BRENA – String TR 2T.

BRENA の新作ウールパンツが入荷しました。
60年代イギリスのデッドストック生地を使ったプロダクト!

 

Outline
イージーパンツ仕様の2プリーツトラウザー。
ファブリックは60年代のデッドストックのイギリス生地、ウールのハウンドトゥースを使用。肉厚感のある紡毛ウールの織地となります。
シルエットは全体にワイドなテーパードシルエットです。インプリーツの2タック股上深め、股まわりにボリュームを取り、裾に向かって緩いテーパードラインを描きます。
ウエストはサイドにゴムとアジャスター、ドローコードを備え、ベルトレスでも穿ける仕様です。ベルトループも備えられています。
テングや腿裏など、しっかりしたトラウザーのつくりにイージーパンツの仕様を加えたBRENA ならではのバランス。トラッドベースながらもカジュアルなパンツに、クラシックな雰囲気のファブリックを使ったオリジナリティのあるプロダクトです。

 

ヴィンテージのウール生地は、クラシックなモノトーンの千鳥格子。これだけでグッときます。
ものすごく分厚い生地ではありませんが、しっかり肉厚感があり、紡毛ならではの起毛感もあります。

 

あえてトラウザー然としたディテールを入れつつ、やっぱり楽だよね仕様。
トラッドな仕様が入ることで、一本芯が通る気がします。

 

ライン生産ではなく、職人の丸縫い(一人の職人が一着ずつ縫製)によって生産される少量生産のプロダクト。具体的にどこがどうという違いを指摘することはできませんが、服として一貫性があり、ユーザーとしては、なんとなくありがたい気がするという効果があるかと思います。

 

硬派な印象の生地やディテールですが、シルエットとしては、けっこう今っぽさが感じられ、バリっとキメるというよりは、ユルッとセンス好くという感じです。

 

一本通ったトラッドの芯によって、今っぽさがあっても軽薄にはならず、かつこのトラッドなテイストがさりげなく着こなしで映えるというのが魅力でしょう。

 

リラックスなシルエットでも、ちょっとトラッドやクラシックの薫りがあるだけでずいぶん違います。それは難しさにならずに、かえって分かりやすさとなり、実は使いやすさにもなるのだと思います。

 

BRENA – String TR 2T – Vintage Hound Tooth
col : Grey
size : 44 / 46 / 48
price : 30,250 in tax

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
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12月11日(月) 定休日

Jamieson’s.

スコットランドの老舗ニットメーカー、Jamieson’s のシェットランドセーターが入荷しました。
発注して2年、ようやく届き、ひと安心です。

 

●Jamieson’s
1893年創業のスコットランドの老舗ニットメーカーです。
上質なシェットランドシープの羊毛にこだわってニット製品を専業に生産しています。

 

100年以上の歴史のあるメーカーで、昔から同じように、同じものをつくり続けていて、たしか毛糸から自社でつくっているはずです。
他に特筆することはありませんが、シンプルでその分重みのあるプロフィールかと思います。

 

今季はクルーネックのプルオーバーとカーディガンをそれぞれ1色ずつ。
どちらも 3ply、つまり毛糸を3本まとめて編んでいるずっしり感のある厚地ニットとなり、グリーンのプルオーバーのみ、表面起毛の加工が入っています。

Spruce という鮮やかなグリーンカラー。
黒や紺のアウターで暗くなりがちな冬のコーディネイトにお一ついかがでしょう。

プルオーバーはカーディガンの方と比べてサイズ感が少し大きめです。

ちょっとゆとりのあるシルエットがいい感じで、今の気分にも沿うのではないかと思います。
昭和の少年のような雰囲気で、デニムをキュッと上げて、ハイウエストで純朴に、というのがまさかのおすすめコーディネイトです。

どう使おう?意外といろいろな着こなしが思い浮かぶと思うのですがいかがでしょうか。

 

Jamieson’s – Crew Neck Pullover
col : Spruce
size : 40 / 42 / 44
price : 28,600 in tax

 

クルーネックのカーディガンは、見かければほとんど取ります。思えば一昨年もオーダーしましたが、間違えてVネックで納めてきたということがありました。

今回の Eclips というカラーはその時も迷った色で、晴れて順番がまわってきました。
やや青味の強い、暗いネイビー、上品なカラーです。

こちらはベーシックなシルエット、サイズ感ですが、クラシックなニットのバランスで、袖丈がやや短めのつくりです。逆にプルオーバーの方はクラシックなニットなのに着丈も袖丈もしっかりあって、少し珍しいかもしれません。

 

クラシックな胡桃ボタンもいい感じ。

 

インに着るシャツとの色合わせの妙を楽しみたいカラーです。
またあるいはその逆を行って、白のタートルネックで清々しくというのもきれいだろうと思えます。

 

Jamieson’s – Crew Neck Cardigan
col : Eclips
size : 40 / 42 / 44
price : 30,800 in tax

 

着心地やクオリティは comm.arch. に軍配が上がりますが、トラディショナルやロマンといった、よく分からないけどワクワクさせられてしまう要素があり、実際、何かしら国産ニットには無いものを持っているように感じます。
それぞれの好さを感じてみていただけたらと思います。

 

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12月11日(月) 定休日

Fight, Swallows.

