Le Travailleur Gallice – Le Chirurgien.

Le Travailleur Gallice、”Le Chirurgien” が入荷しました。
昨夏の好評に応えて再登場、SPENCE BRYSON のアイリッシュリネンのイージーワークパンツです。

 

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リネンイージーワークパンツ。
アイリッシュリネンの生地をメインプロダクトとするアイルランドの生地メーカー SPENCE BRYSON のリネン生地を使用。ボリューム感のあるバギーなシルエットのイージーパンツとなります。
ウエストはゴム+ドローコードのベルトレス仕様、右脚外側にワークパンツを意味付けるようなスケールポケットが見られる他は、きわめてシンプルなデザインです。
アイリッシュリネンの素材感と独特なシルエットによって、シンプルながらも濃いニュアンスのあるパンツとなっています。

 

シンプルなつくりで、とても太い、アイリッシュリネンの好い生地を使っている、フランスのワークパンツです。
古いメディカル系のワークパンツがモチーフになっているようで、いわゆるフレンチワークパンツの 『元々はトラウザーです』的なベースではなく、オーバーパンツのようなイージーなつくりのイージーパンツとなっています。

 

前の開きは無く、ベルトループもありませんが、それでもバックに小さなハンガーループがあり、サイドにスケールポケットがあり、股部分にはマチがあり(ガゼットクロッチ)、しっかりとポイントになるディテールが見られ、ルーツを感じさせてくれます。
そして、ルーツを感じさせることで、モノとしてのニュアンスが生まれます。このニュアンスを自分なりに捉え、コーディネイトの中で生かして、ということになるのだと思います。

 

はっきりと、ニュアンス系のパンツだなと感じます。
女性服にありそうなバランスで、メンズ服のワイドシルエットとは少し様相が違い、またリネン生地ということも相まって、このパンツ特有の雰囲気を持っているように感じます。

 

何度か折り返して、少し大げさに短くしてもいい雰囲気です。
ブラック単色とブラウンストライプ、かなり印象が違い、それぞれ個性を感じさせてくれると思います。

また、雰囲気が違うだけでなく、サイジングもけっこう違いました。。
ブラウンの方が少しですが大きめのつくりになっています。

 

昨年入荷した時も書いたと思いますが、フォルムやディテール、素材感、それぞれ個性的な要素が集まり、全体としてはけっこう強いニュアンスの、もしくはクセが強い、パンツであることは間違いないかと思います。
なればこそ、どう穿こう、どう合わせよう、などはあまり考え過ぎずに、当たり前の顔をして堂々と穿いたらいいと思います。

もちろん、コーディネイト映えするので考えるのも楽しいですが、”クセの強いワークパンツ” と捉えて、怖いものなしでガンガン穿くというスタイルもありでしょう。
キャラクターが合っていれば、どう着ても不思議と見栄えてしまうのがこういったタイプのアイテムではないかと思います。

 

Le Travailleur Gallice – Le Chirurgien
col : Noir / Noix Raye
size : 2 / 3
price : 21,780 in tax

 

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今朝、アイワズ、ウォーキン、オン新宿通り。
数メートル先、目立つ服を着た西洋人のご婦人が、辺りをキョロキョロ見まわしている。

通りかかるわたし、話しかけてくるご婦人。
キャンユースピーク、イングリッシュ?

ア、リトル、答えるわたし、まったく聞き取れない早口の英語で何かを訊いてくるご婦人。

赤縁に真っ黒レンズのサングラス、ショッキングピンクのリネンシャツ。エクセレントなファッション。

フランス?英語が母国語でないヨーロッパの国の、独特のイントネーションによる早口の英語。
聴き取れない焦り、伝わらない苛立ち。
アット、フロントオブ、ロンドンスポーツ新宿店。

アフターミニッツ。
メイビー、ユーキャンテイクア、タクシー、オンディスストリート!
オーケー、オーケー、サンキュー!
グッドラック、ハバナイスデイ!

新宿2丁目、午前10時。

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日祝)
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6月3日(月) 定休日

Le Travailleur Gallice – Le Blouson.

Gallice の新作ジャケットが入荷しました。
今季の新型のブルゾンタイプで、SPENCE BRYSON のアイリッシュリネンの生地が使われています。

 

Gallice は実際のフランスのワークウェアメーカーの手によるアパレルブランドです。
自社ネームでリアルなワークウェアも並行して手がけていますが、Gallice ネームでファッションアイテムとしてのフレンチワークウェアを展開しています。
このジャケットも実際に工場に存在したアーカイブの中から採用されたジャケットで、サイジングやファブリックをアレンジしてファッションアイテムとして昇華しています。古い年代のクセのようなものがフレイバーとして薫り、現代的なファッションアイテムとは別種の魅力が感じていただけるはずです。

 

