TUFFA – CARLOW.

3年連続3回目の出場、イギリスの TUFFA のクロッグ CARLOW が今年も入荷してきました。

リアル・ワークシューズ、しかもワークの中でもほとんど乗馬関係者限定でシューズを提供するメーカーによるコンフォートシューズタイプのクロッグという変り種アイテムです。

 

● TUFFA
1997年イギリス・ノーフォークにおいて Michelle Girling が創業。主なユーザーは、ジョッキー、調教師、獣医などの乗馬関係者です。
独自のデザインで着脱しやすい仕様であり、 プロフェッショナルな道具として愛用されています。

 

クロッグとは、簡単に言ってしまうと、ヨーロッパの伝統的なつっかけサンダルです。ヨーロッパでは、昔からこのかたちのサンダルが存在し、原型を残しながら現在に至ります。老若男女問わずにいろいろなシーンで使われるアイテムであり、このようにワークシューズとして、しっかりしたアウトソールにしっかりとしたカーフレザーのアッパーという凝ったものも存在するという、まさに懐の深いクラシックアイテムです。

 

つっかけタイプで脱ぎ穿きが簡単、ベルトを後ろに倒して、かかとをホールドしながら履くこともできて非常に便利です。
クッション性とグリップ性能の高いラバー製のアウトソールが付き、この部分がコンフォートシューズ的なのですが、履いているときの快適さを求めた実用シューズであることが分かります。

 

リアルな作業靴としてつくられた、ツール(道具)的アイテム。つまり、ファッションを意識していない道具としてのアイテムを、その性能を信頼しつつ、ファッションに面白く取り入れようということです。こういった試みは、日本人が日本のものを、ということではなかなか難しいですが、文化の違うヨーロッパのものだったりすると、グッと興味深く、面白くなるのだと思います。

 

イギリスの乗馬関係者の作業靴なんだってさ、という態で、便利だ便利だと言いながら、さりげなくお洒落な感じで履きましょう。どんな格好で履いても、その存在感から、『あえてこの靴を合わせています』 という感じが滲み出て、なんとなくそういうものなんだな、と見せることができるように思います。

 

1年間使用時の私物です。この写真の後さらに1年経って今に至っていますが、現在もたいへん活躍してくれていて、僕のお気に入りシューズの一つに留まっております。
さすがにハレの日の靴ではありませんが、普段の出番は多く、春夏秋冬、シーズンを問わずに使っていられるのが便利で助かっています。

 

TUFFA – CARLOW
col : Black / Brown
size : 40 / 41 / 42
price : 21,000 (+tax)

 

Watches.

CASIO の夏のカジュアル腕時計シリーズ、久々によさそうなものを見つけました。
Tシャツ感覚でお手軽に、気取らず疲れない腕時計、という感じで夏時期に気軽に使っていただけると思います。

 

ウレタン製のスケルトンベルトが涼しげで、軽快な雰囲気。清潔感があって、ルックスとしての軽さがいいねという製品です。
日付、曜日表示に加え、アラーム、ストップウォッチといった CASIO デジタルウォッチ的基本性能を積んだ、内容的にはなんてことのないモデルではあります。ですが、このあえてのチープさを、気張らないちょっとした遊び感覚というアクセントにしてはいかがでしょう。

 

いつものごとく、海外流通の逆輸入ものですので、説明書は輸入代理店が用意した簡単なもの、専用ボックスなどは付属しませんので、予めご了解ください。

 

CASIO – Clear Alarm Chrono
col : Clear / Ocean / Black
price 3,900 (+tax)

 

さらに、CYMA の懐かしい面々が久々に集まりました。

既報となりますが、改めて。
もうずいぶん経ちますが、この CYMA のミリタリーウォッチのシリーズを管轄していたシーマ・ジャパンが倒産してしまいました。その際に、このシリーズのライセンスがしかるべき会社に移譲されないという事態となってしまい、すべての生産が止まってしまいました。

