James Mortimer – Irish Linen Shirt for A/W.

遅れておりました、James Mortimer の今シーズン分が届きました。
この秋冬は、アイリッシュリネンのヘヴィーウエイトリネンでご用意しています。

 

今季はボタンダウンカラーにコンフォートフィット。以前にご説明したかと思いますが、レギュラーフィットが廃止され、全てコンフォートフィットに統一されています。実寸したところ、わずかにこれまでと違いがありましたので、全体のバランスを整えたようです。チェストを基本にしたサイズ感そのものは変わっていません。

ついでに言っておくと、先シーズンより、自社工場の移転に伴い生産国表示が made in UK となっています。ブランドの国籍はアイルランドで変わりなしということです。

 

ウィンターリネンなどとも呼ばれる秋冬向けのリネン生地。厚地でウエイトしっかりの、やはり自国産アイリッシュリネンとなります。
もうけっこう前から、リネンは春夏だけでなく、秋冬も着ようという流れが続いており、James Mortimer でもここ数年、ヘヴィーウエイトのアイリッシュリネンが続けてラインナップされていました。Fuzz ではかなり久々の秋冬リネンとなります。

反対に、春夏にウールを着ようという向きも強まっていたりするのですが、素材の特性を考えながら、先入観にとらわれずに身に付けたいものです。

 

毎度、春夏の入荷の際には僕の方で水洗いをして販売に出しているのですが、今回は未洗いのままいきます。入荷が遅れて時間が無かったというのが一番の理由ですが、なんとなく秋冬は洗いざらしでなくてもいいのかなと思いました。

未洗いなので面がスムースですから、素材からくる光沢感がしっかり感じられます。水を通すと生地が波打って表情が出てきますので印象が一変するのですが、実はいつもこういう雰囲気で入荷してきていたのです。
また、未洗いの状態であるとより分かりやすいのですが、リネンならではの織りの不調和のようなものも多少目につきます。これはどうしても糸に節ができてしまうという素材の特性ですので、不良でなく、風合いという理解でお願いいたします。

 

ということで、基本はいつものモルティマー、つまり “いいシャツ” です。
機能性の部分もあるにはありますが、一番は素材感がやはりリネンならではのものとなりますので、コーディネイトにどう使っていくかということが楽しいポイントになるかと思います。

 

James Mortimer – Irish Linen B.D. Shirt *Comfort Fit
col : Sandlewood / Black
size : 36 / 38 / 40
price : 23,000 (+tax)

 

James Mortimer – Irish Linen Shirts.

James Mortimer のリネンシャツが入荷しました。
Fuzz ではこの時期の恒例となっている主力選手です。

 

本来ならば、今回は趣向を変えて、バンドカラーとレギュラーカラーで2色ずつ、全て初登場のカラーで、というかたちで発注していたのですが、バンドカラーが遅れてしまいました。少し待ちましたが、おそらくはこの後に入荷することはないような時期になりましたので、今期はレギュラーカラーのコンフォートフィット、2色でのご用意ということになりました。

 

初登場カラーの Borage Blue はヨーロピアンカラー全開の、いわゆるフレンチブルー。Olive は以前 Khaki をセレクトしていますが、また別の色の、いわゆるオリーブカラー。
爽やかなブルーとアースカラーのオリーブ、対照的な色合いです。

 

上質なアイルランドのリネンを素材とするリネン生地は、”Irish Linen” と銘打ってブランド化され、品質を保証する意味合いにもなり、今や世界最高峰などとも言われたりします。
在アイルランドのブランドが、地場のアイリッシュリネンを使って、というのはとても真っ当に感じます。

 

少し前からレギュラーフィットが廃止され、コンフォートフィットのみとなりました。James Mortimer のコンフォートフィットは、だいたい一般的なシャツのフィット感となっていますのでご留意ください。コンフォートと言われるとルーズフィットなのかなと思われるかもしれませんが、元々のレギュラーフィットがタイトめなフィットの設定で、それに比べて、という意味合いで後からできたものでした。胸周りでのサイジングで判断すると、36がS、38がM、40がL、という感覚で間違いないと思います。

