Manufacture de Berets – Beret.

新登場、Manufacture de Berets より新作入荷です。
フランスのクラシックなベレー帽です。

 

● Manufacture de Berets / Classic Wool Beret
ベレー愛好家で自身もベレー職人のDENIS GUEDON氏が2011年からフランスの南西部 オロロン・サント・マリーにて創業しました。 30年前までは同じ地域に22社のベレー専門工場が存在しましたが、現存するのは同工場を含めて3社のみです。
彼は商業的で大量生産の作業に嫌気がさし、昔ながらの製法で本物のベレーを作る為、前職のベレー工場から離れ オールドのマシーンを自ら再現する事からスタートしました。彼の作る伝統的な本物のベレー帽に魅了され 某メゾンで働いていたサラとメガネフレームのアトリエで働いていたチュエタムが現在は工場を譲り受け、創設者のDENIS氏とサラが二人で 生産を行っています。

 

老舗の Laulhere がありながらわざわざ発注したのは、このブランドのマインドが素通りできないものだったからというのが一番の理由です。Laulhere とは微妙にフォルムが違い、仕様も違い、物理的にこちらの方が合うという人もけっこうおられるだろう、というのが二番目の理由、わたくし自身が欲しかったという超個人的な理由が三番目です。

小さなブランドですが、フレンチ・クラシックの精神は最も本物であり、実際の製品も最も本格的であろうと思います。
不思議なもので、ものづくりベースの姿勢が強くとも、フランスの伝統的な薫りが強いことで、すごくファッショナブルに見えるものです。

 

まずは、もっとも普遍的なアイテムである、10インチサイズのウールフェルトベレー帽です。

無漂白のピュアメリノウールを素材とし、丁寧にハンドメイドされた品々です。しっかりと厚みがあって、キメの細かいウールフェルトに、調整紐が付けられていることが大きな特徴となっています。

 

化繊テープやレザーの内張りが無いため、基本的にある程度の伸縮をしますので、調整紐に関わらず、サイズに幅があります。
もともと伝統的なベレー帽は、力任せに引っ張って伸ばして大きくしたりするものです。それも考慮に入れると、おおよそですが、56、57cm くらいから、60、61 cm くらいまでの範囲と見れると思います。ブランドとしては、54cmから62cmとしていますが、それは少し広すぎるかなと思います。

 

Manufacture de Berets – Beret Classique
col : Black / Navy / Dk.Khaki
size : Free
price : 19,800 (税込)

 

もう一つ、こちらも伝統的なかたちとなります、フランスでは Casquette と呼ばれるツバ付きのキャスケットベレーです。

 

ツバが付くことで、普通のベレーより少し取っつきやすくなっているかと思います。ツバが合ってもベレー感はしっかり残されるから不思議です。てっぺんのチョコンが思った以上に強いのでしょう。

 

こちらもピュアメリノウール素材で、調整リボン付きの仕様です。

 

Manufacture de Berets – Beret Casquette
col : Black / Navy
size : Free
price : 27,500 (税込)

 

映画 『禁じられた遊び』 で神父さんがかぶっていました。50年代フランスですね。
基本、ベレー帽はミリタリーに採用されたりもしていますが、どんな服装の時にというものではなく、元々は実用品としてつくられたものです。
ですから、『きわめてフランス的である』 などと硬く考えずに、気軽に取り入れていただけたらと思います。どうしても独特なニュアンスが出るものだと思いますが、そこをうまくなんとかしていただいて、という感じでしょうか。

わたくし自身、ウォジサンになるにしたがって、ベレーがどんどん好きになっていってる気がします。どうしても、立派なジジイになった時にベレー帽をかぶっていたいものですから、今からなじませているというのが本当のところですが、意外と若いうちよりも今の方がしっくりきているのも事実です。

みなさんも是非!

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
03-6273-1172
Open 13:00 – 21:00 (平日・土) / 13:00 – 20:00 (日・祝)
月曜定休

New Arrivals.

Charpentier de Vaisseau の新作コートが入荷しました。
オーソドックなステンカラーコートですが、しっかりシャルパンティエらしい雰囲気です。

 

ウール100のライトウエイトでソフトなツイード生地を使用したステンカラーコートです。
厚くて重いツイードは真冬感が強く、使える季節を少し限定してしまう傾向があるために、近年はこういった少し軽やかなツイードが主流になりつつあるようです。特にシャルパンティエはレディース服の方が主流のために、こういったソフトな素材使いを好むのですが、ブランドとしてクラシックな薫りがするファブリックを好むという性質もあります。

 

