kearny – Short Movie.

kearny movie I′m Old Fashioned ①
kearnyを使用している方々のお住まいや職場にお邪魔し、どの様なシーンで眼鏡やサングラスが使われているか短編のドキュメンタリー映画の様なイメージで取り組みました。
モデル夫婦の日常とkearnyのデザインに必要なプロダクトや作家アイテムなどを中心に撮影しました。

 

kearny movie I′m Old Fashioned ②
学芸大学駅にある Hummingbird coffee。友人お紹介で初めてお邪魔した際、店主がkearnyを愛用頂いており、驚いた勢いで声をかけさせて頂いた事から足繁く通っています。 珈琲の味や空間、音楽など心が休まる理想のお店です。

 

kearny movie I′m Old Fashioned ③
埼玉県小川町にある無農薬農家 SOUFARM。以前モデルをしていた友人が、子育てをきっかけに無農薬の野菜に興味を持ち、0から約7年勉強し、今年独立しました。 小川町も無農薬の野菜を作れる環境が限られています。 毎日天候や虫と雑草と戦っている姿にとても感銘を受けました。

 

----------

 

デザイナーの熊谷さん自身の手によるイメージ映像です。それぞれのコメントもご本人が書いたものです。
日常生活の中で、kearnyの眼鏡がどう映るのか?実際にデザイナー本人と関わりのある人々が愛用する様を静かに映したショートムービーとなっています。

 

Vintage – French Army M-64 Parka Coat.

ミリタリーのデッドストックの入荷です。
今シーズンはフランス軍のパーカコートを集めることができました!

 

フランス陸軍のパーカコート。もう15年以上も前になりますが、USED をよく販売していました。我々はフランス買付がメインのお店でしたので、当時はよく見かけるアイテムで、特に珍しいものでもなく、いわゆる 『レギュラー』 という枠、つまりいつでも入手できるものという位置づけでした。

しかし月日は流れ…。

 

それでも当時もデッドストックには当たらなかったかもしれません。
ちょうど少し前に、その筋に詳しいお客さんとのお話でこのパーカが話題になり、今や簡単じゃねえですぜ、ということを聞き及んでいたこともあり、オファーが来た時には飛びついたというわけです。
今回は十数着確保することができたのですが、ディーラーさんもやはり簡単じゃねえですぜ、と言っていました。

 

ということで、フランスのミリタリーパーカ。
ヨーロッパでは、こういうアイテムのことを 『パーカ』 と言い、古くから払い下げの軍パーカを羽織る風習がありました。いつからか、それはモッズの頃かしら、ファッションアイテムとして注目されるようになり、カルチャーさえ感じるようなアイテムとして脈々と今に続いているというものです。

60年代イギリスのモッズ達が着たのは、主に米軍のフィッシュテールのものとされていますが、だけでなく、おそらくヨーロッパのこういった色々なパーカも着られていたはずです。

 

特徴としては、ハイネックで一体型のフード、ラグランスリーブ、ウエストと裾のドローコード、ざっくりシルエットにハーフコート丈程度あるしっかりした着丈、そして着脱可能なライナー、といったところ。

シェルはコットンのサテン織りで、さほど厚いものではなく、ライナーを外すと思いのほか軽やかです。ライナー有りではけっこうな防寒性なので、秋冬春と3シーズンしっかりいけるはずです。

 

ライナーは表面がボアになっているものと、そうでないものが混在しています。ボアになっていないものも、裏面が起毛しており、厚さそのものはほとんど一緒なので、防寒性能は変わらないはずです。
また、軍用の非商用品ですので、本体とライナーは別々につくられ、サイズ毎に無造作に合わせられていたようです。ですから、ラベルに書いてある製造年が本体とライナーで一致しませんので、そういうものだと思ってください。