宙に浮いたライセンスがどこに行ったのか?この問題は現在でも解明されておらず、関連各社が獲得に躍起になっている、、というのは都市伝説です。

結局はひとまず終了という認識でいいようです。さまざまな場所に残っている在庫がポロポロと出てくる状況がなんとなく続いているようで、今回もまたディーラーさんの方から、少しまとまってきたので持って行きますという連絡が入ったしだいです。

 

覚えている人はいるかしら、ベゼルの付いたダイバータイプです。実際にあったデザインで、復刻生産されたものです。

 

CYMA – Military Diver’s Watch
col : Black / Blue
price : 21,000 (+tax)

 

こちらはちょくちょく入荷していました、ROYAL ARMY の大きい方のモデルです。現在はネイビーしか残っていないそうです。

CYMA – ROYAL ARMY
col : Navy
price : 19,000 (+tax)

 

革ベルトの ROYAL NAVY のブラック。これは開発段階で口出しをさせてもらった思い出深いモデルです。

CYMA – ROYAL NAVY
col : Black
price : 14,000 (+tax)

 

そして多色展開をしていた ROYAL ARMY の小さい方。残りはグリーンとブルーのみということです。

CYMA – ROYAL ARMY Small
col : Cream / Black / White / Green / Blue
price : 14,000 (+tax)

 

これらは新たに生産されることは無いので、基本的には完売したら終了ということになりますが、前述の通り、いろいろなところからポロポロと出てくるため、『また出ました』 ということはありえます。
『これで終わりですからお早めに!』 と言いたいところですが、数ヶ月後に 『再入荷しました!』 ということが起こりえるので言わないことにします。お店の信用問題にかかわりますからね。
どうやら本当に残りが最後だぞ、という状況になったら、レインボーブリッジをワインレッド色にしておきます。

 

New Arrivals.

San Francisco Hat のパナマハットが入荷しました。
昨年好評をいただいてのアゲインです。

 

ポークパイ型でブラックリボン付き、ややコンパクトなブリムが特徴。カジュアルであり、クラシックであり、という使い方しだいでどうとでも合わせられる万能ハットです。

 

こちらはエクアドル産の本パナマ。先だって FUJITO のパナマハットの時に書きましたが、資材高騰が進んでいる昨今の事情がありながら、この San Francisco Hat のハットは非常に頑張っています。

 

シャキッとしたジャケットスタイルから、ラフなTシャツスタイルまで、リゾート、シティユース、あるいは和装と、あらゆる場面で幅広くいけます。母国アメリカでは、往時のイチロー選手より守備範囲が広いと言われているとか、言われていないとか。

 

San Francisco Hat – Panama Hat
col : Natural
size : S/M / L/XL
price : 14,800 (+tax)

 

こちらも同様、昨年の好評を受けてのリピートとなります、Caboclo のレザーサンダルです。
シンプルなデザインですが、なんとなく他にない独特なものを感じるのは、普段ファッション的には縁の薄いブラジルのブランドだからでしょうか。

 

アウトソールにリサイクルタイヤを使うという、資材としての特殊な特徴がありますが、クロスしたレザーのアッパーとヒールのベルトというベーシックなデザインです。
フットベッドになる部分がブラウンカラーになっているのが、意外と効いているように思います。

 

他にイタリアのレザーサンダルを発注していましたが、残念ながらこのような状況の影響を受けて納品されずの事態となり、今季の Fuzz のサンダルはこの1型のみとなります。

 

Caboclo – Leather Sandal
col : Black
size : 41 / 42 / 43
price : 12,800 (+tax)

 

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いつだったか少し前の話。朝、ぼんやりとどこかを見ながら、出勤した後の段取りをなんとなく口に出していました。開店時間になる前に商品の写真を撮らなければいけないことが多く、入荷が多い時は何を撮ろうか直前まで迷います。

