Ordinary fits – Pants.

Ordinary fits より、新作パンツの入荷です。
定番の 5 Pocket Ankle Denim のユーズド加工カラー、Fuzz 初登場となる “Kodama” カラー、そしてこちらもブランド定番ながら Fuzz では初登場の Tone Pants と、2型が新たに届きました。

 

Outline
定番モデル “5 Pocket Ankle Denim” のインディゴデニム、”kodama” カラーです。
オーソドックスな5ポケット形態のくるぶし丈パンツとなりますが、腰まわり、股まわりに適度なゆとりをもたせ、裾に向かってテーパードラインを描く、カジュアルユースに最適なシルエットが大きな特徴です。
中厚の標準的なデニムとなりますので、合わせるソックスやシューズの工夫によって、年間を通して活躍してくれるシーズンレスな万能パンツです。
ウエストそのものも表記のサイズより余裕をとっていますので、サイズダウン側のサイズを選び、ゆとりをとらずにすっきり合わせるという選択肢もございます。 気分やお好みでサイズ感を使い分けて楽しんでいただけます。
ユーズド加工の “Kodama” は、あえてヒゲやアタリを加えずに、全体的に青さを残しながら色をフェードさせたカラーとなります。古着屋さんに並んでいる気合いの入ったヴィンテージ古着ではなく、少々力の抜けたレギュラー古着というイメージです。

 

誤解を恐れずにいうなら、古着の色落ちの甘いデニム、もっと悪い言い方をすると、ダサい色落ち、というイメージで USED 加工をされたカラー、それが “Kodma” です。
野暮ったさは時にニュアンスである、とか、意外性、抜け感、そんなような感覚から生まれたカラーであり、展開が始まってけっこう経つのですが、ようやくわたくしも理解するに至りました。

いやいや、理解はしていたのですが、普通の USED 加工(3 Year Used)をずっとお店の定番として置いていたので、ここまで手がまわらなかったというのが正確です。今回は発注時において、USEDの在庫がすっかり無くなっていた状態だったので、Kodama の方に手を伸ばしたというのが経緯です。

そういうことで、ヒゲアタリの無い平坦な色落ちの、ちょっと野暮ったい感じを意図して狙ったこのカラー、なんというネーミングにしようとなった時に、Ordinary fits社長のコダマ氏が自らを野暮ったさの象徴と位置づけ、自らの名前を色名にしてしまったというのも面白い話であり、児玉さんの人柄が存分に表れているエピソードにもなっております。

 

上が30着用、下が32着用。
既出のワンウォッシュと同じまったく製品で、後加工の違いとなります。
加工によって、ウォッシュ、乾燥が入りますので、ごくわずかですがこちらの方が小さい仕上がりとなっています。ですが大きな違いではなく、穿いて洗っているうちに、同じ大きさにおさまっていきます。

 

力の抜けた古着感。野暮ったさが逆転して、お洒落に見えるではありませんか。
バキバキなコントラストの色落ちとは正反対の、やる気のない感じがあえてな感じがするし、どことなくやわらかな印象がするし、モノとしてよりもコーディネイトを優先して考えれば、意外と価値があるよなと。結果的に着こなしやすく、名脇役みたいな存在になると思うのですが、いかがでしょうか。

 

Ordinary fits – 5 Pocket Ankle Denim
col : Kodama
size : 30 / 32 / 34
price : 18,700 (税込)

 

もう一型、Tone Pants は定番モデルですが、シーズンアイテムで春夏生地が載せてあります。
けっこうなワイドパンツで、個性的なデザインです。
児島をバックグランドにするブランドならではのデニムアイテム群が一つのメインプロダクトとすると、それと対を為すような、もう一つの Ordinary fits のオリジナリティを表現しているデザイン性の高いアイテム群の中の定番モデルとなります。

Outline
ブランド定番のワンタック、ワイドイージーパンツ。
深めのインプリーツが入り、ボリュームのあるワイドテーパードシルエットが特徴です。股上をかなり深めにとり、レングスはジャストから9分丈程度。ウエストの位置によってシルエットや丈感を調整し、裾をロールアップするなどで見え方のアレンジが利く楽しいパンツとなっています。
ファブリックはやや薄手で軽めの平織りコットン生地です。経糸にブラック、緯糸に硫化のグレーという濃淡の弱いシャンブレー織りとなり、スミクロのような色味となっています。
印象としての軽快さ、丸み、ふんわり感といった、Ordinary fits らしいテイストが詰まった個性的なパンツです。

 

生地は微妙に起毛感を感じますが、薄め、軽め、柔らかめ、春夏ウエイトです。
緯糸が晒の糸ではなく、同色系を使っていますので、いわゆる 『ベタシャン』 と呼ばれる類いのシャンブレーですが、あまりシャンブレーだなという感じはしません。

 

肝になるのはシルエットでしょう。股上はかなりの深さがありますので、ウエストをどこでとって、丈感をどんな具合にするか、というのが面白いパンツです。
ワタリ部分に膨らみがあり、しっかりテーパードが利いていますので、ウエストの位置によってシルエットそのものも違いが出てきます。

 

へそまで上げて、ノークッション、少し下げてフルレングス、もう少し下げてロールアップして、など。

いずれにしても、全体にインパクトを与える程度のしっかりしたボリューム感があり、オリジナリティやニュアンスを感じさせてくれるパンツとなっております。

 

Ordinary fits – Tone Pants
col : Black
size : 1 / 2
price : 20,900 (税込)

 

ゴールデンウィーク、お疲れさまでした。
何連休あっても、どのように過ごそうとも、終わってみればあっという間であることは、だいたい35歳を過ぎた頃に分かってくるようです。(Fuzz調べ)
どうでしょう、みなさん、いい休暇を過ごせたでしょうか?

晴れるとグッと暑くなったりしますが、梅雨入りまではまだまだで、もうしばらくは過ごしやすく、最高の気候だと思いますので、まだまだアクティブにいきたいですね。
まだまだ新作入荷は続いていきますので、この後も楽しんでいきましょう!

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
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