K.H.K.

これ、K
ホントに、H
かっこいいぜ、K
みなさんご存知、K.H.K. のコーナーです。

HTS のショートコート、ちょっと早めの入荷だったのでリコメンドしておきます。とても格好いいですし、気にしている方々もいらっしゃるはず。
そろそろいい季節になってきましたので、迷いが確信に変わればこの上ないです。

 

171cm、普通体型、こちらブラックは44のサイズを着ています。HAVERSACK のシャツと comm.arch. のパンツ、GATINE の革靴と合わせています。

一つ、ポイント、襟の立て方です。

 

大きめの襟なので、Pコートの要領で後ろを少し立たせ、立体感を出すとググッとクールな見え方になってきます。このための大きい襟ではないかとさえ思います。

HAVERSACK のシャツが着丈が長いので、ジャケットのように見えるかもしれませんが、ジャケット丈より一段長い丈になっています。ただ、実質、ジャケットとコートの中間くらいの感じではないかと思います。

また、comm.arch. のパンツはサイズを一つ上げて、少しボリュームを増しています。HTS のコートもルーズなシルエットなので、ワイドなパンツと相性が好いような気がしますし、ラグランでアームホールも広いので、HAVERSACK のシャツのようにインにゆったりシルエットのシャツやニットが入っても問題ありません。

 

ついでに、HAVERSACK のハイネックシャツも、いいです。
ルーズシルエットながらも品があり、トラッドの影を残します。

Jacket – HARROW TOWN STORES / Black size 44
Shirt – HAVERSACK / Beige Check size M
Pants – comm. arch. / Burnt Nut size 4
Shoes – GATINE / BRADFORD Black
Cap – Highland 2000 / Black

 

もう一色、どちらかというとこちらの方が注目度は高いようです、Coconut Brown。
こちらは46を着ましたが、袖がわずかに長い程度で、大き過ぎるということもなく、丈感の好みで選ぶことになりそうです。袖はペロッとまくっても悪くない雰囲気のコートだと思います。

こちらも HAVERSACK アイテムをインに着てみましたが、このウールのハイネックもゆったりシルエットで着丈がしっかりあります。
ついでなのでパンツもまた comm.arch. にしてみましたが、こちらはコットンスエードで、3のサイズを穿いています。
ついでなので、シューズも GATINE です。

ブラウン、ベージュとアース系のカラーでまとめて、ロイヤルブルーのマフラーや、ビビッドなシルクのスカーフなど放り込んでみても悪くない気がします。

 

トラッドなコートがベースになっていて、天然素材の風合いを前面に出したコートです。独特のヴィンテージのような雰囲気があって、羽織った時になかなかないタイプの格好よさを感じていただけると思います。
そして、ヴィンテージ的なテイストというのは、響く人には強く響き、響かない人にはまったく響かない、という類いのものだと思いますので、響いてしまった方々は、、観念するしかないような気がします。

Jacket – HARROW TOWN STORES / Coconut Brown size 46
Shirt – HAVERSACK Attire / Beige size M
Pants – comm.arch. / Blackout size 3
Shoes – GATINE / MEGAVE Cafe
Cap – Montmorency / Wool Beret

 

もうひとアイテムいきましょう。
つい、SOTIENCOL のコートを羽織ってしまいましたが、触れたいのは Gallice のコーデュロイのジャケットです。SOTIENCOL のコート もそうなのですが、サイズ感や在庫確認のお問い合わせをけっこういただいており、今まさに沸々いっている感じがします。

 

しかし素晴らしい、SOTEINCOL の Slip On、、、

Gallice のジャケットは、ドレスルーツではなく、ハンティングなどのスポーツルーツのジャケットです。ただ、縫製は Gallice のワークウェアの縫製工場ではなく、フランスのテーラード屋さんがしていますので、きちんと感がきちんとあり、スタイルだけテーラードスタイルということではなく、筋の通った、骨のあるジャケットになっています。

そしてまた、コーデュロイ生地がフランスの生地なのですが、これがいい雰囲気です。

 

おれたちの Montmorency のシャツがいい仕事をしているではありませんか。この柄は、同色系やダーク系の色合わせで威力を発揮すると思いますので、重ね着が増えるこれからの時期に存分に暴れてくれると思います。

ボトムは HAND ROOM のレギュラーフィットデニムです。ちょっとフレンチの風強めな時、あまり本気レプリカみたいなデニムより、HAND ROOM の持つニュートラルな印象がすごく助かると思っています。この静かでクールな都会者、みたいな雰囲気(僕が勝手にそう感じています)が、デニムのスタイルを一つ上品にしてくれると思うのです。