ついでに注意点をもう一つお伝えしておくと、未洗いのものとワンウォッシュのものが混在しています。全て未使用のデッドストックで、品質的にはバラつきはなく、すべて良品です。
40年前後も前のものなので、多少の汚れや傷みはあり、まずはそこのご理解をお願いいたします。全体的な軽い汚れがあるものに関してのみ、洗いをかけているのですが、いずれにしても、古いものなので未洗いのものも一度洗濯するのが自然だと思います。シェルはコットン100ですし、ライナーもアクリルなので、水洗い、丸洗いはまったく問題ありません。

 

また鏡越しの写真で恐縮です。
ライナーを外した状態で92Cというサイズを着ています。
92Lというサイズもあって、これより着丈が若干長いです。2サイズ共着てみましたが、感覚的にはそれほどの違いを感じませんでした。

 

ミリタリーと言えばこんなものと言えますし、今っぽい感覚と言えば言えるような緩いシルエットで、なかなかサイズの感じもいいように思います。だいたいMサイズを着る僕が着てそれなりに大きめな感じですが、どんな体格の人が着ても、ざっくり感が出て、いいくらいにおさまるような気がしています。
いずれにしても、リアルな軍モノは、サイジングに完璧を求める必要はなく、多少のズレがまたいい味になるように思います。

さりげなくリアルミリタリーのアイテムを身につけるのは、ファッションとしての楽しさがあります。ただ着る、というスタンスで、あえて無造作に着ることを楽しむことができるし、しかし、どう着る、で楽しむのもまた面白いですね。

 

FRANCE Military – M-64 Parka Coat (Dead Stock/Vintage)
size : 92C / 92L
price : 24,000 (+tax)

 

kearny.

kearny のアイウェアが入荷してきました。
今季新作というものではありませんが、新しいモデル1型、継続モデル2型、新色を交えての入荷となります。

 

新登場となります、uhuy はサーモントのクラウンパント型。今回はいつものクリアレンズではなく、カラーレンズで指定しています。このモデルのサングラスには、薄いブラウンカラーが採用されているために、室内や夜でもかけていられるサングラスとして調子よさそうだと思いました。
視力のいいお客さんからサングラスの要望が出ていましたので、これだと思いました。

 

やや硬派な印象ですが、だからこそ本セルロイドのやわらかさが際立ちます。しっかりしたアクセントになりますので、シンプル、ベーシック系のスタイルを好む層に相性が好いように思います。いいものをシンプルに着て、何かちょっと寂しいな、という時などに、しっかりしたニュアンスを加えてくれるはずです。

 

kearny – uhuy
col : Black / Marble
price : 33,000 (+tax)

 

継続となります dearie は、ブラックと、今季の新色として追加されたクリアグリーンを。
バランスの好いボストン型セル眼鏡として、定番的に扱っていきたいモデルです。

クリアグリーン、いい色です。
クリアカラーは光がどれだけ入るかで透明度、色の濃さが異なって見えます。太陽光を当てて撮影していますが、室内ではもう少し暗く見えます。

 

kearny – dearie
col : Black / Clear Green
price : 35,000 (+tax)

 

こちらも継続 desmond は、カラーも変わらずにブラックとブラウンササの2色展開です。
dearie と兄弟のようなモデルでこちらがウェリントン型。太すぎず細すぎず、存在感がありつつも過剰でないというバランス型。では地味かというとそんなことはなく、ファッション度合が素晴らしくちょうどいいです。

僕自身、dearie と desmond を両方とも手に入れて、すごく気に入っていることから、少し熱めにおすすめしてしまう次第です。

kearny – desmond
col : Black / Brown Sasa
price : 35,000 (+tax)

 

Black Sheep.

