POSTALCO – Jacket, Coat.

POSTALCO の定番ジャケット、コートが入荷しました。

おなじみの “フリーアームウェア”、ヘビーアウターでも健在です。
昨年と全く同じアイテムとなりますが、やはりこのコートとこのカラーのウールシャツジャケットが格好いいです。

 

少し前にフリーアームウェアのシャツをご紹介していますが、もう一度おさらいしておきましょう。
以前に書いた文章を再掲します。

---------

フリーアームウェアとは、POSTALCO が開発した腕の可動域を広げるための、独特な背面の構造を備えた服たちのことを言います。
肩甲骨に沿って斜めにプリーツを入れ、生地の余分を取ります。これによって、腕を前側や前上方に伸ばす際などに、背中で生地がすぐに突っ張ってしまうということが無くなり、可動域を大きく増やす効果を生んでいます。
特に前傾して乗る自転車や、少し高い棚に手を伸ばす際などにその効果が強く体感できます。

---------

そんなフリーアームウェアの、今季の新型、カラーコートをまずはご紹介します。
ハーフコート丈でクラシックな風情でありながら、POSTALCO らしい、というか、POSTALCO にしかつくれないようなコートとなっています。

 

Outline
フリーアームウェア、特徴的な襟まわりのウールハーフコート。
背面にシームは入りませんが、フリーアームウエアの構造でつくられ、腕の可動域を広げています。
生地は暖かなウールメルトン。メリノウールを素材として、しっかりした厚みを持ちながら(厚過ぎず)、ソフトで肌触りの好いブランドオリジナル生産のファブリックとなります。
シルエットは全体にゆったり感がありながら、ルーズ過ぎるルックスにならず、バランス好く収まります。
ショールカラーのような襟が特徴的で、後襟を高くとり、首を包み込むように着ることができます。
フロントのポーチポケットは、引手にリングの付いたジップ付きポケットです。デザイン的なアクセントになり、また物入れとして実用的にも活躍しそうです。
両サイドにハンドポケット、内ポケット1つ、前身頃のみコットン生地の裏地が付きます。
袖口は適宜折り返して長さを調節できるスタイルとなっています。
クラシックな雰囲気でありつつも、POSTALCO ならではのデザインやディテールがしっかりと組み込まれ、唯一無二のウールコートになっています。

 

キーポイントは襟とポケット。それだけでトラディショナルな雰囲気となるウールのコートをベースにしつつ、独創的な襟とポケットによって格好よさの中にちょっとした愛嬌を感じさせるような気がします。

 

シックな雰囲気でもあり、楽しい雰囲気でもあり、というポスタルコの世界観を感じます。
そして、デザインの面白さだけでなく、実用性について考え抜かれているところがポスタルコのすごいところであり、大人が興味を惹かれる由縁です。

 

独創性と普遍性、相反する要素ですが、これが共存しているような気がしてしまう不思議なコートです。矛盾をはらんでいるからこその魅力なのでしょうか。

とにかく、新しい感覚のコートですので、是非一度お試しになってみてください。

 

POSTALCO – Collar Coat
col : Black
size : M / L
price : 118,800 in tax

 

こちらがウールジャケット。
フリーアームシャツをベースにして、しっかりしたウールメルトンを載せてシャツジャケットにアレンジしたモデルです。
今時珍しいことに、このモデルに限って昨年からプライスが下がっての登場となっています。

 

Outline
フリーアームウェア、ウールジャケット。
背面、肩の部分にスパイラルな縫い目を入れ、斜めの縫い目に沿ってプリーツのように生地に余分を取っています。これにより、腕の可動域が広がり、特に両手を前や上に上げた際にスムースな動きが得られます。
生地は暖かなウールメルトン。メリノウールを素材として、しっかりした厚みを持ちながら(厚過ぎず)、ソフトで肌触りの好いブランドオリジナル生産のファブリックとなります。
シルエットはややゆったり感があるものの、おおよそスタンダードなフィットでベーシックなサイジングです。
両サイドにハンドポケット、内ポケット1つ、前後身頃のみコットン生地の裏地が付きます。
シャツジャケットのスタイルをとることで、スタイリングや着用シーンの幅を広げています。

シンプルではありますが、その分、生地の質感の好さやフリーアームウェアのディテールが前面に出てきて、シックな雰囲気ながらも、独特のアクティブな感じや重厚になりすぎない軽やかさのような空気感があります。

