SOUTIENCOL – Remake Polo.

SOUTIENCOL より、 新作の Remake Polo が入荷しました。
今回は折り返す半袖、少し長い半袖の Long H というモデルとなります。

 

ファブリックは、デザイナー三浦氏が自らインドに渡り作成したオリジナルのインディアン・マドラス生地となります。生地や縫製の工場の視察としてインドに出かけた際の成果ということです。
したがって、『ミウラ・マドラス』 と呼んでもいいと思います。

 

マドラスならではの粗い感じ、薄い感じが希薄で、『インドのマドラス生地』 と言うにはしっかりした感があります。もちろん薄地ではありますが、マドラスとしてはという意味で。

色味は渋めで、多色使っていますが全体の印象ではブラウン~オリーブ系統という感じ。ダーク系の沈んだチェック柄で、パキッとしたコントラストではなく、落ち着いたトーンとなっています。ハイテンションのマドラスもいいですが、こういうマドラスもまたいいですね。もちろん、こういうトーンのマドラスの方が市場には圧倒的に少ないことは確かで、だからこそのオリジナル作成ということでしょう。

ファブリックはインドで織られ、日本に運ばれて、縫製は日本の馴染みの工場です。SOUTIENCOL のシャツは、常に仕上げに水洗いをするのですが、この生地は縮みが大きく出ているようです。身幅にはほとんど違いが出ていませんが、肩が少しだけ小さくなり、着丈がいつもより短めになっています。

 

SOUTIENCOL – Remake Polo Long H
col : Brown Check
size : 1 / 2 / 3
price : 17,000 (+tax)

 

Raymond Savignac – Print Tee.

Raymond Savignac のプリントTシャツが入荷しました。

昨年の好評につき、めでたくアゲインです。サヴィニャックならではの味わい深いイラストレーションは、ある時代のフランスを代表するようなポップテイスト。フレンチの薫りを色濃く伝えるアイテムとなっております。

企画モノ、という類いのアイテムとなり、詳しい説明としては昨年のものを再掲します。

==============

サヴィニャックの独特の作風は、ヨーロピアン・ポップテイストの代表的な表現と言えるでしょう。50年代から60年代にかけて映画や製品のコマーシャルポスターを数々手がけ、現代でも高い評価を受けている絵描きさんです。

 

たいへんフランスらしいヴィジュアルとテイストで、Fuzz のラインナップとしては、これ以上相応しいプリントTシャツも珍しいのではないでしょうか。

こちら、日本のインポート商社さんの企画モノで、サヴィニャックのライセンスの管理会社を通して製品化したものとなります。ですから特に何かのブランドということでなく、ラベルもそのままサヴィニャックの名前が入っています。

ボディの用意からプリントの手配までこの商社さんの手によるもので、特にボディは既成量産品ではなく、このプライス(税抜3900円)にしてなかなかのクオリティです。

アメリカのTシャツのように、パブTシャツと言えばあながち間違ってもいませんし、イラストヴィジュアルのTシャツと見てもいいでしょう。
本物の作品をプリントしたものなので、あまりにそれっぽい雰囲気ですが、しかしまさに、あまりにもそれっぽいことを狙っているわけで、かえってチープに、ものものしくなく、古着のような感覚で向き合うのがよろしいのではないでしょうか。

サイズ感、シルエットは、スタンダード。もともとSサイズの展開は無く、MとLの2サイズ展開です。

==============

とこれが全容です。
そもそもプリントTシャツは、気分や感覚で気軽に手を伸ばしていきたいというものだと思います。細かいところよりも “ノリ” の方が大切だったりもしますので、普段、こだわりの無地Tシャツと向き合うテンションとは反対側の感覚で相対していただけたらと思います。

イラストとしては、何か製品や会社の広告のものですので、もともと意味も必然性もないものです。

 

かわいいね、ふれんちぽっぷ、きてみよう。

 

えすぷりだ、ああえすぷりだ、えすぷりだ。

どちらもボードレールの句です。

 

Raymond Savignac – Print Tee
col : White / Beige
size : M / L
price : 3,900 (+tax)

 

-----

 

さて、先月はお休みした Belle のポップアップショップ in FENET ですが、5月は開催します。
今週末、30日(土)、31日(日)ということでやらせていただきます。
詳しくは こちら

夫婦やカップルで、または男子ソロでも女子への贈り物ということもございましょう。
ぼちぼちお出かけするか、という方がいらっしゃいましたら、是非。

 

STANDARD SUPPLY – PLENTY One Strap Shoulder.

