Jamieson’s.

スコットランドの老舗ニットメーカー、Jamieson’s のシェットランドセーターが入荷しました。
発注して2年、ようやく届き、ひと安心です。

 

●Jamieson’s
1893年創業のスコットランドの老舗ニットメーカーです。
上質なシェットランドシープの羊毛にこだわってニット製品を専業に生産しています。

 

100年以上の歴史のあるメーカーで、昔から同じように、同じものをつくり続けていて、たしか毛糸から自社でつくっているはずです。
他に特筆することはありませんが、シンプルでその分重みのあるプロフィールかと思います。

 

今季はクルーネックのプルオーバーとカーディガンをそれぞれ1色ずつ。
どちらも 3ply、つまり毛糸を3本まとめて編んでいるずっしり感のある厚地ニットとなり、グリーンのプルオーバーのみ、表面起毛の加工が入っています。

Spruce という鮮やかなグリーンカラー。
黒や紺のアウターで暗くなりがちな冬のコーディネイトにお一ついかがでしょう。

プルオーバーはカーディガンの方と比べてサイズ感が少し大きめです。

ちょっとゆとりのあるシルエットがいい感じで、今の気分にも沿うのではないかと思います。
昭和の少年のような雰囲気で、デニムをキュッと上げて、ハイウエストで純朴に、というのがまさかのおすすめコーディネイトです。

どう使おう?意外といろいろな着こなしが思い浮かぶと思うのですがいかがでしょうか。

 

Jamieson’s – Crew Neck Pullover
col : Spruce
size : 40 / 42 / 44
price : 28,600 in tax

 

クルーネックのカーディガンは、見かければほとんど取ります。思えば一昨年もオーダーしましたが、間違えてVネックで納めてきたということがありました。

今回の Eclips というカラーはその時も迷った色で、晴れて順番がまわってきました。
やや青味の強い、暗いネイビー、上品なカラーです。

こちらはベーシックなシルエット、サイズ感ですが、クラシックなニットのバランスで、袖丈がやや短めのつくりです。逆にプルオーバーの方はクラシックなニットなのに着丈も袖丈もしっかりあって、少し珍しいかもしれません。

 

クラシックな胡桃ボタンもいい感じ。

 

インに着るシャツとの色合わせの妙を楽しみたいカラーです。
またあるいはその逆を行って、白のタートルネックで清々しくというのもきれいだろうと思えます。

 

Jamieson’s – Crew Neck Cardigan
col : Eclips
size : 40 / 42 / 44
price : 30,800 in tax

 

着心地やクオリティは comm.arch. に軍配が上がりますが、トラディショナルやロマンといった、よく分からないけどワクワクさせられてしまう要素があり、実際、何かしら国産ニットには無いものを持っているように感じます。
それぞれの好さを感じてみていただけたらと思います。

 

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12月11日(月) 定休日

Keela – Kintyre Jacket.

Keela の Kintyre Jacket が入荷しました。
そろそろ定番と言っていいと思います、スコットランドのアウトドアブランド Keela のナイロンシェルのジャケット。今年は新色 Moss が登場しました。

 

 

Outline
ナイロンシェルのベーシックなアウトドアジャケットです。
自社開発のオリジナルファブリックは防水・防風、透湿性に優れたウレタンコートのナイロン素材となります。
シルエットは概ね標準的で、ラグランスリーブの袖付け、ウエストに軽い絞りが入ります。
機能性と実用性を重んじる本格的なアウトドアジャケットならではの機能美は、ファッションアパレル的なデザイン美とは違ったタイプの魅力を備えています。
・襟にフード内蔵。
・ポケットは外側3つ(右胸・左右)、内側1つ(比翼裏横向き)、全てファスナー付き。
・フロントダブルジップ。
・袖口はゴムとベルクロで絞ることが可能。
・総裏地付き

 

今シーズンはブラックと新色モスの2色を発注しました。
モデルとしてはずっと扱っている Kintyre Jacket で、素材、サイズ感、仕様変更などはまったくありません。
ただ、Moss の方はラベルに “Heritage Collection” という記述があり、もしかしたらレギュラーカラーに加わったのではなく、昔の復刻とかそういうことなのかもしれません。ジッパーの引手やスピンドルのパーツなど、小さな資材がブラックとは別のものが使われていたりして、ちょっと特別感があるような気もします。

