Re : Focus.

3月に入荷してご紹介していました BRENA “SHELL Band Collar” がジャスト・オン・シーズンになっていますので、もう一度スポットライトを当てたいと思います。
なんとなく職人系といいますか、少々地味なアイテムですから、丁寧なプッシュが必要です。

 

シャツというか、ジャケットというか、というジャンルのアイテムが最近増えていますが、このアイテムもまさにそこです。気温や環境によって、着たり脱いだりする前提の、この時期ならではのアイテムと言えるかと思います。
シャツ一枚で出かけたらちょっと寒いかな、Tシャツだけでは電車で寒かったら危ないな、という部分を解消してくれ、少しゆったりのシルエットは、ルーズシルエットのカットソーの上からも自然にいける感じで、使い勝手がいいです。

 

全般、BRENA のデザインは少し “男っぽい” 寄りのイメージで、ルーズシルエットもイマドキ系ではなく、かといってふんわりナチュラル系でもなく、ゆるくても立ち位置は硬派、という感じで僕は見ています。
なのでどちらかというと、年代的に、僕のような40代とか、それ以上の層に受け入れやすく、どちらかというと硬派なモノが多いヨーロッパのインポートものとの相性も好いと思います。

 

あとは、再三言っていますが、BRENA は素材選びのセンスがとても好い、というか Fuzz に合うというか僕個人が好きというか、、
結局、ファブリックのところにトラディショナル、クラシックを感じられると、やっぱり服になった時に好い印象を受けることになるということでしょうか。

という感じで、改めてこの SHELL をおすすめするしだいです。
展示会シーズンが終わり、多少業務が落ち着いてきたわたくしも、最近は買い物戦線に参加しており、店頭の商品をじっくり吟味しているとその好さを改めて認識することが多いです。そうすると、『あれ?この服こんなに残っていた?』 というアイテムがたまにあり、このシャツジャケットもまさにそれでした。

僕は既にオリーブを買っておりますが、この後も反応が鈍ければネイビーも行く覚悟です。
みなさんも是非、もう一度注目してみてください!

 

BRENA – SHELL Band Collar
col : Olive / Navy
size : 44 / 46 / 48
price : 25,300 (税込)

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
03-6273-1172
Open 13:00 – 21:00 (平日・土) / 13:00 – 20:00 (日・祝)
月曜定休
Family : FENEST Belle

 

CM – kearny “desmond”, Saint James “Cancale”.

① kearny “desmond”
久しぶりにセル眼鏡を購入して、とても気に入っています。この desmond のブラウンササと dearie のブラック、2本を手に入れて交互にかけていますが、どちらもかたちや大きさ、そしてフレームの太さ、印象の強さ、いろいろとちょうどよい感覚がすごくあります。
kearny はファッションブランドという立場ですから、このモデルはやや大人しいデザインの部類かと思いますので、そういう意味では希少かもしれません。ひきつづきおすすめです。
kearny “desmond”

② Saint James “Cancale”
肩ボタンセーターの Cancale はSaint James 定番のマリンセーター。フランスのクラシックアイテムとして毎年ご用意しています。畳んでおいてある品を見て、『ネックがかなり狭そうですけど、ボタンを外して着るのですか?』 というご質問をよくいただきますが、問題なく普通に着れます。少し凝った着方として、わざとボタンを1つ2つ外して着ることもありでしょう。無地ですごく地味に見えますが、意外とニュアンスは強いため、そういう意味での面白さを感じられるアイテムです。
今年の冬はここまでしっかり寒いので、ニットが恋しくなると思います。ちゃんとした冬の寒さには、やはりニットがおすすめです。
Saint James “Cancale”

③ こんにちは僕です
寒い日が続きますが、みなさんお元気ですか?
わたくしは元気です。

 

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商品撮影中に、ただ何となく撮った写真ですが、つい記事にしてしまいました。よくご来店されるお客さんからすると、ちょくちょく目にする恰好でしょう。