Fuzz の冬の風物詩、Black Sheep のウールアイテムが入荷しました。
今年もそんな時期になりました。

======================

『ブラックシープ』 とは、実際に生息する羊の品種の名前です。
その名の通り黒い毛を持ち、標高の高い山地に生息しているそうです。寒いところに住んでいる羊の毛だから温かいだろう、というところが説得力の部分です。

また、極力脱脂を控えめにしたピュアウールの状態で製品にしており、いかにもイギリスのトラディショナルな防寒用ニット製品といった趣が感じられる品々です。

======================

毎年の定型文となりますが、年に一度の入荷なので律儀に繰り返しておきます。

 

今年の新アイテムとなります、ウールニットタイ。
防寒についてはちょっと脇に置くしかないですが、でも冬っぽさという意味では、しっかり冬ならではのアイテムでしょう。気分として、お洒落しているな、と思えるということも大切な要素ではないかと思います。

 

ボリューム出すぎないかとか、フォルムは美しいかとか、ちょっと心配かもしれませんが、意外と大丈夫です。もちろん芯地のないものですので、パキッとはいきませんが、Black Sheep ならではの毛糸の腰が利いていますし、またニットなので伸縮が利きますので、絞ったり緩めたりでノットの大きさも調節できます。

コーディネイトに季節性を入れて、よりカジュアルでラフなタイドアップスタイルがつくれます。実際にはスタイルのアップに使うか、ダウンに使うかは人それぞれですが、柔らかな印象で、愛嬌みたいなものが加えられるのは共通しているように思います。

 

Black Sheep – Wool Knit Tie
col : Derby Tweed / Dk.Brown / Cinammon
price : 5,200 (+tax)

 

ボーダータイプはFuzzの別注ということで色を組みました。ローコントラストで地味ですが、渋さがあると思います。単色やソリッドなジャケットやアウターにはこれくらいの変化が心地いい気がしました。

単色はV型ですが、ボーダーはスクエア型となります。
ややワイドめなボーダーなので、より愛嬌が出るのではないでしょうか。

このくらいのニットタイですと、第一ボタンを開けて、ちょっと緩く締める感じでもしっくりくると思います。力の抜けたタイドアップがなかなか絵になります。

 

Black Sheep – Wool Knit Tie
col : Brown Border / Denim Border
price : 5,400 (+tax)

 

そしていつもの指ぬきグローブ、今年は4色。
こちらも長年の定番として継続しております。

 

Black Sheep – Open Finger Knit Groves
col : Derby Twist / Grey Twist / Black Welsh / Charcoal
price : 2,400 (+tax)

 

-----------

 

Black Sheep が店頭に並ぶと、いよいよ冬の始まりという気分になります。
今日あたりは真冬に近い寒さで、いよいよ服装も本格的に冬仕様にシフトする時期になってきましたね。

今年は NANDA-KANDA の影響によって、予定していたニットやアウターが納品されないということがいくつか起こっていますので、このタイミングで新作入荷の方はだいたい済んでいます。
これからは、今後のみなさまの買いっぷりによってですが、何かメーカー在庫が無いかとか、おもしろいミリタリーアイテムがないかとか、探っていくという流れになります。
実際どうなるか分からないですが、今年は寒い冬になるという噂はありますので、冬の服をじっくり物色していただけたらと願っております。

僕自身も商品アップとブログ更新に急き立てられるプレッシャーから解放され、時間を見つけて店頭の品々を物色しはじめました。初めての扱いになる J&S FRANKLIN EQUIPMENT のジャケットを買って昨日から着ていますが、けっこういいですね。みなさんの邪魔にならない程度にコソコソと買っていきたいと思います。

NANDA-KANDA の方がなかなかな状況となっていますので、是非ご来店くださいということがまた言いにくくなってしまいましたが、実店舗は普段通り営業しており、当店の基本的なスタンスも変わっていません。ご来店の際にはマスクと消毒と節度を、ということでお互い気をつけていきましょう。気をつけている者同士なら問題ないと思っています。
もちろん、いや出ずらいよなぁ、ということも重々分かりますので、その場合には、落ち着いてからゆっくりいらしていただくか、通販の方も是非ご利用ください。

気がつけば
師走じゃないか
服買おう
(小林一茶)