生地はてろてろのナイロンではなく、腰のあるしっかりしたものです。サイジングもそれなりにゆとりがとられていますので、インナーに厚手のニットなり、普通のジャケットなり、インナーダウンなり、かなり着込めてしまいます。
シェルがしっかりしていれば、インに着こんで真冬まで使えてしまいます。

自社開発の透湿撥水の生地から、しっかり手の込んだディテールまで、とても誠実なものづくりの姿勢が見てとれます。
ヨーロッパの、ローカルなアウトドアブランドということで、質実剛健な格好よさと、軽い野暮ったさと、両方あると思うのですがいかがでしょうか。僕としては、ファッション的クールの方向ではない、純朴で真面目なヨーロピアンアウトドアという方に向いているブランドという印象で、昔から好感を持っており、このジャケットもブラックとネイビー、両色所有してよく着ています。

そして、このジャケットについては、格好よく着てやろうというスタンスではなく、なるべく自然に、無造作に着るようなイメージで、インポートブランドならではのちょっとした違和感が自然に現れることを望んでしまいます。欲を言えば、そんなつもりはなかったんだけど、結果的にけっこう格好いい? くらいまでは少し狙います。

 

去年の写真で恐縮ですが、私物の何度も洗ったものです。
生地の撥水効果はウレタン系素材のコーティングですが、水洗いすることでコーティングが落ちて、撥水効果は失われます。コーティングによる生地の腰も弱くなり、生地そのものが柔らかくなり、今度は着やすくはなり、また味わいも深まるような気がします。

 

Sサイズを着て調子いいです。そろそろシャツの上から着て、もう少し経つとシャツの上にジャケットを着てその上から着て、さらに少し経つとニットも絡んできます。

デザインとしては地味ですが、なんというか、いろいろとちょうどいいと僕は思っています。アウトドア系でお洒落にしようとし過ぎたり、スペックを追い過ぎたりすると、ちょっとアクが強くなると思っていますので、このくらい素朴でニュートラルな感じが心地好く感じます。そしてニュートラルな性質なものほど、使い込んでヤレてきた時に、味わいみたいなものを感じさせてくれると思います。

Keela – Kintyre Jacket
col : Black / Moss
size : XS / S / M
price : 27,500 in tax

 

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10月16日(月) 定休日
10月23日(月) 定休日

Atelier Amelot – Graphic Tee.

初登場、Atelier Amelot、フランスのグラフィックTシャツです。
デザイン系のエスプリ系、プリントTシャツは、難しく考えず、センスや気分でいきましょう。

 

● Atelier Amelot
2007年、フランス・パリのストリートカルチャーに精通していた Antoine Delomez が最初のブランド TH Gallery を立ち上げたのがブランドの始まり。コレットをはじめ有名セレクトショップで扱われ、需要が増えたことから 2010年にグラフィックチーム Atelier Amelot をスタート。ブランドのアイコンを取り入れたり、転用したりする彼らのスタイルはあらゆるシーンで受け入れられ、毎年 Levi’s やCONVERSE等のビッグブランドとコラボレーションをしています。

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現状、アパレルブランドというよりは、グラフィックデザインのブランドみたいな感じだと思います。
デザインはグローバル企業のロゴマークやビッグブランドのロゴのパロディだったり、フランス国内企業のロゴのパロディだったり、あるいはスーベニアテイストだったり、さまざまですが、やはりちょっと面白いな、センスを感じるな、というものが多いです。

ボディは量産品を使っていますが、フランス国内メーカーのフランス産、オーガニックコットン素材の肉厚ボティです。これまでのヨーロッパ系のプリントTシャツは、細番手糸による薄地の上品系生地に、細身のシルエットというのが定番でしたが、こちらは厚地でシルエットも若干のオーバー気味です。ようやく新感覚の現代的なブランドが出てきたなというところでしょうか。

 

モンマルトルの、サクレ・クール寺院。
絵になります。

 

