スコットランドのアウトドアウェアブランド、Keela の Kintyre Jacket が今年も入荷しました。
いかにも昔ながらのインポートアイテムという趣で、静かな魅力をたたえております。
● Keela (キーラ)
スコットランドの東海岸沿いの町グレンロセスを拠点とするアウトドアウェアメーカーです。海岸沿いは天候が変わりやすく、アウトドア向けのギアをテストするには適した環境です。
警察、軍隊、消防、マウンテンレスキューチームなどに向けたプロユースの製品をメインプロダクトとし、より良い製品を生み出そうと技術革新を重ねています。
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生地から開発する本格派のメーカーで、このジャケットも自社開発の RAINLIFE 5000 という機能素材が使われています。
今やさほど珍しいものではありませが、要は通気撥水ファブリックというものです。
ファッションとしてのアパレル製品ではなく、リアルなアウトドアウェアとしてつくられたものですから、ものとしてはしっかりしており、またそのファッション的な狙っていなさ、つまりヨーロッパの非ファッションアイテムのなんともいえない魅力、、、みたいなものがこっそりアピールしたいポイントです。
自分から勝手にグッとくる気持ちが大事ですので、よく分からんです、という場合には無理する必要はありません。ほう、と一言だけいただければ充分です。
生地はてろんなナイロンではなく、しっかり系ですので、遮風性能は高いです。また、エレガントでなく機能的なシルエットとなり、アームホールを含めて自然とルーズなので、オーバージャケットとしてけっこう中に好き放題着てしまえます。
また、ダブルジップや豊富なポケット、メッシュの裏地、収納できるフードなど、なかなか充実したディテールが備わっていますので、いざ着てしまえばストレスを感じず、非常に快適です。
シェルがしっかり系で、緩さもあることから、中にしっかり着て、けっこう冬の深い時期まで活躍してしまいます。寒いから分厚いニットを着たい、でもきれいめのコートは着たくない、という時などにはもってこいです。
僕自身、なんとなく気に入っていて、ずっと活躍していることもあって、ついつい頼まれてもいないのに仕入れてしまっております。
写真は私物ですが、けっこう水洗いをしましたので、新品と比べると生地がだいぶ柔らかくなっていました。撥水生地というのは、ほとんどが超緊密織りかウレタン系素材のコーティングかどちらかであり、このジャケットは後者のため、水洗いすることによって徐々にそのコートが失われていき、撥水性能と生地のコシが失われていくということになります。
余談ですが、このジャケットに限らず撥水性能は徐々に失われるものですから、もしそれをできるだけキープしたいのであれば、なるべく水洗いをしないことが重要になってしまいます。
あとは、防水スプレーを動員するということになるでしょう。
僕はSサイズを着ていますが、まだ余裕があります。
寒くなると中に薄いダウンを着たり、いろいろ着て着ぶくれしたりもするのですが、どういうのでしょう、誤解を恐れずに言ってしまえば、格好よく着るつもりはなくて、まあダサくてもいい、という気構えが何故かあります。この点に関しては、それが正解なのか屈折なのか、深追いしてはいけないというのが結論になっております。
Keela – Kintyre Jacket
col : Black / Navy
size : XS / S / M
price : 23,100 (税込)
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Fuzz
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