New Arrivals.

待ち焦がれた Universal Works、新作が届き、ようやく新シーズンが開幕です。
ジャケットとパンツを1型ずつご紹介します。

 

今季新作となる Dockside Overshirt。
カバーオール型、コットンリップストップの春ジャケットです。

オーバーシャツというモデル名ですが、ジャケット型のシャツというよりは、しっかりジャケット然としていて、ライトなカバーオール型のイージージャケットという表現の方がしっくりきます。コットンリップストップの生地は、ジャケットとしては薄地で軽めですが、シャツ地のような軽さではなく、ハリ感のあるしっかりした質感となっています。

 

多少ゆったりしていますが、ルーズすぎず、概ね標準的なフィットで、オーソドックスなカバーオールのスタイルをベースにしています。Universal Works らしいポケット配置があり、ほどよいアクセントのあるデザインで、コーディネイトの幅も広いことでしょう。カジュアルシーンにおいて、使い方、合わせ方等、トータルで見て、すごく使いやすいジャケットではないかと思います。
そして、とても Universal Works らしいジャケットであることは間違いないでしょう。

 

Universal Works – Dockside Overshirt
col : Navy
size : XS / S / M
price : 27,500 (税込)

 

イージーパンツ型モデル、Track Trouser。
ウエストがゴムとコードのテーパードシルエット。裾をつまみ縫いしてテーパードをつくっているのが特徴です。

 

トラックパンツというモデル名ということですから、スポーツ系のパンツをモチーフにしたのでしょう。つくりはシンプルで、穿きやすいゆったりルーズテーパード型のイージーパンツです。

 

“Herringbone Denim” という生地の名前が付いていますが、実際はデニム生地ではなく、ヘリンボーン織りのコットン地をインディゴで後染めをかけた、”デニムのような” コットン地です。
やや薄手というくらいのソフトな生地で、やわらかな穿き心地です。
インディゴの青も心地好いことでしょう。

 

Universal Works – Track Trouser
col : Indigo
size : 28 / 30 / 32 / 34
price : 17,600 (税込)

 

こちらは ARAN の新作、Belt PT。共地のベルトが特徴の、ベルテッドパンツです。
以前からある Belted Pants というモデルの後継というか、だいたい同じというか、微妙に改良が重ねられて続いている定番モデルとなります。

 

適度にゆったり感のあるテーパードシルエット。股上がやや深く、穿き感はそれなりにゆったりしてますが、見え方はそれなりにすっきりしている、というものです。
はっきり細いわけでもなく、太いというところまではいかないという中庸テーパード。さりげなく、自然に穿ける雰囲気ではないかと思います。

 

 

生地は “Military Moleskin” と名付けられたライトオンスのコットンモールスキンです。起毛感や光沢感はあまり感じられず、言われてみると確かにモールスキンですね、という感じ。
地厚はやや薄いくらいですが、目の詰まった生地なので、薄地ともなかなか言えないような、だいたいオールシーズンといったウエイト感となっています。

 

先日ご紹介したジャケットも好評な ARAN。ひっそりと注目してください。
これはいいこれはいいとあまり騒いでしまうと、デザイナーさんは照れて隠れてしまいますので、是非ひっそりと注目してください。笑。
派手さはありませんが、その分、安心感があって信用できると思います。堅実なモノづくりの姿勢や、飽きの来ない落ち着いたデザイン、大人の年代として、ちょうどよいカジュアル加減、僕としてはこの辺のところをアピールしていきたいと思っています。

 

ARAN – Belt PT
col : Navy
size : 1 / 2 / 3
price : 19,800 (税込)

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
03-6273-1172
Open 13:00 – 21:00 (平日・土) / 13:00 – 20:00 (日・祝)
月曜定休
Family : FENEST Belle

 

ARAN – GB Blouson.