 

シャツ然として合わせていけば室内で脱がずに居ても違和感はなく、アウター然としてコーディネイトすれば、やっぱりウールのアウターとなります。

 

ブランドさんの写真の転載ですが、着る人の雰囲気によく合っていると思います。
さりげなく着て、しっかりオリジナリティが発揮されている、そして、実用的である、というのがポスタルコです。

この前も書きましたが、トレンドだなんだからは距離を置きたい、でも服が好きだからいいものが着たい、でもいいものだからといってシンプルベーシックだけに収まりたくはない、やっぱりワクワクできる、気分がアガる服を着たい、、
という境地に入ってきたら、その答えの一つをポスタルコが提示してくれると思います。

 

POSTALCO – Free Arm Button Jacket
col : Walnut
size : M / L
price : 57,200 in tax

 

*********************
Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
月曜定休

Real Shop
Online Shop
Instagram

----------
11月17日(月) 定休日

comm.arch. – Jackets, Coat.

comm.arch. の新作アウターが入荷しました。
まだまだこれからが本番の comm.arch. 、いよいよ完全に本領発揮の季節です。

 

毎年必ずリリースされる中わた系ジャケット、今季はフーデッドのコートタイプです。
フィッシュテールでモッズコート型。

 

Outline
モッズコートスタイルの中わたコートです。
ミリタリーやスポーツの要素をミックスして、機能性とリアルな使いやすさを備えた comm.arch. ならではのスタイルです。
ファブリックは国内で機能素材の開発をしているメーカー製、特許技術を取得しているダウンジャケット用の生地を使用しています。
寒暖に応じて湿度を逃がしたり、溜まった暖気をキープしたり、衣類内の温度をコントロールするという新テクノロジーの生地となります。表層にはシワ加工が施されることで光沢感を抑え、また非常に軽量な生地であることも大きな特徴です。
シルエットはゆったりめでややオーバー気味、ハーフコート丈となります。
一体型のフード、ラグランスリーブ、フィッシュテール、2重構造のフロントポケットに内ポケット二つ、といったディテールが見られます。
非常に軽量で、オーバースペックになることなく充分な保温性を備え、ファッション性と実用性のバランス感も絶妙です。

 

シェル素材は昨年も使用されていて好評でした、薄くて軽くて、かつ必殺の機能を持っていて、しかもシワ感で表情を出して光沢を抑えて化繊感を軽減させている、あのファブリックが再登場しています。
中のわたも軽量でやわらかく、着心地はたいへんよろしい感触です。

 

今季はモッズコートベースということですが、comm.arch. アレンジでミリタリーテイストはさほど強くなく、スマートでクリーンな印象が勝ると思います。

 

軽くて暖かく、シティな雰囲気のわたものアウター、やはり魅力的です。

 

comm. arch. – Nylon Padded Hoodie Coat
col : Blackout
size : 2 / 3 / 4
price : 64,900 in tax

 

一転して、こちらは天然素材系、クラシック路線。
ウールファブリックのハリントンジャケット型です。

 

Outline
起毛ウールメルトンのハリントンジャケット。
素材はオーストラリア・ヴィクトリア州産のラムウール。中でも一番綺麗で高価な背中部分から採れる希少部位ウールを100%使用しています。
雑味がなく、均一性があり、上品な光沢があるこの部位のウールを使った生地に、丁寧に起毛加工を施し、膨らみを暖かさを加えて保温性を高めています。
デザインはハリントンジャケットをベースに、トレンド感のあるルーズで丸みのあるファッション型シルエットを採用し、シンプルなデティールワークでスマートに味付けをしています。
シンプルなスタイリングでも気の利いたシルエットが映え、気楽にコーディネイトしてもしっかりと見映えるジャケットとなっています。

 

厚み、重たさ、品の好さを兼ね備えるウールファブリックを使って、クラシックなハリントンジャケットベースで、かつイマドキ感を適度に注いだテイストで仕上げています。
オーソドックスさという様式美を柱に据え、グレイトな素材とナイスなシルエットで comm.arch. 流に仕上げております。

 

毎シーズン用意されている、クラシックなウールファブリックを使ったヘビーアウターの枠ですが、今季はコートアイテムではなく、ショート丈のブルゾン型でリリースとなり、けっこうな新鮮さを感じます。

