Keela.

 

 

スコットランドの本格アウトドアウェアブランド、Keela のジャケットが入荷しました。
今季はおなじみの Kintyre Jacket に加え、フリースジャケットも。

 

ここ数年、欠かさず発注しています、しっかりしたナイロンジャケットの Kintyre Jacket。
加えてミリタリーウェアのようなフリースジャケットの Skye Pro Fleece Jacket も合わせて入荷してきました。

Keela は実際に軍や警察などにもウェアを提供しているメーカーなので、ほとんどミルスペックというアイテムも少なくありません。
このフリースのジャケットについては、もちろん単体で使うイメージでご用意していますが、ミリタリーのレイヤリングシステムのように、Kintyre Jacket とレイヤリングできるジャケットとなっています。

 

まずはフリースの Skye Pro Fleece Jacket からご紹介します。
こういった楽ちんなジャケットは一つくらい持っていたいところではないでしょうか。

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マイクロフリースのジップアップジャケット。
レイヤードウェアとしての機能も備えており、Kintyre Jacket にライニングとして着脱できる仕様となっています。
ファブリックは自社開発のフリース生地 “Zetland 200” を使用。ソフトな質感で着やすく、透湿性があり、抗ピリングのマイクロフリース生地となります。
機能的なウェアとして開発されていますので、ネックや裾を絞れたり、内ポケットを備えていたりと実用的なディテールをそなえてます。
アクティブなシーンや室内着、またはインナー用としてなど、さまざまな用途が思い浮かぶ機能的なジャケットです。

 

純インポートアイテムなので、やはり袖が長めではありますが、アイテムの性格上、シルエットはジャストフィッティングのノーマル型です。
基本的に機能服なので、防寒性を高めるため、ややウエストにシェイプが入り、身体にフィットさせて着るフォルムになっています。

 

寒い時にはジップを最後まで上げて襟口を絞ったり、寒気を入れないよう裾を絞ったりできる仕様があったり、ポケットは外ポケットの袋を裏側でまた大きなポケットにしてあったり、シンプルな中にも機能的なディテールが備わります。

 

普通に便利に使えるジャケットだと思いますが、Kintyre Jacket をお持ちの方は、ドッキングして使うのも一考でしょう。
Kintyre Jacket が裏フリースになれば、真冬対応のヘビーアウターという位置付けに変わります。

 

Keela – Skye Pro Fleece Jacket
col : Black
size : S / M / L
price : 16,500 in tax

 

続いて定番の Kintyre Jacket。
今年もカラーはブラックとモスの2色展開です。

 

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ナイロンシェルのベーシックなアウトドアジャケットです。
自社開発のオリジナルファブリックは防水・防風、透湿性に優れたウレタンコートのナイロン素材となります。
シルエットは概ね標準的で、ラグランスリーブの袖付け、ウエストに軽い絞りが入ります。
機能性と実用性を重んじる本格的なアウトドアジャケットならではの機能美は、ファッションアパレル的なデザイン美とは違ったタイプの魅力を備えています。
・襟にフード内蔵。
・ポケットは外側3つ(右胸・左右)、内側1つ(比翼裏横向き)、全てファスナー付き。
・フロントダブルジップ。
・袖口はゴムとベルクロで絞ることが可能。
・総裏地付き

 

仕様変更はまったくありませんので昨年の写真を使っていますが、ブラックのブランドラベルだけ変わっていました。

 

毎回言っていますが、なんとなく素朴な感じがいいと僕は思っています。
しっかり本格的なファブリックですが、最新のテック生地というわけでなく、スタイリッシュなデザインというわけでもなく、無垢なインポートアイテムという雰囲気がじんわりとにじみ出ているような気がします。

実際に僕も長年着ているのですが、着なくなるという事態にならず、毎年ある時期になると当たり前のように羽織ります。
こういう狙いのない純朴インポートアイテムというのは、着ているうちになんとなく味わいがあることに気付き、知らぬ間に愛着が湧いているというものでしょう。

 

Keela – Kintyre Jacket
col : Black / Moss
size : XS / S / M
price : 28,600 in tax

 

フリースジャケットを取り付けるとこんな感じです。

 

背面の襟の下と両袖口、さらにフロントのファスナーで取り付けます。
基本的にサイズを合わせていただくのが安心ですが、例えば僕のマイサイズで見ると、フリースのM とキンタイアのSはドッキング可能でした。
フリースSとキンタイアXSも大丈夫でした。

ですが、フリースLとキンタイアMはNG、ファスナーの長さがLが長すぎておさまりませんでした。

 

スコットランドのアウトドアジャケット。
是非、お試しになってみてください!

