Dead Stock Watches.

おもしろ腕時計が手に入りました。
お付き合いのあるディーラーさんからの 『こんなの出てきました、渋くないですか?』 というオファー。こういうことは、いつだって突然です。

1979年の SEIKO ALBA、1980年の CITZEN VEGA、約40年前のデッドストックのデジタルウォッチです。

 

Fuzz としては、ヴィンテージ志向はあっても、レトロ志向はあまり無いのですが、この辺りは微妙なところだと思いました。問題は、シンプルな 『古いものの好さ』 を感じることができるか否か、というところになりますが、この2本には感じることができました。(デッドストックはこれだけでなく何本も見せていただきました)

もう単純に、古いものだからこその恰好好さ、今モノには真似のできない魅力、そこだけの話ではあります。どれだけレアかなどよりも、グッとくるかどうかでしょう。

 

こちら、SEIKO の ALBA です。
昭和の雰囲気がありつつ、古さの渋さが感じられます。

 

<商品紹介>
SEIKO のセカンドブランドとしてスタートした “ALBA”のデジタルクォーツ腕時計、1979年のデッドストックです。
当時まだほとんどの腕時計が高価格帯のみで展開されていましたが、若者をメインターゲットにした新しい展開を狙い、新たなブランド名を掲げて展開をはじめたのが ALBA です。現在も継続しているブランドですが、1979年に展開がスタートし、最初にラインナップされたモデルとなります。

機能は、日常生活防水・ストップウォッチ・日付曜日表示・内部照明ライトです。
データバンクなどのデジタルウォッチの隆盛前夜の時代、年代を感じさせるレトロなデザインが新鮮です。
ベルトについては現行のものを付け直しています。

 

デッドストックの腕時計ということで、全体のくすみ感や目立たない程度の小さなキズはご容赦ください。もちろん常識的に目につくようなキズものは除けていますので、コンディション的な心配は大丈夫です。

古いものなので、部品などの問題がありますが、修理可能であることは確認済みです。
これまでと同様、デッドストック系の腕時計は3ヵ月の保証付きということになっています。自然故障のみとなり、期間内の電池交換も含みます。過失での故障や保証期間外での修理、電池交換も当店が窓口となり、対応させていただきます。

 

Dead Stock CITIZEN VEGA – Desital Quartz
col : Silver
price : 15,400 (税込)

 

こちら、CITIZEN の VEGA。
同時代にライバル SEIKO に対抗してつくられたブランドです。

 

<商品紹介>
CITIZEN の VEGA は、1979年スタートの SEIKO ALBA に対抗し、若者をターゲットにしたセカンドブランドとして1980年に創設されました。
当時、SEIKO と CITIZEN は熾烈な競争を繰り広げており、CITIZEN は1976年に世界で初めてデジタル式アラーム機能を搭載したことを全面に押し出し、マルチアラーム(2つのアラーム)機能を特徴としてこのモデルを売り出しました。

機能は、日常生活防水・マルチアラーム・ストップウォッチ・日付曜日表示・内部照明ライトです。
データバンクなどのデジタルウォッチの隆盛前夜の時代、年代を感じさせるレトロなデザインが新鮮です。
ベルトについては現行のものを付け直しています。

 

お客さま方の年齢層的には、いわゆる同級生(1979年、1980年生まれ) ということも珍しくないかもしれません。わたくし自身も70年代製の PONKOTSU ヴィンテージですが、同時代に生み出されたものと自らを比べてみるのは、なんとなく不思議な感じで面白いと思います。
『おれ、古いな』 と思います。

リアルタイムでこのあたりの雰囲気を知る人は、さらに10年20年のセンパイ方になると思いますが、当時が偲ばれると思いますし、70年代なんて昔過ぎて想像もできませんよという若手のみなさんには、ワクワクするヴィンテージと捉えられるのではないでしょうか。
各世代で感じ方が違ってくると思うと、また面白いです。

 

Dead Stock CITIZEN VEGA – Desital Quartz
col : Silver
price : 15,400 (税込)

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
03-6273-1172
Open 13:00 – 21:00 (平日・土) / 13:00 – 20:00 (日・祝)
月曜定休
Family : FENEST Belle

 

O.T.A. – Graviere.

