Vintage – FRANCE Military F-2 Cargo Pant.

久しぶりのリアル軍モノデッドストックのご紹介です。
フランス軍の F-2 パンツのミディアムレンジのサイズが手に入りました。

 

F-2 Cargo、フランス軍のパラシュートパンツというものです。
裾にゴムが入っているのは、ゴツいブーツに突っこむためのディテールです。この仕様と、これによるフォルムがこのパンツの大きな特徴となっており、この裾細りによってすっきり見えるシルエットが、ドスンと太いミリタリーパンツの世界の中で独特の存在感を放っているのです。

 

90年代製ということで、ヴィンテージと謳うには少し足りない気がするのですが、考えてみれば、今は2020年代ですから、30年前後も昔の品です。もう “ヴィンテージ” でいいと思うのですが、、
90年代がそれほど昔に感じない世代にとっては、80年代後半から90年代というのは、なかなか微妙な年代かもしれませんね。

 

生地はコットン+ポリエステル素材で、しっかりしたものです。
この綿ポリという生地によって、なかなか必殺のヴィンテージという扱いにならず、比較的手に入れやすいプライスに留まっているように思います。それでも、最近はめっきり数が減ったといろいろな人が言っており、何だ神田でジリジリと高騰しています。今回は 『84M』 というなかなか需要の多いレンジのサイズとなりますので、前回の 『80C』 よりも少し値が張ってしまうというのは、シビアな世界であるがゆえの現象に他なりません。

 

シルエットの面でなんとなくバランス好く穿けて、綿ポリというのも世話なしな感じがして調子いいです。気合いの入った軍モノというよりは、実用的なカーゴパンツであり、逆に存在としては昔ながらという気がします。つまり、軍モノというのは、安く手に入れて、なんかテキトーに穿いてさりげなく格好いい、というのが元々の存在意義でしょう、ということです。本来的なデイリーウェアという側面が非常に強いのではないでしょうか。

 

このパンツは、シルエットもそうですが、ディテールもさっぱりしたもので、着た時の印象としてもさっぱり感があるような気がします。

 

171cm で普段32インチを穿いていますが、サイズ的にちょうどいいです。

 

FRANCE Military F-2 Cargo Pant
col : Olive
size : 84M
price : 10,780 (税込)

 

ヨーロッパの東の方で、世界の平和が脅かされていますから、言っておかなくてはなりません。ファッションの世界では、リアルなミリタリーウェアを身に着ける際に、どういった心持ちでいるべきかということをここでお教えしておきましょう。

ファショニスタにとってはミリタリーウェアはむしろ平和の象徴であり、『軍モノはこうやってお洒落に使うんだよ』 と周囲に教え諭す心構えで身に着けるのです。軍人さん、その合わせは違うんだ、こう着なきゃ、と。そして、軍モノを身に着けた時こそ、”War is over” の平和意識が高まるのが正しいのです。

 

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Ordinary fits – Jacket, Pants.

Ordinary fits より、ジャケットとパンツで新作が入荷しています。
まずはジャケット、初登場モデル、Balloon Parka。

 

ファブリックは後染めのタイプライターということで、つまりはシャツ地です。ライトアウターというくくりになるかと思います。
デザインはミリタリージャケットのテイストですが、硬い、重い、武骨、といったことはなく、Ordinary fits らしく、ナチュラルでふんわりと軽快な雰囲気となっています。

 

オーバーサイジングでルーズフィット、生地はハリ感のあるタイプライター、着てみると生地のドレープが生まれ、とてもいいバランスのリラックスシルエットが生まれます。
前はボタンなので、開けたり、いくつか留めたり、また裾のコードを絞ったり、自分好みのシルエットで着ることができるのがいい感じです。

 

高密織りのタイプライターはハリ感があり、そこへ後染めがかかることで、柔らかさが加わります。何度か洗うとしんなりした質感になり、表面が細かく毛羽立ってきますので、古着のような雰囲気になっていくとのことです。そうなると、このミリタリー調のデザインが改めて説得力を増してくるはずです。

 

フードがあって、コードがアクセントになっていますので、マリンパーカのような雰囲気もあるかと思います。タイプライターの軽さとハリ感、そしてざっくりゆったりした感じ、いろいろな要素がうまくマッチしているジャケットだと思いました。

 

171 cm、2のサイズを着ています。

 

Ordinary fits – Balloon Parka
col : Ink
size : 1 / 2 / 3
price : 28,600 (税込)

 

パンツも新型モデル、Work Tuck Trouser。デイリーカジュアルなコットンパンツです。
こちらもいかにも Ordinary fits らしい雰囲気で、特にブランド発足当初からの系譜というか、昔からのオーディナリー・テイストが感じられるモデルだと思います。

 

インプリーツの1タックが入り、股上がしっかり深く、腿まわりがしっかり太く、膝下をすっきり、というペグトップ型のシルエットになっています。丈感はジャストから9分くらいの少し短めです。
生地をたっぷり使っておいて落ち感を出す、結果的にルックスとしては意外にすっきり見えますが、歩いたりの動きの中で、ルーズであることがしっかり感じられます。

 

生地はベーシックなコットンチノ。やや軽めの部類のオールシーズンファブリックです。

 

こちらも2のサイズを穿いています。
テーパードシルエットにもいろいろあるなと感じさせてくれます。

 

Ordinary fits – Work Tuck Trouser
col : Beige / Black
size : 1 / 2 / 3
price : 19,800 (税込)

 

それからお待たせしておりました、定番の 5pkt Ankle Denim ワンウォッシュがサイズ揃って入荷しております。

 

Ordinary fits – 5 Pocket Ankle Denim *One Wash
size : 28 / 30 / 32 / 34
price : 16,500 (税込)

 

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Le Travailleur Gallice – Double breasted Work Jacket.