もちろん、この HAND ROOM のデニムもこの時期にみなさんにおすすめしたいです。

 

厳密にはフレンチモードのシックではありません。あまりフレンチが強いテーラードスタイルは、着丈が長めのバランスになってくるので、それはそれで普段着カジュアルでは少し難しい。こちらはワークやアウトドアの文脈で、堅苦しいこと言いっこなしという前提がありますから、自由にやっちゃってください系、心配無用ジャケットとなっております。

ボタンダウンカラーやラウンドカラーなどと合わせてもよさそうだし、無地のシンプルなタートルネックと合わせても格好いいと思います。

Coat – SOUTIENCOL / Beige size 46
Jacket – Le Travailleur Gallice / Brown size 2
Shirt – Motmorency / Brown Check size 2
Pants – HAND ROOM / Regular Fit size L
Shoes – GATINE / BRADFORD Black
Cap – Montmorency / Wool Beret

 

冬物の入荷もはじまり、いよいよ店内は一年で一番ボリュームのある時期に突入しました。なかなか自分の感覚的季節感が追いついてこないという声をよく聞き、まだ本調子に乗っていない人も多いような気がしますし、僕自身、やっぱりそんな感じがあります。
同じような感覚のみなさん、いい品揃えになっていますので、そろそろエンジンを吹かしていこうではありませんか。

最後に速報です。
入荷遅れを避けることを目的に、別注で独自の動きをしていた ARAN の SWD Parka が本日届きました。9月の予定でしたが、今日でした。
生地の載せ変えで、今回はベンタイル、ブラックとオリーブです。
明日から店頭に並べ、オンラインショップへの掲載も急ぎます。

遅れるけどモノは確かの ARAN、このコートも含め、ご紹介済みのパンツやブルゾンも是非ご注目ください。

ということで、K.H.K. のコーナーでした!

 

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P.H.Designs – Delta Hooded Jacket.

P.H.Designs のダウンジャケットが入荷しました。
3年ぶりの登場となります!

 

●P. H.Designs
“Mountain Equipment” の創始者として、またフィルパワーの表示を初めて行ったダウン・マイスターとして有名なピーター・ハッチソンによるダウンジャケットをメインとしたイギリスのアウトドアウェアのブランドです。
著名な冒険家の北極点へのノンサポート歩行世界新記録樹立時のウエア、ギアを製作した経歴を持つピーター氏のダウンジャケットは、15人程のスタッフによって生産されている為、日本国内への供給量はごくわずかとなります。

 

今回もセレクトしたのは最も定番的なモデルとなります、Delta Hooded Jacket。
ダウンジャケットらしいデザインのダウンジャケットであり、シルエット、サイジングもきわめてスタンダードなモデルです。
モノは確かですし、プライスも確かですから、しっかり長く着たいというのは当然の心理。飽きのこない “普通の” デザインで、流行に左右されない “普通の” シルエットとサイジングである、ということは非常に大事なポイントだと思います。

 

Outline
700フィルパワーダウンのフーデッド・ジャケット。
着脱可能なフードを装備したスタンダートなデザインのモデルとなります。
生地は日本製、第一織物の Dicros mauri を使用。化繊特有の光沢を抑え、表面がコットンのようなルックスになるよう特殊な加工をされたポリエステル糸による高密織りファブリックとなります。
軽量で頑丈、皺になりにくい、型崩れしにくいという特性を持った機能素材となります。
タイト過ぎず、ルーズ過ぎずというベーシックな身まわりに、やはりベーシックなジャケット丈。ダウンのボリューム感も厚過ぎず、薄過ぎずとなっており、流行に左右されない普遍的なシルエット、サイジングとなっています。

襟裏とポケット裏には肌触りの良いフリースを配し、ジッパーはフロント、ポケット共に止水ジップ、袖口は寒気が入らないようインナーのリブ仕様、フードと裾のコードの仕様など、ディテールも非常にしっかりしたものとなっています。

本格ギアを手がけるダウン・マイスターの手によるプロダクトではございますが、アプローチそのものはファッションアイテムとして、という製品ですので、街でスマートに着こなせる本格スペックのダウンジャケットと言えます。
アウトドアがベースになっていますが、いつものコーディネイトにすんなり溶け込むファッション性を兼ね備えています。

 

