Yarmouth Oilskins.

Yarmouth Oilskins のジャケット、スモック、バッグが入荷しました。

昨年初登場し、近辺ではけっこうな話題になりました。イギリスのワークウェアのメーカー、Yarmo による本場ブリティッシュワークをキーワードとするブランドです。

 

自社のアーカイブを元に、本気でワークベースのファッションブランドを、という流れです。
Yarmo というメーカーは、ワーカーのためのリアルなワークウェアを、自社工場で生産し、自社ネームの製品を自社ネームのお店で販売までしています。
その Yarmo が、アパレルブランドとしての “Yarmo” を展開し、さらにそこからまた一線を画して、より骨太に、より本格的に、ファッションとしてアーカイブをなぞっていくというのが、この Yarmouth Oilskins のコンセプトとなっています。

 

昨年好評でした、ドライバーズジャケットです。
フロント4ポケットで、カバーオールとしてはわずかに着丈が短め。その名の通り、ドライバー向けのディテールなのでしょう。カバーオールのようでいてそうでもなく、ショートジャケットのようでいてそうでもなく、少々独特なバランスです。

 

生地はブリティッシュ・ワークなコットンツイル生地。大きく言えばヨーロピアン・ワークの色、質感ですが、ブリティッシュのツイルは、またフランスのツイルなどと違うのが面白いところです。どこがどうというのは言葉で伝えるのが難しいですが、、とにかく、伝統や系譜のようなものが感じられて面白いです。
この生地も英国製にこだわって国内調達しているそうです。

 

Yarmouth Oilskins – Drivers Jacket
col : Navy
size : M / L /XL
price : 27,000 (+tax)

 

襟付きのスモック。
多少のバリエーションはありますが、ヨーロッパ全域における伝統的なマリンウェアです。
どういうわけか説明はつきません、男には、こういうクラシックなスモックをかぶりたい、と強く思う時がどこかで不意に来るようです。

 

多少、アームが細くしてあるのがファッション的な配慮のようですが、でも無垢なワークウェア然としています。シャツの上から、カットソーの上から、好き好きで取り組むものであり、正解を求めようとするものではありません。むしろ、正解が無いという共通意識が前提となって、自分はこういきます、おお、あなたはそういきますか、というものではないかと思います。

 

どういうわけか、着てみたい。
ヨーロッパの伝統的なワークウェアには、どうしてかそういう魅力があるようです。

 

Yarmouth Oilskins – The Collares Smock
col : Navy
size : M / L /XL
price : 15,000 (+tax)

 

こちらも前回入荷時には好評でした。
ヒッコリーストライプのコットンのトートバッグです。

 

元々ウェアに使っている生地によるオリジナルのバッグです。
ガチッとしたキャンバス生地ではないので、いわゆる定番的なキャンバストートバッグよりも一段ライトなウエイト、印象となっています。

 

どこにでもありそうで、でも探すと見つけられない。よくよく考えると、そうそうあるものではないと気付きます。ブリティッシュ・ワークから偶然的に出てきているわけですから、やはりちょっとしたニュアンスが滲み、気分をちょっと刺激します。こういうシンプルなモノこそ、そういうニュアンスがあると嬉しいですね。

 

Yarmouth Oilskins – Tote Bag
col : Navy Stripe
price : 8,800 (+tax)

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
03-6273-1172
Open 13:00 – 20:00
月曜定休
Family : FENEST Belle

 

Yarmouth Oilskins – Tote Bag.

Yarmouth Oilskins のトートバッグが入荷しました。
この春先に初めて登場した Yarmo の入魂ライン、覚えているでしょうか?

●Yarmouth Oilskins
1898年創業のイギリスのワークウェアのメーカー Yarmo が手がけるオーセンティックなブリティッシュ・ワークを機軸としたアパレルラインです。企画から縫製までをイギリス本社のチームで行い、資材も可能な限りイギリス国内から調達。自社のアーカイブに誇りを持ち、純英国ブランドとして世界に向けて発信するウェアブランドです。

 

今回はヒッコリーストライプのコットントートバッグです。
オーセンティックなワークの薫りのするネイビーストライプは、マリンのニュアンスもありつつ。

しっかりワークなテイストがありつつも、ヘビーなダック生地のような重々しいワークではなく、重すぎず軽すぎずのちょうどいいウエイト感です。
やや大ぶりのサイズですが、こういったスタイルのトートバッグでは概ねスタンダードと言えるもので、全体のバランスとしては、このくらい大きくてちょうどいいと思えるのではないでしょうか。

 

構造はシンプルで、外ポケットなし、2つに区切られた内ポケットが一つ。
裏地なしの一重、生地は分厚いものではありませんが、きちんとしっかりしたものが使われ、外側内側の補強の充てが丁寧にされています。

 

一見なんてことないバッグなのですが、イギリスの本気のワークウェアのメーカーが手がけたものですから、立ち昇る薫りのようなものは感じられるはずです。

ただ、なんてことないとは言え、ゴリッとした重たいキャンバストートとは違ったニュアンスですから、こんな感じのコットンのトートバッグがあるかと言えば、すぐに何か思い当たるとも思えず、なかなか絶妙なところを突けているのではないかと思っています。
今時分の軽装によく合いそうですし、別に春夏に限らずとも、ウエイト感と雰囲気は年間通じて使っていけるものだと思います。

 

Yarmouth Oilskins – Tote Bag
col : Navy Stripe
price : 8,800 (+tax)

 

Yarmo – New Era Cap.

