BASISBROEK – Unite.

BASISBROEK の新作ジャケットが入荷しました。
らしい雰囲気満載の春アウターです。

 

オーバーサイジング、ビッグシルエットのブルゾンジャケットです。
着てみると丸みのある曲線的なシルエットがなんとも独特で、ゆるっと着るジャケットの好さが感じていただけると思います。

 

エイティースからナインティースなバランスを、さらに極端にしたようなガバガバな身まわりとアームホールです。もたつきを持たせながら、ルーズに着るのがイマドキ。

 

生地と色合いも好いです。
コットンにリネンとシルクが混ざり、独特の生地感になっています。リネンのしんなり感、シルクのネップと光沢感が加わり、複雑な風合いとなっており、スモーキーな中間色もセンス好し。

独特な風合いの生地感と何色とも言えないような色味は、洒落人好みと言えましょう。

 

厚地とは言えませんが、目が詰まってしっかりしていますので、涼やかなファブリックという感じでもなく、ミドルウエイトのアウターという感覚の方が近いと思います。

 

トータルでダボッとゆるっと着るのもいいですし、細いボトムとメリハリを付けて着るのも好さそうです。クセは強いが意外と合わせやすい、というタイプではないでしょうか。

 

BASISBROEK – Unite
col : Smoky / Moss Grey
size : 2 / 3
price : 27,000 (+tax)

 

BRENA – ENVE 02.

BRENA の定番モデル、ENVE 02 が入荷してきました。
コットンバックサテンのしっかりした生地によるカバーオール型ジャケットです。

 

通年でレギュラー展開しているコットンのバックサテン生地となります。しっかり感のあるそれなりに厚さのある生地で、裏地のないコットン一枚のジャケットとしてはしっかりウエイトがあります。春秋シーズンにがっちり着ていただけるはず。

バックサテンとは、サテン織りの裏使い。スムースな表側ではなく、あえて面(つら)が粗い裏側を使います。打ち込みがしっかりしていますので、モールスキンのようにも見えます。

 

ワークフィールドのカバーオールを、テーラードジャケット的ディテールワークによってアレンジし、オリジナルのバランス感で仕上げていることが大きな特徴です。袖口を簡単に切羽にして、後ろはフックベント、襟裏にフェイクスエードを貼ってしっかりさせていたり。

カバーオールのどうにでもなりそうな気安さと、テーラードジャケットのきっちり感やエレガントな部分を兼ね備えようとする試み。かなり、そのとおりの成果が見られると思います。

 

裏ポケットも充実し、カバーオールならではの魅力もしっかりです。ここもフェイクスエードを使ってアクセントにしています。

 

いわゆる縫製は一人の職人が通して一着縫い上げる方法をとっています。要するに、生産ラインで同じものを大量につくるようなやり方ではありません、というアピールです。
BRENA のジャケットやコートなどは、この方法でつくられることが多いのですが、そういう職人気質な縫製工場に仕事を依頼しているということです。

 

きっちりしすぎたくもないし、でもきれいなコーディネイトにはしたい、というところを狙った絶妙のバランスです。シルエットはゆったりしているので、着ていて疲れることもないですし、ポケットがたくさんあるので、ちょっとしたバッグに収まるくらいの手荷物なら足りてしまうくらいでしょう。

春夏にも秋冬にもラインナップされるブランド的定番アイテムですが、やはり定番になるにはそれなりの理由があるというものです。
『着る期間の長いコットンのジャケット』 という探し方をされている方は多いので、まずはこのジャケットをおすすめしたいです。

 

BRENA – ENVE 02 *Back Satin
col : Black
size : 44 / 46 / 48
price : 32,000 (+tax)

 

suolo – Ibex.

suolo の新作バッグが入荷しています。
今季新型のリュックサックのモデル Ibex は、キャンバスとレザーパーツのコンビネーション。今回もたいへん suolo らしい雰囲気です。

 

ヴィンテージのミリタリーバッグを彷彿とさせるような、なんとなくレトロな風情。このなんとなくレトロとか素朴とかいう印象から連想するノスタルジーのようなものは、suolo のバッグに共通するニュアンスなのかもしれません。

 

帆布もこれまでのものと一新して、”ミリタリーキャンバス” と名付けたUS産のものとなっています。非常にしっかりした厚みがあり、これに後加工のバイオウォッシュでアタリをつけています。

レザーはいつも通りの栃木レザー。厚みのある重厚なレザーとなっております。

 

フラップを開けるとコードで絞る式の本体口。コードを留めるレザーパーツはホールド感がしっかりしていますので、紐を結ばずにキュッと絞るだけでも大丈夫です。

 

内部ポケットが備えられ、背側のファスナー口からこのポケット内部にアクセスする構造になっています。

 

ハーネスの打ち込み方は何やらものものしさがあり、かわいさの裏にある頑強さというギャップがいいです。

裏には緩衝のためのウールフェルトがしっかりです。

 

suolo のバッグは、ファッションからのアプローチです。
コーディネイトした時の見え方という部分を優先してデザインしていて、化繊素材の機能性重視のバッグでは表現できないものを目指しています。天然素材ならではの、素材そのものの魅力を上手に駆使し、ぬくもりやら愛嬌やら、アナログな美観が引き立っていることが魅力のように思います。

シティでアーバンなスタイリッシュ・ユーティリティバッグの魅力も当然分かりますが、リネンだったり、ウールのツイードだったり、天然素材の質感が引き立つ洋服を着たときには、やはりバッグのテイストもこっち側に振れるとまた一層、というものではないでしょうか。

 

suolo – Ibex
col : White / Beige / Night Black
price : 23,000 (+tax)

 

Information.

