Another 20th Century – Artwork 2 Habana Club.

Another 20th Century の新作シャツが入荷しました。
Fuzz ではまだ3アイテム目ですが、意外と注目していただいています。

 

Another 20th Century は、アイテムそのものも面白いですが、そのアイテムのバックボーンになる架空のストーリーを添えて案内してくれるのがまた面白いです。
こういう経緯でこのプロダクトができたのです、というような類いの話ですが、これはデザイナーさんの妄想そのものであり、偶然なのか、時代の必然なのか、とにかくこういう時代にこういう経緯で生み落とされたとしたら、、アツいよねぇ、、、
というところがこのブランドの核になっていると思います。

OutLine
架空のシガーブランドのユニフォームをイメージしてつくられた、ワークシャツベースのアートワークシャツ。
少し小ぶりなレギュラーカラー、少し大き目のアメ色のボタン、左胸の変則のポケット、肘の充て布、等、小さな変化に富んだデザインとディテールによって、シンプルながらもニュアンスのあるシャツになっています。
ブラックのミニギンガムチェック柄、コットンタイプライター生地、シルエットはゆったりリラックスフィットです。

Hi Story
50回を迎えたセントラルパーク101芸術祭。
数ある出店社の中に、ひときわ大きなブースを構えるのが芸術祭のスポンサーでもあるソーホーハバナクラブ。キューバのシガーメーカーが運営するラウンジで、1960年に閉店した知る人ぞ知る名店。そして、50年以上の時を経て、国交回復を期に再びソーホーにラウンジをオープンさせました。
芸術祭の日だけはスタッフは全て芸大生らで構成され、作品展示の場としても一役買っています。
そして、学生たちもシガーブランドをイメージしたカラーリングのシャツを身にまとうのです。
半世紀前のまだ名もなき頃、ソーホーに店を構えていた者同士が紡いだ縁がこの1枚のシャツに込められています。当時のテーラー店主とラウンジのオーナーは、国交断絶で閉店した後も数十年と交流を続けていたといいます。現在、両者の規模は比べ物にならないほどになってしまいましたが、家業を継いだ息子たちがその関係を築いています。
※Hi Story はフィクションであり、登場する人物や団体名等はすべて架空のものです。

 

物語好きの僕としては、こういう架空のエピソードなどは大好物ですが、ただ、実はアイテムをセレクトする際には、完全にこのエピソードなしで評価することにしています。文章を読むのが面倒な人にも、アイテムそのものだけでしっかり着たいと思ってもらえるかがやっぱり必要ですから。なので、”Hi story” は読まなくてはならないものというわけでもないのでご安心ください。これなしでも、充分に魅力的なアイテムたちだと思っております。

 

ビシッと格好つけるためのアイテムではなく、何気ない日々に着るようなシンプルなシャツだと思います。だからこそ、そこに一ひねり、二ひねり、楽しい変化を加えて、着ている本人の日常を楽しく、そして、やはりちょっと見渡したくらいでは見かけないような、奇抜まではいかないけれど珍しい感じが自分的な満足にもなりましょう。

そしてまたしかしながら、格好つけるためのアイテムではないこととしながら、でもやはり実際は格好いい、というのが大人が求める屈折した格好よさ。そういったポジションにあるシャツではないかと思います。

 

Another 20th Century – Artwork 2 Habana Club
col : Black Gingham
size : 2 / 3 / 4
price : 18,700 (税込)

 

*********************
Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00 – 21:00 (平日・土) / 13:00 – 20:00 (日・祝)
月曜定休

Real Shop
Online Shop
Instagram

----------
8月22日(月) 定休日
8月29日(月) 定休日