふた月はしっかり寒いはずなので、冬服強化の余地がありましたら、あたたかアイテムの物色をお願いいたします。

同時並行で、新シーズンの新作紹介も進めていきたいと思いますので、あっちもこっちも見ながら楽しんでいただけたらと思います。

まずは年末年始の休みボケから立ち直らなければいけませんね。
頑張っていきましょう!

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
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1月15日(月) 定休日

ARAN – SWD Parka.

ARAN の SWD Parka が入荷しました。

昨日のブログで少し触れましたが、今回は Fuzz 別注でお願いしています。
レギュラーではコットン・ナイロンのロクヨングログランですが、生地の載せ替え、VENTILE のギャバジンでお願いしております。

 

レギュラーのロクヨン生地の方は、けっこう何度も継続していたのでその良さは分かっているのですが、別のモデルで使われていたこのベンタイル生地を見て、 SWD Parka で使ったら最高だなと考えてしまいました。

9月納品の予定だったのが、いろいろあったようでだいぶ遅くなりました。昨日、届きまして、箱を開けると、いつもよりずっしりしている SWD が詰まっています。
袋から開けて広げてみて、、
おお、素晴らしい。
イメージしていた通り、格好よさが増しているではありませんか!

 

Outline
スウェーデンのミリタリージャケットがモデルになったフーデッドのパーカコート。
アウターシェルに VENTILE (ベンタイル) を使用した Fuzz 別注プロダクトとなります。
ベンタイル生地とは、イギリスのミリタリーをルーツとするコットン素材ながら特殊な高密織りによって高い撥水性能を持たせたウェザークロスとなります。機能面だけでなく、コットン高密織りならではのマットな生地面の美しさやしっかりした質感も大きな魅力となっています。
今回は国産ベンタイルの綾織り生地、ギャバジンを選択しています。綾織りならではのしなやかさ、しっかりした重厚感を兼ね備えています。

ハーフコート丈でラグランスリーブ、フィットはタイトでもルーズでもないスタンダード。裾の広がりは抑えめで、すっきりしたシルエットが特徴です。
ウエストにコードが備えられ、絞ってシルエットを変化させることも可能です。
しっかりしたシェルに総裏地付きの二重仕立て。秋から冬、春にかけて、インに着る素材や分量を調節しながら、長い時期にわたって活用できるパーカコートとなっています。

 

丁寧なディテールワークは健在。フロントの二重のポケットや、内側のフラップポケットなど、痒いところに手が届く配慮があり、この誠実さも ARAN 服の特徴で、ここを評価しているユーザーは数知れず。

 

フーデッドのコート丈、サッと羽織っていい感じで、ラフな格好でも、きれいな格好でも、関係なく調和してしまいます。
今回、ベンタイルになって、一段上品なルックスとなりましたが、何年も着た末の、天然素材ならではのエイジングも楽しみです。エイジングが進むと、今度はミリタリーテイストが前に出てきて、迫力のあるアウターになっていくと思います。

 

スタイル的にも、機能や使い勝手の面でも、とても優秀なアウターだと思います。
今まさにちょうどいい季節だと思いますので、是非お試しになってみてください!

 

ARAN – SWD Parka *VENTILE
col : Olive / Black
size : 1 / 2 / 3
price : 50,600 in tax

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
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11月20日(月) 定休日

ARAN – M-49.

ARAN の M-49 が新たに入荷しました。
フランス軍の M-47 タイプのブランド定番モデル、リクエストにお応えして、Fuzz 初登場です。

 

Outline
フランス軍の M-47 Field Pants をベースにして、少しのアレンジを加えたカーゴパンツです。
デザインやディテールはオリジナルに忠実に、しっかりと手の込んだ仕様で仕上げています。スタイルとしては後期型、ファブリックとしては前期型を採用し、特徴をミックスすることでオリジナリティを確立しています。
シルエットは股上深め、ワイドストレートです。実際の軍用よりもわずかに全体の太さを抑えめにして、使いやすいバランスに整えています。
ワイドシルエットながら腰まわりのゆとりはさほど大きく取らず、ややハイウエストで穿くバランスはオリジナルと重なる印象となっています。
生地はヘビーウエイトの硫化染めコットンサージ。仕上げに水洗いがかけられ、既に穿きこんだような風合いと表情になっています。
硫化染めは風合いを出やすくする染色法となります。穿きこんで水洗いをするごとにフェードやごわつきが表れ、ヴィンテージのような迫力を感じられる生地感にエイジングしていきます。
フロントはボタンフライ、両玉縁ポケットやボタン付きのフラップポケット、ダブルニー、裾のタブなど、オリジナルに忠実な丁寧なディテールが目を惹きます。

 

ARAN の M-47 はどちらかというと忠実系。既に扱いのある Ordinary fits も忠実系ということもあり、特に重複してご用意することもないかなと思っていましたが、少なくないリクエストをいただきまして、今回初お目見えとなりました。

忠実と一口に言っていますが、オリジナルの M-47 は製造期間が長く、途中仕様変更があって前期・後期と区分され、使われる生地も年代によって微妙な違いがあり、またサイズの展開が広域にわたりということもあり、どの年代のどの程度のサイズ感で穿くのかによって、シルエットのイメージなどは変わってきます。

言ってみれば、Ordinary fits のシルエットは、少し大きめのサイズを少し緩く穿いたものをジャストと規定していて、この ARAN はウエストをジャストで合わせたものをマイサイズとして穿くことをジャストとしているようなイメージかと思います。
ですから、ウエストから腰まわりや尻まわりは普通のジャストサイジングで、筒だけ太いというクラシックなワイドストレート型に近いということになります。
(もちろんタイトというほどではありません)

 

もう一つの特徴は、生地がヘリンボーンではなく、ごわっとした厚地のコットンサージを採用していることでしょう。
これは前期の生地の雰囲気に近く、洗うと生地が波を打って迫力が出るというものです。硫化染めの生地なので色褪せもすぐに生じますから、水洗いをするごとにヴィンテージに近づいていく感覚を味わえると思います。

 

きっちり最後まで追いかけたディテールワークは圧巻で、ここまでやったからこそ宿る本物感というのは間違いなくあると思います。

 

仕上げに水洗いをしているので、既に穿きこんだ風合いになっています。
さらに穿いて、洗ってを繰り返すと、50年代や60年代のヴィンテージのような雰囲気を醸しはじめることでしょう。

 

しっかり太いけど印象としてのすっきり感があり、だからこその品の好さがあるのが M-47 だと思います。
自分なりのエイジングを進め、ヴィンテージの様相を呈してきたら、今度は少しきれいめのトップスやシューズと合わせると、何とも言えない格好いいコーディネイトになると思います。

しっかりした生地なので、秋冬シーズンもしっかり使っていけるはずです。
是非お試しになってみてください!

 

ARAN – M-49
col : Olive Drab
size : 1 / 2 / 3
price : 29,700 in tax

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
月曜定休

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11月20日(月) 定休日