Ordinary fits – 5 Pocket Ankle Denim.

毎度おなじみ、Ordinary fits の 5 Pocket Ankle Denim の入荷案内ですが、今回はトピックがあります。
この度、3year Used の仕様が変更になりました。

 

仕様、というより、加工による仕上がりが変わったということになるでしょう。これまでとは異なる表情となり、リフレッシュされました。

どう変わったかというと、全体のインディゴの色味が若干濃く残り、ヒゲ、アタリのメリハリがわずかに強くなり、という感じです。やはり自然な仕上がりですが、ちょっと違うタイプの色味になりました。

 

なんとなくヴィンテージ的な色落ちの雰囲気です。これまでは鮮やかさが残り、色合いの軽さが魅力でしたが、今回からのものは渋味の方を加えたといったところでしょう。

 

多少雰囲気は変わりますが、コーディネイトのしやすさ、使いやすさという部分では違いはないかと思います。季節を問わず、デイリーカジュアルな気安いデニムスタイルを楽しめるグッドプロダクトであることは変わりません。
もちろん、ロマン系ヴィンテージデニムも素晴らしいですが、その重たさを排し、より気軽に取り入れ、より気軽に穿いてほしい、というのがこのデニムのコンセプトです。

 

Ordinary fits – 5 Pocket Ankle Denim *3 year Used
size : 28 / 30 / 32 / 34
price : 16,800 (+tax)

Ordinary fits – 5 Pocket Ankle Denim *One Wash
size : 28 / 30 / 32 / 34
price : 14,800 (+tax)

 

Montmorency – Basic Chino.

Montmorency のベーシックなコットンパンツが出来上がりました。
夏の終わりから穿けるオールシーズンのウエイト感です。

 

一番初めのプロダクトである Basic Chino がなかなかのご好評をいただき、欠品が増えてきましたので、まったく同じ仕様で生地を変えてご用意した次第です。
ありがたいことに、生地違いで欲しいと言ってくれる人が2人か8人、いや6人だったか、とにかくいらっしゃいました。

 

前回は Brisbane Moss のコットンツイルを使用しましたが、今回は国産のコットンツイルとなります。一定水準を満たした綿100%のツイル生地をできる限り取り寄せて、求めている色合いの用意があったのがこの生地でした。

前回の生地より、ほんのわずかにウエイトがありますが、やはり通年生地と言えるミディアムな厚さです。薄い(真夏)と厚い(真冬)を両端とするゲージがあるとすると、ちょうど中央にくるであろう、そのくらいミディアムです。

ですがやはり生地感は異なり、Brisbane Moss の不思議な柔らかさとはまた違い、もう少し詰まった感じがしてハリ感があります。
また、暗めの色をつくりたかったというのがあったのですが、ダークトーンの色味となると、国産らしいはっきりした色調が映えが好く感じられました。

 

このパンツの特徴を挙げてみましょう。

①余計なことはしない。
デザイン、ディテールで足し算をしないことが、この界隈ではかえって貴重なのだ、という考え方が出発点になっています。
あるブランドがそのブランドらしさを発揮するためのプラスアルファを排し、きわめてシンプルなつくりのパンツにしようということです。いい生地を使うとプライスもそれなりになりますから、さらに満足感を高めるために、もう少しだけコストをかけてスペシャルを付加したくなりますが、そこを我慢するのです。

②シルエット、フォルムはイマドキではない。
全体はやや細めのシルエットで、裾の絞りはごく弱く、腿とお尻はウエストサイズに対しては微妙にゆったり、という感じになります。
流行はまったく意識せず、タイトな細パンツのような格好いい系でもなく、ワークパンツをルーツにするような緩いチノパンでもなく、実はきわめて微妙なところを狙っています。
ニュアンスになるよう、野暮ったさを少しだけ残しつつ、でもジャストサイズで穿いた時にきちっとすっきりした見え方になるように、という考えでこのバランスになりました。

③質感と色味はしっかりと。
質感と色合い、ここが肝であると考えています。きわめてシンプルである以上は、もうここはしっかりするしかありません。
基準としては、Fuzz の店頭に並んでいる他の商品と着合せた時に、ファブリックや縫製などのクオリティの部分と、色調、色映えの好さが見劣りしないこと、です。

 

語れば語るだけ野暮だよ、という意識も持ち合わせていますが、なにぶん本当にシンプルなものなので、語らないわけにもいきませんでした。

ということで、デイリーなベーシックパンツをお求めの方は、是非チェックをして相性をたしかめていただけたら幸いです。

 

Montmorency – Basic Chino *Cotton Twill
col : Beige / Dk.Green / Charcoal
size : 2 / 3 / 4
price : 14,000 (+tax)

 

FLAMAND.

FLAMAND の新作カットソーが入荷しました。
秋のカットソーとして、2型で各3色、ご用意しました。

 

七分袖、ボートネック。
わずかに肩が落ち、わずかにルーズ、というバランスで、個人的にはこのくらいが現段階での 『ちょうどいい感じ』 のサイズ感なのかなと思っています。

 

特徴的な襟ぐりに、サイドに小さなスリットが入り、シンプルに着て単調にならず。しっかりとニュアンスを感じさせてくれます。

 

そして、着心地の好さと色味の感覚、ここは間違いありません。

 

FLAMAND – Boat
col : Black / Smoke / Oil Khaki
size : 2 / 3 / 4
price : 7,500 (+tax)

 

長袖のモデルは昨年と同じモデルのハイネック。
これまた微妙なサイズ感で仕上げられており、低めのハイネックやリブづかいと相まって独特のバランスとなっています。

 

はっきりと肩は落ちて、身まわりはややルーズです。着た時のシルエットは大げさなルーズにはならずに、多少緩いかなというくらい。
長袖のカットソーというアイテムは、着たいと思う時期はあるものの、なかなか単調さの壁を越えるが難しかったりしますが、こういったちょっとした変化があると、俄然一枚でも着れる感じになると思います。

 

FLAMAND – High Neck Long Slv.
col : Black / Smoke / Oil Khaki
size : 2 / 3 / 4
price : 8,500 (+tax)

 

NOVESTA – Star Master.

スロバキアのシューズブランド、NOVESTA のキャンバススニーカーが入荷しました。
この秋冬は数シーズン継続した Marathon ではなく、ブランド定番のローカットのキャンバスシューズをセレクトしました。

 

カラーはベージュ系の Platan、ホワイトソールの Black の2色です。
どちらかというとアイテムそのものが地味ですので、コーディネイトで使いやすいと思われる現実的なカラーを選びました。

 

フランスの spring court と比べると、ちょっと地味で、より素朴な感じに映るのは気のせいでしょうか。ミリタリーのスニーカーをつくっていたメーカーであることも起因してか、無骨な感じもします。

 

底付けはバルカナイズド製法。アッパーとソールを直接ゴムで接着するので、ソールの返りが柔らかく、頑丈であることが特徴です。ゴムとキャンバスの縁(へり)の部分に滲みがあるのはこの製法ならではでもあり、やや処理が甘いことも否めずではありますが、そこに愛嬌と素朴さを感じることもまた事実であります。

 

昔の spring court に通ずるようなアウトソールのボリューム感が特徴でしょう。今では他にないNOVESTA ならではのバランスになっているのではないかと思います。

 

それぞれ白の替え紐が付きます。同色のシューレースでは秋冬スタイルにも馴染みやすい落ち着きが得られ、白に替えればたちまちキャンバスシューズならではの軽快さが出せることでしょう。

 

NOVESTA – Star Master
col : Platan / Black
size : 41 / 42 / 43
price : 9,250 (+tax)