初登場となります、フランスの O.T.A. のスニーカーをご紹介します。
今春日本初上陸という新鮮なブランドです。

 

● O.T.A.
“On The Asphalt”。フランスのスニーカーブランドです。
デザインはシンプルかつクリーン。リサイクルレザーやリサイクルタイヤなどを資材として活用し、サスティナビリティへの取り組みも積極的です。
デザイナーのアルノー・バルポトーが訪れた美しい土地をモデル名としています。

 

シンプルな白のレザースニーカーは常に探しているのですが、探しているのはまさにこんな感じのものでした。しかもフランスから出てきた、しかもまだ世に知られていない、ということで勇んで発注したのでした。

サスティナブルを謳う現代の感覚のブランドで、ややもするとヨーロッパもアメリカも、このテイストのスニーカーといったらセレブ感の強いブランドが多いのですが、この O.T.A. はそんなにはそういう印象を受けません。多少はあるとは思いますが、全開でなければ問題はありません。

なんでもデザイナーさんが旅先で訪れた美しい土地の名をモデル名としているそうで、その土地の座標(緯度・軽度)がヒールに書かれています。シンプルなデザインの中にオリジナリティがキラリ。

 

スニーカーで僕が注目しているのは、履き口まわりのボリューム感です。履き心地やスペックといった面ではここのクッションはよく効くのが好ましいのでしょう、現代的なスポーツ系、アウトドア系のスニーカーではここのクッションが厚いものが多いと思います。
ただ、ファッション的な感覚で見ると、ここのボリュームができるだけ小さい方が、ルックスとしてのバランスは好ましいと思っています。せっかくすっきりしているデザインであればなおさらで、服屋としては、潔くルックス重視のスタンスをとろうということです。

そういう観点からも、この O.T.A. のスニーカーはいい具合で、いかにもフランス的な、ちょいぽってり型であるのに、履き口まわりがすっきりしていることでスマートな見え方をするのです。

ヴィンテージのレザースニーカーに触れたことがある人には感覚的に分かるかもしれません。80年代前半以前のヨーロッパのスニーカーに、現代のものにない格好よさを感じるのは、このポイントも一因になっていると、私は推測しております。

 

ということで、適度にボリューム感がありつつ、印象としてはすっきり。質感はしっかり。
アウトソールには廃タイヤが使われていて、耐久性とグリップ力もしっかり。

 

ヒール部分の座標です。モデル名となっている Graviere という場所の緯度、経度の数字です。このあたりの感覚は、現代的で、ファッション的で、ヨーロッパ的なのだと思います。
クラシック的で、スポーツ的で、というものと対極で、同じようなルックスでも、トータルでは意外と大きなニュアンスの違いになってくるから面白いです。

 

なんてことないのですが、やっぱり、しっかりした白のオールレザーのスニーカーは、格好いいです。個々いろいろありますが、アイテムとしてはクラシックと言ってしまっていいでしょう。迷った時に戻ってくる場所のような、普遍的アイテムです。そのポジションに、何を持ってくるのか、ここにその人の個性が表れるのでしょうね。

 

O.T.A. – Graviere
col : White
size : 41 / 42 / 43 / 44
price : 27,500 (税込)

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
03-6273-1172
Open 13:00 – 21:00 (平日・土) / 13:00 – 20:00 (日・祝)
月曜定休
Family : FENEST Belle

 

The Skilled Workers – Linen BB Cap.