身まわりはややゆったりしていますが、オーバーな感じまではいかない均整のとれたシルエットです。クラシックなルックスではあるものの、カジュアルなブランドですので、かっちり感は希薄で、どちらかというと、ルーズなボトムとも気軽に合わせられる気安さがあり、そのバランスが秀逸です。

 

なんてことないと言ってしまえばなんてことないのですが、Fuzz としては足し算をし過ぎないことに魅力を感じ、カジュアルでありながら、落ち着きと余裕を感じさせるのはたいしたものだと思います。やり過ぎない、張り切り過ぎない、といった力加減の妙味が絶妙という感じです。

着てみると、そうそう、このくらい、これでいい、みたいな感想が湧くと思います。わりと普通なんだけど、よく見るとしっかり上質で洒落ているという、探すとなかなか見つけられないというタイプではないでしょうか。

 

Charpentier de Vaisseau – Tony
col : Lt.Brown / Black
size : 2
price : 49,500 (税込)

 

もう一つ、クラシックテイストのコートが HARROW TOWN STORES のバルマカーンコートです。こちらは久しぶりの登場です。

 

ヨーロッパのクラシックの薫りがしつつも、やはりシルエットにさりげないアレンジが利いていて、何かただ者ではないようなニュアンスをかもし出すのが HTS らしさかと思います。

膝丈でメンズのコートとしてはやや長めで、身まわりがゆったりつくられています。デザイン的なものはまったくオーソドックスなのに、はっきりとニュアンスが出ているのはこのシルエットの妙味でしょう。

 

生地は肉厚感のあるウールツイルというもので、メルトンのような、ツイードのような、とにかくウールな質感です。
裏なしの一枚仕立てとなっています。

ベレー帽だったり、スカーフだったり、ニュアンスのある小物を合わせたくなる雰囲気です。
HTS の服も、どこかオールドヨーロッパなテイストが見え隠れして、すごく普通なはずなんだけど、でも着てみるとなんとなく普通じゃない、といった不思議な気分になります。

惜しむらくは、シャルパンティエと同様、メインフィールドがレディースであるため、メンズサイズの揃えが悪いというところ。。
どちらもメンズのMサイズ相当で設定されています。

 

HARROW TOWN STORES – Balmacaan Coat
col : Black
size : 44
price : 44,000 (税込)

 

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Universal Works.

Universal Works. より新作入荷です。
コート、ジャケット、パンツ!

 

おなじみかもしれません、ウールメルトンのセミロングコート。
Top Coat を祖として、改変を重ねつつ、モデル名を変えつつ、今に至ります。シンプルなデザインは不変で、丈感やフィット感を時代に合うよう調整し、安心して着られるベーシックコートとして毎期ラインナップされています。

 

ファブリックも不変で、ブランド定番素材となるウールメルトンです。
しっかりしていて、いいくらいの厚さとウエイトで、というこちらも安心感のあるファブリックとなっています。

 

着まわしが利いて飽きのこない、シンプルなウールなコート。シングルのステンカラー型で、コーディネイトもしやすいことも魅力です。

 

Universal Works – Swing Overcoat *Melton
col : Navy
size : S / M / L
price : 52,800 (税込)

 

初登場モデルとなります、Wind Cheater は、フライトジャケットのようなスタイルのショート丈ジップブルゾンです。

 

ベースはシンプルですが、ディテールや素材が凝っていて、スタイリッシュなジャケットです。
落ち着いた色柄でありながらも、ファッション性を感じるチェック柄がいい感じで、ツイード織りウールの素材の上質感もしっかり伝わってきます。

 

こういったジャケットをさりげなく羽織るのは、なんとなくヨーロッパ的なる感じだと思うのですが、いかがでしょうか。シンプルに、格好よく着たいジャケットです。

 

Universal Works – Wind Cheater Jacket *Alberto Check
col : Brown
size : S / M
price : 40,700 (税込)

 

Universal Works. のボトムの一番手的ポジションのレギュラーモデル、Military Chino。
どうしても素通りできないダークブラウンベースのハウンドトゥース(千鳥格子)、ウール生地です。

 

生地はウールメインの素材ですが、ごつくなく、案外軽くてソフトな質感です。腿裏が付かないということもあり、真冬はズボン下を穿いて、ということになるかもしれません。

 

穿き感は楽ちんで、ルックスはすっきり、いわゆるユニバーサルワークス・フィットと言いますか、股まわりゆったりからキュッと裾が絞られたテーパードシルエットとなっております。

 

Universal Works – Military Chino *Dogtooth Wool Mix
col : Dk.Brown
size : 30 / 32 / 34
price : 20,900 (税込)

 

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Hackney Union Workhouse – Coats.

