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FUJITO のパナマハットが入荷しました。
Fuzz では初めてのFUJITO 帽子ですが、実はブランドとしては毎シーズン何かしらの帽子アイテムを必ず用意する帽子好きブランドです。おそらく定番はキャップなのですが、今期は本格的なパナマハットがリリースされました。

 

本格派と言えるのは、本パナマを素材にしているから。近年、資材としてのパナマ草が価格高騰を続けており、かなり高級品となってしまっています。そんな中でそれでもパナマ草で、というのは、軽い、丈夫、風合いが好い、などといったパナマの好さをしっかり分かっている層だけの楽しみとなっていて、自然、ファッション好き、数寄者でないと手を伸ばしにくいアイテムとなっているということが言えます。
James Lock のパナマハットは、編み方などは違うにせよ、価格としてはこの倍でもきかないようなところまできています。

 

今回の FUJITO のパナマハットはちょっと変化球です。カギ編みによるクラッシャブル仕様で、クラシック方面ではなく、あくまでカジュアルでの使用をイメージしています。
素材に元に戻る力があるのと、パナマ草を巻いて編んでいるために丈夫なのとで、つぶしても大丈夫ということです。グッとつぶして軽く丸めて、バッグにインということも可能なので、かなり便利に使えるのではないかと思います。

 

基本のかたちは、クラウンは高めで、トップが丸く、ブリムはやや長めという感じ。そういう素材感なので、ある程度かたちを変えることができます。ブリムを上げたり下げたり、トップにつぶしを入れたりしてもいいかもしれません。

 

リボンなどを巻かず、あえて装飾なしにして、素材感を全面に。やはりカジュアル度合いが増して、合わせとしての幅は広がっているように思えます。ワークのジャンルとも合わせていけそうというのが大きいのではないかと思っています。

 

FUJITO – Panama Hat
col : Natural
size : One Size (59cm)
price : 25,000 (+tax)

 

初登場となります The Skilled Workers のリネンキャップ。
東京は町田の帽子工房の手によるブランドで、実は数年前に別の名前でストローハットを取り扱ったことがありました。今回はリネン生地のよるベースボールキャップです。

 

●The Skilled Workers
東京・町田の帽子工房 REPression Hatters が手がけるブランドです。基本に忠実であり、正当かつ流行にとらわれないことをモットーに、ほとんどの製品を自社のアトリエでハンドメイドしています。
1900年~60年代のヨーロッパ、アメリカの映画や雑誌、またワークウェアのデザインなどを研究し、当時の印象、雰囲気、ヴィンテージ感を再現しつつ、独自のアイディアをプラスしたデザインとなっています。

 

なんといってもこれからの時期に嬉しいリネン素材。キャップとしては少し難しい素材らしいのですが、フロント裏からに芯地を貼って、ブリムの縁にワイヤーを入れて、きれいにかぶれるようになっています。

 

後ろ側のベルトでサイズ調節ができて、ツバも縁のワイヤーで自分のいいようにカーブをつけられるので、非常にかぶりやすいです。

高さや幅など、全般標準的なサイズ感覚ですが、ツバだけわずかに短めになっていて、少し印象を大人しくしているような感じです。

 

真夏の外出のお供に、ひょいと気軽に被れるキャップは重宝するはず。いろいろとキャップはありますが、一般的に見かけるようなものとはちょっと違ったバランスだったり、素材の雰囲気だったりするので、キャップが欲しいけどなんとなく合うのが無いな、と思っていた人には是非チェックを入れていただき、可能性を探っていただけたらと思っています。

 

The Skilled Workers – Linen BB Cap
col : Natural / Blue
size : Free
price : 7,300 (+tax)

 

こちらはフランスのベレー帽です。
コットン・ナイロンの素材で、春夏用ベレーとなります。

 

●Le Beret Francais
2012年、フランスの Laas にて設立。フランスとスペインとの国境にわたってまたがるバスク地方のベレー帽の専業メーカーです。
現在はフランス政府から授与される EPV(無形文化財企業)ラベルを持ち、100%フランス製のベレー帽を昔ながらの伝統的な手法で生産しています。

 

軽くネップの入った生地で、ドライタッチとなります。
ボリュームはやや小さめのクラシックなバランス。ニット地なので生地に腰は無く、ある程度の伸縮があります。

 

特にメンズでは、ハットやキャップに比べると一般的ではないかもしれませんが、Fuzz としては、ベレーも同じかそれ以上、キャスケットも含めて、だいたい横並びという感覚です。
構えずに、気軽にいっていただけたらと思います。

 

Le Beret Francais – Cotton Beret
col : Black / Navy
size : Free
price : 3,500 (+tax)

 

