VESTI – Sweat Zip Jacket.

イタリアの VESTI のスウェットジャケットが入荷しました。

シンプルなジップアップのスタンドカラータイプ、好評に付き 3回目の登場となります。
継続のネイビーとブラック、新色のグレー、カーキを加えて4色での展開となります。

 

ごくごくシンプルで、もっと言ってしまえばなんということもないスウェット地のジャケットです。裏パイルでさほどの厚みはなく、より正確に言えばフレンチテリーという生地なのですが、肉厚の裏毛スウェットとはやや趣が異なり、使い方も多少違ってくるかと思います。

襟は立てても寝かせてもどちらでもという感じで、シルエットはややゆったり気味。決してタイトではなく、イマドキなオーバーサイズを狙ったものでもなく、アームホールの緩さなどを見ると昔ながらの無造作なゆったり感であることがうかがえます。

 

気張って着るような雰囲気でもなく、プライスから察しがつくと思いますが、吊り編みとかコットンの品質が、というものでもありません。(むしろポリエステルが30%入ります)

ですからスウェットというアイテムに強いこだわりがある人には勧められませんが、そうでもない人や使い分けを考える人には、一着持っているといいですよ、というスタンスでけっこう強くお勧めしたいです。
実は僕自身があまりスウェットに思い入れが強い方ではないので、このあたりにまったく抵抗がなく、むしろポリエステル混だと縮まなくていいや、気兼ねなく洗えていいや、というスタンスなのです。平日の開店前の時間に写真を撮ったりなどの作業をするのですが、実際にこういう動きやすくて脱いだり着たりしやすいものは重宝しますので、けっこうな割合で着てしまっております。

高級なスウェットというのはやはりしっかり格好いいですが、ではそこを求めない場合の 『そこらへんにあるスウェット』 というものが、実はけっこうしっかり格好よすぎたり、イマドキすぎたりです。求めていないのですから、ちょっと野暮ったさがあって、ヨーロッパのものである、というのが実は絶妙な解答である、ということのようです。

実際は、なんてことないこういう羽織りは、オフィスやリビング、ちょっとすぐそこまでの外出など、何かと重宝するものなので、手に入れてしまうと悔しいほど着てしまうことになったりして、多少、不本意に思ったりもするとかしないとか、、。

 

VESTI – Sweat Zip Jacket
col : Navy / Black / Grey / Khaki
size : S / M / L
price : 7,800 (+tax)

 

MIDA – Harrington Jacket.

MIDA のハリントン・ジャケットが入荷しました。
ブランドオリジナルのスペシャルファブリックを用いたブルゾンジャケットとなります。

さりげなく、スマートに、そして男っぽく、というタイプのジャケットです。

 

ドッグイヤー型の襟が特徴の短丈ジップアップブルゾン、大人が好むカジュアルジャケットとして確固たる地位を築いているハリントンジャケット。イギリスの Baracuta のジャケットを祖とするため、そのモデル名になっている G9ジャケットなどとも呼ばれます。
アイビーリーグ的な文脈だったり、モッズ的な文脈だったり、さまざまなシーンで登場してきたことで、ファッションの歴史にその名を刻んできたトラディショナルなカジュアル・ジャケットと言えるでしょう。

 

MIDA では、このハリントンジャケットのデザインを奇をてらうことなく再現して、ファブリックでオリジナリティを表現しています。
イタリアルーツのブランドながら、ジャパニーズファブリックの素晴らしさに惚れ込んでいるという背景があり、日本のテキスタイルメーカーと共同でオリジナルの生地をつくったりしています。

この生地はブランドの代名詞的なものとなっていて、ポリエステル+ナイロンのマイクロファイバー糸を強固に織り込んだハリ感充分な生地に、後加工によって適度なパッカリングを起こさせた特殊なファブリックとなっています。
極細糸の度詰めの度詰めなので、地は薄くてもしっかりした強さが感じられ、薄くて軽くても、『しっかりしたジャケット』 という印象となります。

 

