comm. arch. – Weather Cloth Trousers.

comm. arch. の新作パンツが入荷しました。
つい先日ご紹介した、ウェザークロスによるジャケットと同素材、関西の機職人のスペシャルファブリックのシリーズ、パンツver. です。

 

ファブリックの説明については繰り返しになってしまいますが、、
生地は経糸に綿、横糸に細番手のナイロンを使用し、高密度に織り上げ、その後に染色と精錬を繰り返し行うことで、独特の色合いとムラ感、質感を得ています。着用と洗濯を重ねることで色がフェードしていく染色を施し、エイジングを楽しむ生地としてつくられたファブリックとなります。 こちらは、織りから染色まですべての工程を一人でこなすアーティスト気質の機職人の手による特別なファブリックとなっています。

 

パンツとしてはやや薄地となり、春夏向けの軽快なウエイト感です。薄地ではありますが、高密織りのため、シワ感のある豊かな表情とは裏腹に、ハリ感のあるしっかりした質感です。

 

シルエットは comm.arch. の定番型、バックギャザー、サイドタブの仕様も定番モデルとなり、そこに今季のファブリックが載っています。

細くはないけど、さほど太いわけでもない、という表現が難しい中太テーパードシルエット。『太いパンツだと思って穿いてみると、やっぱり太いと楽だな、と感じ、鏡を見ると、あれ、けっこうすっきりしているな』 というかたちとなっています。

 

単純な筒の太さとはまた別に、股上、お尻まわり、太ももまわり、ここの関係性でシルエットや穿き感など変わってくると思いますが、comm.arch. のパンツは、ヒップがかなりゆったりしていることが特徴です。ただ、前股上、後股上を合わせた深さが、案外そこまでは大きくとっていないため、すっきりしたルックスにおさまるのだと思います。これがカジュアル度強めなのに上品なたたずまいになっている秘密ではないでしょうか。

 

comm. arch. – Weather Cloth Trousers
col : Mud Brown / Denim
size : 2 / 3 / 4
price : 25,300 (税込)

 

■おしらせ

ゴッドハンド ~闇より来たる修復師~
3月9日(水)[BSプレミアム]後9:49

服好きの映像ディレクター、内田さんの制作した番組が、今晩、もうすぐですね、放映されますので、お時間あってご興味ありそうなみなさんは是非ご視聴してみてください。
アートを中心にカルチュア全般に造詣の深い内田さんですが、今回の題材は修復師さんということみたいです。

Fuzzで服買うゆかいな仲間という側面だけでなく、こういった貴重な文化的コンテンツが根強く生き続けてほしいという意味でも、内田さんの仕事は応援したいと思ってしまいます。
テクノロジーの発達などによって、極度に合理的な世の中へと邁進している昨今ですが、だからこそ、心を豊かにする文化や教養、もちろん服飾も含まれると思っていますが、そういった多様なカルチュアがこれからも健全に生き続けてほしいと切に願います。

 

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