『今日はまずバッグを撮って、、それからどうしよう、、』

無意識の独り言に小学2年息子2から反応あり。

『バックをとってどうするの?』
ややワクワクした調子です。

『それからどうしようかなぁ、いろいろあるからなぁ』

『バックをとるの?』

『そうだな、バッグは撮らないとだ』

どうしてバッグを撮ることにこだわるのかと不審に思っていると、、、

『ジャーマン? バックドロップ?』

息子2はプロレスが好きなのでした。
まず僕が出勤して、誰のバック(背後)をとって後方に投げを打つと思ったのでしょう。しかしもしそうだとしたら、なんてアクティブな社会人なのでしょう。
無駄にワクワクさせて申し訳ないと思いつつ、なかなか笑いました。

息子1は中学校、息子2は小学校ですが、どちらも6月の頭からスタートしたようです。はじめ2週間は、クラスを2つのグループに分けて、交互に授業をするみたいです。何事もなければ、15日から通常運転ということで、1学期は7月いっぱいまでやるそうな。夏休みも冬休みも短くなることは既に決まっているそうです。

 

New Arrivals.

FUJITO のパナマハットが入荷しました。
Fuzz では初めてのFUJITO 帽子ですが、実はブランドとしては毎シーズン何かしらの帽子アイテムを必ず用意する帽子好きブランドです。おそらく定番はキャップなのですが、今期は本格的なパナマハットがリリースされました。

 

本格派と言えるのは、本パナマを素材にしているから。近年、資材としてのパナマ草が価格高騰を続けており、かなり高級品となってしまっています。そんな中でそれでもパナマ草で、というのは、軽い、丈夫、風合いが好い、などといったパナマの好さをしっかり分かっている層だけの楽しみとなっていて、自然、ファッション好き、数寄者でないと手を伸ばしにくいアイテムとなっているということが言えます。
James Lock のパナマハットは、編み方などは違うにせよ、価格としてはこの倍でもきかないようなところまできています。

 

今回の FUJITO のパナマハットはちょっと変化球です。カギ編みによるクラッシャブル仕様で、クラシック方面ではなく、あくまでカジュアルでの使用をイメージしています。
素材に元に戻る力があるのと、パナマ草を巻いて編んでいるために丈夫なのとで、つぶしても大丈夫ということです。グッとつぶして軽く丸めて、バッグにインということも可能なので、かなり便利に使えるのではないかと思います。

 

基本のかたちは、クラウンは高めで、トップが丸く、ブリムはやや長めという感じ。そういう素材感なので、ある程度かたちを変えることができます。ブリムを上げたり下げたり、トップにつぶしを入れたりしてもいいかもしれません。

 

リボンなどを巻かず、あえて装飾なしにして、素材感を全面に。やはりカジュアル度合いが増して、合わせとしての幅は広がっているように思えます。ワークのジャンルとも合わせていけそうというのが大きいのではないかと思っています。

 

FUJITO – Panama Hat
col : Natural
size : One Size (59cm)
price : 25,000 (+tax)

 

初登場となります The Skilled Workers のリネンキャップ。
東京は町田の帽子工房の手によるブランドで、実は数年前に別の名前でストローハットを取り扱ったことがありました。今回はリネン生地のよるベースボールキャップです。

 

●The Skilled Workers
東京・町田の帽子工房 REPression Hatters が手がけるブランドです。基本に忠実であり、正当かつ流行にとらわれないことをモットーに、ほとんどの製品を自社のアトリエでハンドメイドしています。
1900年~60年代のヨーロッパ、アメリカの映画や雑誌、またワークウェアのデザインなどを研究し、当時の印象、雰囲気、ヴィンテージ感を再現しつつ、独自のアイディアをプラスしたデザインとなっています。

 