 

comm. arch. – Victorian Wool Harrington Jacket
col : Blackout
size : 2 / 3 / 4
price : 63,800 in tax

 

最後は定番モデルの 『Shirts Jacket』にアンゴラ起毛の厚手ファブリックを載せたショートジャケットです。

 

Outline
シャツジャケット型にしっかりした冬素材を載せたショートジャケットです。
ウール生地産地の尾州産ファブリックを使用。毛足の長さが特徴のアンゴラウールの生地となります。表面が乱れたらブラッシングによって整えられます。
シルエットはほどよくルーズなリラックス型のショート丈、裏地は半背裏のみの仕様です。
しっかりヘビーなファブリックを使用していますが、シャツジャケットをルーツにしたデザインであるため、重々しさはなく、軽やかに羽織っていただけます。
長い毛足が毛皮に通ずる高級感を醸して着こなしのアクセントに。ハイネックやタートルネックと合わせてクールな大人の雰囲気で楽しめそうです。

 

存在感抜群の起毛ファブリックがこのジャケットの肝でしょう。

ミリタリーやワーク、もちろんトラッドでもない、モチーフの気配を感じないオリジナルのデザインが実はすごく使いやすいポイントで、ジャケットとしての主張は意外と控えめです。
その分、ファブリックの主張はそれなりに強いですが、さりげなく自然なスタイルで着ていられる雰囲気を持っていると思います。

 

comm. arch. – Angora Shaggy Shirt Jacket
col : Blackout
size : 2 / 3 / 4
price : 39,050 in tax

 

オンラインショップへの掲載は間に合わず、明日となります。

 

*********************
Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
月曜定休

Real Shop
Online Shop
Instagram

----------
11月17日(月) 定休日

FUJITO – Wool Coat.

FUJITO より新作入荷です。
今季は久しぶりにしっかりしたアウターをセレクトしました。
2モデル、どちらもグッとくる格好よさです。

 

まずはクラシックなウールのバルマカーンコート。
ステンカラーコートと言ってもいいですが、なんとなくウールのこの感じになるとバルマカーンコートと呼びたくなります。
FUJITO オリジナルのファブリックです。

 

Outline
トラディショナルな雰囲気のウールのバルマカーンコート。
ファブリックは FUJITO オリジナルで織りあげた起毛ウールツイルです。リサイクルウールをメイン素材として、肉厚感とソフトな風合いを兼ね備えた綾目のはっきり出たウールファブリックとなります。
たっぷりとした身頃にラグランスリーブで肩まわりなども適度にゆとりを取ったクラシックなシルエットですが、適度に硬さを落としてカジュアルユースに対応できるバランスで仕上げています。
オーソドックスなスタイルをとっていますが、唯一フロントのポケットに FUJITO ならではのギミックとして2段ポケットを備えています。ハンドウォーマー型のポケットですが、上側はスマホなどを差し込むミニポケットとなっています。
膝上のハーフコート丈でしっかりした長さがありますが、長過ぎて裾がもたつく長さではなく、ベーシックに使いやすい丈感です。
オンオフどちらのシーンでもしっかり使え、フォーマルでも通用するしっかりしたつくりのコートとなっています。

 

FUJITO のしっかりしたアウターは久しぶりのセレクトですが、やはりテンションが上がります。
こういったトラッド路線のアイテムは単に格好いいということもあったうえで、いわゆる『グッとくる』感覚がありますね。

 

今季のオリジナルファブリック、綾目が太く走り、雰囲気の好い生地です。ほどよく肉感もあり、ヘビーアウターと呼べるレベルとなっています。

 

トラッド路線、とはいえ、です。
FUJITO はカジュアルなブランドですので、カジュアルユースを基本に考えられていますので、ベーシックなコートとしていろいろな格好で使っていただけると思います。

 

ゆったりしたシルエットですが、トレンドというよりはクラシックなゆったり感です。
ただ、最近にできた型なので、今の感覚のバランス感になって、イマドキなシルエットのコーディネイトにも違和感なく溶け込むと思います。

 

FUJITO – Balmacaan Coat
col : Navy
size : 1 / 2 / 3
price : 77,000 in tax

 

もう一型、新登場となります、カデットコート。
いわゆる○○軍の士官学校で支給されていたコートがデザインベースになっています。

 

