New Arrivals.

BASISBROEK の新作入荷です。
ブランド定番のロングセラーモデル、Bravo、今季はサマーウールで登場です。

 

股上を大きくとって、尻股まわりはかなりゆったり、膝下からキュッと細い、レングスはだいたいノークッションでジャスト(身長によって異なりますが)、という独特のシルエット。
サルエルパンツのようにもたつきをつくっていますが、サルエルと言えるほどではないです。

先行してご紹介済みの、同じく定番の Senne もそうなのですが、ゆったり感をもって穿くけれど、見た目としては意外にすっきりしている、という特徴があります。

 

生地の方もここ数年来ブランドの定番としている Travel Wool と名付けられたサマーウールが使われ、イージーパンツでありながらもエレガントな雰囲気です。

オリジナルファブリックの Travel Wool は、ストレッチが効いていて、通気性が好く、皺になりにくく、動きやすい、という三拍子を備えた生地となっています。

ウエストはゴム入りでドローコード付き、前の裏側に裏地が付きます。

 

楽ちんなんだけど、ルックスは上品で、カットソーとラフに合わせても絵になるイージーパンツです。

 

BASISBROEK – Bravo
col : Khaki / Blackish
size : 3
price : 18,000 (+tax)

 

FLAMAND のカットソーも新作が入荷です。
秋冬の長袖で展開していたハイネックの半袖ver. となります。

 

幅広のリブで、さほど高く立ち上がらないハイネックです。首元がキュッと締まった印象になる感じです。

シルエットはややゆったりでドロップショルダーというバランス。丈感は標準的で、オーバーサイズと言えるほどまでではない、ルーズシルエットとなります。

 

FLAMAND – High Neck Short Slv.
col : White / Beige / Black
size : 2 / 3 / 4
price : 6,500 (+tax)

 

Vincent et Mireille からはニットのボーダーTシャツが入荷。
一見ニットには見えないのですが、機能素材のポリエステル糸によるニット地になるそうです。

クルーネックで、ややゆったりシルエット。細ボーダーで品が好く、色合わせも抜群に好し。裾にスリットが入っていて気が利いています。

 

糸に撥水加工を施した “Proof PLUS” という特殊なポリエステルニット生地となり、洗濯を繰り返しても効果が持続するそうです。伸縮の利くハイゲージのニット生地で、肌当たり、通気性も良好。コットンのニット地のようなしっとりした滑らかさではなく、ドライタッチのサラサラした触感となります。

撥水コートの糸なので汚れにも強い。洗濯も通常のものと一緒で大丈夫です。

 

撥水ということは、汗を吸いにくいということにもなります。要するに、汗を吸うコットンとは逆の考え方で、汗で濡れないシャツということにもなるはずです。
一枚で着た場合、身体にまとわりついた汗を生地に吸わせず、自然乾燥させていくということになります。汗をかきかきして、すぐにシャツが VishoVisho になるのも不快だったりしますし、どちらが快適なのかは人により、時と場合によって変わってくるとは思います。
もちろん、コットンのインナーを着て、という着方も当然有りでしょう。

ハイテクファブリックもいいですが、そもそも色柄とデザインがかなりいい感じで、コーディネイトも気の利いたものになると思います。

 

Vincent et Mireille – Water Proof Stripe Knit Tee
col : Navy*Green
size : 40 / 42
price : 10,800 (+tax)

 

Merz b.Schwanen – Button Facing Shirt.

Merz b.Schwanen の大定番、Button Facing Shirt が久しぶりに入荷しました。
ドイツのカットソー専業ブランド、Merz b.Schwanen の本領のアイテムです。ここ数年は脇役の GOOD BASIC のラインをとっていましたが、このオールドスタイルのアンダーウェア型カットソーが代表的なモデルであり、こちらは本国自社工場での生産となります。

 

カットソーなのに世界観があり、表現力があります、と僕はよく言っているのですが、何かを感じていただけると思います。
このモデルは1940年代のヨーロッパのアンダーウェアがモチーフとなっていて、大量生産以前の時代ならではの意匠をなぞり、素材も無垢なオーガニックコットンを使い、製法も旧式の釣り編み機を使い、という具合でこだわり抜いてつくられたものです。