Outline
ブルゾン型のリネンジャケット。
アイリッシュリネンの生地をメインプロダクトとするアイルランドの生地メーカー SPENCE BRYSON のリネン生地を使用。
フレンチワークを感じさせるやや大ぶりで、やや前下がりの襟が特徴的なブルゾン型のワークジャケットです。
襟と裾のタブ、内ポケット、裾のアジャスタータブといったディテールが見られ、ラグランスリーブにクラシックなゆったり型のシルエット。
フレンチワークのエッセンスを感じさせつつも、カバーオール型のジャケットとはまた違ったバランスで新鮮です。

 

襟のクセがもうフレンチワークジャケットですが、やはりしっかりめのアクセントになっていると思います。
そして SPENCE BRYSON の生地もまた抜群で、ブラウンのストライプはとても雰囲気があり、このジャケットのテイストとよくマッチしていると思いますし、ブラックのリネンもまた、古いフランスの貴重なヴィンテージかのような風格を感じさせます。

 

SPENCE BRYSON のこのアイリッシュリネンの生地ですが、一応強い防縮加工が入っているとうことです。ただ、まったく縮みが出ないかというと、そうもいかないとは思いますが、縮みは最低限であるはずです、というアナウンスをいただいています。

ブラックとブラウンの生地で、ブラックの方がやや薄く、ブラウンストライプの方が少し厚いです。
製品としても、生産ロットが違ったのか何なのか、着丈とゆき丈に違いがあり、ブラックの方がやや短い、ブラウンストライプのほうがやや長い、ただ基準となる胸まわりのサイズは同一でした。

 

ブラックが3、ブラウンストライプが2、を着ています。
いずれも裾のタブを絞って着ています。

 

Skilled Workers のキャスケットとも好相性ではないでしょうか。

ワークがルーツのアイテムですし、ヴィンテージベースのデザインですし、何が正しい着方というのはありません。ただ、デザインと素材感によって独特の雰囲気がありますので、この雰囲気をあの手この手でうまく生かせたら楽しいことは間違いありません。
ちょっと変かもしれないけど、でも抜群に格好いい、みたいなことが起こりうるジャケットではないかと思います。

洗って着てヨレヨレになったリネンのジャケットは、それだけでモノとして格好いいですから、そうなるまで愛用できたら素晴らしいですね。

後日となりますが、同じ生地、同じ色展開で、昨年も販売したパンツも入荷の予定です。

 

Le Travailleur Gallice – Le Blouson
col : Noir / Noix Raye
size : 2 / 3 / 4
price : 31,900 in tax

 

さぁ、ゴールデンウィーク後半戦、しっかり盛り上がっていきましょう!

 

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5月6日(月) 定休日

Le Travailleur Gallice – Moleskin Work Jacket.

Le Travailleur Gallice の定番ジャケットが入荷しました。
本当なら秋に入っているべき分ですが、春に向けたいい時期に届きました!

 

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フランスの伝統的なスタイルのカバーオール型ワークジャケットです。”へちま型” の襟が特徴の、より古い年代のスタイルとなります。
生地はフランス産の毛足のないコットンモールスキンです。度詰めで堅く堅く織られた頑丈な生地は、耐久性に優れ、長く着ていくことで身体に馴染みます。
“フレンチワーク” のニュアンスをファッションに取り入れ、型にはまらない自分なりの着こなしが楽しめるクラシックアイテムです。

 

もう少し突っ込んだ、Fuzzのオフィシャル推薦文。

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本場フランスのリアルなワークウェアメーカーが手掛けるワークジャケットです。
現在も普通の作業着をつくっているメーカーですが、このジャケットについては現行の作業着としてではなく、ヴィンテージのアーカイブから再現したファッションとしてのフレンチワークジャケットです。
へちま型のぺったりした襟は、古い年代のフレンチワークの象徴的なデザインです。クルーネックに後から襟を縫いつけたような感じで、これが独特の風体です。ガリスの一番の特徴と言っていいと思います。

生地はフレンチモールスキン。高密打ち込みによる生じる表面の光沢感が特徴で、きわめて頑丈、綿100の天然素材でも耐久性は抜群です。タフだからこそのワーカー向け生地ということでしょう。

着倒して着倒して、マイヴィンテージに育てる楽しさ。
“FRENCH WORK” のエッセンスを駆使した着こなしの楽しさ。
ただただ着るだけというのも立派なその人のスタイルですし、意外な取り合わせや凝り懲りに凝った着こなしで他と差をつけるのもまたその人のスタイルです。

何度もここで申し上げていますが、使い方や着こなしについて、正解か不正解かで怖れることはありません。しっかりと自分の感性を使って、こう着たら格好いいかな、という楽しみ方がしやすいのが、こういったワークやミリタリーの世界ではないかと思います。
そしてその結果として、自然と各々の個性が発揮されますので、同志というか、他の人の着こなしを見るのも面白く、またそれで影響を受けたりして楽しいのです。

