Ordinary fits のプリントTシャツが入荷しました。
まるで古着のような、というより、もうほとんど古着な雰囲気のTシャツです。
Fuzz では珍しくアメリカの薫りがするアイテムですが、古着のTシャツはアメリカものには敵いません。ナウなフィーリングではこれでOK、こういう感じを身体が求めている感じが、多くのみなさんにあるとか、ないとか。個人的にはその感じはすごく理解できて、だからこそ発注したのでした。
脱力するときに、さりげないテキトー感が欲しい、というニーズ。これは常にあるものではありますが、空気としてここ最近強まっているように感じます。近頃は古着のTシャツも脚光を浴びているようですし、大きな流れとしてそういう波が来ているタイミングなのだと思います。
さて、Ordinary fits もその空気を感じ取って、こういった動きに出ました。
イメージは見ての通り、はっきり古着です。数十年前の着古されたもの、たまたま着てみたら、いいじゃん!というようなイメージです。
そして、古着の雰囲気を忠実に表現するため、しっかり手をかけています。
オリジナルでボディをつくり、それを製品染め、染めた後にプリントを入れて、その後にまた後加工。バイオウォッシュ、ストーンウォッシュで仕上げ、着古し感を出しています。
生地のくたり、ヨレ、斜行、毛羽立ち、プリントの掠れ、、
何年も着て洗って、さらに長い間ほうっておかれた感じ。それこそが古着です。
デザインもしっかりそれっぽいのは、はっきりとリアルなイメージをつくって本気で考えたものだからです。
まずは架空の街並をつくり、その街にあらゆるお店を配置。それから、それぞれのお店のパブリックTシャツとしてデザインがつくられたのでした。
実際にその街の地図までつくり、おそらくアメリカの、おそらく西側のどこかのある街の、地元の人々に愛されるお店のTシャツ。ノベルティだったり、レジの横で販売されていたりなのでしょう。
おそらくこれを考えた Ordinary fits の児玉さんは、そのそれぞれのお店の社長として、いちいち街の人々に、いつもありがとうございますと感謝したのでしょう。そして実際にくたくたに疲れたことでしょう。
そういった自作自演での苦労があってこその、このリアリティなのです。
特に暑い時期になると、いいくらいのテキトーな感じが欲しくなる時があります。恰好つけたくないけど格好つけたいというか、ここはキレイでなく、ラフでしょう、という時に、やっぱり古着の感じってすごいんだなと感じるはずです。
そういう本物の古着を探して見つけられれば最高ですが、今や本当に難しいですし、こりゃあいいと思ったものは、ほとんど洩れなくビックリするようなお値段だったりします。古着屋さんはモノの価値をよく知ってますから。
ということで、なかなか面白くて価値のあるTシャツではないかと思っています。
気分やフィーリングが合うものがあれば、おひとついかがでしょう。
Ordinary fits – Print Tee
col : Off / Navy / Green / Brown
size : 2 / 3
price : 7,150 (税込)
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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
03-6273-1172
Open 13:00 – 21:00 (平日・土) / 13:00 – 20:00 (日・祝)
月曜定休
Family : FENEST Belle