BRENA – STAND.

BRENA の新作ジャケットが入荷しました。
昨春夏に登場して定番モデルとなりました、スタンドカラージャケット、STAND。晩春から初夏にかけてサラッと羽織れるライトウエイトのジャケットです。

 

デザインから佇まいまで、カバーオール的なジャケットと映ると思いますが、身返しのついたテーラードジャケットの手法でつくられたジャケットです。もちろん、芯地が使われてパリっとしているわけではなく、あくまでソフトでカジュアルな着地点ではあります。

 

生地は先行のパンツで使われているコットン80、リネン20の綿麻カルゼです。薄地でしなやかな綾織り生地となり、肌当たり良好、爽やかな生地感です。

 

このラベルが付いている製品は、一人の職人が完成まで縫い上げてつくっているということを表しています。

 

胴まわりは少しゆったり、微妙に肩を落として、というバランス。緊張と緩和と言いますか、テーラードジャケット的なアプローチをしつつも、必ずしもパリっとはしていない、むしろユルッとした感じを持たせているのが BRENA 独特の面白さであり魅力でしょう。
正統派のテーラードジャケットは別の話となりますが、カバーオール系統はこういったニュアンスが多いようです。

 

リネンシャツの上からふんわりと羽織ったり、あるいはカットソーの上からラフに羽織ってもいいでしょう。これからもう少し気温が上がっていけばまもなく出番が来て、梅雨時も重宝するようなウエイト感です。

 

BRENA – STAND
col : Beige / Black
size : 44 / 46 / 48
price : 29,000 (+tax)

 

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このような状況ですし、天気も崩れたり寒暖の差もありで、なかなか季節感を感じにくいですね。しかし忘れてはいけないのは、ここからしばらくの間、湿度が上がる前の今時期は、気候としては最高にいい時期です。例年のような楽しみ方はなかなかできないと思いますが、近所の散歩などでいい季節を身体で感じたいものですね。

個人的な話になりますが、この時期になると、ようやく次のシーズンの仕込みが終わり、店頭業務に専念できるような状態になります。すると日々の生活が一段階ほど楽になり、少し余裕ができます。まだ入荷は多く、今度はゴールデンウィークを意識しなくてはなりませんから、商品アップの作業などはまだまだハードではありますが、自宅で発注のためにエクセルを開くということは無くなります。
すると、例年そのタイミングで、ニットや冬のアウターを洗ってしまい込む作業をはじめるのが常で、ああ、今年もやらなくては、というのがまさに今なのです。自分で洗うものとクリーニングに出すものとを分けて、何回かに分けて、洗濯機をまわし、風呂場で手洗いをしたりなど、休みの日にやり始めなくてはなりません。靴磨きなどもそうですが、やってしまえば意外と楽しいのに、やるまでは面倒に感じてなかなか手をつけられないものです。
みなさんもそんな活動をしておられることと思います。ああ忘れていたとゴールデンウィークに気がついて慌てて、というのが恒例という人もいるかもしれませんね。
いずれにしても、いい服は長く着たいし実際着れますから、最低限のケアはしっかりやっておきましょう。自戒を込めて。

 

SANDERS – Butt Seam Lofer.

SANDERS より新作登場です。
ミリタリーコレクションではないカジュアルラインから、コインローファーをセレクトしました。

 

OEM(あるブランドから生産を請け負う)こともしている SANDERS はいろいろなブランドと付き合いがあり、実はアメトラブランド旺盛のその当時、かなりその面のブランドの靴をつくっていたそうです。そんな背景からちょっとアメリカン・トラディショナルの線でいくつかモデルをつくりましょうということでできたうちの一つです。

端正なブリティッシュ・トラッドもいいですが、ことカジュアルシーンでシーズン性なども出しつつコーディネイトを、となると、やはりアメリカに着地したものたちは強いです。イギリス生まれのトラッドを、独自に進化させて “ファッション化” したものと考えれば、さもありなん。
トラッドの空気を残しながら、上手に丸みや艶などを加えて、合わせやすく、楽しみやすく、といったところでしょうか。

