MIDA – Harrington Jacket.

MIDA のハリントン・ジャケットが入荷しました。
ブランドオリジナルのスペシャルファブリックを用いたブルゾンジャケットとなります。

さりげなく、スマートに、そして男っぽく、というタイプのジャケットです。

 

ドッグイヤー型の襟が特徴の短丈ジップアップブルゾン、大人が好むカジュアルジャケットとして確固たる地位を築いているハリントンジャケット。イギリスの Baracuta のジャケットを祖とするため、そのモデル名になっている G9ジャケットなどとも呼ばれます。
アイビーリーグ的な文脈だったり、モッズ的な文脈だったり、さまざまなシーンで登場してきたことで、ファッションの歴史にその名を刻んできたトラディショナルなカジュアル・ジャケットと言えるでしょう。

 

MIDA では、このハリントンジャケットのデザインを奇をてらうことなく再現して、ファブリックでオリジナリティを表現しています。
イタリアルーツのブランドながら、ジャパニーズファブリックの素晴らしさに惚れ込んでいるという背景があり、日本のテキスタイルメーカーと共同でオリジナルの生地をつくったりしています。

この生地はブランドの代名詞的なものとなっていて、ポリエステル+ナイロンのマイクロファイバー糸を強固に織り込んだハリ感充分な生地に、後加工によって適度なパッカリングを起こさせた特殊なファブリックとなっています。
極細糸の度詰めの度詰めなので、地は薄くてもしっかりした強さが感じられ、薄くて軽くても、『しっかりしたジャケット』 という印象となります。

 

ディテールも丁寧につくりこまれ、シルエットはスマートに。
コンパクトでシャープなルックスですが、大人向けのパターンは胸周りは意外ときつくないつくりになっていますので、パチっと合わせてしまって大丈夫です。(お腹の方は自己責任でお願いします。笑)

なんだかんだで残っていく、メンズならではの定番アイテムのうちの貴重な一つでしょう。定番とされるにはそれなりの理由があるはずで、歴史的事実やらディテールの秘密やら、さまざまあるのでしょうが、どんな定番でも、やはり一番にくる理由というのは 『格好いい』 というシンプルなものかと思います。
あらゆる年代、あらゆる場所で、男達に支持されてきたということですね。

 

MIDA – Harrington Jacket
col : Beige
size : 44 / 46 / 48
price : 33,000 (+tax)

 

FUJITO – Military Boulson.

FUJITO の新作ジャケットが入荷しました。
新型モデルの Military Blouson は、コットンリネンのデニム生地によるショート丈ジャケットです。

 

胸の大きなフラップポケットが目を惹く特徴となっていて、このポケットは内側から横に口が開く二重構造のポケットとなります。

なんとなく肩を落として、なんとなくゆったり、というシルエットで、ほどよい脱力感がイマドキな雰囲気です。
アームもゆったりさせて、全体にルーズにゆとりを持ちながら、袖口と脇腹にタブがありますので、これを絞ってあげると生地に動きが付き、またちょっとしたニュアンスを出せる仕掛けになっています。

 

生地はコットン85、リネン15の綿麻デニム。ミドルオンスのしっかりめです。
厚さとウエイトがしっかりありますので、春夏的涼しさのための綿麻というよりは、リネンの質感を得るためのものでしょう。ゴワゴワ感はあまり感じられずにしなやかな生地感です。

 

デニムジャケットと言えば、Gジャンタイプとカバーオールタイプが二大巨頭と言えると思いますが、それらのどちらにも似ていない、絶妙のオリジナリティがあるように思います。ミリタリーテイストをとることで、とっつきやすさと普遍性のようなものを備えることができて、そこからの面白味、というような FUJITO らしいアプローチではないでしょうか。

ミリタリーとデニムというメンズにはありがたい要素のおかげで、なんとなくどう着ても間違いにならないような懐の深さを感じます。
という、こういうような部分こそ、FUJITO 服に共通する分かりにくい魅力になっていると思います。

 

FUJITO – Military Boulson
col : Indigo
size : 1 / 2
price : 30,000 (+tax)

 

SAINT JAMES – OUESSANT.

