comm. arch. – Hand Framed Co Li Pullover.

comm. arch. より春の新作です。
コットン・リネンのミドルゲージのニットが入荷しました。

新作については、どうしても季節的に気の早い品々となりますが、気分としては、そろそろ見たい!となっている人も少なくないはずです。オールシーズンの定番ものを優先していくつもりではいますが、今回のこのニットは、けっこう春っぽいです。

 

上質なフレンチリネンとコットンを混紡した綿麻糸をハンドフレームによって編み上げたミドルゲージのニットウェアです。
クルーネックにサイドスリット、身頃にわずかな前後差をつけています。シルエットはゆったり型ですが、オーバーサイズ感は希薄です。

東北地方に現存する今では貴重な手横編み機職人が、ゆっくりと時間をかけて編み立てたものです。高級リネン特有の上品な光沢とシャリ感を保ちつつ、コットンのドライ感と耐久性を合わせ持ちます。
ご家庭での洗濯機洗いも可能です。(ネットに入れて、弱流水で)

 

無地ながらも気の利いたデザインが入り、何より色合いがやわらかくて美しい。日本のカジュアルブランド、それもニットをメインとするブランドなればこその出来映えで、品質的にも、ルックス的にも、ストレスなく気持ちよく着られるかと思います。

 

さらりとバランスよく着こなせるデザインの好さと、大人対応の高い品質と落ち着いた色合い。安心感がありつつも、適度にイマドキを感じさせてくれるのが comm.arch. です。

comm.arch. のアイテムは、ここ数シーズンにかけて、Fuzz でも徐々に扱いが増えてきているのですが、なんとなく、僕の個人的な感想ですが、いよいよブランドとして脂がのってきたような印象を受けています。2014年秋冬からスタートして以来、誠実にコレクションを重ねてきた結果なのでしょう、着実にファンを増やし、でも大きく広げようとしないために、その支持層のみなさんの気質がとてもいいというのが躍進の秘密であると僕は思っています。
今シーズンも是非ご期待ください!

 

comm. arch. – Hand Framed Co Li Pullover
col : Yomogi / Red Beans
size : 3 / 4
price : 20,000 (+tax)

 

comm. arch. – Saddle B.B.

comm. arch. の定番ニット、Saddle B.B. が今年も入荷しました。
Fuzz ではこのニットがシンプルなミドルゲージニットの最高峰という位置づけです。

まずは Fuzz 公式の商品の説明文を再掲します。

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やわらかなジーロンラムウールを素材とし、カシミヤ専門の紡績機によって通常の羊毛よりも細い繊維のみを集めて紡績した糸を使用。ふんわり感と繊細な肌触りが大きな魅力となるニットとなります。

ラムウールの最高峰、こだわりの紡績、そしてハンドフレーム。およそウール素材のミドルゲージニットとしては最高峰と言えるものになっていると思います。
シンプルな単色無地で、まさしく内容勝負で挑む極上のベーシックニットとなっております。

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男のベーシックアイテムは、しっかりと好いものを、という観点がまずあります。色柄や模様、シルエットによる、ルックスでの大きな違いが少ないものほど、質感や色味の良し悪しがダイレクトです。ここは本気で行きたいというところ。

しかし、最高峰と言えど、上には上がありまして、上を見たらキリがないという事実が次にあります。僕が言いたいのは、あくまで 『現実的な観点で』 という前提での最高峰です。
これ以上は、きわめて個人的なロマンだったり世間体だったりする部分だと思いますので、もしその辺の事情がないのなら、ここを最高峰にすればいいのではないでしょうか、とご提案するものであります。

 

着ていて軽く、肌触りも滑らか、着心地という部分で万全です。そして、きちんとジャストサイズで着て、いや今なら軽くサイズアップも悪くないでしょう、とにかく各自の感覚で普通に着て、『いいもの着てるね』 というルックスの好さがあります。それは見た目での素材感の好さ、そしてそこから来る色合いの上品さ、さらに、ハンドフレームニットであるところの編地のやわらかさ、上品さ、などの複合的な要因によるものです。

ということで、結局カジュアルで使いやすい、ベーシックなミドルゲージニットです。シンプルなニットは落ち着いていいものを着ようかな、という感覚がありましたら、ここをお試しいただくことをおすすめします。

 

comm. arch. – Saddle B.B.
col : Sandalwood / Burnt Nut
size : 2 / 3 / 4
price : 19,000 (+tax)

 

comm. arch. – 6W Corduroy Trousers.

comm. arch. より新作パンツの入荷です。
太畝コーデュロイ、3色でご用意しました。

 

いつのまにかパンツアイテムに絶大な信頼を寄せるようになったコム・アーチ。オリジナルバランスのシルエットが調子が好いのと、やはりファブリックの選定が素晴らしいです。
今回は6ウェール・コーデュロイのワンタック、裾ダブルのトラウザーとなります。