 

つま先の丸みが物語ります。
やはりイギリスやイタリアのローファーはもう少し尖りがあって、ボリュームもレスだったりしますが、この柔らかさが、カジュアルスタイルではやりやすさにつながり、より身近な存在にしてくれるのだと思います。

それでもコバの張り出しが意外なほどしっかりあって、ああイギリス靴だね、というのも分かります。

 

アッパーは上品なグレインレザー。かつてミリタリーコレクションで使われていたゴツい型押しレザーではなく、とても繊細なものです。
アウトソールはおなじみの ITSHIDE社製コマンドソール(通称ダイナイトソール)でグリップが利くラバー製。
オーソドックスなビーフロールタイプのコインローファーのデザインで、コバの張り出し感やソールのボリューム感が相まって、よりカジュアルなテイストを強めているように思えます。
思いきったカジュアルスタイルにも合わせられそうな懐の深さを感じます。

 

SANDERS でローファーというだけでも、なんとなく新鮮です。ヨーロッパ的なきれいめローファーと、Paraboot のノルウェージャンのローファー(ランス)の中間くらいの立ち位置で、どちらにも振れるような自由さがあるような気がしています。

 

SANDERS – Butt Seam Lofer
col : Black / Brown
size : 6 / 6H / 7 / 7H / 8
price : 50,000 (+tax)

 

Arts & Crafts – Back Pack.

Arts & Crafts のバックパックが入荷しました。
Fuzz では初登場となりますが、Black Nylon シリーズのレギュラーラインナップとなります。ヘヴィーデューティーな素材による機能性抜群のユーティリティ系のシリーズで、ビジネスユースとしてタフに使用されることも意識されたシリーズです。

 

素材はコーデュラバリスティックナイロン。軽量かつ頑強な生地として名高い機能系生地の王様的な立ち位置でしょう。一般的なナイロンの7倍の強度があるそうで、防弾チョッキに使われるナイロンよりも屈強だとか。

毎日使うバッグとしては、ああここぶつけた、ああここ擦った、と気を揉むのが嫌だ、という人にはこういう素材がおすすめです。

 

このモデルの最大の特徴は両サイドのスリットポケットです。
ジッパーで開閉ができて、マチになる部分が内部に引っ込む構造になっており、ペットボトルなどを挿しこんだ時に外側に張り出さないということを狙ったそうです。ペットボトル挿してます、折りたたみ傘挿してます、という感じを消し去ることができるということです。

 

背中の面には横方向に口のあるポケットが。背中側には緩衝材が入っていて、ここに13インチのノートパソコンを入れることができます。

 

このシリーズに共通するカードケースは、ホーウィン社のクロームエクセルレザーでしっかりつくられています。取り外しができる仕様です。

また、底面にもクロームエクセルレザーが使われ、重厚さと味わいを加えています。

 

内部はトラベルバッグのようにガバっと全部開くことができて、両面に内装ポケットが備えられています。
背側はここにノートパソコンでもいいし、あるいはタブレット、書類などを入れるようなイメージで、ストラップが付いています。

 

反対側の吊りポケットは、スナップボタンで着脱可能で、外したらちょっとしたポーチになります。

 

前面、下段のファスナーポケットには、その内部にさらに小さなポケットがあってスマホや名刺入れなどが入るポケットと、ペン挿しが備わります。

 

このブラックナイロンシリーズは、兄弟のような間柄のダブルシックスナイロンシリーズとかなり似通っています。
違いというのは、ダブルシックスナイロンには裏側にPVC加工を施し、生地が張って一定の硬度を保つようにしています。これによって中身が空でもクタッとならずにかたちを保ち、さらに耐水性を高めます。
しかし、その分、その加工の無いブラックナイロンシリーズより、多少重みが出ます。
という違いです。

 

Arts & Crafts – Black Nylon Slit Pack
col : Black
price : 30,000 (+tax)

 

Fuzz としては定番として位置づけています、そのダブルシックスナイロンシリーズの Flap Pack。こちらも同じタイミングで入荷しました。
ビジネスリュックとして選ばれる方が多いですが、非常に評判がいいです。