 

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10月21日(月) 定休日

 

In Store Now.

Jacket – Another 20th Century / Dk.Charcoal 2
Shirt – SAINT JAMES / Noir*Ecru T5
Pants – parages / Dk.Brown M
Shoes – NOVESTA / Black*White

 

いつ着てもOKだけど、実際いつ着るの? でおなじみの、SAINT JAMES ウェッソン。秋の部は、ちょうど今時分でしょう。
秋冬らしいダークトーンでまとめて、同じフランス発ブランド、parages のボトムと合わせることで、なんとなく風が吹くような気がします。
すると羽織りに迷いますが、アナザーのルール無用感のあるアウターが助かります。

 


 

 

Shirt – SAINT JAMES / Orchidee T6
Pants – comm. arch. / Blackout 3
Shoes – HARROGATE / HAMPSTED
Watch – CASIO / Black

 

ウェッソンをもう一つ、別の切り口で。
好きなカラーをシンプルに着る、強いカラーを堂々と着る、正解かどうかなど気にしない、といったスタンスで向き合うのもウェッソンの楽しさだと思います。
するとなんだか楽しくなってきて、これに合うコートは何だ、首に何か巻いてみようか、などと自然に話が進んで行くことが多いです。

 


 

 

Jacket – D.C. White / Navy M
Shirt – comm. arch. / Faded Khaki 3
Pants – comm. arch. / Blue Hole 3
Shoes – Padmore & Barnes / Suede Grey

 

comm.arch. を上下で揃えると、やっぱりバランスが好いです。力の抜けた緩さがありつつ、トレンド感はほどほど。
なんとなくまだ軽いアウターで充分ということで、DC White のナイロンのブルゾンがシルエット的に相性が好さそうでした。
さっぱりしたテイストの足元にパドモアがしっくりきました。

 


 

 

Jacket – ARAN / Khaki 3
Shirt – Montmorency / Brown Check 3
Pants – comm. arch. / Corduroy Burnt Nut 3
Shoes – HARROGATE / HAMPSTED

 

ARAN のベスト、前回はブルーのストライプをインに入れましたが、今回は同じ Montmorecy リラックスシャツでブラウンのチェックを。パンツは comm.arch. のダークブラウンのコーデュロイパンツで、カラーの統一感を持たせて気分好しです。
この上から、青いフレンチワークジャケットを羽織ってもよし、黒いフレンチワークジャケットを羽織ってもよし、あるいはちょっとルーズなシルエットのコートなどもよさそうです。

 


 

 

Jacket – alvana / Ink Black 2
Shirt – ARMEN / Oatmeal 3
Pants – Ordinary fits / Khaki 2
Shoes – HARROGATE / HAMPSTED

 

ルーズなジャケットとルーズなパンツの組み合わせ。ポイントはラフな印象になりすぎないか、というところでしょうか。
ARMEN のモックネックのスウェットは、地味ながらも独特のいい味を出してくれるアイテムです。
ジャケット、スウェット、パンツと、すべてシルエットにニュアンスのあるもの達ですが、考えすぎず、合わせてしまえば意外といけてしまいます。

 


 

 

Jacket – parages / Marine M
Shirt – FUJITO / Midnight Blue 2
Pants – D.C. White / Charcoal 48
Shoes – NOVESTA / Black*White

 

スラックスにカバーオールを合わせるのは、Fuzz としては伝統的なスタイルです。
チャコールのパンツにフレンチブルーやインディゴブルーを合わせるのは、都会的な清潔感がありつつ、でも大人っぽい味わい深さもあり、飽きずにずっと好きな組み合わせだったりします。
カバーオールでなく、黒やカーキのモッズコートでも成立すると思います。

 


 

※着用者はすべて 171 cm、鏡越しの写真です。
コーディネイト写真は Coodinate / Styling のコーナーにまとめていますので、時々のぞいてみてください。

 


 

暑かったり、寒かったりが続くこの季節、何を着て行こうか難しいですが、徐々に重ね着をする機会が増えてきて、ようやく楽しくなってくると思います。
秋冬シーズンの新作が既にたくさん入荷していますので、妄想とお買いものの助けになれば幸いです。

 

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SOUTIENCOL – Slip On.