久しぶりの登場、ARAN です。
まだかまだかと待っていたジャケットがようやく届きました。

 

数年前にも展開しました、GB Blouson というモデルとなります。
ディテールやサイズ感など、まったく変わらずに継続展開されているのが ARAN のいいところです。流行に左右されず、我が道を行くブランドさんなので、変更などもほとんどなく、シーズンの新作も極端に少ないですが、その分それぞれのモデルは完成度が高く、ものすごい安心感です。

 

この GB Blouson も長年展開されてきたモデルで、Fuzz でも数年前にベージュで扱いがありました。
ブリティッシュテイストのいわゆるスウィングトップ系のブルゾンをベースに、カジュアルで幅広い着こなしができるようアレンジして仕上げたモデルです。
襟をドッグイヤーでなくレギュラーに、着丈を少し長くしてかえってすっきりした印象に、などというアレンジがされていますが、結果的には、あまり強くそっち方面の印象にならないような感じにしたという気がします。

 

チンストラップ、フロントダブルジップ、裾アジャスター、くすぐる系ディテールが配され、こういった細かいディテールの積み重ねがジャケットそのものの品格を高めています。

さらに素晴らしいのがポケットが合計6つあり、非常に実用的であること。フロントのポケットは2重構造で、しかも手を差し込む位置と角度が絶妙です。意外とこだわる人が多いポイントですが、手を突っ込むフロントポケットの感じというのは、自分の好みに合うとことに嬉しいものです。
さらに裏側に2つのポケットがありますので、リップクリームやフリスクなどの細かい方々もお一人様ずつ一部屋にご案内できるくらいです。

 

遠目では分かりにくいですが、2種類の生地ご用意しています。
無地のネイビーがジャパニーズ・ベンタイル。ダイワボウの日本製ベンタイルです。こちらはそれなりに厚みと腰のある平織りの生地で、透湿撥水の生地となっています。

 

ARAN – GB Blouson *Ventile
col : Navy
size : 1 / 2 / 3
price : 30,800 (税込)

 

こちら同型で生地違い。
パッと見では見分けにくいですが、、

 

この生地も遠目にはネイビーなのですが、近くで見ると細かくて、しかもシャドーチェックになっている柄が見えます。なかなか味のある柄ではありませんか。

ベースはネイビーですが、柄としては沈んで暗いですが赤と青のチェック柄になっています。
生地の厚さはベンタイルの方より一段薄地でまさに春ジャケットの地厚。軽快でソフトな生地感です。

 

ARAN – GB Blouson *Micro Check
col : Navy
size : 1 / 2 / 3
price : 30,800 (税込)

 

えらいもので、同名モデルで秋冬にもあるのですが、秋冬は秋冬用で微妙にバランスを変えてつくっていたりして、実は非常に繊細なものづくりをするブランドです。
デザイナーさんは飄々とした人だし、すべて一人でやっている小さいブランドだし、欲があるのかないのか、やる気があるのかないのか、東京でほとんど展示会をやらないものですから疑ってしまいます。ですが、話すとけっこうやる気はあって、ただ笑ってしまうくらい弱気で、でも出てくる製品は繊細で誠実ですから、なんだか面白いブランドです。

イマドキの若者にはどうかと思いますが、それなりにモノを見てきた年齢層の方々にはしっかりおすすめしていきたいブランドです。奇をてらわない落ち着いたコーディネイトで、質感としてはしっかりしたもので、というところ。そして、気張らない、堅苦しくないカジュアルフィールドで、安心して着れて、でもしっかりワクワクもある、という感じで揃えたいと思っています。

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
03-6273-1172
Open 13:00 – 20:00
月曜定休
Family : FENEST Belle

 

New Arrivals.

