New Arrivals.

この時期の恒例、巻きもの類をご紹介します。
まずは初登場となりますが、あまり初めてという気もしないイギリスのメリノウールのマフラー。ツイードで名高い MOON社のブランドです。今回はあえて大判サイズを選んでおります。

●Bronte by Moon
1837年創業のイギリスの老舗生地メーカー Abraham Moon 社が展開するブランドです。
毛織物専業として長い歴史を持ち、紡績から染色、織りまでを一貫してイギリス国内にある自社工場でとり行うことができます。

 

単純に、いい感じの色味があったという理由でのセレクトです。
大判、小判と用意があり、小判の方は恒例の Highland Tweeds というブランドで今年も発注していますので、このブランドでは大判サイズということにしました。

大判サイズはマフラーに限らず、膝掛けや女性ならショールのように肩からかけてという使い方もできます。
僕も別のブランドではありますが、ドレスゴードンのチェック柄のこういったウールのブランケットを膝掛けとしてリビングで使っています。この季節になるとソファに掛けておいて、ちょっと寒いなという時や、うたた寝の際など、意外としっかり使います。これが普通の毛布やタオルケットになってしまうと、リビングの景観が崩れますので、やはりタータンチェックのウールブランケットである必要は大いにあると思います。

 

普通にボリューミーなマフラーとしてもいいでしょう。
膝掛けとしては、前述のようにリビングに、またはマイカーの車内用にもいいです。また、サッカーやラグビーなどの冬の屋外スポーツ観戦、その他アウトドア関係に。
レディスは肩からマントのように羽織っていい感じですので、そう、レディへのギフト、あるいは奥さまのご機嫌とりなどにもよろしいのではないでしょうか。

 

Bronte by Moon – Wool Muffer Large
col : Camel / Natural Check / Orange Check / Black Watch
price : 11,000 (+tax)

 

Khata のカシミヤ50、ウール50の薄手大判のストール。ここ数年続けているので、もはや定番アイテムといえるかもしれません。
ナチュラルなやわらかい色合いに加え、とても肌触りがいいです。

 

こちらも男女問わずといった雰囲気。そう、レディへのギフト、あるいは奥さまへの献上物としてもいいかもしれません。

もちろん基本はメンズ用として考えていますので、安心して使ってください。通勤用にしている人もいらっしゃり、普通にクラシックな風情でも合わせられます。キュッと巻くとさほどのボリュームになるわけでもなく、おさまりもいいです。
とろける系のやわらかくて滑らかな肌触りですので、チクチクが苦手な人も気持ちよく使っていただけます。

 

Khata – Cashmere Wool Scarf
col : Taupe / Dk.Brown
price : 13,000 (+tax)

 

SHU – Bomber.

ロシアからの刺客が入荷しました。

● SHU
2012年、Andrew Kravtsov により、モスクワにて創業。アウターウェアを専門とするロシアのブランドです。
テクノロジー、デザイン、ピープル、この3つをブランドにとっての最重要事項と捉えています。
シンプルなカットラインを特徴として、ミニマルなデザインに機能的な素材を用い、ウォータープルーフと保温性に優れたウェアを展開しています。

 

寒冷地ロシアが生み出したファッションアイテムとしての中わたジャケット。どうやら今シーズン初上陸ということです。ロシアブランドというのはここまで Fuzz では初めてで、それだけでも珍しく感じますが、内容もルックスも充実しております。

 

シェルはUS製、メンブレン生地という防水透湿素材を使用。撥水ではなく防水ということで、通気性のある防水生地となります。インサレーションはこれもUS製でデュポンの素材です。水洗いして乾きやすいという化繊素材が使用されています。
外側は防水で、水洗いができる、というテクニカルなジャケットです。

 

フードは取り外しが可能です。
これが変わった仕様で、フードと前身頃のファスナー周辺部分がひとつづきになっていて、フード装着時はフロントジップ部分が二重構造となります。

 

取り外すとこうなります。
この部分にもわたが入っていますので、防寒の意味合いになるのでしょう。

 

フードの無い状態では、ボンバージャケットのスタイルです。
淡色ということも手伝って、印象としては軽くなりますから、春先のまだ寒い時期などには気分的に使いやすいのではないかと思います。

 

あえてロゴを付けず、シンプルでミニマルなデザインを信条としているとのことです。
ミニマルデザイン+ハイテク素材、というのがこのブランドの特徴になるでしょう。

ダウン(中わた)スタイルのジャケットは興味はあってもなかなか、、という人が多い(Fuzzでは)という話を以前にしましたが、そういう感覚でもいっちょ本格的なものを、となったら P.H.Designs がおすすめになりますが、いやいや、実際それほどは着ないだろうし、本当に寒い時に着るための何かいいくらいのがあれば、、いやぁ、それでも街でよく目にする○○はちょっと着れないしなぁ、、という、そこまで本気じゃないけど求めちゃうよね系のみなさん、要チェックです。

 

SHU – Bomber
col : Lt.Beige
size : S / M
price : 33,000 (+tax)

 

New Arrivals.