今年も届きました、SOUTIENCOL の Slip On。
バーバリークロスの定番モデル、入荷しました。

 

今シーズンは昨シーズンと全く同じ、カラーはベージュとネイビー、ライニングはブラックウォッチとなります。
その他の仕様変更なども無く、まずは慌てて写真を撮り直す必要もなく、急がなくてはならないので助かります。
早くも店頭でご購入いただいているので、ご紹介を急がねばなりません。

 

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SOUTIENCOL のマスターピースと呼ばれ長年展開されているステンカラーコート “Slip On”。一切の妥協を排してつくられるブランドを代表するプロダクトです。
ファブリックは Olmetex のクラシックなイタリア製バーバリークロス(コットンギャバジン)。 しっかり目が詰まり、滑らかで強靭な生地となります。
Slip On が評価される大きなポイントでもあるラグランスリーブのナチュラルショルダーは、肩から袖にかけて自然な曲線を描き、肩の大きい、小さいを問わずに美しく見せます。
ジャケットの上からのオーバーコートとして定義されていますので、アームホールは相応の大きさがございますが、この肩まわりの秀逸なパターンニングによって、ばたつかず、ジャケットを着ても、着ていない状態でも美しいシルエットをつくり出してくれます。
スリーブは一枚袖のつくりで、これもこだわりのディテールとなりますが、シームを最低限にすることでより美しく見せるためのものです。
ファスナーで付け外しが可能なライナー、袖口のベルトの仕様、クラシックなAラインシルエット、などなど、すべてがクラシックな仕様でつくられており、流行に左右されずに、時代の変化にも揺るがない内容となっており、 20年前からパターンやディテールを変えずにつくりつづけられていることがこれを証明しています。
確かな品質、トラディショナルなディテール、そしてSOUTIENCOL の真骨頂でもあるベストバランスなシルエットと3拍子揃い、間違いなく長く愛用していただけるコートであると言えます。

 

トラディショナルなディテールワークを積み重ね、Olmetex の堅実なファブリックにも支えられ、痩せ型も、太型も、中が薄着でも、厚着でも、不思議としっくりとおさまってしまう魔法のようなシルエットによって完成をみる Slip On コート。ブランドのマスターピースとして20年以上君臨している事実がその価値を証明しています。

 

スーツの上から羽織るビジネスユース、だけでなく、カジュアルユースでも格好よく使っていただけたらと思います。

男のロマンと実用性を兼ね備えた、世に早々無い稀有なアイテムかと思います。
迷っている人も、初見の人も、是非じっくりとご覧になってみてください!

 

SOUTIENCOL – Slip On
col : Beige / Navy
size : 44 / 46 / 48
price : 129,800 (税込)

 


 

『Slip On コートについて』 by 三浦俊彦 (SOUTIENCOLデザイナー)

素材も型紙もサイズも中の芯地に至るまで、25年前から何ら変わっていない。デザインした当初はベーシックなステンカラーコートの拘りノウハウをこの新型に落とし込んだ。「男のコート姿は後姿に色気がある」が持論で、特に裾が歩くたびに揺れることに粋を感じる。この部分の芯地が重要で理想の芯地を使っている。コートの襟の型紙は外回りのバランスが重要で、地衿は 1mm 控えてある。地衿芯は以前は、エラス芯といってテーラードと同じホルマリンで加工されたジュート麻をバイアスにカットして使っていたが、現在このエラス芯が劇薬指定で使えなくなり、似かよりになった。

コートづくりのノウハウはデザイナーになる以前、生産の経験によるところが大きい。もちろんAラインのシルエットと絶妙な着丈のバランスがこのコートの真骨頂。コートは他のアイテムと違い、打ち合わせが深くボタンが奥に付いている。台衿付きなので第一ボタンにかけて微妙にカーブしている。これは服の基本を熟知している証拠。
雨ブタのフラップ(ガンパッチではない)や雲型フラップ、背のヨークなどは古い英国のトレンチコートのデザイン。1枚袖ラグランはナチュラルショルダーを標榜するデザイナー三浦の拘りでもあり、研究され尽くしている。