STANDARD SUPPLY より新作が入荷しました。
PLENTY シリーズ、ワンショルダーのトートバッグ。ちょっと軽快でクリーンな印象のキャンバスバッグです。

 

PLENTY シリーズは、福岡・久留米のスニーカーのメーカーである MOONSTAR から素材提供を受けて展開される、コットンキャンバスを使ったラインです。
今季から MOONSTAR ファブリックは裏地のみとなり、表時は STANDARD SUPPLY が用意したものとなります。表地と裏地をゴム圧着で張り合わせた接結生地によるプロダクトであることが一番の特徴となります。

 

度詰めでキメの細かいコットンキャンバス生地ですので、ナチュラルテイストというよりは、どちらかというとクリーンな印象のルックスになります。ですが、やはりそこは天然素材のコットンですから、使い込んで擦れたりするうちに、アタリが出るなどの表情が生まれてくるはずです。

 

かたちとしては、丸底のワンストラップのトートバッグとなります。何か一つ省略したような、その分イージーな印象がするような、そして力が抜けて軽快なような、そういう感じがします。
ひょいと掴んで、モノを詰め込んで、サッと出かける、というようなイメージが自然に湧いてくるような気がします。

 

印象としては簡素なバッグかもしれませんが、STANDARD SUPPLY のプロダクトですから、やはり使い勝手はしっかり考えられています。ミニマルデザインを是とするシリーズなので、外ポケットは付けず、その分、内装をしっかり充実させています。

 

内部ポケットは両面に備えられています。財布やスマホなど、区分けして収められます。

 

口はスナップボタンによってしっかり閉じることができるので安心です。

 

財布やスマホ、鍵、文庫本などを入れて、上着も一着詰め込んで、といった感じでしょうか。
ラフなスタイルから、キリッとしたアーバンスタイルまで、幅広く、かつ気軽に合わせていただけると思います。

 

STANDARD SUPPLY – PLENTY One Strap Shoulder
col : Grey / Beige / Black
price : 15,000 (+tax)

 

-----

 

湿度がいよいよ上昇してきましたね。
ぼちぼち、電車や街行くの人の数は増えていますが、Fuzz の客足という部分ではその印象ほどの変化はありません。多少は変わってきていますが。

お話を聞くと、在宅勤務が続いているという人は、だいたい今月いっぱいはそのスケジュールで決まっているから、6月に入ってどうなるだろう、というような感じが多いようです。在宅はいいですか?悪いですか?という質問には、だいたい半々くらいの印象です。
多くは、やりずらさはあるけど時間が節約できるのはいいとか、なんだかんだ一長一短、というところのようです。

なんとなく薄気味悪く迫ってくる、、という感じがあった恐怖もだいぶ薄れてきて、しっかり注意をしていればそうそうは、という感覚になってきたところでしょうか。
このまま満員電車が無くなり、過度な混雑がない世の中になるといいですね。あまりにもみんなで同じ時間に働いて、同じ時間に遊んで、ということが、これを機にどんどん緩和されて、柔軟で効率的な社会になっていけばいいなと。混んでいる電車に乗って仕事に行って、休日に遊びに行ったらまたそこが混んでいて、というのは閉口ですものね。僕自身がそうなので思うのですが、人混みや待つことが嫌いな人種は、けっこういろいろな機会を自ら逸していますから、そうなればいろいろな人が、いろいろなことをもっとできるようになるはず、とも思うのです。
そういう良い意味での分散傾向が進む可能性の芽がせっかく出てきたので、これは消えないで欲しいなと、ちょっと思ったところです。

 

Le Minor – Liberty Print Shirt.