 

一つ、小さなニュースです。
James Mortimer の工場が少し前に移転したそうで、その工場の新しい住所がわずかに北アイルランド領内に入っているということです。生産国表記は生産者のオフィスではなく、実際の生産現場を示さなくてはならないので、今期以降は made in UK になるそうです。

アイルランドと北アイルランド。現地では意外と国境の意識が軽かったりするのか、どんな感覚なんだろうと考えてみましたが、ちょっとピンとこないですね。

いずれにしても、別会社に生産を依頼するということではなく、自社工場の移転なのでプロダクションには何の変更もないそうです。

 

James Mortimer – Irish Linen Regular Collar Shirt *Comfort Fit
col : Borage Blue / Olive
size : 36 / 38 / 40
price : 23,000 (+tax)

 

James Mortimer.

新しいシーズンもぼちぼちスタートしていきたいと思います。
ウェアの先陣を切るのは、ここ数年来ではちょっと意外かもしれません、James Moritimer の新作シャツです。

 

今シーズンは、珍しく秋冬向けのラインナップに綿麻生地がありました。晩夏・初秋をイメージしての、少し早めの入荷となりました。

リネン55%、コットン45%、やはり春夏生地とは違い、それなりの厚さがあり、ウエイト感もそれなりにあります。
日本の春と秋で、同じ気温であったとしても、湿度が高いのは秋ですから、僕はそういう意味で優れていると思いました。10月の深い時期まで、暑さと湿気はそれなりに残りつつ、しかし色合いや素材感は秋冬らしい印象のものを身に着けたくなるのが洒落者の心情、、
という矛盾をクリアするシャツになるであろう、これまでに無かったタイプのシャツとなります。
ジャケットやコートのインでもしっとりと秋冬らしい雰囲気でありながら、麻が半分含まれることによって通気性が高まり、快適性が高まります。

ボタンダウンカラーとバンドカラーで柄を違えて1色ずつのご用意です。
今季からレギュラーフィットが廃止され、全てコンフォートフィットに一本化されましたので、どちらもコンフォートフィットなのですが、襟型の違いでパターンが違うようで、サイズ感は変わりませんが、多少かたち、バランスが異なります。

 

ややベージュっぽいグレーのグレンチェック。杢がかっていて、クラシックやトラッドの感じが多少やわらいでいるような気がします。
ジャケットやニット、コートとの重ね着でも映えそうです。

 

James Mortimer – Linen Cotton B.D.Shirt *Comfort Fit
col : Glen Check
size : 36 / 38 / 40
price : 20,000 (+tax)

 

ブラウン系統のチェック柄。やはり単体でも重ね着でも渋く映えそうです。
ベージュ~ブラウン系のジャケットやパンツなどと合わせて、トーンを揃えたコーディネイトも魅力的ですし、黒ものと合わせても渋いと思います。

 

James Mortimer – Linen Cotton Band Collar Shirt *Comfort Fit
col : Brown Check
size : 36 / 38 / 40
price : 20,000 (+tax)

 

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暑い日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
少し前から店頭で訊いていたのですが、このお盆の時期が夏休みになる人はやはりそれなりに多いようで、そうでない人と比べると、でも半々くらいかな?という印象でしょうか。

僕も先週に定休日の後にもう一日お休みをいただき、恒例の温泉旅行に出かけてきました。来週にもう一度、定休日プラスもう一日の夏休みをとらせてもらい、最後にもうひと踏ん張り家族サービスに励もうと思っています。

いかんせん暑さが激しいので、まだまだカットソーやショーツ、帽子などのアイテムを買っていただいている状況です。気分としてはまだあまり暑苦しくはしたくないのですが、しかしそれでも、このお盆の時期くらいからは、新シーズンの方向へ舵を切って行かねばなりません。

というわけで、新作入荷のチェックも甘くなっている時期かと思いますが、これから徐々に入荷が混んできますので、また宜しくお願いいたします。