今季新登場の parages、予定していた分は全て出揃っています。
フランスのカジュアルブランドということで、それだけでもなかなか珍しいのに、外国センス過ぎて価値観違うということもなく、シンプルでハイセンスであると思っているのですが、みなさんの評価はいかがでしょうか?

入荷したアイテムがバンバン売れているということでもありませんが、買っていただいた方々は、いずれも僕から見てうなずける人たちであり、まずは安心しています。

 

このショートコートなどはいかがでしょう。思いきったシンプルデザインであり、芯にヨーロッパらしいクラシックを感じさせながらも、トラッドアイテムではなく、ファッションアイテムであることが自然と理解できて、ブランドのバックボーンが感られると思います。

Mサイズでもわたくしには袖が長いため、思いきって折り返していますが、サイズを小さくすると着丈が短くなりますので、バランスとしてはこのサイズでいいと思いました。

トラッドアイテムではないと言っておいてトラッドな風情のコーディネイトになってしまっていますが、本当はこうする必要はありません。テーパードのパンツを穿いて、スニーカーを履いてください。

 

コートの中には、John Tulloch のニット。このようにグレーのウールパンツと合わせたらおじさんですが、本当のおじさんにはしっくりくるものです。これがおじさんスタイルであるというしっかりした共通認識があるからこそ、あえて、という考え方が生まれ、若者や女性も別の感覚をもって取り入れられるのです。

『ですから、わたくしのようなおじさんは、一つの責任として、おじさんスタイルをおじさんとして、時々でもいいからやっていかないといけません。
こんなおじさんスタイルもできて、軽やかなストリートスタイルもできて、TPOに応じていろいろなコーディネイトができつつも、でも自分らしさはどこかに入っている、そういうものにわたしはなりたい。』

そうです、気付いたと思いますが、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』の有名なフレーズです。

 

Coat – parages / Black size M
Knit – John Tulloch / Mole size 42
Pants – BRENA / Herringbone Tweed size 48
Shoes – SANDERS / Military Derby Shoe
Cap – James Lock / Loden Cloth Black
Glasses – kearny / dearie Black

 

ジャストサイジングのニットですが、インに着るシャツのボリュームでシルエットの見え方は変わってきます。インナーが普通のカットソーならば身体の線を拾ってすっきり見えますし、インが少し余裕のあるシャツならば、身体のラインはある程度隠れます。わたくしは、隠す方向で。

 

ということで、、
オフの補強は万全なのか、頑張れ、ヤクルトスワローズ!

 

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12月4日(月) 定休日

Another 20th Century – Robin & Son’s Trekker.

Another 20th Century より、新作パンツの入荷です。

ちょっと面白い、けど実用的。
この冬おすすめのパンツです。

 

Hi Story
“20世紀半ば、ロンドン郊外に野鳥を守るための人工による湿地公園が造られました。
この活動にあたった野鳥の会のメンバーらは続いてヒィールドガイド図鑑の制作にも取り掛かります。
もともと野鳥観察が盛んなこともあり、彼らは一躍脚光を浴びることになります。
数年後には、ロンドン市内に野鳥図鑑、ガイドブックの会社が設立され、発起人の名前とヨーロッパコマドリの名から Robin & Son’s と名付けられました。
日頃から山を散策する彼らは、トレッキングのプロフェッショナルでもありました。80年代に入る頃には、トレッキングメーカーとして世界に名を広げていきます。
野鳥と自然、そんな観点からのモノづくりと理念は当時から一貫していました。脱ダウン(水鳥の羽毛)を謳っていた彼らが一番に取り組んだのが防寒具。
90年に発表された「trekker」は、寒暖差の激しい環境でも着脱のしやすさが評判の代表作シリーズ。”
※Hi Story はフィクションであり、登場する人物や団体名等はすべて架空のものです。

 

Outline
サイドにファスナーが走るフリースパンツです。
肉厚で軽量、静電気防止効果(半永久的に持続)のあるフリース生地を使用。やさしい肌当たりと生地の軽さ、ストレッチ性によって、ストレスなく穿いていただけます。
ウエストは腰部分のゴムとサイドのベルクロ調整でベルトレスの仕様。ウエストの想定範囲は 76cm ~ 86cm となり、サイズはレングスの違いのみとなります。
サイドにフルレングスで走るファスナーは、ダブルジップで上側(ウエスト)で外すことができ、シューズを履いたまま着脱できる仕様になっています。
裾からジップを少し上げることでスリットにもなります。
シルエットはすっきりしており、細すぎず、太すぎずといった印象です。
Another 20th Century らしいアイディアとギミックが詰まった、しっかり使いやすい冬のパンツとなっています。

 

裾は少しファスナーを上げて、折り返してもいい感じです。

 

上の2枚の写真がショートを着用、下の2枚がロングを着用しています。
171cm の僕でちょっと迷い、ショートでいいかなという感じ。脚の長さや穿き方によっては同じ身長でもロングを選ぶこともありえそうです。

 

太さは中くらい、どちらかというとすっきりしていて、太いとは言えないでしょう。
穿いてみて、軽い、柔らかい、楽ちん、というのが感想です。

やっぱりファスナーの存在感がしっかりあって、デザインとして効いているなと思えます。
ちょっと細いのがいいけど、細すぎず、ストリートっぽいけど過ぎない感じ、苦心して考えられた最適なバランスであることがうかがえます。

突然現れる、アナザーの名作、是非お試しください!