Le Minor のリバティプリントのシャツをご紹介します。
ものすごい種類のプリント柄の中から、Fuzz 別注というかたちで2柄選ばせていただき、エクスクルーシブでの展開ということで、今季のスペシャルアイテムとなっております。

 

こちら、Le Minor の国内ライセンス商品となります。今回は Le Minor と一緒に “Vent d’ ouest” というネームが付いているのですが、これは元々レディースのラインセンスレーベルとなります。このライセンス元がリバティジャパンの国内供給の仕事をしているという縁があり、レディースでは毎シーズン、リバティ生地によるアイテムが展開されていたのですが、今回、メンズでも展開しましょうということになったというのが経緯です。さらに、ここならリバティの生地が全ての中から選べて、プライスも抑えられます、ということだったので、別注というかたちでお願いすることにしました。

ちょっと説明しようとすると複雑になってしまうのですが、要するに Le Minor の国内ライセンス商品であると認識してください。レディースのライセンス元、メンズのライセンス元が分かれているのでややこしいのです。レディースの生産背景をつかってメンズの製品をつくって展開、量産用の柄ではなく、Fuzz独自の別の柄を選んでもいいですよ、その代わり発注はそれなりにくださいグヘヘ、という感じで分かるでしょうか。

 

言いたいのは、リバティの生地ありき、というお品です。
リバティの生地は、やはりスペシャルです。プリント柄の発色や柄のセンスはもちろんですが、ベースとなるタナローンという生地が上質なのです。細い綿繊維による細い糸が使われ、しんなりした質感で繊細な肌触りとなっております。

 

分厚い生地の見本帳を何度も何度も見ているうちに、だんだんイメージが湧きました。
ただ素晴らしい柄を選ぶだけでは、着にくいシャツになってしまう。好きな柄はたくさんあれど、シャツにするとどうだろう。そもそも総柄シャツはモノとしては 『いいなぁ』 となるけれど、いざ着るとなるとなかなか難しくなってしまうというのもある。

そこで浮かんだテーマが2つ。

 

一つは、渋めのトーンを選んで、晩夏に着られるものにしよう、ということ。お盆を過ぎてくると、にわかに秋の気配が漂い始めますが、実際はまだ全然暑い。そこで、雰囲気だけ秋の気配が感じられる夏モノということに。実際、カーディガンでも羽織ればすごく秋っぽい雰囲気になりそうではありませんか。

 

8月中はまだしも、9月に入ると、気分として夏テンションの着こなしが徐々に憚られるようになってきますが、それにしてもまだ暑いという現実があります。そこで、という考え方です。

 

二つ目は、ヨーロッパベースの Fuzz的解釈のアロハシャツ、という考え方。
ハワイアンのアロハシャツは仕入ルートが無くはないのですが、お店のスタンスとしてちょっとやれない感じがあります。でも僕としては、ちょっとやりたい。
そこでリバティで花柄を選べば、街のストリート用の渋いアロハシャツになるのではないか、という試みです。

 

秋冬のようなレイヤードがほとんどない分、夏のスタイルは感覚的なものを取り入れたい、ということが基本的にあってのアロハとかリゾートテイストとかの浮かれ要素ではないかと思います。
恥ずかしいからドンといけないけど、ちゃんと浮かれてるぜ、的アロハということでどうでしょう。

 

奇をてらわないベーシックなレギュラーカラー、レギュラーシルエット、シャツのベースの部分はかなりオーソドックなものとなっています。元々が2サイズ展開で、サイズピッチがさほど大きくありません。普通の M と 小さめの L というような印象です。

 

70年代ぽく着るのもよさそうですね。70年代の柄シャツは襟が大きいというのもあり、どうしても本格的にいかないと済みませんが、このくらいだと適温でそういうテイストが出せるように思えます。
ストレートのボトムに合わせたり、細いパンツにバチっとタックインしたり、少し気を遣ってみると、そこら辺りには無いような絶妙なニュアンスを出していけると思います。

 

Le Minor – Liberty Print Short Slv. Shirt
col : Chive / Swim Dunclare
size : 3 / 4
price : 16,000 (+tax)

 

-----

 

今日あたりは新宿の人出もやや多めのようです。
新宿はまだですが、他の街ではデパートが営業を再開しはじめたようで、いよいよ動き出す気配が濃くなってきましたね。