The Skilled Workers のリネンキャップが入荷しました。
4月に入り、ここからグッと紫外線が強まりますので、ヘッドギアにも要注目です。

 

昨年の好評を受けて、です。
実際はラインナップに並んでいなかったため、お願いしてつくっていただきました。ラインナップしていないので、カラーは選んでいいですよと言われたので、今回は僕の方で考えました。
秩父の山奥にこもること3日間、天からのお告げを聞いてこの配色に決めました。

 

リネン100%というのがいいです。やはり通気性良好というのが大きいと思います。
前側の裏に芯地を貼って、ある程度かたちがキープされるようにしてあり、リネンでもヘナヘナしわしわにはならないというのが大きな特徴であり、魅力となっています。

スポーツベースのキャップではなく、帽子屋さんがつくるキャップなので、ツバも硬くなく、ソフトで軽快です。縁にワイヤーが入っていて、好きなようにカーブをつけられます。
ストリート系の浅型でなく、ある程度高さのあるフォルムも特徴として挙げておきましょう。

 

本体が薄いベージュにツバがカーキベージュ。

 

本体がネイビーに、ツバがグレー。

 

本体がチャコール、ツバがグレープ。

 

街に、野外に、これからの時期、帽子類は活躍してくれることでしょう。
普段あまり帽子はかぶらないという人も、髪のセットをせずにひょいっとかぶって出かけられるという魅力がありますので、何かしら自分に合うものを見つけておくと便利だと思います。
是非、お試しください。

 

The Skilled Workers – Linen BB Cap
col : Natural / Navy / Charcoal
size : Free
price : 8,580 (税込)

 

The Skilled Workers は工房ベースの帽子専業のメーカーさんで、ハットをメインに帽子ならなんでもいける職人気質のブランドです。今回もリクエストしてつくってもらったのですが、このように融通が利いて、いろいろと親切にしていただいています。
そして、実はこれとは別口で、リネンのベレー帽の制作をお願いしています。こちらはブランドさんにある型ではないものからつくっていただくので、Fuzz のオリジナルということにしてくださいということで、Montmorency のラベルを付ける予定です。
後日、もうすぐに出来上がってくる予定です。

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
03-6273-1172
Open 13:00 – 21:00 (平日・土) / 13:00 – 20:00 (日・祝)
月曜定休
Family : FENEST Belle

 

Touareg Silver.

Touareg Silver のバングルが入荷しました。
初登場となるシルバーアクセサリーです。

● Touareg Silver
アフリカ・サハラ砂漠の遊牧民であるトゥアレグ族の伝統工芸となっているシルバー細工のアクセサリーです。高純度のシルバーを素材とし、すべての工程が手作業となります。

 

ネイティブ系アクセサリーとなりますが、アメリカをとっかかりとすると、インディアンジュエリーに行き当たり、ヨーロッパから辿っていくと、アフリカのトゥアレグに行き着くようです。
ネイティブの人々の伝統的な民族衣装の一部として、廃れることなく脈々と継承されてきたわけですが、インディアンジュエリーと同様、ファッションの分野で注目を集めることになり、徐々に世に広まりました。具体的に言いますと、かの HERMES がトゥアレグのアクセサリーをコレクションとして展開したというのが大きな契機だったようです。

 

純銀(シルバー99%以上)を素材とし、全てハンドメイドでつくられます。模様には手作業ゆえの雰囲気が感じられ、ネイティブジュエリーならではの民族的、かつ文化的な薫りに彩られます。

 

今回はバングルを3種類のデザインでご用意しました。
ここ1年くらいでしょうか、アクセサリー全般の注目度が上がっている気配を感じていて、けっこう前から展示会で拝見していた Touareg のシルバーアクセを今回初めてご用意してみました。

 

一般的には、シルバーアクセと言えばほとんど Sterling Silver と呼ばれる925シルバーが素材となっています。これは金属強度を上げるため、シルバーが92.5%、他が強化用の金属、というものなのですが、Touareg では 99%以上シルバーという純銀製となっています。
そのため、925シルバーより強度が落ちますので、広げたり狭めたりの調整は最低限にしてください。金属疲労が蓄積して、折れの原因となってしまいます。925シルバーでも金属疲労はありますので、そもそも気を付けなければいけないことではあります。ですので、Touareg に限りませんが、店頭でのご試着の際には、グッと小さくしたりなどは禁止ということで宜しくお願いいたします。

 

コーディネイトに1つアクセントを、またちょっとした緊張感をプラスするシルバーアクセサリー。難しく考えずに、より感覚的に取り入れていただけたらと思います。

Touareg Silver – Silver Bangle
size : Men’s Free
Price : 18,000 (+tax) each