Hackney Union Workhouse – Chinwest Jacket.

Hackney Union Workhouse の今季新作ジャケットが入荷しました。
スタンドカラーでやはり何か独特の雰囲気を持っている “Chinwest Jacket” というモデルです。

 

『100年前、イギリス、インド、中国の間で貿易が盛んであり、リバプールには多くの船が物資を運び入れていました。その時代の西洋と東洋が織り交ざったデザインとなっています』(デザイナー談)

ということで、何か特定のジャケットをモチーフにしたわけでなく、オリジナルのミックスデザインです。トータルで湧き出てくるこのブランドらしい雰囲気は確かに感じられ、古い年代にあった格好よさを上手に蘇らせてくれています。
イギリスをベースにするブランドだからこそ、こういう解釈になり、こういう着地点になります。ここはやはりそういうもので、日本のブランドにこれと同じ種類の格好よさを期待することはできません。Hackney Union Workhouse というブランドにしか生み出せないプロダクトであることは確かでしょう。

 

何よりファブリックが素晴らしいです。
ヘヴィーウェイトのコットンツイルは、綾目が際立って美しく、どっしりして厚みがありつつもソフトな質感で肌触りも抜群です。なかなか日本ではお目にかかれないような生地ではないかと思います。

 

特徴的なフロント裾のカッティングが目を惹きますが、他にも大きめの襟、大きめの比翼、スリットの入った袖口、ポケットのイヤーフラップ、等々、大小さまざまなディテールが贅沢に集められています。

 

一般的には、古い軍モノやワークウェアを原型にして、多少のアレンジをして、異素材をあてこんで、というつくり方が多いと思います。しかし Workhouse が見ている古い年代、古いモノ、というのは、一般的なブランドが見ている場所よりもさらに奥の古い時代であり、さらにそこから焼き増しではなく、独創的なアイディアでオリジナルのプロダクトを生み出します。

それだけ強いオリジナリティを持ちながら、そこで酔ってしまうことなく、立ち位置として現代のカジュアルファッションのフィールドに居るということが、またすごいなぁと思います。

 

Hackney Union Workhouse – Chinwest Jacket
col : Khaki
size : S / M / L
price : 54,000 (+tax)

 

Information.

10月12日(土)は台風の影響により臨時休業とさせていただきます。
代わって14日(月/祝)を営業とさせていただきます。(13:30 – 20:00)

10月12日(土) 休業
10月13日(日) 営業 12:00 – 20:00
10月14日(月/祝) 営業 13:30 – 20:00

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13日(日)は通常営業を予定していますが、電車の運行状況によっては開店時間が遅れることがあるかもしれません。(変更がありましたら本ページとインスタグラムにてお知らせします)
14日(月/祝)は開店時間を 13:30 とさせていただきますのでご注意ください。

 

New Arrivals.

FUJITO の新作コート、Hood Coat が入荷しております。

久しぶりの登場となる Hood Coat ですが、毎回どこかしらにマイナーチェンジが加わりつつ、不定期で継続されていて、当初のものと比べるとすっかり別ものにはなっています。
ですが、その時その時の気分をすくうのが国内ブランドのいいところであるのは間違いないところです。(インポートは逆かもしれませんね)

 

姿は違えど、歴代のフードコートに共通するのは、フードが付いていること、ハーフコート丈であること、撥水性の高い生地を使い、レインコートのニュアンスを持たせている、ということです。

今回はフードが襟と一体型になっていて、襟の裏に折りたたんで収納する仕様です。フードのコードが襟先から垂れる感じが独特です。

 

生地は少しシャリッとした感じのあるポリエステル+コットン。しっかりしていますが、さほどの厚みではありません。
シルエットはややゆったりのミディアム、フロントがスナップボタン、腋の下にベンチレーションがあり、袖の後ろ側にタックをとっているのが特徴的なディテールです。
多少袖をもったりさせて、ミリタリーコートのようなバランスに寄せています。ポケットの付き方といい、ミリタリーのテイストを入れたデザインだと言えるでしょう。

 