Hackney Union Workhouse より久しぶりの入荷です。
ハーフ丈のウールのコートを2型。他では真似できない、Workhouse ならではのアイテムです。

 

● Hackney Union Workhouse
英国サフォック州にある、さびれ崩れかけた19世紀のスローターハウスからハックニー ユニオン ワークハウスというブランドが生まれました。
ヴィクトリア時代の街並みを思い浮かべながら、職人やミュージシャン達のカジュアルなスナップ写真に興味を持ち、当時の写真の中に見られる独特のジャケットや帽子などの服は手作りでしかも長持ちします。きちっときまる服なのに普段着感覚、古い物の中にある新しさ、ファブリックのコントラスト、織物の手触り、そして粋な着こなし。そのすべてが現れる様な服を作りたいと思いました。
ハックニー ユニオン ワークハウスは、時間と技術を尽くしたパターン製作にあります。工房に来るパタンナーは、ロンドンはサビルロウのハンズマンで長年修業したマスターパタンナーです。どのデザインがどの生地に適するか、古いものと新しいものをどのようにして組み合わせるか、製作のプロセスは一番活気のある楽しい時間です。

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少し久々な感じがしましたので、ブランドの紹介文を載せました。改めて読んでみると、なるほど、この通りのプロダクトを生み出しているなと感じます。Workhouse の服は、どこかヴィンテージの雰囲気がして、オールドスタイルを彷彿とさせます。しかしそれでいて、トラッドに過ぎることはなく充分にカジュアルで、クラシックに過ぎることなく充分に新しい。そして、それを着た時には、なんとも粋で、本来の意味での “スタイル” を感じさせてくれます。

ヨーロッパ中を探してデッドストックの生地を集め、集まらなければイギリス国内のミルから生地を調達し、今や非常に難しい状況となってしまったイギリス生産を続けています。これは、ただ見栄えのいい服をつくるというだけでなく、服そのものの本質に目を向けている証であり、なればこそ、そこにオリジナリティ溢れるニュアンスというものが宿るのではないかと思います。

ということで、前置きでした。

 

ブランドの “クラシックアイテム” という位置づけ、フィッシャーマンロングコート。
今季はダークネイビーのウールメルトン、デザイン的にはポケットの付き方に変更があり、ヴァージョンアップしています。

 

大ぶりな一体型のフードと、ダブルブレストがデザイン的な大きな特徴と言えるでしょう。着た時に独特なフードの存在感があります。

これまで、胸に小さなフラップポケットが付いていたのですが、ハンドウォーマーポケットに変更されました。これは実用的ですし、スタイルとしても格好よくなったと思います。

 

生地はイギリス製のウール100%メルトン。裏なしの一枚仕立てなので、しっかり肉厚感があります。1700年代から続くイングランドにあるミルの生地だそうです。

 

イマドキを狙っていないこういったブランドの服は、独特ではあっても不自由ではないのです。いわゆるナントカ系とかのカテゴライズは気にしませんし、つまり、着方、合わせ方がとっても自由です。
実はこう着るしかない、といったことがなく、単純に細いパンツでも太いパンツでも、どちらでもしっくりくるというのは、その自由さをはっきりと表しているように思います。

 

Hackney Union Workhouse – Fisherman Long Coat
col : Dk.Navy
size : S / M / L
price : 70,400 (税込)

 

こちら新型モデルとなる Village Raglan Coat。
ダブルブレストで、Pコートのような感じもして、よりクラシックな気配がただよいます。

 

デザイナー本人が所有する40代のLady Bird コートというものをモチーフにしてつくったそうで、なんとなくヴィンテージのデザインの薫りがあると思います。
このヴィンテージのフレイバーがあると、トラッドなテイストもなんとなくカジュアルな味わいになってくるから不思議です。

 

生地はこちらもイギリス製のウールメルトンです。総裏地付きのつくりなので、さほど肉厚感はなく、いいくらいのウエイト感です。

 

このコートについては、イタリア・ベニスでマスターカッターと呼ばれる Alessio Berto という人がパターンを引いたということです。この人は Jean Paul Gaultier など錚々たるメゾンのパタンナーとして仕事をしたそうです。

 

シルエットはルーズですが、流行りのルーズシルエットという感じではなく、なんとなく自然で上品な緩さといった印象です。このバランスが非常に秀逸で、このコートの格好よさの肝になっているように思います。

ヨーロッパの古いトラッドの薫りがほんのりと漂いつつ、でもコテコテな古着とはもちろん別物で、スタイリッシュで洗練されている感じ。
国内のブランドが提示する格好よさとは根本が異なるのでまた面白いですね。

 

Hackney Union Workhouse – Village Raglan Coat
col : Dk.Navy
size : S / M / L
price : 74,800 (税込)

 

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