SAINT JAMES 、ウェッソンが入荷しました。

ウェッソンは、秋冬は遅いですが、春夏は早い。まだまだ寒いですが待ち遠しい春を思って、、などと言い添えてご紹介するところですが、今日に限っては春なんてもう目の前?と錯覚しそうです。

 

今季もウェッソンは単色無地のみです。春らしいライトな色合いながら、なんとなくスモーキーな色調のものが多く、春らしさと着やすさが同時にあるように思います。

===================

OUESSANT (ウェッソン)は、SAINT JAMES の定番バスクシャツです。
バスクシャツとは、漁師や海兵隊など海の上での仕事に従事する人々がある種のユニフォームとして古くから愛した伝統的なアイテムです。洗ってくたびれても味のある肉厚のコットン地、バスクシャツの象徴であるボートネックに、9分丈くらいの袖。大昔から今に至るまで、質感やかたちをほとんど変えずに多くの人々に愛用されています。

ファッションアイテムとしての楽しみも幅広く、用意された豊富なカラーバリエーションも手伝って、本当にさまざまな着こなしが、年齢性別を問わず、またスタイル層を問わずに楽しまれています。
自分の好きな色を、好きなように着る、そしてボロボロになっても着る、というのがウェッソンの正しい楽しみ方です。

===================

今回もサイズは T4、T5、T6 での揃えとなります。

 

SAINT JAMES – OUESSANT
size : T4 / T5 / T6
col : various
price : 10,800 (+tax)

 

comm.arch. – Densely Woven Poplin Coat.

comm.arch. の新作コートが届きました。

既にお知らせしていますが、ニット専業ブランドの看板を降ろし、トータルブランドとして展開を広げることになった comm.arch. ですが、では完全にニットから離れたアイテムとなると、どんなものをつくるんだろう?という期待は当然湧き上がります。
そんな期待にしっかり応えてくれるコートが、今季新型としてリリースされました。

 

シンプルです。
ニット同様、インポートブランドのような芯の太さがありつつ、国内的ムード、トレンドをきちんと感じながらつくっているといった印象です。芯が太いというのは、ベースになっているのがシンプルとベーシックであり、オリジナリティを求めるあまりの分かりやすいデザインやギミックに頼らないという意味で言っております。

 

文字通りシンプルかつベーシックなルックスですが、サイジング、シルエット、素材感、この調和によって、しっかりと 『comm.arch. のコートはこうです』 という主張が感じられます。

トラディショナルとトレンドの間の、このくらい位置ですよ、というのが心地好く、キメすぎず、でも今な感じの脱力感ありというバランスとなっています。

 

生地は国産の高密織りのコットンポプリン。2度のワッシャー加工によってあえて生地を波打たせ、着古したようなナチュラルな風合いで仕上げています。

 

ラグランスリーブで、裏なしの一枚仕立て、ややオーバーサイズ気味に設定して、ゆったりシルエット、ハーフコートとしてはわずかに長めと言える着丈。カジュアルなコートとしては、このバランスが心地好い、と思わせてくれるような雰囲気に仕上げられていると思います。

 

こういった 『がっちり着たいシンプルなコットンのコート』 というのは、どこにでもありそうで、実はなかなかしっくりくるものが見つけられないアイテムの典型なような気がします。普遍的なアイテムだからこそ幅が広く、つくり手やブランドのニュアンスがつきやすいのかもしれません。

ということで、秋冬のパンツもそうでしたが、comm.arch. のニット以外のアイテムも、力加減やバランス感覚がとてもいいぞ、という感触です。

 

comm. arch. – Densely Woven Poplin Coat
col : Beige
size : 2 / 3 / 4
price : 35,000 (+tax)