こんにちは、Fuzz の松崎です。
突然ですが、ご報告があります。

この度、我々Fuzz式会社としまして、Fuzz、FENEST につづく3店舗目を開店させることになりました。

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新しいお店というのは、レディースです。
ですから、実はほとんどの人には直接関係のある話ではないのですが、ご協力をお願いできたらと考えて、ここでお話をしようと思いました。
Fuzz も FENEST もこれまでと何かが変わるということはありませんので、その点は心配ありません。みなさんにお願いしたいのは、ただ一つ、奥様や彼女さん、女性の同僚やご友人の方々にご紹介していただけたらと。

3月頭からスタートできるよう、現在準備していますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
お店の詳細は追って後日、またこの場でもお知らせさせていただきます。

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事の発端は、FENEST が入っているビルの3階に空き物件が出たということでした。Fuzzの移転の時にも書いたかもしれませんが、このエリアでのいい物件というのは非常に貴重だということもあり、またちょうど我々の経営もいい調子で来ていて、何か新しいことにチャレンジしたいという気運の高まりもあり、とにかくこの物件を借りることにしたのです。

場所が増えて、いくつか候補があったにはありましたが、僕も小底もチャレンジするのはレディースのお店になるということは分かっていました。そのスタートの地にするべき場所として位置づけ、具体的に計画を練り始めたのでした。
それが夏頃の話。

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Fuzz にレディース商品を並べてユニセックスのお店に、あるいは FENEST をユニセックスのお店に、などということも考えなくはなかったですが、どちらも平和にうまくいっているお店なので、そういう変化を必要としていません。しかし、そうかといってメンズとしてさらにお店を拡大するという変化もするべきではないと判断していました。この規模だからこそ無理をしないで済むわけで、商品を増やしてたくさん売ろうとして、らしさのようなものを失いたくないというのが一番の理由です。たくさん売ってやろうとガツガツしてしまうのが怖いですし、それは今時ではナンセンスだと思ったのです。

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そうとなれば、Fuzz、FENEST とは別口のところで、まったく新しいチャレンジです。
実はこういう感覚を得るまでに数年を要していて、また平行してレディースの店舗についての構想をずっと話し合ってきていました。ですから、急に思い立ってということではなく、ああ、考えてきたことをやる時が来たのか、という感じでスムーズに行動に移れたのでした。

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レディースのお店と言えど、Fuzz、FENEST と同様、ゆっくりやります。まずは通販サイトとしてスタートし、最終的には同規模の実店舗を目指します。
そして、これまで運営してきたメンズのお店と同じアプローチをとるということを大切にしたいと思っていて、それだけで自然とオリジナリティが生まれると考えているのです。

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バイイングは僕が、販売に関わる部門を小底が、という役割で運転していくかたちになりますので、言うなれば、FuzzとFENESTが共同で生み出し育てるお店、という感じでしょうか。

Fuzz の品揃えにも垣間見えることがあるかと思いますが、僕がお付き合いしているインポーターさん、メーカーさんがユニセックスでやられているところが多く、僕自身、かなりの期間、レディースの製品を見てきており、かなり明確にレディース商品群のラインナップをイメージすることができるようになっていました。
時にメンズの立場からレディース向けに用意された製品をピックアップをしたりもしていますので、その逆も自然とイメージできますし、そういうところが面白さになると思っているのです。

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ウェブサイトの構築やITまわりについて僕より小底の方がはるかに知識があり、技術も高いため、仕入以降の販売までを小底が担当します。さらに小底の奥さんが服飾の心得があり、パートさんとして販売部門に参加します。(実はこの計画もこの人の参加があってこそのことでした。)ただ、もうしばらく本業はお母さんなので、参加できる時間はずいぶん限られます。

通販専門にしたのは、一番はスタッフの問題です。働く側がどんな店かも分からない状態では、新たな女性スタッフを雇うのは難しいだろうと思いますし、無理して急にお店を構えるのではなく、ゆっくり漕ぎ出せばいいではないかということです。
希望があれば、事前連絡をいただいたうえで FENEST の店頭にて実物を手に取り、試着もしていただける、というふうにするつもりです。

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あとは、漕ぎ出した後、お客さまに知っていただいて、利用していただけるようになる中で、いろいろといいように変えていきたいと思います。
最終的な目標は、Fuzz、FENEST と肩を並べるスケールの実店舗になることです。レディースのお店が仲間に加わることで、新しい連携のかたちも探っていきたいですし、この御苑前というエリアで俄かに存在感を発揮するようになっていけたらとも思っています。

個人的な野望ですが、後々、4店舗目として、満を持して古着屋をもう一度、ということも思い描いているのですが、それはまたずいぶん先の話でしょう。
いずれにしても、この変化の激しい世の中、消費やカルチャーに関する姿勢や価値観も刻一刻と変遷していますので、何よりも柔軟な考え方、柔軟な行動が大切になってくると思います。積み上げてきたものを生かしながら、既成の概念にとらわれ過ぎずに楽しめたらなと考えております。

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という経緯で、という感じの、お店をはじめることにしました。当初は多分に制限のあるお店になってしまいますが、体裁を繕うよりも、正直にできるところから誠実にやっていこうという考えですので、ご理解をお願いできたらと思います。

そして、スタートに当たっての頼りは唯一、FuzzとFENESTを知っていただいているみなさんを基点としたネットワークです。
みなさまのお力添えをお願い申し上げるしだいです。

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ウェブサイトが完成し、販売可能な状態まであと少しです。
3月1日OPEN を目指していますので、そのタイミングで店名とURLをお伝えさせていただきます。