ARMEN のサスペンダーが入荷しました。

ずいぶん前に一度展開しましたが、久しぶりの登場となりました。実は ARMEN では毎シーズン用意されている定番アイテムとなっています。
イギリスの ALBERT THURSTON 社の手による、英国スタイルの本格派です。

 

イギリスものならブレイシーズと呼べ、という声も聞こえてくるかもしれませんが、まあ堅いことを言わずに、スタイルのアクセントとして思い思いの使い方をしていただけたら、というのがブランドさんのスタンスです。

 

スラックスのトラッドスタイルにも、ワークっぽいスタイルにも、いろいろとお使いいただけます。
どんなスタイルにせよ、ズボンを吊れば何かクラシックな薫りが漂います。当たり前のように、堂々とするのが格好いいと思います。

 

ARMEN – Suspenders
col : Camel / Dk.Brown / Black
price : 8,000 (+tax)

 

イギリスのファクトリーブランド、Alderney のモールスキンのキャップ。
なかなか届かないので、今回はもう無理かなと諦めかけたところで、突然の入荷でした。

 

起毛感のある、いわゆるイングリッシュ・モールスキン。ブラックでシンプルクールな雰囲気です。

 

Alderney – Moleskin B.B.Cap
col : Black
size : Free
price : 7,800 (+tax)

 

恒例の Highland Tweeds もいつものタイミングで入荷。
標準サイズのラムズウールのタータンチェックマフラーです。

 

果てしなくある色柄の中からだいたい例年通りのバラエティーになるようピックアップしています。
毎年いろいろな色柄を見ていますが、自分自身で 『いいな』 と感じる色合いは、発注時と入荷時で違ってしまい、実際に素早く売れていく色柄も発注時の予想と違ってしまい、既に制御不能になって久しいです。
しかし、バリエーションというのは、ふとした出会いをもたらしてくれて、それだけで価値があるのだと思います。

昨年も書いていますが、この色目持っていないな、このアウターだけ合う色柄がないんだよな、値段の割にはきちんとしたプレゼントになるな、等々、細かいニーズでお気軽に物色していただけたら幸いです。

 

Highland Tweeds – Wool Muffler
col : various
price : 4,000 (+tax)

 

New Arrivals.

アイルランドの Jonathan Richard より、ツイードのキャスケットが入荷しました。
Fuzz では秋冬の Jonathan Richard は初めてとなりますが、James Lock 同様、グッとクラシックな風情が高まります。

 

ツイードの本場でもある自国アイルランド産の生地を使用。いかにもあちらのツイード生地という雰囲気で、これだけでグッときてしまいます。

春夏はリネンだったので、薄地であるがゆえにクタッとつぶれましたが、今回のツイードは生地厚がそれなりにありますので、かたちがしっかり出てきます。そのせいで、同じ型ではありますが、Jonathan Richard では春夏と秋冬でけっこう雰囲気が違ってきます。

 

モノトーンカラーのヘリンボーンツイード。こちらかなり厚地となります。ヨーロッパ的クラシックなテイスト。

 

こちらは多色使いのチェック。ウールツイードとしては地厚はさほどでもありません。
やはりクラシックな雰囲気ではあるものの、思い切ってイマドキにも振れそうな気配があります。

 

Jonathan Richard – NEWSBOY *Irish Tweed
col : Black / Brown
size : 58cm / 59cm / 60cm
price : 18,000 (+tax)

 

ARMEN のコットンネルの後染めスカーフ。
ウールでなく、起毛コットン地となります。

 

チェック柄のネル生地を後から染めています。パキッとした多色のチェックが一定の色調を帯びて、コントラストの弱い、シックなトーンに落ち着きます。

 

①起毛コットンなので、柔らかな肌触り。チクチクは無縁。
②コットンなので、水洗いが可能。
③ウール素材よりも生地が詰まっているので、生地中にあまり暖気が溜まらない。

 

さらに短くすると、肌触りが好くて、洗えて、暖かさではウールマフラーに負ける、ということ。
冷気から首まわりを守るという意味で、もちろん暖かいことは確かですが、ウールマフラーで感じられるホカホカする感じはコットンでは無理です。

むしろウールは暑すぎるから風から守れるだけで充分という向きもありますし、ちょうど今のような、冬の寒さの手前、秋の朝の寒さくらいにちょうどよかったりもします。
朝晩と日中の気温差が大きい今、アウターを重くするというよりは、このコットンのマフラーを行きと帰りだけ巻く、という方が効果的なような気もします。

 

ARMEN – Cotton Flannel Scarf
col : Beige / Grey
size : 190cm×38cm
price : 7,000 (+tax)