 

大量生産以前の時代は、下着といえども貴重なものでした。特にワーカーなどは、簡単には捨てずに継ぎ接ぎしてボロボロになるまで着たことでしょう。1900年代前半の品々が現代に残ったときに、ある種の迫力を伴って魅力的に映るのはそういう背景があるからで、デザイナーPeter Plotnicki 氏はそんなアンダーウェアに魅せられたのだと思います。

 


(デザイナー Peter Plotnicki )

ヨーロッパのミリタリーのアンダーシャツなどは、今でもこんな感じの伝統的なスタイルのものが残っていますし、我々からすると、すごく異国の服飾文化を強く感じ、それがプラスアルファの魅力になってしまっているように思います。

ですから、『よく分からいけど、なにか格好いい』 というのは、まっとうな反応だと思います。
無造作に、ただ着れば格好いいのだろうな、と伝わってくるかと思います。どう着るかを考えるよりも、自分は着れそうだ、と思えるかどうかではないでしょうか。

 

ということで、前置きが長くなりましたが、今シーズンは定番カラーを4色ご用意しました。
アンダーシャツがベースになっているので、細身のフィットとなり、ある程度身体のラインに沿って着ていただくことになるシルエットです。ただ、完全なアンダーシャツのサイジングではなく、あくまでも一枚でも着られるファッションアイテムとしてつくられています。

時代は逆なのかもしれませんが、こちらはあえて肩をグッと内側に入れ、キュッとした身まわりで着るイメージです。生地はどっしりしていて、厚地で腰がありますので、着こんでいくことで、シャツを自分の身体のラインに育てるという感覚でもいいと思います。

ボタンフェイシングの前立て裏には布帛の生地が貼られ、リブには凝った意匠が見られ、胴部は縫い合わせのないシームレス丸胴、脇はガゼット仕様で耐久性を高め、、
かなりしっかりしたディテールワークが注ぎ込まれ、やはり単純なTシャツとは一線を画しております。

流行り廃りではなく、やはりクラシックアイテムという性質のアイテムだと思います。そういうタイミングにおられる方々は、是非手を伸ばしてみてください。

 

Merz b.Schwanen – Button Facing Shirt 1/4 Slv.
col : Natural / Army / Ink Blue / Charcoal
size : 4 / 5 / 6
price : 13,200 (税込)

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
03-6273-1172
Open 13:00 – 21:00 (平日・土) / 13:00 – 20:00 (日・祝)
月曜定休

Glacon – Round Collar Polo Shirt.

夏の定番、Glacon のラウンドカラーポロが今年も入荷しました。
Fuzz では長らくおなじみとなっております、フランスの雄 Glacon による、シンプルながらもちょっと特別な鹿の子ポロシャツです。

 

ブランク(白)、マリン(紺)、ノワール(黒)、今季も定番的な3色をしっかりご用意しました。
商品説明については、過去の記事から編集して再掲しましょう。

(現状、過去の記事が失われていますが、文章と画像ファイルは別々で手元に残っています。時間ができたら少しずつ再現していこうと思っています。)

 

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グラソンのポロシャツのポイントは、『丸襟でかわいいね』 ということではありません。
大きく言えばシャツの方法論でつくられた鹿の子ポロシャツでありまして、元々テニスをルーツとするスポーツアイテムであることから、シャツと違って襟がペタッと平面的であることが特徴であるところを、あえてシャツの方に引き寄せたという性質のものです。

誤解を恐れずに言ってしまうと、鹿の子生地を使ったプルオーバーのシャツと言えましょう。
でもまあ生地は編地だし、着た時のバランス感はやっぱりポロシャツだから、シャツとポロシャツのハーフというような位置づけでどうでしょうか。

台襟の付いたラウンドカラーというのは、女性のブラウスのようではまったく無くて、むしろトラディショナルです。かわいく着るのではなく、格好よく着るということになります。