素材はイタリアのコート素材の老舗 Olmetex社のバーバリーに拘り、同じクオリティを当初から使い続けている。使うほどに風合いも良くなり経年変化を楽しめる素材です。この会社は環境にも関心が深く、数年前には撥水加工の溶剤を環境負荷の高かったデュポン社製を止めて他社に切り替えました。撥水効果の劣化は少なく、少々の雨でもはじき快適です。
昔はレインコートの老舗B社も使っていましたが、今が高価で使えません。これだけ打ち込みのいいバーバリーは Olmetex社だけ。
数年前、このOlmetex社と三浦のコラボした素材がパリのプルミエール・ヴィジョンで発表されたことがある。長年築き上げられた信頼関係もあり、バーバリーの別注色でオリーブやラズベリーレッドをオリジナルでつくって好評だった。

縫製工場は、元々B社のバーバリーのコートを縫っていた工場で、近年最高のコートが仕上がった。工場泣かせの目の詰まったバーバリーで縫いづらく、ライナー付きでパーツも多く嫌がられる要素いっぱい。年々国内の縫製も難しくなる中、貴重な工場でマスターピースはつくり続けています。

 

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SOUTIENCOL – London Fog.

SOUTIENCOL より、素敵な新作コートが入荷してまいりました。
その名も、London Fog。
これはうちがやらねば、というモデルです。

 

Outline
グレンチェックのステンカラーコート。
ブランドのマスターピース Slip On コートのパターンを用いて、デザイン、ディテール、ファブリックを変えて別モデルとして誕生した London Fog。定評のシルエットはそのままに、まったく違った雰囲気で仕上げられたヨーロピアンなテイストのハーフコートです。
生地はコットン・ポリエステルのグレンチェック。ギャバジンの生地感で、ウールギャバジンに似た腰のあるしっかりしたファブリックとなっています。
ややゆったりしたクラシックなフィットに、ラグランスリーブのナチュラルショルダー、取りまわしのしやすいハーフコート丈の美しいAラインシルエットとなります。
襟タブ、袖のアジャスタータブ、裾はボタン付きスリット、貫通ポケット仕様、裏地はタッターソール、着脱式ラインニングの仕様は無く、総裏二重仕立てとなり、胴部はタッターソールのコットンの裏地、袖部は滑りの好い化繊の裏地が付きます。
チェック柄生地を採用しているため、Slop On コートに比べてさっぱりしたディテールワークとなっていますが、それでも細やかでトラッドなポイントを突いた配慮が行き届いています。
ブリティッシュな雰囲気のファブリックですが、トラッドな着こなしだけでなく、フレンチやコンチネンタルなテイストでの着こなしも映えそうです。

 

グレンチェックファンが萌える、ブリティッシュラバーが吠える、フレンチスタイラーが PIN と来すぎてよろける、、
展示会でこのコートと対面した時、該当するみなさまのさまざまなイメージが湧いてきたものでした。

ブリティッシュ・トラッドとか、アメリカン・トラッドとか、ブリティッシュ・アイビーとか、フレンチ・アイビーとか、余計な単語がやたらと頭に浮かんできてしまうのは、やはりトラッドな薫りが芯から漂うからでしょう。
余計ついでにわたくしの解釈を申し上げておくと、ブリティッシュ・フレンチ。コアはフレンチです。ストレートのパンツにタートルネックにベレー帽、的な。できればパイプなどくわえたいくらいです。

まあまあ、あまり堅苦しい単語を並べるのはどうかと思っているのですが、芯がトラッドであると、余計なことが言いたくなったり、服好きの感性が刺激されて、やたらと着こなしのイメージが湧いてきたり、するものです。

トラッド全開となると、それはもうトラッドですから、ある種の様式美に酔うといったことになりますが、我々が楽しむのはカジュアルファッションです。この『芯にトラッド』 があり、いろいろな解釈ができる余地をふんわりとまとっている、という感じが一番グッとくるように思います。

 

秋らしい雰囲気のコーディネイトが映えそうですし、表地がしっかりしていますので、真冬も問題なく使っていただけます。
コットン系でしっかり感のあるコートは、厚手ニットやツイード系のジャケット類のアウターとして冬の出番も増やせるはずです。

 

SOUTIENCOL – London Fog
col : Beige Check
size : 2 / 3 / 4
price : 82,500 in tax

 

ちょうど本日、定番のバーバリークロスの Slip On コートも届きましたので、近々ご紹介します!

 

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