さて、1月も下旬にさしかかろうとしています。ぽちぽちと春ものが届きはじめましたので、そろそろアップしていきたいと思います。
同時に Sale/Outlet の方もチェックしていただけたらと思います。通販頑張りましょう宣言が出ていますので、お店として呼応しなくてはなりません。今年は特別なので、展開次第ではまた更新するかもしれませんし、別で何か考えるかもしれません。

明日は、comm.arch. の春もの新作をご紹介しようと思います。
SOUTIENCOL の新作もまもなく届くという連絡が入っています。今季はオールシーズンのオックスが白だけでなく、バリエーションがあるのですが、それらが届く予定です。
楽しみですね!

 

No Title.

今朝、出勤してポストを開けてみると、見慣れない郵便物が。
差出人は Merz b.Schwanen、中身はチョコレートでした。ドイツからの国際郵便で、ご挨拶の板チョコ。初めてだったのでちょっと驚きました。

さて、今日あたりはすっかりクリスマスですね。今年もほんの少数ではありますが、クリスマスプレゼントのために女性のお客さまがご来店いただき、プレゼント選びを手伝わせていただきました。
お相手に贈ろうとして選んだものは、やっぱりご自身が好きなものを選ぶために、どうしても自分も欲しいと思ってしまう、というのは考えたら自然な話です。頭の中でそこと闘っている女性陣の姿が印象的で、微笑ましくもありました。

 

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さて、年内の新作入荷も終わり、僕の方ものんびりペースになっています。この流れも例年通りで、このブログで急いでお伝えしなくてはいけないということは無くなっていて、何か別口の内容で書こうかなと思っている間に、やはり時期的にお客さんのご来店はそれなりにあり、加えてメーカーの営業さんが年末の挨拶に来てくれたりして、暇になるわけでもなく、なんとなくいい感じで過ごせております。今は、展示会に行って発注して、がなく、納品があって写真撮影と商品アップに追われる、もない、という意味でのんびりペースなのです。あとは何事もなく、平穏無事に年の瀬が迎えられるよう願うばかり、という具合です。

このような今の状況でお客さん来るんですね、と思われるかもしれませんが、もちろん今時期としては例年よりは少ないです。ですが、新宿の人出はなかなかのもので、なんというか、みんな落ち着いているなという印象です。外出を控えていただきたいのは一部の傾奇者たちのみなさんで、傾奇者さえ周りに居なければ、それほど不安に感じる必要はないというのが、ある程度の共通認識なのではないかと思います。

 

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話は変わり、今日の本題なのですが、BASISBROEK と Flamand についてのお話を少々。
店頭でも機会があると話しているのですが、この両ブランドが、一旦このシーズンで終了になります。

代理店が変わるということでなく、ブランド運営が停止となります。どちらもベルギー生産にこだわったファクトリーブランドですが、これを一手に動かしていた商社の人が社を離れるために運営不可能になり、という大人の事情です。
この両ブランドは Fuzz ではずいぶん長い付き合いになっていて、特に Flamand は Pyjama Clothing 時代から春夏のカットソー陣の一番手を任せていて扱い量も多く、この話を聞いた時は足元がふらつきました。

どんなことにも永遠なんてありません。時代は変わっていくものです。僕としては、この空いてしまった穴を埋めるために尽力するしかなく、しかしそれはそうそう頻繁にはないような、お店の変化の機会になるわけですから、それはそれでまた楽しみにしていただきたいと思っている次第です。

