SOUTIENCOL の夏の定番、リメイクポロ。暑くなればなるほど、アツいです。
涼しい生地で、上品な雰囲気で、でも堅苦しくなく、しっかりカジュアルで。
大人と言われる年代―具体的には個人差があるので曖昧ですが、もう若くないと自分で感じて以降の年代―では、ある程度お洒落して、ある程度リラックスして、例えば人と会ったり、繁華街に繰り出すという場合、このくらいの感じが心地好いのだと思います。わたくしも大人の年代に差しかかり、その奥へ歩みを進めるほどにこのアイテムの魅力が理解できるようになりました。そういう意味では、10年前と今とで、このシャツの見え方が違っていたりします。
どうなのでしょう、アイビーのアプローチで着ているみなさんにとっては、まったく間違いないものとして迷いはないと思うのですが、Fuzz という店はアイビーやアメトラをバックボーンにしているわけではありませんので、半分くらいの方々は個人的自由種目として手を伸ばしているのではないかと思います。
かく言うわたくしも、写真のように大好きなロイヤルネイビーのワークショーツと合わせたりと個人戦で付き合っています。ボタンダウンのボタンも外しちまうよバカやろうという江戸っ子式で、見えていませんが足元は薄汚れた白の spring court です。
コンパクトなバミューダショーツと合わせる TEPPAN スタイルがありますので、そこに心地好く身を任せるのもいいですし、そこから離れることを意識しても楽しいです。例えば、正面から気持ちよくいきたいなら、リメイクポロにバミューダ、足元はローファー、あるいは New Blance のスニーカーだったり。アイビーテイストにとらわれずFuzz内でやりくりするなら、ボトムに軍パン、足元に spring court や NOVESTA のスニーカー、という感じになるでしょうか。
僕のスタンスとしては、単純に 『とってもいいシャツ』 ということで店頭に並べていますので、ただとってもいいシャツを何も考えずに着ているよ、俺は、ということでもいいと思います。とってもいいシャツというのは、ただ着るだけでもとっても格好いいものですから。
そもそもアイビーというのは、その当時、若い人たちがそこにあったものをセンスよく自由に着こなしたものであり、本質としては自由で柔軟でセンスがいいということを言うのだと思います。ファッション誌などによる視覚的なカテゴライズによって、アイビーとは具体的にこういうスタイルであるというのが、ある程度一般的になったことで、ちょっとイメージが固まってしまっている部分があり、なんとなくルールが気になってしまったりということもあるのかもしれません。
そういう意味では、当時のアイビールックが好き、というのと、アイビーの思想が好き、というのでは、意外と似て非なるものなのかもしれませんね。
確かに、アイビーの重鎮 SOUTIENCOL 三浦氏は、当時のアイビーを知り、まさに本質の思想も知る人ですから、やっぱり着こなしや考え方が自由です。ヨーロピアン・クラシック原理主義で育てられたわたくしは時にカルチャーショックを受け、時に大きな刺激をいただけたりするのです。
そういうことで、Fuzz としては、『いいシャツ』 として SOUTIENCOL のシャツをおすすめします。アイビーが大好きな人も、そうでもない人も、『いいシャツ』 は誰にでもおすすめできます。
アメリカの合理的かつ自由な思想、Fuzz ではこれそのものは無いのですが、少しだけ似たもので、フランス的高慢かつ非論理的でセンス重視の自由思想、というものがあります。これをイギリス発祥のクラシック原理主義成分と混ぜ合わせることで、誰にもよく分からないテイストを生み出しています。そうなると、日本国内の助けが必要になりますので、そこらあたりを理解する国内ブランドさんとの付き合いが大切になってくるわけでございます。
おいおい、何の話だよ。
以上、リメイクポロは最高ですというお話でした!
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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00 – 21:00 (平日・土) / 13:00 – 20:00 (日・祝)
月曜定休
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7月4日(月) 定休日
7月11日(月) 定休日
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