ディテールも丁寧につくりこまれ、シルエットはスマートに。
コンパクトでシャープなルックスですが、大人向けのパターンは胸周りは意外ときつくないつくりになっていますので、パチっと合わせてしまって大丈夫です。(お腹の方は自己責任でお願いします。笑)

なんだかんだで残っていく、メンズならではの定番アイテムのうちの貴重な一つでしょう。定番とされるにはそれなりの理由があるはずで、歴史的事実やらディテールの秘密やら、さまざまあるのでしょうが、どんな定番でも、やはり一番にくる理由というのは 『格好いい』 というシンプルなものかと思います。
あらゆる年代、あらゆる場所で、男達に支持されてきたということですね。

 

MIDA – Harrington Jacket
col : Beige
size : 44 / 46 / 48
price : 33,000 (+tax)

 

FUJITO – Military Boulson.

FUJITO の新作ジャケットが入荷しました。
新型モデルの Military Blouson は、コットンリネンのデニム生地によるショート丈ジャケットです。

 

胸の大きなフラップポケットが目を惹く特徴となっていて、このポケットは内側から横に口が開く二重構造のポケットとなります。

なんとなく肩を落として、なんとなくゆったり、というシルエットで、ほどよい脱力感がイマドキな雰囲気です。
アームもゆったりさせて、全体にルーズにゆとりを持ちながら、袖口と脇腹にタブがありますので、これを絞ってあげると生地に動きが付き、またちょっとしたニュアンスを出せる仕掛けになっています。

 

生地はコットン85、リネン15の綿麻デニム。ミドルオンスのしっかりめです。
厚さとウエイトがしっかりありますので、春夏的涼しさのための綿麻というよりは、リネンの質感を得るためのものでしょう。ゴワゴワ感はあまり感じられずにしなやかな生地感です。

 

デニムジャケットと言えば、Gジャンタイプとカバーオールタイプが二大巨頭と言えると思いますが、それらのどちらにも似ていない、絶妙のオリジナリティがあるように思います。ミリタリーテイストをとることで、とっつきやすさと普遍性のようなものを備えることができて、そこからの面白味、というような FUJITO らしいアプローチではないでしょうか。

ミリタリーとデニムというメンズにはありがたい要素のおかげで、なんとなくどう着ても間違いにならないような懐の深さを感じます。
という、こういうような部分こそ、FUJITO 服に共通する分かりにくい魅力になっていると思います。

 

FUJITO – Military Boulson
col : Indigo
size : 1 / 2
price : 30,000 (+tax)

 

SAINT JAMES – OUESSANT.

SAINT JAMES 、ウェッソンが入荷しました。

ウェッソンは、秋冬は遅いですが、春夏は早い。まだまだ寒いですが待ち遠しい春を思って、、などと言い添えてご紹介するところですが、今日に限っては春なんてもう目の前?と錯覚しそうです。

 

今季もウェッソンは単色無地のみです。春らしいライトな色合いながら、なんとなくスモーキーな色調のものが多く、春らしさと着やすさが同時にあるように思います。

===================

OUESSANT (ウェッソン)は、SAINT JAMES の定番バスクシャツです。
バスクシャツとは、漁師や海兵隊など海の上での仕事に従事する人々がある種のユニフォームとして古くから愛した伝統的なアイテムです。洗ってくたびれても味のある肉厚のコットン地、バスクシャツの象徴であるボートネックに、9分丈くらいの袖。大昔から今に至るまで、質感やかたちをほとんど変えずに多くの人々に愛用されています。

ファッションアイテムとしての楽しみも幅広く、用意された豊富なカラーバリエーションも手伝って、本当にさまざまな着こなしが、年齢性別を問わず、またスタイル層を問わずに楽しまれています。
自分の好きな色を、好きなように着る、そしてボロボロになっても着る、というのがウェッソンの正しい楽しみ方です。

===================

今回もサイズは T4、T5、T6 での揃えとなります。

 

SAINT JAMES – OUESSANT
size : T4 / T5 / T6
col : various
price : 10,800 (+tax)