Yarmo のライセンスシリーズ、New Era のベースボールキャップが入荷しました。
レーベルは Yarmo、生地は Brisbane Moss、生産は New Era、トリプルネームということにしましょう。

 

New Era はアメリカの帽子のメーカーです。MLBに供給していて、グッズとしてもオフィシャルでつくって売ってとしているので有名かと思います。

同じキャップでもいくつかあるモデルの中で、クラシックモデルという位置づけの 59 FIFTY を採用。しっかり高さがあって、横幅も広い部類に入るクラシックなフォルムです。フロントの2パネル裏側に硬い芯があって、カチッとかたちをキープします。

デザイン的には、同色の刺繍で主張は控えめ。無地よりは何かアクセントを、というくらいの適度な加減かと思います。

 

Yarmo – New Era Cap
col : Navy
size : 7 3/8 / 7 1/2 / 7 5/8
price : 7,000 (+tax)

 

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春真っ盛りの土日に商品アップとブログの更新ができるなんて、、嬉しいやら、悲しいやら。。
当然ご来店は少ないですが、それでも用事で出たついでに、ということで寄っていただいたりもあり、ありがたい限りです。

身体的に元気で、季節もいい、悲しいけどやたらと仕事がはかどるものだから、どうしても気分はいい。しかし服屋というのは、用意したしかるべき品々が、しかるべき人々の手に渡ることが幸せなので、やはりこの時期らしい幸福感はいつもよりも希薄ではありましょうか。
ほとんどの人は元気なわけですから、不意に不思議な気分にもなりますね~。

明日月曜日は定休日となります。

 

Yarmouth Oilskins.

もう一つの Yarmo、”Yarmouth Oilskins” をご紹介します。
本格的なブリティッシュ・ワークをベースにした、完全本国企画のラインとなります。

 

●Yarmouth Oilskins
1898年創業のイギリスのワークウェアのメーカー Yarmo が手がけるオーセンティックなブリティッシュ・ワークを機軸としたアパレルラインです。企画から縫製までをイギリス本社のチームで行い、資材も可能な限りイギリス国内から調達。自社のアーカイブに誇りを持ち、純英国ブランドとして世界に向けて発信するウェアブランドです。

 

いつもの Yarmo とは、日本のアパレル輸入商社の手が入り、デザインから生地選別、サイジングまで、ファッションアイテムとして展開するために商社と Yarmo で強力してつくられたもの。
加えて昨シーズンにご紹介した Monument というラインが、Yarmo の本国における直営店で直販するためのインライン、ワーカーのためのリアルなワークウェアというもの。
そして今回の Yarmouth Oilskins は、本国における気合いの入ったファッションアイテムというものとなります。

そう、気合いを入れてやっていると聞いています。
これまでの自社のアーカイブを元に、生地をヨークシャー、ランカシャーから国内ものを調達し、熟練のイギリス人スタッフに縫製を任せる、という徹底ぶりらしいです。
ウラ話的なことを言ってしまうと、『本当のブリティッシュ・ワークは、自分らの手でしかつくれない』 という矜持から、もっと言えば、『ファッションブランドとしての “Yarmo” では俺たちは納得していない』 的なニュアンスもあるとか、ないとか。

ですから、本当にしっかりつくっています。なのですが、気合いが入っている分、どうしても、”ファッション的に評価されてのセールス” に対する意識は、あまり高くないような気がします。笑

しかし、、そこも含めて素晴らしいではないか!というジャッジとなりました。
やはりイギリスのワークということで、Universal Works に通じるようなものを感じたりもして面白く、Universal Works の一つ前の段階と言いますか、もっと素に近い、ツール的なニュアンスも強く残しているように思います。

 

こちらがドライバーズジャケット。
Yarmo でレギュラー展開しているドライバーズジャケットも元々あったオリジナルデザインとなりますが、それともちょっと違っています。
胸にフラップポケットが付いて、さらにハンドウォーマーのポケットも付きます。
ショートジャケットタイプのデザインで、ショート丈にしてはしっかりした着丈、というバランスです。

 

生地は、いかにもブリティッシュ・ワークという、綾目の強いコットンツイルです。
ミドルウェイトの中厚地、裏地なしです。

 

アクションプリーツが丁寧に入り、縫製も美しいです。

 

Yarmouth Oilskins – Drivers Jacket
size : M / L
col : Navy
price : 27,000 (+tax)

 

クラシックな襟付きタイプのスモックです。
こちらも同じ生地が使われています。

 

ヨーロッパの伝統的な海のユニフォームとして有名ですが、何がというのが難しい、なんとも言えない魅力を感じます。それがクラシックの強さか。

全体的にコンパクトめのつくりとなっていますので、そこはリアルワークとは違う点です。さほどガバガバした感じにならず、アームなどもスモックとしてはすっきりしています。

 

ファッション的なひねりがないのが Universal Woks との違いでしょうが、『このままでファッションアイテムである』 という気概で押してくるのが Yarmouth Oilskins というブランドのスタンスなのだと思います。いいですねぇ。

 

Yarmouth Oilskins – The Collares Smock
size : S / M / L
col : Navy
price : 15,000 (+tax)