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少し前ですが、店頭でお客さんに教えていただいて目からウロコの話です。
寄る年波のせいにして、どうにも自然と太っちまって。そして多少は努力しているけどまったく痩せられなくて。同年輩や年長のお客さんたちと、このテーマで語らうことがたまにありますが、それは共感しあう時と、教えを乞う時と、2種類あります。

ひとことで言えば、『常に背筋を伸ばす』 です。締まった身体にするには、体幹、つまりインナーマッスルを鍛えるのがいいとされ、いろいろと方法が紹介されたりしていますが、僕はこれが一番説得力を感じました。
例えばお腹に力を入れてへこますことで、これがインナーマッスルを鍛える筋トレになりますと、何かしながらでも簡単にできます、などと言われていたりします。でも実際には、やるのは難しくないにしても、習慣にするのは難しいです。

グーッとまっすぐ上に背筋を伸ばすと、自然とお腹がへこみます。良い姿勢をそのまま保つというのは、無理なくインナーマッスルを鍛えることになるというのが、やってみるとよく分かります。
思いついたようにお腹に力を入れて、またすぐ忘れて、というのをやるよりも、よほど自然にできますし、お腹だけでなく後ろ側にも効いているはずです。

妻にも教え、実践しているのですが、ある時、突っ立っている妻と何かの拍子にぶつかって、僕の方がはじき飛ばされました。聞くと、背筋を伸ばして立っていたとのこと。思い当たるのは、混んでいる電車で、押されて押されての時に、ガツンとビクともしない人。見かけによらずになんて体幹が強いんだ、と思っていましたが、そうか、姿勢がいい人なんだと気が付きました。

運動する時間がなかなかとれないという人は試してみてはいかがでしょう。
時間がないというのは言い訳、時間なんてつくるもの、というような耳が痛い正論から開放され、ひたすらに姿勢を正そうではありませんか!

11日(月)は定休日となりますので宜しくお願いいたします。

 

SOLOVAIR – Penny Loafer.

久しぶりとなります、SOLOVAIR のシューズが入荷しました。
今回はポリッシュレザーによるローファーをセレクト。もちろんイングランド製のグッドイヤー製法、エアクッションソールとなっております。

 

先行して SANDERS のローファーをご紹介していますが、この SOLOVAIR の方が、もう少しカジュアルな立ち位置でしょう。SANDERS はしっかりトラッドなベースを感じさせますが、こちらはもっと気さくに合わせていける英国靴として存在価値の高さを感じさせるのだと思います。

 

アッパーはポリッシュレザー、あるいはガラスレザー、ハイシャインレザーなどとも言われる、いわゆる樹脂コーティングの鏡面仕上げを施されたカーフレザーとなっています。
SANDERS でもそうですが、ポリッシュレザーの程よい光沢は、コーディネイトの中で適度なメリハリとなり、全体を上品に、そして重厚にしてくれる効果があると思います。

 

この SOLOVAIR というブランドとしては、エアクッションソールのみでラインナップされており、ブランドのアイデンティティとなっています。メーカー(工場)としては、ノーザンプトンの本格的なシューメーカーですので、エアクッションソールの靴しかつくれないということはなく、ひと通り何でもつくれるメーカーです。

 

エア内蔵のラバーソールは、穿き感が柔らかく、グリップも強いです。革靴と言えばというようなトラッドなアウトソールよりは、ずいぶん履きやすいのは間違いないでしょう。

このエアクッションソールは、Loake などですと 『ヒートシールドソール』 と呼ばれたりしますが、『マーチンソール』 といった方が PIN とくる人も多いかもしれません。メーカーとして、Dr. Martens のイギリス製時代のプロダクションを請け負っていたという歴史があり、その経歴を生かして展開しているブランドとも言えます。ですが、マーチンのようにはっきりストリートに向けているのではなく、ドレス靴がルーツになっていることを強く意識させるような展開をしており、はじめからカジュアル靴という感じではないというところがポイントになっていると思います。

 

このラバーソールによって、ちょっとした厚底感が出て、シューズとして縦にボリューム感が出てきます。このバランスが独特で、コーディネイトの中で一つアクセントになり、心地好いバランスをもたらすことになるのです。

しっかりめのきれいめコーディネイトから、けっこうラフだったり、ストリートやモードっぽいカジュアルコーディネイトまで、かなり幅広くカバーできるローファーシューズではないかと思っております。

 

SOLOVAIR – Penny Loafer
col : Black
size : 6H / 7 / 7H / 8
price : 34,000 (+tax)

 

Zeno Watch – Vintage Divers.