そして、この話があって、その後です。つい先日ですが、『BASISBROEK は甦らせます』 というお話がありました。ベルギーの工場を動かせる人が離れてしまったのがブランド停止の一番の理由ですが、日本でつくりましょう、ということになったようです。
そもそもが 『ベルギーメイドなくしてバージスはありうるのか?』 というのが一番のネックだったようですが、そこから解放されることにしたという結論なのでしょう。長年扱ってきた僕の印象では、BASISBROEK はある時からコレクションを大きくして、はっきりデザイン性を前面に出し始めたと思っているので、もはやベルギーメイドというのは一番のブランドアイデンティティではないと思っています。ですからジャパンメイドに変わっても、まったく問題はないだろうと思います。長年見てきた人にとっては、そのある時を一線として、それ以前、それ以後、という風に見ているのではないかと思います。『それ以前』 が好きだった人もいれば、『それ以後』 になってから好きになった人もいて、もちろんずっと好きという人もいて。

復活は1シーズンおいて、次の21年秋冬になるそうです。ベルギーの工場だからできたことも多いでしょうし、逆に日本の工場だからできるということもあるでしょう。扱いの会社は変わりませんが、ディレクションをする人間は変わるので、内容的にも何かしらの変化はあると思います。Fuzz での取り扱いを継続するかどうかは、実際に展示会でものを見てから判断することにしますが、安心した、楽しみだ、という感想ではあります。

 

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そんなこんな、いろいろあって、これは常に考えていることではあるのですが、お店全体のラインナップの見直しを、こういう機会に乗じて少しずつでもやっていこうかなという気になっています。
ずっと同じものを自信を持って販売し続けられたらそれは幸せですが、でもそれはセレクトショップを自称するお店が理想とするのは無理があります。こんな状況になって、すごくベースの部分での価値観に変動が起こりつつあるわけですから、やはり時代に合わせた変化というものは必要ではないだろうかと、ここのところ難しい顔をして考えています。

まあまあ、こういうことを考えるのもこの時期ならではで、年が明けて、しばらくして展示会シーズンになると、頭の中からすっ飛んでしまうのですが、、。

 

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最後に、先日お伝えしましたが、年末年始の営業日程を改めて。
年末年始の休業期間は30日から2日まで、4連休です。年内最終営業日は29日(火)で、この日が通販の出荷最終日となります。昼12時までのご注文は29日のうちに発送できますが、以降は年明けの発送とさせていただきます。
年明けは3日から、翌4日は月曜ですが営業することにしました。

12月26日(土) 12:00 – 20:00
12月27日(日) 12:00 – 20:00
12月28日(月) 定休日
12月29日(火) 12:00 – 20:00
12月30日(水) 休業
12月31日(木) 休業
1月1日(金) 休業
1月2日(土) 休業
1月3日(日)  12:00 – 19:00
1月4日(月) 12:00 – 19:00
以降、通常営業

通販に関しては、最終出荷は29日となります。この日の12時までに頂いたご注文までを年内の発送、以降は明けて3日の発送とさせていただきます。

ということで、年内も残りわずか。最後まで宜しくお願いいたします!

 

CM – SANDERS “Cap Toe Chelsea Boots”.

かなりの年数履きこんだ私物となります、SANDERS のチェルシーブーツ。秋冬ごとに何年も履いていますが、これは飽きないです。

実際、細身のスマートなコーディネイトをされる層からも、ワイドめのパンツでカジュアルなコーディネイトをされる層からも、幅広い支持を得ていて、ここ数年は続けてご用意しています。

ここまで履きこむと、ちょっとラフな軍パンと合わせてもしっくりくるし、もはや怖いものは無いです。ドレス靴然としたチェルシーはスマート族のためだけのものかもしれませんが、ミリタリーコレクションという最終的な味付け、具体的にはポリッシュレザーでレーンステッチの入ったキャップトゥという部分なのですが、それがすごく利いています。

やはり秋冬ならではの楽しみ、革のブーツをたしなんでいただけたらと願う次第。シンプルな男らしい格好よさ、というものはコアとして大事にしていきたいものです。

 

SANDERS – Cap Toe Chelsea Boots
col : Black
size : 6 – 8
price : 52,000 (+tax)