今季の生地は第一織物社製の Dicros mauri というものが採用されています。
素材はポリエステルで、薄くて軽く、しかし頑丈、そして、化繊的な光沢ではなく、コットン生地のようなルックス、質感を目指したファブリックとなっています。

糸の段階で加工をかけて、特殊な超高密の平織りで仕立てます。糸は化繊だからこその細さで、コットンでこの細さではずいぶん華奢な生地になってしまいますし、それを高密織りにすればすぐにシワが入り、またそれがなかなか取れません。

まとめると、軽い、強い、コットンに近いルックスと質感、シワが残りにくい、型崩れがしにくい、これがこの生地の特徴です。

 

細かなディテールとしては最低限を備えているといった具合ですが、要所はしっかり押さえているかと思います。
ディテールやデザインを盛り過ぎていないところがスマートな印象につながっていて、ファッション的主張、アウトドア的主張、どちらも抑えられながら、モノの好さやイギリス発のイギリスメイドという背景がほんのり滲みます。これがこのダウンの本質的な魅力なのでしょう。

 

171 cm、サイズMです。充分に余裕がありながらのジャストサイズという感じです。
同じ身長でも65kg 以下になると、Sサイズも有りになってくると思います。

 

こういったシンプルで高機能のダウンジャケットというのは、どうしても防寒という機能が一番にくるもので、本質勝負のアイテムと言えると思います。
そうだとすると、デザインや機能の面では、もはや大きな差はつかないとなり、極端な話かもしれませんが、今度は宗派のような話になるような気がします。デニムなどがいい例ですが、自分はここを選ぶのだ、という。
おれは国産、わたしはカナダのあれ、僕はフランスの、、
ということは、おれたちは、イギリスのピーター・ハッチソンだ、ということになり、悪くないなと思います。

 

P.H.Designs – Delta Hooded Jacket
col : Black
size : S / M / L
price : 132,000 in tax

 

昨今の世相も当然関係はありますが、しかしその前から PH のダウンは継続的な値上がり基調にありまして、それが一昨年、昨年と発注を断念した理由です。
しかしながら、入荷が無い期間、少なくないお問い合わせをいただき、今回発注に至ったわけですが、周囲を見渡してみると、同じレベルでつくられているダウンは軒並み同水準か、さらに上に抜けたブランドもあり、なかなかハードな状況になっています。
この後も値上がりは続くだろうと予想されていますので、再開するなら早い方がいいと思ったのも確かで、ここでもう一度判断材料をつくらないといけないと感じました。

モノの価値は絶対価値ではなく、どうしても相対的な価値となるから経済は難しい。しかし最後に頼るのは自らの主観しかない、そしてその各々の主観の集合体そのものが経済でありまして、、

ということで、余計なことを言いましたが、気にしている人が多いアイテムだと思いますので、この機会に是非チェックしてみてください!

 

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MOONCASTLE – Knitwear.

MOONCASTLE の新作ニットが入荷しました。
ベスト、タートルネック、どちらもメリノウール素材のベーシックなニットアイテムです。

 

タートルネックは先だってご紹介したVカーディガンと同じ素材、編地となり、ベストは同じ糸を3ply で度詰めで編み立てた少しだけ厚い編地となります。

 

まずはタートルネックです。

Outline
上質なエクストラファインメリノウールを使用したベーシックなタートルネックのプルオーバー。
ハイゲージ、やや薄めのニット地は、ウォッシャブル仕様で毛玉や型崩れができにくく、滑らかでやさしい肌触りとなっています。
きわめてシンプルなデザインに、シルエット、ディテールはスタンダードかつベーシック。カジュアルユースからビジネスユースまで、広くカバーできるクラシックアイテムです。

 

12ゲージ、ニットとしては薄地、細い繊維のエクストラファインメリノが素材のハイゲージということで、肌触りの滑らかさが最大の魅力です。
シンプル、ベーシック、グッドクオリティ。他で特筆事項は無く、テーラードジャケットとの合わせを中心に、着まわしの利くベーシックアイテムとしておすすめです。

 

MOONCASTLE – Merino Wool Tutle Neck
col : Off White / Black
size : S / M / L
price : 11,550 in tax

 

こちらもベーシックアイテムの範疇かと思います、Vネックベストです。

Outline
上質なエクストラファインメリノウールを3本取りで度詰めして編み立てた7ゲージVネックベストです。
3ply ニットですが、細い毛糸なので厚手まではいかず、詰まっているためにほどよくずっしりしか質感があります。
デザイン・シルエットは MOONCASTLE らしいごくベーシックなものとなります。

 