Charpentier de Vaisseau のダッフルコートをご紹介します。
こちら、イギリスの LONDON TRADITION の手によるイングランド製となります。

 

LONDON TRADITION はインポートブランドの世界ではなかなか有名で、自社工場を持つファクトリーブランドです。主にウールメルトンのPコートやダッフルコートをつくっていて、毎シーズン、いろいろなインポーターや大手セレクトなどがデザインや生地を持ち込んで生産を依頼しています。
僕もインポートの展示会では毎度毎度目にしていたのですが、ずっと Gloverall を続けていたため、ほとんど興味を持ちませんでした。インポーターさんが用意する純ファクトリーブランドとしての LONDON TRADITION は、Gloverall よりお手頃に本場のダッフルコートが、という立ち位置でした。そのため、目にするもののほとんどが、オーソドックスな直球のダッフルコートだったのです。

ところが、シャルパンティエ。

 

しっかり “らしい” 雰囲気でつくらせてしまいました。
普通、一般的なダッフルコートはフーデッドですが、こちらはラウンドカラー。やや長い着丈でラグランスリーブ、そして素晴らしい色味も魅力的です。
総合的に見て、代えの効かないオリジナリティがしっかり感じられ、しかもそれが変な癖系のものでもなく、同時にクラシックアイテムなればこその普遍性も失われていないという。

 

ハーフコート丈よりやや長め、ダッフルなので裏地のない一枚仕立て、トッグルは上の方に3つ。
羽織って歩く姿が絵になります。

 

Charpentier de Vaisseau – Duffle Coat
col : Greige
size : 2
price : 47,000 (+tax)

 

変型ダッフルにつづいて、変型Pコートは ARMEN です。
ボタンを小さく、少なくして、すっきりした雰囲気に、そして着丈はハーフコート丈でしっかり、全体になんとなくエレガントな風情です。

 

生地は化繊多めの厚地で軽い、エアリーなダブルフェイスのメルトン。表面起毛をさせているので、ウールモッサということになるでしょうか。ふんわりしていてソフトな質感です。

 

バランスが取りやすく、コーディネイトしやすいというPコートのいいところを備えつつ、オーソドックスなPコートスタイルにファッション的なスパイスをちょっと利かせているといった感じでしょうか。
ありきたりな感覚が無く、しっかり格好いいです。

 

ARMEN – Double Face Mid Length Pea Coat
col : Black
size : 1 / 2
price : 32,000 (+tax)

 

Arts & Crafts – Bags.

Arts & Crafts の新作バッグをご紹介します。
重装になってくる今の時期に相応しい、しっかり重厚感のある素晴らしいバッグです。

 

型から新作となるクードゥーレザーのスエードトートバッグ。
ミドルサイズでさほどの大きさではありませんが、デイリーサイズとしていい具合ではないかと思います。

付け外しができるベルトが付属し、肩掛けでの使用も可能です。

 

クードゥーとはアフリカに生息するウシ科の動物です。イギリスの老舗タンナー チャールズ・F・ステッド社の皮革ということで、高級感のある仕上げが為され、一見して上質かつ高級であるということが分かります。

この革は両面づかいができるダブルフェイスということで、今回はスエード面が表側で使われています。クードゥーの裏革はキメが細かいため、上品で滑らかな面(つら)になることが特徴です。

 

レザーのハンドルは小さめとして、グリップして使う仕様です。肩掛けはベルトを使って、短くしてワンショルダー、長くして斜め掛けに、という感じでお使いください。

 

ポケットは内部の吊りポケットのみとなります。9号タンニン染めキャンバスということで、内装にもしっかりした素材を使い、雰囲気を損なわせません。

 

たたずまいとして、どっしりした雰囲気があり、素材の好さ、つくりの好さが一見して伝わるモデルかと思います。
クラシックなコートだったり、トラッドなジャケットだったり、ちょっとロマンを大切にしたいコーディネイトの時は、やはり機能重視の化繊ものよりも、こういった天然素材の質感がしっくりくるはずです。
どちらが優れているというよりも、TPO的使い分けだと思います。アナログな素材感が光るコーディネイトには、是非ともこういったしっかり格好いいバッグを。

 

Arts & Crafts – Kudu Naked Suede 2Way Tote
col : Dk.Brown
price : 48,000 (+tax)

 

こちらは数シーズン前に展開した Flat Shoulder L というモデルで、素材がピッグスエード。
小荷物バッグもレザーで雰囲気重視です。

 

レザーのなかでは比較的お求めやすいピッグスエードで、つくりとしてもできるだけシンプルな構造にしているので、レザーバッグとしては身近に感じやすいと思います。

革袋をさりげなく吊っている、的なニュアンスで使っていただきたいというイメージです。

 

それでも口が留められて、内部にポケットと小さなキーホルダー用の輪が備えられていますし、革紐は最低限の部材で長さ調整ができて、紐の芯にはアクリル糸を芯として通して切れないようにするなど、細心の配慮が為されています。

 

ちょっとした外出用のミニバッグも、機能を追い求めれば化繊素材にならざるをえませんが、コーディネイトのバランスを考えたときに、どうしても天然素材の方が相応しいということもあるかと思います。
このバッグに関しては、レザーだからといって重くなることもなく、気張らずにさらっと取り入れられるのではないでしょうか。

 

Arts & Crafts – Pig Suede Flat Shoulder L
col : Greige / Black
price : 9,000 (+tax)