初登場のインドの革靴、Milton Keynes をご紹介します。
● Milton Keynes
インドの製靴工場の手によるファクトリーブランドです。
イギリス統治時代に根付き、脈々と現在に受け継がれてきたグッドイヤー製法のファクトリーとなります。
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イギリスの流れを汲むグッドイヤー製法の革靴、ですが、ほとんどがトラッド向けのハンサムなものではなく、お手頃価格で気楽に使え、コーディネイトで使いやすいカジュアルなデザインを特徴としています。
革靴愛好家の皆さんに対して正面からお勧めするものではありません。あくまでカジュアルでデイリーな革靴として、着こなしの中で気軽に使えるいい感じの革靴として、格好よすぎずラフに合わせたい時に活躍する革靴として、等々のコーディネイト寄りの観点でピックアップしてきました。
気さくなカジュアルスタイルでもしっかりした革靴を履きたい、という時に、でもイギリス靴だと恰好よすぎてしまう場合があります。そんな時はフランスのParaboot のいくつかのモデルがしっくりくることがありますが、デザイン的な路線で言うと、どうやらその辺のニーズを狙っているようです。
ノルウェージャン製法ではなく、グッドイヤーで Paraboot 的。これは実際に使う身としては、すごく理想的ではないかと思えたのでした。
ということで、チロリアンシューズ。
グッドイヤーの革靴らしい重厚感が適度にありつつ、気さくな印象です。デニムや軍パンなど、ラフな着こなしでも普通に合わせられる万能なデザインだと思います。
価格が価格なので、一流どころと比べると革質は落ちます。ですが、気取らずにガシガシ履く靴という位置づけです、大切なのはタフで重厚感があることだと思いますので、よしとしていいと思います。
アウトソールはリッジウェイ型のオリジナルです。グリップ力が強く、レザーソールよりカジュアルで、ミリタリーソールよりおとなしいという感じ。
ワイズはやや広め、トゥに丸みがあり、フォルムのバランスもカジュアル路線なので、かなり幅広いコーディネイトに、すんなり溶け込んでくれると思います。
Milton Keynes – Tirolean Shoes
col : Black
size : 40 / 41 / 42 / 43
price : 24,200 (税込)
こちらは紐なしタイプのスリッポン。履き口が狭いので、ショートブーツとも言えるでしょうか。
アウトソールをレザーにして、ボリューム感を抑えました。
木型は共通で、やはり丸みのあるぽってり型です。
ゴア付きでフィット感も良好。
ちょっと上品にいきたいと思い、レザーソールにしてもらったのですが、プラス1000円でラバー貼れるよ、とのことだったので、全部貼ってもらいました。
スリッポン靴でいうと、ローファーよりもフィット感があり、着こなしの間口は広そうです。便利だなぁと思う機会が多そうな気がしますが、いかがでしょうか。
Milton Keynes – Leather Slipon
col : Dk.Brown
size : 40 / 41 / 42 / 43
price : 25,300 (税込)
まさに実戦派という言葉がぴったりです。ロマン溢れる本格イギリスもいいですが、用途によってはこちらが勝るということもあるでしょう。
是非お試しになってみてください!
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