度詰めの編みということで、少しだけずっしり感がありますが、肉厚でもなく、かさばることなく着やすい厚さになっています。3本撚りの分、リブもしっかりした印象になっていて、少しカジュアル感が強まっていると思います。

 

元々Sのつくりが無いのですが、ニットベストにしてはコンパクトではなく、キュッとタイトな感じはありません。やはり、ドレッシーよりカジュアル寄りのバランスになっています。

 

ミッドレイヤーとしても、トップスづかいとして見ても、なかなかいい仕事をしてくれるのがニットベストです。美しさを感じる差し色のブルー、使いやすいベーシックカラーのダークグレー、それぞれしっかり仕事をしそうではありませんか。

 

MOONCASTLE – Wool Heavy Weight Vest
col : Royal Blue / Dk.Grey
size : M / L
price : 14,300 in tax

 

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ARAN – M-49.

ARAN の M-49 が新たに入荷しました。
フランス軍の M-47 タイプのブランド定番モデル、リクエストにお応えして、Fuzz 初登場です。

 

Outline
フランス軍の M-47 Field Pants をベースにして、少しのアレンジを加えたカーゴパンツです。
デザインやディテールはオリジナルに忠実に、しっかりと手の込んだ仕様で仕上げています。スタイルとしては後期型、ファブリックとしては前期型を採用し、特徴をミックスすることでオリジナリティを確立しています。
シルエットは股上深め、ワイドストレートです。実際の軍用よりもわずかに全体の太さを抑えめにして、使いやすいバランスに整えています。
ワイドシルエットながら腰まわりのゆとりはさほど大きく取らず、ややハイウエストで穿くバランスはオリジナルと重なる印象となっています。
生地はヘビーウエイトの硫化染めコットンサージ。仕上げに水洗いがかけられ、既に穿きこんだような風合いと表情になっています。
硫化染めは風合いを出やすくする染色法となります。穿きこんで水洗いをするごとにフェードやごわつきが表れ、ヴィンテージのような迫力を感じられる生地感にエイジングしていきます。
フロントはボタンフライ、両玉縁ポケットやボタン付きのフラップポケット、ダブルニー、裾のタブなど、オリジナルに忠実な丁寧なディテールが目を惹きます。

 

ARAN の M-47 はどちらかというと忠実系。既に扱いのある Ordinary fits も忠実系ということもあり、特に重複してご用意することもないかなと思っていましたが、少なくないリクエストをいただきまして、今回初お目見えとなりました。

忠実と一口に言っていますが、オリジナルの M-47 は製造期間が長く、途中仕様変更があって前期・後期と区分され、使われる生地も年代によって微妙な違いがあり、またサイズの展開が広域にわたりということもあり、どの年代のどの程度のサイズ感で穿くのかによって、シルエットのイメージなどは変わってきます。

言ってみれば、Ordinary fits のシルエットは、少し大きめのサイズを少し緩く穿いたものをジャストと規定していて、この ARAN はウエストをジャストで合わせたものをマイサイズとして穿くことをジャストとしているようなイメージかと思います。
ですから、ウエストから腰まわりや尻まわりは普通のジャストサイジングで、筒だけ太いというクラシックなワイドストレート型に近いということになります。
(もちろんタイトというほどではありません)

 

もう一つの特徴は、生地がヘリンボーンではなく、ごわっとした厚地のコットンサージを採用していることでしょう。
これは前期の生地の雰囲気に近く、洗うと生地が波を打って迫力が出るというものです。硫化染めの生地なので色褪せもすぐに生じますから、水洗いをするごとにヴィンテージに近づいていく感覚を味わえると思います。

 

きっちり最後まで追いかけたディテールワークは圧巻で、ここまでやったからこそ宿る本物感というのは間違いなくあると思います。

 

仕上げに水洗いをしているので、既に穿きこんだ風合いになっています。
さらに穿いて、洗ってを繰り返すと、50年代や60年代のヴィンテージのような雰囲気を醸しはじめることでしょう。

 

しっかり太いけど印象としてのすっきり感があり、だからこその品の好さがあるのが M-47 だと思います。
自分なりのエイジングを進め、ヴィンテージの様相を呈してきたら、今度は少しきれいめのトップスやシューズと合わせると、何とも言えない格好いいコーディネイトになると思います。

しっかりした生地なので、秋冬シーズンもしっかり使っていけるはずです。
是非お試しになってみてください!

 

ARAN – M-49
col : Olive Drab
size : 1 / 2 / 3
price : 29,700 in tax

 

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