GATINE.

初登場のフランスのシューズ、GATINE (ガティーヌ)  をご紹介します。
入荷を心待ちにしていた期待のブランドです!

 

● GATINE
1957年、フランス西部のポンペールにて創業。当初はこの土地に多く居た家畜ディーラーに向けた作業用ブーツをメインに手掛けていました。
90年代以降、靴産業の衰退が始まり、多くのメーカーが生産拠点を海外に移すなか、同社は自社工場での生産にこだわりつつ、カジュアルシューズの生産にシフトしますが、2020年に廃業してしまいます。
しかしその後、顧客でもあった起業家により再建され、翌年より生産を再開。熟練の靴職人を手放すことなく、フランスに古くから残るクナイフと呼ばれるノルウェージャン製法に似た製法のシューズの生産を続けています。

 

Paraboot を思わせるフランスの革靴です。ノルウェージャンとよく似た底付け製法によるシューズということで、基本的にはアウトドアシューズという立ち位置であることが大きな特徴となります。ノルウェージャンのようなウェルトになる部分がないため、もう少しすっきりした印象になっていると思います。

使われているレザーの質感やデザインそのもの、トータルでフレンチスタイルでありつつ、ドレス靴ではないことで、カジュアルユースで使いやすい雰囲気であることがやはり魅力的ではないでしょうか。

 

そして、ドレス靴ではないにしても、フレンチな曲線のドレス靴のようなアッパーデザインのモデルもあり、ちょうどいい力加減で、カジュアルな革靴スタイルに使っていけるような気がします。
どうしてもヨーロッパのしっかりした革靴は、端正さ、美しさといった部分が肝になりますから、カジュアルでは少しかしこまり過ぎてしまうものが多いです。ではもっと気軽に合わせられる革靴はと考えると、イギリスのカントリーシューズやアメリカのワークブーツなどに向かうことになるのですが、もう一つ、フランスのアウトドアシューズというこのジャンルが、こういった感じで展開されると、我々としては非常にありがたいのです。

 

paraboot よりも、もう少し優しいプライスで、もっと気楽に履けると思いますので、僕としては非常に価値を感じます。
厳密に比べてしまえば、少々つくりは簡素になりますが、プライスの差ほどの違いは無いと思いますし、『充分足りている』 と思います。むしろやり過ぎていない感じの方を好ましく思いました。

日本初上陸の小さなブランドなので、きちんと入荷してくるのか不安でしたが、無事届いて安心しました。もちろんみなさんの反応次第ではありますが、できればお店として、SANDERS と並ぶ定番の位置に座ってほしいと願っている次第です。

 

まずは僕の中ではフレンチなスタイルのこのモデル、カーフのブラックとグレインレザーのダークブラウン、2色をご用意しました。

 

独特の曲線を持つUチップ。
ワイズはヨーロッパの靴にしてはワイドで、幅広足にはうれしいバランスです。

 

レザーの感じがフランスのもので、その点も好感度が高いです。
アウトソールはオリジナルのラバーソールとなります。

 

 

GATINE – BRADFORD
col : Black / Grain Dk Brown
size : 40 / 41 / 42 / 43
price : 43,780 (税込)

※オンラインショップへの掲載は後日となります。

 

こちらはチロリアンシューズ型。デニムからチノパンから軍パンまで、カジュアルスタイル全般で活躍してくれると思います。

 

こちらもワイズがしっかりあって、やわらかい穿き心地です。
アッパーレザー、アウトソールも同じものが使われています。

 

GATINE – MEGAVE
col : Cafe
size : 40 / 41 / 42 / 43
price : 41,580 (税込)

※オンラインショップへの掲載は後日となります。

 

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