 

Another 20th Century – Robin & Son’s Trekker
col : Black
size : Short / Long
price : 25,300 in tax

 

明日土曜日(2日)は LONG OPEN DAY です。
(日曜日は通常通りの営業時間です)
ご来店お待ちしております!

12月2日(土) 11:00 – 21:00

 

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12月2日(土) LONG OPEN DAY 11:00 – 21:00
12月4日(月) 定休日

New Arrivals.

Ordinary fits より新作コートの入荷です。
モッズコートスタイルのコットンウールのフーデッドコートです。

 

Outline
モッズコートをベースにしたフーデッドコート。
生地はコットン・ウールの縮絨起毛生地を使用。縮絨により目を詰めてフェルトのような生地となっていますが、ふんわりとした軽さも感じます。
肩を落としたルーズシルエットに膝までのコート丈、一体型のフードに袖口はリブの仕様となります。
ミリタリールーツのデザインですが、細かなアレンジや素材づかいなどで Ordinary fits らしい軽快さや柔らかさを感じる仕上がりになっており、キマリ過ぎない愛嬌のようなものがスタイルのアクセントになります。

モッズコートを Ordinary fits らしい柔らかな雰囲気でアレンジ。既出の FUJITO のモッズコートが武骨さやヴィンテージ感といったテイストが強いのに対し、こちらはなんとなくやさしいテイスト。モッズコートそのものが持つ何とも言えないお洒落感は共通して感じられますが、雰囲気としては好対照を為しているように思えます。

 

 

生地はウール感がありながらも厚さや重さはさほどでもなく、生地のドレープが軽やかに出ます。
モッズコートは重ね着が似合うアウターなので、ほどほどの重さで、インにいろいろ着て楽しむというスタイルでいいと思います。
柔軟な発想でいろいろな着こなしが楽しめるアウターです。

 

Ordinary fits – Foody Coat
col : Black
size : 1 / 2
price : 52,800 in tax

 

もう一つフーデッドコートが入荷しています。
こちらは HARROW TOWN STORES のウールコート。とてもバランスが好く、着やすいです。

 

Outline
厚地ウールのフーデッドショートコート。
ハイネックのフードにラグランスリーブ、ゆったりしたシルエットでコートとしては短めの着丈。シンプルでどことなくクラシックな雰囲気が漂いますが、デザイン、シルエットを含めた全体のバランスが秀逸です。
生地はヘヴィーウールツイル。しっかりした厚みのあるウール生地ですが、重々しい生地ではなく、ソフトで着やすいファブリックとなります。裏地無しの一枚仕立てとなります。
ウールコートならではの上品さを備えながらも、不思議とどんなスタイルにもしっくりくるカジュアルさが魅力です。

生地の名前が 『ウールツイル』 となっていますが、一般的なツイルのイメージとは違っています。
どちらかというとツイードを縮絨したような、といった表現の方が分かりやすいかもしれません。
ズシッとくるものではなく、生地感はソフトで厚みのわりには軽いです。

 

デザインやディテールはシンプルですが、そのシンプルさがニュアンスを生む、というのが HTS のアイテムです。ベースにヨーロピアンクラシックがあることで、なんとなくの安心があり、でも堅苦しいトラッドではなく、気さくな着こなしですごくバランス好く着られるという感じ。デザインが静かな分、帽子やマフラーなど、小物やアクセサリーも調子よく合わせられるはずです。

 

元々がメンズでワンサイズ展開で、おおよそMサイズくらいです。
Sサイズの人は普通に着られると思いますが、Lサイズの人は袖丈が足りなくなることがあるかもしれません。

 

HARROW TOWN STORES / Heavy Weight Wool Twill Hooded Short Coat
col : Navy
size : 44
price : 48,400 in tax

 


 

さてさて、これで今季のアウターは全てご紹介し終えました。
今年は暖秋ということもあって例年より販売が遅れがち、さらに例年よりアウター仕入が多いということもあり、現状、かなり充実したラインナップとなっています。

アウターの大将、SOUTIENCOL の SLIP ON もまだサイズ欠けは最低限ですし、ウール系、パッテッド系、コート系、ブルゾン系と、いろいろなタイプのアウターが揃っています。
出揃っているということで、次に何が出る?ということも気にする必要が無くなりましたので、心おきなく物色してやってください。

ということで、次の土曜日は久々に 『ロング・オープン・デイ』 にさせていただこうと思います。
少しでもお客さまの重複する時間が減るようにということで。

12月2日(土) 11:00 – 21:00 《LONG OPEN DAY》

宜しくお願い致します!

 

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月曜定休

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12月4日(月) 定休日