 

アウトプリーツのワンタック、裾3.5cmダブル、バックギャザー(背面ゴム入り)、サイドにアジャスタータブ、といったようなディテールワーク。ベルトループは付いていますが、ベルト無しでもいけるようなつくりにしてあります。

シルエットは尻から股まわりがゆったり、裾に向けて緩めのテーパードです。見た目以上に尻まわりがゆったりしていて、穿いている本人は圧迫がなくてとても楽なのに、鏡を見ると、穿いている感覚以上にすっきり見えるというもの。まるで魔法がかかっているかのような、、

生地は高級シーツなどにも使われる上質なインド綿を素材とし、コットンそのものが上品な肌触りと光沢感を備えます。さらに仕上げに特殊な強いタンブラーをかけて、毛足をやわらかく膨らませることで、ふんわりとした独特な質感に仕上げ、より素材の良さを感じやすくなっています。
その風合いから 『ふっくらコーデュロイ』 などと呼びたくなりますが、太畝でもガッチリ厚地のどっしりウエイトではなく、ふわっとした軽快さを持っている珍しいコーデュロイ生地なのです。

おおざっぱなイメージとして、コーデュロイでルーズシルエットのパンツというと、なんとなくラフな感じかなと想像しますが、これはとても上品です。大人のカジュアル、大人の普段着として、広くおすすめできると思っています。

 

comm. arch. – 6W Corduroy Trousers
col : Black Out / Burnt Nut / Deep Forest
size : 2 / 3 / 4
price : 23,000 (+tax)

 

comm. arch. – Sweat and Pants.

comm. arch. の新作が入荷しました。
秋冬シーズンらしいダークな色合い、柔らかで暖かそうな素材感、今季も素晴らしいです。

 

オーガニックコットンを素材とした、吊り編みの裏毛スウェット。
素材と製法にこだわった極上のスウェットを、今の気分で着れるシルエットで。

 

素材はインドで少量生産されているオーガニックコットン、編み立ては国内で有名な旧式の吊り編み機、要は Filmelange さんを手がけている工場。したがいまして、スウェット生地としては最上級と言える水準で仕立てられた生地となります。

 

生地に余分なテンションをあたえずにやわらかく、ふんわりと仕上げられていて、裏毛のキックバック(押し返し)と相まって、やさしく包まれているような着心地になります。

 

『ニットをルーツとするブランドがつくるスウェット』 という意味で、しっかりと他との違いは見せられているように思います。そもそもスウェットというアイテムは、違いを感じさせることが難しいと思いますが、素材感やシルエット、色合い、そして見た目では分からない着心地、それぞれに対する誠実なこだわりによって、comm. arch. らしいオリジナリティを備えているように思います。

 

comm. arch. – Organic Cotton Pullover
col : Burnt Nut
size : 3 / 4
price : 23,000 (+tax)

 

ここのところ好評がつづく comm. arch. のパンツ。今回はブラックモールスキンで、やはり穿きやすくて使いやすいという、万能感さえ感じる仕上がりとなっています。

 

フレンチワークのジャケットの扱いが長いので、モールスキンというと光沢のあるフレンチ・モールスキンを連想する人も多いと思いますが、こちらは毛足のある、いわゆるブリティッシュ・モールスキンの態です。

インド産超長綿を素材とし、ストレッチ素材を混紡して、ふんわりと。起毛加工にシャーリング加工で毛足を短く揃え、起毛感によるモールスキン独特の光沢をたたえています。
起毛のモールスキンですが、詰まった感じの厚地ということではなく、地厚はさほどでもありません。ですから真冬だけという感覚ではなく、秋冬シーズン通して広く活用できると思います。

 

ずしっとした生地ではなく、穿いてみると意外な軽さに驚きます。もともとゆったりしているうえに、生地にはストレッチが効いていますので、動きやすさはかなりのものとなっています。

 

シルエットはルーズで緩めのテーパード、ブランド定番のバランスです。
実は尻まわりにかなりの余裕をとっていて、ルックスとしてはそこまで太くて緩いという印象ではないのに、穿いている本人はすごく緩いパンツを穿いているような、楽ちんな感覚になります。これが大きな特徴で、そのまま魅力になっているように思います。

今回はややミリタリーテイストのデザインになっており、フロントトップのボタンが2つ、サイドにアジャスターのベルトが備えられています。
バックギャザー(後側にゴム入り)で、サイドのアジャスターと合わせてベルトレスで穿く仕様になっています。

 

生地感が好くて、穿き心地も好くて動きやすい。尖ったようなクセはないですが、でもベーシックという枠に入っているとは言えないでしょう。とにかく、独特の絶妙なバランスをつくりあげていて、他にはない魅力を感じさせてくれます。

 

comm. arch. – Moleskin Bakled Trousers
col : Black Out
size : 2 / 3 / 4
price : 22,000 (+tax)