久しぶりに腕時計のご紹介です。
スイスブランド Zeno Watch のダイバーズ腕時計となります。

 

● Zeno Watch
1920年代から続くスイスの老舗腕時計ブランド。創設者はアンドレ・シャルル・エイジュルデバンジュ。スイスの伝統的な機械式腕時計をバックボーンに、現在でも幅広いプロダクトを展開しています。

Fuzz では初登場となりますが、現行で展開しているしっかりしたスイスの腕時計ブランドです。
なのですが、Fuzzで扱う腕時計なので、ちょっと変り種ではあります。

 

こちら、本国で生産が終了になったモデルだったのですが、後々になって部品の状態で少量見つかり、数量限定で販売することになったという経緯があるそうです。
展開終了になったとはいえ、市場に流通する品はある状態なので、わざわざこの説明をする必要もないかと思ったのですが、後発の今回の分は若干の違いがあるのでその必要があると判断しました。

製品そのものはスイス現地で組み立てまでされたまったくの純正製品ですが、ブランド専用の外箱が付属しないということ、それからプライスがずいぶんとお安くなってということ、この点で明らかな違いがあるということです。
外箱は無地のものを代用させていただきますが、それ以外はまったくの純正扱いとなり、輸入代理店の正規の一年保証も付属しますのでご安心ください。
プライスについては、元々のプライスの半分以下、正価が39000円だったところ、今回が15000円(税抜)ということで、ずいぶんです。

なのでおそらく、ブランド本体が、完成数が少数だったので外箱などを作る手間を省きたく、日本の輸入代理店に、安くしておくから販売してくれと、非公式なオファーをしたのだと推測しています。

 

ということで、お付き合いのある代理店さんに紹介されたのですが、正直なところ、僕はこのブランドを知りませんでした。知らないで見てみて、デザインもプライスもいいじゃない、という判断でした。何よりも、このサイズ感(40mm以下)の腕時計がなかなか出てこないという状況もあり、それだけでも 『いい!』 と思えてしまいました。

 

70年代頃のダイバーズのデザインを採用した革ベルトのクォーツ腕時計です。
文字盤色はダークブルーということで、実際はほとんどブラックなのですが、光の当たる角度や加減ではっきりブルーが出る時があり、とても品があります。

 

ケースのフレーム部分のカラーがシルバーとブラックのものとで2色展開となります。
いいくらいのミディアムサイズでゴツさは無いです。
渋いですね。

 

Zeno Watch – Vintage Divers
col : Silver / Black
price : 15,000 (+tax)

 

なかなか触れる機会が無いのでこういう機会に触れておきましょう。
MWC のミリタリーウォッチも随時入荷しています。現行定番として継続生産されていますので、ずっと販売しています。カジュアルで軽快な腕時計として優秀です。

MWC – Military Watch G10
col : Grey / Black
price : 15,000 / 16,000 (+tax)

 

MWC – Military Watch
col : Ol,ive / Black
price : 8,800 (+tax)

 

MWC – Military Watch *Broad Arrow
col : Green / Black
price : 9,000 (+tax)

 

僕も使っておりまして、ベージュのベルトを探してきて付け替えて使っています。ブロードアローのブラックも所有しているのですが、派手にぶつけて大破してしまい、正価を超える修理代になると言われたのでいずれ買い直そうと思っとります。

今はいろいろなところで、いろいろなベルトが販売されているので、付け替えて別の可能性を探るのも面白いです。

 

Caboclo – Leather Shoe.

Caboclo のレザーシューズが入荷しました。
昨年の春夏期に登場して今季も再登場。ブラジルのシューズです。

● Caboclo
ブラジルで16世紀から続く伝統的な靴工場と職人を守るため、2006年、スペイン在住のブラジル人 Juliano によって設立されたシューメーカー。
サステナブル(持続可能)を理念に掲げ、ベジタブルレザーとエコタイヤ等、リサイクル可能な素材を使用し、全てハンドメイドによってつくられています。
南米の伝統的な要素と女性デザイナーならではの洗練された部分がうまくミックスされたコレクションはを毎シーズン展開しています。

 

Caboclo のシューズは、デザインがユニークです。日本人の発想ではなかなかこういう感じにならないであろうという、どこから来たのか不明なファッショナブルさを感じます。

今回のこのモデルは、短靴となりますが、シンプルなようでいて、なかなかのクセがあります。

 

シュッとしたスマートなフォルムに、ところどころスタッズが打ってあります。ハードな感じになるかといえばそうでもなく、遊びごころというか、ファッションシューズだな、という印象です。
真面目な日本やイギリスの靴にはないような雰囲気ではないでしょうか。

 

ドレスシューズをベースとする端正な靴もいいですが、純粋にお洒落目的で気軽に履ける革靴としておすすめするアイテムです。

 

基本的にアウトソールは廃タイヤを使っていますので、見た目としては左右非対称となります。
また、Caboclo の靴がヨーロッパを中心に人気が出てきたということで、リサイクルタイヤが間に合わない状況になることがあり、ランダムに普通のゴムのソールが混じることがあるそうです。

 

Caboclo – Leather Shoe
col : Black
size : 41 / 42 / 43
price : 21,800 (+tax)