O.T.A. – Graviere.

初登場となります、フランスの O.T.A. のスニーカーをご紹介します。
今春日本初上陸という新鮮なブランドです。

 

● O.T.A.
“On The Asphalt”。フランスのスニーカーブランドです。
デザインはシンプルかつクリーン。リサイクルレザーやリサイクルタイヤなどを資材として活用し、サスティナビリティへの取り組みも積極的です。
デザイナーのアルノー・バルポトーが訪れた美しい土地をモデル名としています。

 

シンプルな白のレザースニーカーは常に探しているのですが、探しているのはまさにこんな感じのものでした。しかもフランスから出てきた、しかもまだ世に知られていない、ということで勇んで発注したのでした。

サスティナブルを謳う現代の感覚のブランドで、ややもするとヨーロッパもアメリカも、このテイストのスニーカーといったらセレブ感の強いブランドが多いのですが、この O.T.A. はそんなにはそういう印象を受けません。多少はあるとは思いますが、全開でなければ問題はありません。

なんでもデザイナーさんが旅先で訪れた美しい土地の名をモデル名としているそうで、その土地の座標(緯度・軽度)がヒールに書かれています。シンプルなデザインの中にオリジナリティがキラリ。

 

スニーカーで僕が注目しているのは、履き口まわりのボリューム感です。履き心地やスペックといった面ではここのクッションはよく効くのが好ましいのでしょう、現代的なスポーツ系、アウトドア系のスニーカーではここのクッションが厚いものが多いと思います。
ただ、ファッション的な感覚で見ると、ここのボリュームができるだけ小さい方が、ルックスとしてのバランスは好ましいと思っています。せっかくすっきりしているデザインであればなおさらで、服屋としては、潔くルックス重視のスタンスをとろうということです。

そういう観点からも、この O.T.A. のスニーカーはいい具合で、いかにもフランス的な、ちょいぽってり型であるのに、履き口まわりがすっきりしていることでスマートな見え方をするのです。

ヴィンテージのレザースニーカーに触れたことがある人には感覚的に分かるかもしれません。80年代前半以前のヨーロッパのスニーカーに、現代のものにない格好よさを感じるのは、このポイントも一因になっていると、私は推測しております。

 

ということで、適度にボリューム感がありつつ、印象としてはすっきり。質感はしっかり。
アウトソールには廃タイヤが使われていて、耐久性とグリップ力もしっかり。

 

ヒール部分の座標です。モデル名となっている Graviere という場所の緯度、経度の数字です。このあたりの感覚は、現代的で、ファッション的で、ヨーロッパ的なのだと思います。
クラシック的で、スポーツ的で、というものと対極で、同じようなルックスでも、トータルでは意外と大きなニュアンスの違いになってくるから面白いです。

 

なんてことないのですが、やっぱり、しっかりした白のオールレザーのスニーカーは、格好いいです。個々いろいろありますが、アイテムとしてはクラシックと言ってしまっていいでしょう。迷った時に戻ってくる場所のような、普遍的アイテムです。そのポジションに、何を持ってくるのか、ここにその人の個性が表れるのでしょうね。

 

O.T.A. – Graviere
col : White
size : 41 / 42 / 43 / 44
price : 27,500 (税込)

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
03-6273-1172
Open 13:00 – 21:00 (平日・土) / 13:00 – 20:00 (日・祝)
月曜定休
Family : FENEST Belle

 

The Skilled Workers – Linen BB Cap.

The Skilled Workers のリネンキャップが入荷しました。
4月に入り、ここからグッと紫外線が強まりますので、ヘッドギアにも要注目です。

 

昨年の好評を受けて、です。
実際はラインナップに並んでいなかったため、お願いしてつくっていただきました。ラインナップしていないので、カラーは選んでいいですよと言われたので、今回は僕の方で考えました。
秩父の山奥にこもること3日間、天からのお告げを聞いてこの配色に決めました。

 

リネン100%というのがいいです。やはり通気性良好というのが大きいと思います。
前側の裏に芯地を貼って、ある程度かたちがキープされるようにしてあり、リネンでもヘナヘナしわしわにはならないというのが大きな特徴であり、魅力となっています。

スポーツベースのキャップではなく、帽子屋さんがつくるキャップなので、ツバも硬くなく、ソフトで軽快です。縁にワイヤーが入っていて、好きなようにカーブをつけられます。
ストリート系の浅型でなく、ある程度高さのあるフォルムも特徴として挙げておきましょう。

 

本体が薄いベージュにツバがカーキベージュ。

 

本体がネイビーに、ツバがグレー。

 

本体がチャコール、ツバがグレープ。

 

街に、野外に、これからの時期、帽子類は活躍してくれることでしょう。
普段あまり帽子はかぶらないという人も、髪のセットをせずにひょいっとかぶって出かけられるという魅力がありますので、何かしら自分に合うものを見つけておくと便利だと思います。
是非、お試しください。

 

The Skilled Workers – Linen BB Cap
col : Natural / Navy / Charcoal
size : Free
price : 8,580 (税込)

 

The Skilled Workers は工房ベースの帽子専業のメーカーさんで、ハットをメインに帽子ならなんでもいける職人気質のブランドです。今回もリクエストしてつくってもらったのですが、このように融通が利いて、いろいろと親切にしていただいています。
そして、実はこれとは別口で、リネンのベレー帽の制作をお願いしています。こちらはブランドさんにある型ではないものからつくっていただくので、Fuzz のオリジナルということにしてくださいということで、Montmorency のラベルを付ける予定です。
後日、もうすぐに出来上がってくる予定です。

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
03-6273-1172
Open 13:00 – 21:00 (平日・土) / 13:00 – 20:00 (日・祝)
月曜定休
Family : FENEST Belle

 

Touareg Silver.