なんといってもこれからの時期に嬉しいリネン素材。キャップとしては少し難しい素材らしいのですが、フロント裏からに芯地を貼って、ブリムの縁にワイヤーを入れて、きれいにかぶれるようになっています。

 

後ろ側のベルトでサイズ調節ができて、ツバも縁のワイヤーで自分のいいようにカーブをつけられるので、非常にかぶりやすいです。

高さや幅など、全般標準的なサイズ感覚ですが、ツバだけわずかに短めになっていて、少し印象を大人しくしているような感じです。

 

真夏の外出のお供に、ひょいと気軽に被れるキャップは重宝するはず。いろいろとキャップはありますが、一般的に見かけるようなものとはちょっと違ったバランスだったり、素材の雰囲気だったりするので、キャップが欲しいけどなんとなく合うのが無いな、と思っていた人には是非チェックを入れていただき、可能性を探っていただけたらと思っています。

 

The Skilled Workers – Linen BB Cap
col : Natural / Blue
size : Free
price : 7,300 (+tax)

 

こちらはフランスのベレー帽です。
コットン・ナイロンの素材で、春夏用ベレーとなります。

 

●Le Beret Francais
2012年、フランスの Laas にて設立。フランスとスペインとの国境にわたってまたがるバスク地方のベレー帽の専業メーカーです。
現在はフランス政府から授与される EPV(無形文化財企業)ラベルを持ち、100%フランス製のベレー帽を昔ながらの伝統的な手法で生産しています。

 

軽くネップの入った生地で、ドライタッチとなります。
ボリュームはやや小さめのクラシックなバランス。ニット地なので生地に腰は無く、ある程度の伸縮があります。

 

特にメンズでは、ハットやキャップに比べると一般的ではないかもしれませんが、Fuzz としては、ベレーも同じかそれ以上、キャスケットも含めて、だいたい横並びという感覚です。
構えずに、気軽にいっていただけたらと思います。

 

Le Beret Francais – Cotton Beret
col : Black / Navy
size : Free
price : 3,500 (+tax)

 

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少し前ですが、店頭でお客さんに教えていただいて目からウロコの話です。
寄る年波のせいにして、どうにも自然と太っちまって。そして多少は努力しているけどまったく痩せられなくて。同年輩や年長のお客さんたちと、このテーマで語らうことがたまにありますが、それは共感しあう時と、教えを乞う時と、2種類あります。

ひとことで言えば、『常に背筋を伸ばす』 です。締まった身体にするには、体幹、つまりインナーマッスルを鍛えるのがいいとされ、いろいろと方法が紹介されたりしていますが、僕はこれが一番説得力を感じました。
例えばお腹に力を入れてへこますことで、これがインナーマッスルを鍛える筋トレになりますと、何かしながらでも簡単にできます、などと言われていたりします。でも実際には、やるのは難しくないにしても、習慣にするのは難しいです。

グーッとまっすぐ上に背筋を伸ばすと、自然とお腹がへこみます。良い姿勢をそのまま保つというのは、無理なくインナーマッスルを鍛えることになるというのが、やってみるとよく分かります。
思いついたようにお腹に力を入れて、またすぐ忘れて、というのをやるよりも、よほど自然にできますし、お腹だけでなく後ろ側にも効いているはずです。

妻にも教え、実践しているのですが、ある時、突っ立っている妻と何かの拍子にぶつかって、僕の方がはじき飛ばされました。聞くと、背筋を伸ばして立っていたとのこと。思い当たるのは、混んでいる電車で、押されて押されての時に、ガツンとビクともしない人。見かけによらずになんて体幹が強いんだ、と思っていましたが、そうか、姿勢がいい人なんだと気が付きました。

運動する時間がなかなかとれないという人は試してみてはいかがでしょう。
時間がないというのは言い訳、時間なんてつくるもの、というような耳が痛い正論から開放され、ひたすらに姿勢を正そうではありませんか!

11日(月)は定休日となりますので宜しくお願いいたします。