是非是非、気軽に手を伸ばしてみてください。

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ということで、変わらぬものの尊さよ。
そればかりである必要はありませんが、時には伝統に裏打ちされた 『変わらぬもの』 と触れ合うのもお洒落の醍醐味であると思うのですが、いかがでしょう。

 

変わらずに価値を見出され続けているものを、我々は古典とかクラシックとか言いますが、つまりクラシックたる所以は、どんな時代においても、その時々の価値観で触れて価値を感じるものだと思います。
何かを感じた人が、身に付けたり使用したりすることで、また自然と伝統がつながっていくということですから面白いし、考えたら尊いことだと思います。

変わっていく世の中、変わっちまった、わたしたち。
いつまでも変わらないフレンチワークジャケットを羽織ることで、われわれ現代人は歴史とつながっているという安心感を●×△、、

ということでございまして、以上、『クローズアップ現代人 ~日本人とモールスキン』 でした。
また来週。

 

Le Travailleur Gallice – Moleskin Work Jacket
col : Navy
size : 2 / 3 / 4 / 5
price : 21,780 (税込)

 

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■2月の営業時間
平日(火-金) 14:00 – 21:00
土曜        13:00 – 21:00
日/祝日      13:00 – 20:00
月曜定休

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2月12日(月) 定休日

Le Travailleur Gallice – Chasse.

Le Travailleur Gallice、通称 “ガリス” の新型ジャケット、コーデュロイのテーラードジャケットが入荷しました。

 

こちら、トラディショナルなハンティングのジャケットをモチーフにしています。オールド・フレンチを思わせつつ、しかしフランスものならではの品の好さを備えたカジュアルジャケットとなっております。

 

Outline
コーデュロイ・テーラードジャケット。
フランスの古いハンティングジャケットをモチーフにしてつくられたカジュアルなジャケットです。
フロントは3ボタン、フロントのポケットは全てパッチポケット、袖は2つボタン本切羽、バックにアクションプリーツ、ハーフベルト、サイドベンツ、総裏地付き。
ドレスではなくスポーツ(カジュアル)ルーツのジャケットとなりますが、古い年代のジャケットがモチーフになっていますので、ベースにトラッドを感じさせてくれます。
太畝コーデュロイ生地はフランスの生地となります。起毛感と発色が美しく、少々のストレッチが利いた上質なファブリックとなります。
シルエットは標準的で、ややコンパクトな丈感が特徴です。
ほのかなオールドテイストを感じさせつつ、シルエットやファブリックによって洗練されたフレンチテイストが前面に。気張らずにカジュアルに羽織れるテーラードジャケットとなっています

 

フランスの生地を使い、Gallice のワークウェアの工場ではなく、フランスのテーラードの縫製工場で縫われていますので、ジャケットとしての佇まいがしっかりしています。

特に後姿にハンティングジャケットの面影が現れています。このデザインをもってして、ググッとカジュアル仕様になりますので、着崩せる幅が広がっています。

コーデュロイに品があり、シルエットもそれほどクセは無く(少しはある)、ラペルも主張が強くないので着やすいことと思います。
ドレスルーツではなく、ワークとかゲームのジャケットとなりますので、ルールやセオリーを意識することなく自由に着こなしていただいてOKです。前ボタンも中一つ掛けにこだわることなく、襟を立ててしまったり、いろいろと探りながら楽しくやってください。

 

特にコーデュロイ生地の品の好さが生き生きしていることに魅力を感じます。
『フランスのブラックコーデュロイ』 というだけで、もう既に何か滲むものがありますし、ブラウンの方もいかにもフレンチ・ブラウンというような、やや赤味の強い上品なブラウンカラーで美しく見栄えがします。

タートルネックにベレー帽など合わせたり、シルクのスカーフで襟元を飾ったりして、フレンチテイスト強めで楽しむのもいいですね。そうなると足元は Paraboot や spring court といったイメージが自動的に湧いてくるではありませんか。もちろん、GATINE をお持ちの方は是非合わせてやってほしいです。

まあまあ、それほどフレンチフレーバーに固執することもありませんが、とにかくちょっとしたニュアンスがあるのは確かで、でも堅苦しいものではないというジャケットです。
テーラードジャケットも男のベーシックアイテムの一つであり、シンプルゆえに奥が深く、本当にさまざまですから、難しく考えてしまうとどこまでも難しくなってしまいます。カジュアルで気軽に着る分には、フィーリングをしっかり駆使して、センス好く着よう、というスタンスがいいのかなと思います。

 

Le Travailleur Gallice – Chasse
col : Brown / Black
size : 1 / 2 / 3
price : 39,600 in tax

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
月曜定休

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10月16日(月) 定休日
10月23日(月) 定休日