こちらは RATP (パリ交通公団)、つまりパリのメトロのロゴ。これを軽くパロディ。
こちらでいう東京メトロのマークですね。

 

最後はデザインソースが分かりません。デザインが好かったので選びました。
おそらくこれも何かのロゴのパロディだと思いますが、90年代や00年代あたりのストリートっぽい感じが好きです。

 

やはり海外のものなので着丈が長めではありますが、胴まわりが表記サイズからするとゆったりしています。全体的に大きめでしたので、XS、S、M、の3サイズで展開していますが、表記サイズに対しては大きめになっています。
着用写真は僕(171cm/標準体型)が全てSサイズを着ています。

 

デザイン毎に丈感に誤差がありましたが、胸まわりは概ね共通したサイズ感になっています。

 

ちょっとヒネリの利いた海外モノのTシャツということで、独特のセンスを感じますし、フランスっぽさも感じます。海外ものならではの何だかよく分からない感じもいい塩梅ではないでしょうか。

 

Atelier Amelot – Graphic Tee
design : Sacre coeur / TAR-P / Urbaine
size : XS / S / M
price : 7,480 (税込)

 

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6月19日(月) 定休日
6月26日(月) 定休日

Progress Running Club.

初登場、Progress Running Club のキャップとプリントTシャツが入荷しました。
ロンドン発のランニングカルチャーをバックボーンにするブランドです。

 

● Progress Running Club
80年代から90年代のランニングカルチャーに影響を受けランニングを日課としていたメンバーが、コロナ禍にウェルネスライフスタイルを提唱することを目的にロンドンで立ち上げたランニングクラブです。
「前向きに前進して走り続けよう」という気持ちを込めて、世界中の何処に居ても同じTシャツを着て走り、辛いことも乗り越えようというメッセージが込められています。

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オフィシャルリリースの説明文ですが、”since 1998″ というプリントのTシャツがありますので、正確にはクラブそのものはその前からあって、グッズをつくりはじめたのがコロナ禍を機にしてということだと思います。

ファッションアパレルのブランドではなく、カルチャー系のブランドと言えるでしょう。古き善きインポートのカルチャー系アイテムといった様相ではありますが、ウェルネスカルチャーというのは今っぽい感じがしますね。

イギリス系で、ほどよくしっかり背景があって、しかしいい感じに意味が無いといいますか、、身に付けるこちら側としてはファッションとしてという立場ですから、好い意味でどうとでも捉えられるブランドさんだと思いました。

 

こちら、キャップです。
往年のランニングキャップという雰囲気もあり、これをお洒落でいきましょうと。
実際に走る人は、ハイテクファブリックを使用することでしょう。

ロゴの感じが好いと思いました。
ロゴには実際に意味がしっかりあるけど、実質、大きな意味合いにおいては、特に意味がないようなものである、というのがお洒落的に助かります。

 

Progress Running Club – PRC Cap
col : Navy / Black
size : Free
price : 7,480 (税込)

 

同じデザインでTシャツです。
前述の通り、センスはあるけど意味は薄い、という絶妙な感じが魅力だと思います。
意味が無いような感じでセンスだけを狙うのは、実は上級者には分かってしまいます。

ホワイト、ネイビー、ブラック、3色でご用意しました。

 

素材やプロダクションを誇るものでないのがカルチャー系と分類されるアイテムですので、ボディは量産のアリものです。
これもインポートならではで、薄地のスムースな生地で、昔から変わらない感覚のごく普通のシルエット、サイジングです。
今季の品揃え的に、国内ブランドさんのカットソーアイテムは、ほとんどリラックスシルエットに振れていますから、小柄、細身の方や少しタイトめに着たいという方々向けにという意味合いもあります。

言われてみればスポーツ系統という気もしますが、なんとなくストリートな感じもしつつ。
なんとなく買った古着のように、意外と大活躍みたいなこともあるのではないでしょうか。

 

Progress Running Club – PRC Tee Shirt
col : White / Navy / Black
size : S / M / L
price : 6,380 (税込)

 

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5月29日(月) 定休日
6月5日(月) 定休日