Touareg Silver のバングルが入荷しました。
初登場となるシルバーアクセサリーです。

● Touareg Silver
アフリカ・サハラ砂漠の遊牧民であるトゥアレグ族の伝統工芸となっているシルバー細工のアクセサリーです。高純度のシルバーを素材とし、すべての工程が手作業となります。

 

ネイティブ系アクセサリーとなりますが、アメリカをとっかかりとすると、インディアンジュエリーに行き当たり、ヨーロッパから辿っていくと、アフリカのトゥアレグに行き着くようです。
ネイティブの人々の伝統的な民族衣装の一部として、廃れることなく脈々と継承されてきたわけですが、インディアンジュエリーと同様、ファッションの分野で注目を集めることになり、徐々に世に広まりました。具体的に言いますと、かの HERMES がトゥアレグのアクセサリーをコレクションとして展開したというのが大きな契機だったようです。

 

純銀(シルバー99%以上)を素材とし、全てハンドメイドでつくられます。模様には手作業ゆえの雰囲気が感じられ、ネイティブジュエリーならではの民族的、かつ文化的な薫りに彩られます。

 

今回はバングルを3種類のデザインでご用意しました。
ここ1年くらいでしょうか、アクセサリー全般の注目度が上がっている気配を感じていて、けっこう前から展示会で拝見していた Touareg のシルバーアクセを今回初めてご用意してみました。

 

一般的には、シルバーアクセと言えばほとんど Sterling Silver と呼ばれる925シルバーが素材となっています。これは金属強度を上げるため、シルバーが92.5%、他が強化用の金属、というものなのですが、Touareg では 99%以上シルバーという純銀製となっています。
そのため、925シルバーより強度が落ちますので、広げたり狭めたりの調整は最低限にしてください。金属疲労が蓄積して、折れの原因となってしまいます。925シルバーでも金属疲労はありますので、そもそも気を付けなければいけないことではあります。ですので、Touareg に限りませんが、店頭でのご試着の際には、グッと小さくしたりなどは禁止ということで宜しくお願いいたします。

 

コーディネイトに1つアクセントを、またちょっとした緊張感をプラスするシルバーアクセサリー。難しく考えずに、より感覚的に取り入れていただけたらと思います。

Touareg Silver – Silver Bangle
size : Men’s Free
Price : 18,000 (+tax) each

 

New Arrivals.

ARMEN のサスペンダーが入荷しました。

ずいぶん前に一度展開しましたが、久しぶりの登場となりました。実は ARMEN では毎シーズン用意されている定番アイテムとなっています。
イギリスの ALBERT THURSTON 社の手による、英国スタイルの本格派です。

 

イギリスものならブレイシーズと呼べ、という声も聞こえてくるかもしれませんが、まあ堅いことを言わずに、スタイルのアクセントとして思い思いの使い方をしていただけたら、というのがブランドさんのスタンスです。

 

スラックスのトラッドスタイルにも、ワークっぽいスタイルにも、いろいろとお使いいただけます。
どんなスタイルにせよ、ズボンを吊れば何かクラシックな薫りが漂います。当たり前のように、堂々とするのが格好いいと思います。

 

ARMEN – Suspenders
col : Camel / Dk.Brown / Black
price : 8,000 (+tax)

 

イギリスのファクトリーブランド、Alderney のモールスキンのキャップ。
なかなか届かないので、今回はもう無理かなと諦めかけたところで、突然の入荷でした。

 

起毛感のある、いわゆるイングリッシュ・モールスキン。ブラックでシンプルクールな雰囲気です。

 

Alderney – Moleskin B.B.Cap
col : Black
size : Free
price : 7,800 (+tax)

 

恒例の Highland Tweeds もいつものタイミングで入荷。
標準サイズのラムズウールのタータンチェックマフラーです。

 

果てしなくある色柄の中からだいたい例年通りのバラエティーになるようピックアップしています。
毎年いろいろな色柄を見ていますが、自分自身で 『いいな』 と感じる色合いは、発注時と入荷時で違ってしまい、実際に素早く売れていく色柄も発注時の予想と違ってしまい、既に制御不能になって久しいです。
しかし、バリエーションというのは、ふとした出会いをもたらしてくれて、それだけで価値があるのだと思います。

昨年も書いていますが、この色目持っていないな、このアウターだけ合う色柄がないんだよな、値段の割にはきちんとしたプレゼントになるな、等々、細かいニーズでお気軽に物色していただけたら幸いです。

 

Highland Tweeds – Wool Muffler
col : various
price : 4,000 (+tax)