 

ポロシャツとしては袖もやや長めで、アームホールはシャツと同程度の広さがあり、袖口に向かって細くなっています。スポーティーなポロシャツとはこの部分もかなり違うポイントです。

 

そういうことですから、ワンポイントのごくシンプルなルックスではありながらも、実は着てみるとたたずまいが異なり、まただからこそ、もうカラーは白、紺、黒と、基本的かつ普遍的な色を堂々と着ればいいのかなと思います。

性質としてはコンサバではありながらも、フランスのものらしいニュアンスと品の好さがあり、服好きが気持ちよく着られるポロシャツになっていると思います。

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昨年のブログの文章ですが、言いたいことは洩れなく書かれていました。
毎年同じ商品を同じスタンスで販売しているということは、なかなかすごいことです。移ろいゆくことそのものがファッションと言えるわけで、移ろわないものというのはクラシックです。

クラシックだけでは少し堅苦しい、ファッションだけでは少し軽々しい、両者を自分なりのバランスで混ぜ合わせることこそが “スタイル” に対する Fuzz 的なスタンスであります。
しっかり好みを反映して、いろいろな要素をミックスするのが楽しく、またその結果として個性というものが生まれるのだと思います。ですからシンプルやベーシックが直ちに没個性であるということもありませんし、その逆もしかりです。

いやいや、そんなに深く考えることはないのですが、ワンポイントの鹿の子ポロシャツでも、いや、だからこそなのか、一歩深く踏み込めば、話はどんどん膨らんでいくもので面白いです。

 

Glacon – Round Collar Polo Shirt
col : White / Navy / Black
size : 3 / 4 / 5
price : 15,950 (税込)

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
03-6273-1172
Open 13:00 – 21:00 (平日・土) / 13:00 – 20:00 (日・祝)
月曜定休

Montmorency – Linen Beret.

Montmorency のリネンベレー帽が入荷しました。
今季の Montmorency はベレーです。

既にここでお伝えしていますが、製作は The Skilled Workers さんにお願いしました。1点1点丁寧にハンドメイドされた品々となっております。

 

8枚接ぎのミディアムサイズ、単色でシンプルなデザインです。
Fuzz で扱いのある Yarmo や Au Vrai Chic Britain のベレーと比べると、ほんの少しだけ全体を小さくしています。クラシックなフェルトの10インチベレーと比べると、わずかに大きく、だいたい普通の大きさです、と言うことができるかと思います。

クラシックなフェルトのベレーと比べて、8枚接ぎの仕様は深さが出て、より立体的となりますので、多少、やりやすくなっているかと思います。

 

表地はリネン100の涼やかな生地。この仕様は構造上、裏地が必要ということで、裏地には同色の綿麻生地を使っています。裏地もリネン100で狙ってみましたが、プライスが相当跳ね上がってしまうので諦めました。ただ、表地がリネン薄地ということで、裏地としてはある程度しっかりしていた方がモノとしては正しいということでした。

 

内周にはしっかりテープが巻かれフィット感を高めています。また、その内側にリボンテープを内蔵させて、少しですが絞れる仕様になっています。リボンを絞ることで、2センチ程度まで小さく調整できます。

絞らない状態で内周を計測すると、59.3 cm という具合でした。調整が利くということもあって、今回はワンサイズの展開とさせていただきました。
海外の表記で言うとだいたい Lサイズくらい、日本的な感覚ではだいたい標準サイズと言えるでしょう。

 

春夏のベレー帽、リネンのシンプルなものがなかなか見つけられなかったので、Montmorency が発動しました。リネンですと、ニットものか、成型のカチッとしたタイプのものがありますが、最も自然にかぶれるのはこの接ぎのタイプかなと思いました。
ベレー好きの方々はもちろん、初チャレンジの方々も、是非お試しになってみてください。

 

Montmorency – Linen Beret
col : Black / Navy
size : One Size
price : 9,680 (税込)

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
03-6273-1172
Open 13:00 – 21:00 (平日・土) / 13:00 – 20:00 (日・祝)
月曜定休