毎シーズン、仕事でもプライベートでも使えるコートを、という一定のニーズがありますが、これなどはまさに相応しいのではないかと思います。
適度にゆるいのでスーツの上からでも問題なく、あまり気を遣わないタイプの生地なので、取り扱いもそこまで慎重になる必要もなし、です。

 

FUJITO – Hood Coat
col : Navy
size : 1 / 2
price : 39,000 (+tax)

 

Yarmo のダスターコート。
ここ数年、秋冬シーズンに発注していますが、今年も継続です。
残念ながら、今年はドライバーズジャケットは見送り、Yarmo はこのコートのみです。

 

ダスターコートは、ドロップショルダーで、身まわりがたっぷりのオーバーサイズ型コートです。
生地をたっぷり使っているので、ドレープと丸みのあるシルエットが生み出され、独特の雰囲気があるのですが、決して奇抜ではなく、着てみると案外おさまりの好いことに驚きます。

 

今季の生地は、ミリタリーウェアに使用されていたデニムを再現したものとなっていますが、年代の古いごつい生地をそのまま再現したというものではなく、着やすいところで着地していますのでご安心ください。
グレーのデニム地というのもなかなか珍しいのではないでしょうか。

 

Yarmo – Duster Coat
col : Grey
size : 38 / 40 / 42
price : 26,000 (+tax)

 

トータルブランドとして歩みはじめた comm.arch. のコーデュロイシャツ。
これも編地ではなく、織地となり、ニット(編地)専門から、布帛(織地)製品もやりますという広がりを見せています。

 

6ウェールという太畝のコーデュロイ生地、ブラックです。
通例どおり、素材には上質なもの(インド綿)を用い、素材感の良さは健在。イマドキの気分が適度に入るデザインが軽薄にならないのは、しっかりした素材感のたまものです。

 

オーバーサイズとかビッグシルエットとかではないですが、『やや緩め』 というところが comm.arch. の基本のシルエットです。
心地好い余裕を感じるサイズ感で無理なく着る、というスタンスです。

comm. arch. – 6W Corduroy Shirt
col : Black
size : 2 / 3 / 4
price : 22,000 (+tax)

 

Ordinary fits – Yard Vest.

Ordinary fits より、今季新型のベストが入荷しました。
同型でコットンとウールの2素材、ウールは2色でのご用意となります。

 

Vネックでなく、ジャケット的なニュアンスもある小さなスタンド襟付き。シルエットもタイトではなく、ほどよくゆとりのあるミディアムで、着丈も短すぎないミディアム。ということで、アウターで様になるバランスです。

かといってボタンは小ぶりで数も多めにして、インでもおさまりの好いように、うまくつくられていますので、とても幅広く使っていけそうです。
ワーク系のベストを土台にしていますので、気取らないカジュアルスタイルがメインとなりますが、しっかり格好よくも着れそうな雰囲気ではないかと思います。

 

コットンサージは、先日紹介したパンツと同じ素材です。
しっかり厚みがあり、どっしり感のあるコットン生地は、ワーク系の素材感。この生地でカラーがブラックというのが渋いです。

 

Ordinary fits – Yard Vest *Cotton
col : Black
size : 1 / 2 / 3
price : 21,000 (+tax)

 

ウォッシュドのウールは、ソフトでさほどの厚みはありません。ウールの温かみがあって、軽い着心地です。
この厚さならアウターのインでも充分使える感じです。

 

素材感や色目でアクセントや奥行きがつけられるベストは、コーディネイトの幅をググッと広げてくれるはずです。あまり難しく考えず、意外とただ着れば絵になってしまうアイテムですので、気負わずにまずは着てしまうことか大事なことだと思います。

 

Ordinary fits – Yard Vest *Wool
col : Greige / Navy
size : 1 / 2 / 3
price : 24,000 (+tax)

 

ここのところ各ブランドからベストのリリースは減り気味のようで、探している人が見つけにくい状況になっているように見受けられます。コットンの方もウールの方もとても着やすいバランスになっていますので、是非是非お試しになってみてください。