 

最大の特徴は、フラップ型をしており、パーツとしてドイツFIDLOCK社のストラップが使われていることでしょう。マグネットが付いていて横にスライドして留め外しをするしくみです。片手だったり、手袋をしたままで留め外しができるように、というものです。

 

あとはリュックのワンウェイに特化することで、外ポケットの付き方が自然で充実しているという点が使いやすさにつながっているようです。
そして、ルックス、たたずまいもいい感じです。

 

Arts & Crafts – Double Six Nylon Flap Pack
col : Black
price : 29,000 (+tax)

 

こちらもダブルシックスナイロンシリーズの 3 Way Tote Pack。こちらは新たに入荷していませんが、残り1点となっております。

 

Flap Pack とは逆に、こちらは使い方の幅にフォーカスが当てられ、3WAYで使えるという利便性を武器としています。
それから、容量もしっかりです。

 

Arts & Crafts – Double Six Nylon 3 Way Tote Pack
col : Black
price : 34,000 (+tax)

 

モデルは小川(ゆ)さん、これ2年半前の写真ですね。ほぼ変わってないですが、中身はけっこう変わっています。
この時は独身、現在新婚。
みなさん、彼に祝福をお願いいたします。

小川さん、また着用モデルをお願いします!

 

Montmorency – Normal Tee.

Montmorency の新作です。
今シーズンはカットソーをご用意しました。

 

いい生地が見つかったので、普通のクルーネックの七分袖をつくりました。
意外と展示会で見つからない、クルーネックの七分袖。サイズもクラシックなジャストフィットの設定にして、やはり 『あえて普通に』 というスタンスで、『それが実は無い』 というところを狙っています。

 

生地は細番手の糸による薄地生地です。表面を滑らかにするシルケット加工の施された天竺編みとなります。かすかな光沢感があり、スムースゆえに肌触りの好い上質なコットン生地となっております。

 

そしてもう一つ大事なことが、カラーです。『いい色』 は品質と連動しているということもあり、お店としてはこだわっているポイントです。特に春夏シーズンにおいては最大のポイントと言っても過言ではないかもしれません。

今回のこの生地は、濃色の方にいい色がかたまっていたので、淡色とバランスをとることなく、あえて濃い色ばかりを集中して選びました。
我ら年配はやはり濃色の方が安心する部分がありますし、若手のみなさんはちょっとクールな感じで着ていただけたらと思います。

 

セピアは暗いグレープ系。分かりやすく一言で表す色が無いような濃色の中間色です。

 

ダークオリーブはかなり暗めのオリーブです。
ブラックのボトムに安心して合わせられる色合いでしょう。

 

こちらは一応ダークチャコールとしましたが、見た目はほとんどブラックです。ただ本物のブラックと重ねてみると、やはり違いがそれなりに分かりますので、ブラックとはしませんでした。

実は同じ生地で半袖Tシャツも用意しました。もう少し後の入荷となりますが、半袖の方でブラックを選んでいるので比べていただけます。さらに言うと、ダークオリーブも、また同じようなでもちょっと違うダークオリーブがあり、この生地の濃色系の層の厚さを実感していただける予定となっています。

もう一つのポイントが、襟のリブです。共地かと言えばそうでなく、かなり細いリブにしてもらっています。Tシャツとしたら一般的には太く、ゴツめのリブの方が多いですが、どちらかというと Fuzz ではこちらが主流になるでしょう。ヨーロッパのアンダーウェアがルーツですというイメージで、上品な印象になることをベースにつくっていったのでした。

本当にインナー専用にしてもいいと思いますし、さらっと一枚で着るだけで、七分袖というのはそれだけでちょっとしたニュアンスをつくると思います。
イメージとしては、すっきりシルエットでジャストサイズで服を着るタイプのみなさんに向けています。普通に着てさりげない格好よさ、ということになるであろうと期待しています。

 

Montmorency – Normal Tee
col : Sepia / Dk.Olive / Dk.Charcoal
size : 2 / 3 / 4
price : 6,000 (+tax)