フランスの Le Travailleur Gallice より、新作のジャケットが届きました。
オールドスタイルのフレンチワークジャケット!

 

ヨーロッパの古着が好きですと、もしかしたら見たことがあるかもしれません。フレンチワークジャケットで見かけるデザインですが、つくられていた年代が古かったのだと思います、古着としては数が少なく、見かけるとしてもボロボロのものが多かったりすると思います。

オールドスタイルゆえに一層の “FRENCH” な感じがあり、このあたりのテイストが好きな人々が目にすれば歩みを止めざるをえないと言われています。(言ったのはわたくしです)

今回、生地も1からつくりあげるという気合いの入れようです。
通称で、ブラックシャンブレー、略して黒シャン、あるいはソルト&ペッパー、またはゴマシオ、、
こちらもフレンチワークならではの伝統的な生地なのですが、このデザインにこの生地が載っているというのは実際に存在していたのかどうか、僕には分かりません。カバーオールではなく、アトリエコートなどの印象が強いです。

ただ、このデザインにフレンチモールスキンよりも、この生地の方がテイストの強さを保ったまま、普段づかいのジャケットとしては使いやすいかもしれない、と思いました。

 

このヘザーな表情は撚り杢糸によるもので、さらに、この生地はリネン糸が使われていて、コットン糸とリネン糸の交織となっています。リネンが混じることで、着古し、洗いこんだ時の風合いがより深くなりますので、何年も愛用した暁には、リアルなヴィンテージテイストが宿ることになるのです。

 

ヴィンテージなんて知らねえよ、というみなさんにとっても、純粋に服地としての魅力を感じていただけるものと思います。奇抜なわけでもないので合わせにくいということはありません。ヨーロッパの伝統的なものと知れば、また違った感慨が湧くのではないでしょうか。

生地としてはしっかりしていて、標準的なデニム程度の厚さ重さといった感じです。古着のデッドストックでよくあるのですが、薄くて織りが甘いということはありませんのでご安心ください。
ですから、ジャケットとしては、リネンが混じっているから春夏だね、ということではなく、ミディアムウエイトのジャケットとして、春秋しっかり着ていけるものとなっています。

 

デザインとしては、丸みを帯びた襟とダブルの打ち合わせが特徴的です。カバーオールというくくりになりますので、裏無しの一重(ひとえ)、シャツカフなどはフレンチワークジャケット特有のディテールとなっております。

 

171 cm、最近Mサイズが少し苦しい人間が、2を着用しています。
シルエットはベーシックで、袖筒などもすっきりしています。しっかりジャストサイズで着て前を開けて、いい感じ。1つサイズを上げて、少し緩く着るか、ここはお好みでしょう。

 

オールドスタイルのフレンチワークの薫り、本場ものです。
ここでよく言っていますが、ワークやミリタリーに着方のセオリーなどはありませんので、合わせに行かず、しっかり自分の方に引き寄せて、堂々と着ていただけたらと思います。

 

Le Travailleur Gallice – Double breasted Work Jacket
col : Black
size : 1 / 2 / 3 / 4
price : 26,950 (税込)

 

モールスキンジャケットの方も、ネイビー、ブラック共に少し追加が入り、欠品サイズが少し埋まりました。1のサイズだけ後からということです。

Le Travailleur Gallice – Moleskin Work Jacket
col : Navy / Black
size : 1 / 2 / 3 / 4
price : 18,480 (税込)

 

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James Mortimer – Irish Linen Shirts.

Fuzz の春夏の定番、James Mortimer のアイリッシュリネンシャツが届きました。
今シーズンはボタンダウンカラーでご用意しました!

 

アイルランドのシャツメーカー “James Mortimer” の春夏は、地場のアイリッシュリネンを使用したラインナップとなっています。
1894年創業、本格ドレスシャツの縫製を礎とする老舗メイカーのシャツプロダクト、そして、リネンの産地として世界的に知られるアイルランドのリネンファブリックをご堪能ください。

 

今シーズンはボタンダウンカラーで2色、こちらが Pure Grey。ライトグレー、もしくはシルバーグレーといった色味です。

 

こちらが Seaform。オリエンタルブルー、あるいはヨーロッパでは Petrol (ガソリン) などと呼ばれるような色味です。

 

ディテール等、変更はありません。ただ、サイズのグレーディングが少し変わったのか、いつもより、わずかに大きく上がってきているようです。このあたり、襟型ごとに型紙が違うため、元々多少の違いがあり、また変更なども襟型ごとになりますので、少し注意が必要かもしれません。サイズ感まで違うということはないです。

また、今季も未洗いの状態となります。水洗いで目が詰まり、わずかに縮みが生じることと思います。

 

ウンチクなど、意外とありません。いい素材、いい生地を使った、いいシャツです、というきわめてシンプルな言葉に尽きます。
いいものだからこそ、堂々としたベーシックなプロダクトで勝負できるのだ、ということを付け加えておきましょう。今シーズンも変わらずおすすめです。

 

James Mortimer – B.D. Shirt
col : Pure Grey / Seaform
size : 36 / 38 / 40
price : 26,400 (税込)

 

■おしらせ

comm.arch、Rec: のスウェット、Coalmine、お取り寄せの機会があり、再々で入荷できました。これで最後です。

 

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