Outline
カデットコートをモチーフにしたウールコートです。
ファブリックは表面のみ縮絨加工をかけたウールメルトンを使用しています。地厚を感じ、重厚な見え方ですが、実際はずっしり感は無く、着た時に軽さを感じるウール生地となっています。
ジップアップのショートコートスタイルに、センターにジップを備えたフードが特徴です。
フードのジップを開くと、襟になる珍しい仕様となっています。
シルエットはゆったりとルーズな身まわりに、肩を落としたオーバーサイズ型。ミリタリーベースゆえかトレンド感の強い雰囲気ではなく、ざっくり感を狙ったワイドシルエットとなっています。
カジュアルでいながらもオーセンティックなニュアンスも持ち、さまざまな着こなしに対応できるアウターコートです。ジャケットの上からオーバーコートとしても活躍しそうです。

 

こちらはフードの仕様にギミックがあります。
フードを開いて、スナップボタンに留めて、折り返して襟に、というディテールです。

 

フーデッドコートとして普通に格好いいのですが、なかなかおもしろいアレンジかと思います。

 

生地はやや軽いメルトンで、総裏仕様。

 

オーバーサイズのゆったり型ですが、ガサッと羽織るイメージで。
ざっくり感とコートとしてはちょっと短めの丈感のバランスが味わい深く、使いやすさもありつつ、とても絵になるコートだと思います。

 

FUJITO – Cadet Coat
col : Black
size : 1 / 2 / 3
price : 63,800 in tax

 

*********************
Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
月曜定休

Real Shop
Online Shop
Instagram

----------
11月17日(月) 定休日

comm. arch. – Hand Framed Saddle B.B.

comm. arch. の定番ニット、Hand Framed Saddle B.B. が今季も入荷しました。
ブランド創成期から続く、ベーシックで品質最高なミドルゲージニットです。

 

今季は新色で追加となった Brown Plum、Fuzz ではおそらく初登場ではないかと思います普通のネイビーカラー、Deep Ocean、2色展開でご用意しています。

 

Outline
ブランド定番モデルとなるミドルゲージのクルーネックニットです。
素材は、オーストラリア産メリノウール(ヴァージン・エクストラ・ファインウール)となります。”SUPER 110″ に相当する超極細繊維をカシミヤ用の紡績機を用い、軽くて柔らかく、膨らみのある毛糸に紡いでいます。
ニッティングは東北の手横編み機職人の手によるハンドフレームとなり、ミドルゲージニットとしては最高レベルの柔らかさと肌触りの好さを感じていただけます。
シルエットはスタンダードなフィット、ジャストサイジングを見据えたごく標準的なサイジングとなります。

 

わたくしの独断ですが、このサドルBBは、クオリティからプライスまでの総合評価として、『ベーシック・ミドルゲージニット最強』と位置付けています。
シンプルでオーソドックスなデザインとサイジングの中厚ニットにおいて、これを答えにするのが自然なことではないかと思います。

もっと高いクオリティを求めても、この上の世界はそこまで広い世界ではなく、あとはカシミヤ素材という話になりますが、実際の肌触りや着心地の好さは価格の差ほど出てこないはず。もっとお求めやすいプライスを求めたら、価格の差をはるかに超えるクオリティの差を覚悟しなくてはならないでしょう。

 

ふわふわで、何ならトロみを感じるスペシャルな質感。
そして素材が良ければ、発色も上品です。

 

新色の Brown Plum は、日本語で何と表現したらいいか、本当に分かりません。
くすんだ感じで、グレージュのような、トープのような中間色であり、ごくかすかにですが、ラベンダーというかプラムというか、つまり紫味を感じることで、急に一言で色名が表現できなくなってしまっています。
でも、『好い色です』と一言で片づけるのも許されるような気がします。

 

こちらは一転して、『みんな大好き普通のネイビー』。
実は意外と comm.arch. のニットで言えば、こちらの方が珍しかったりするのかもしれませんね。

 

フォルム、サイジング、ごく普通です。
最近の comm.arch.アイテムと比べると、胴まわり、腕まわりがすっきりしていることが大きな特徴で、クラシックなシルエットとなっています。

ネイビーとブラウンプラムで若干の大きさの違いがあり、ブラウンプラムの方が少し丈や袖が短めに上がっています。
いつも色ごとに微妙に差が出ますが、おそらく色ごとにニッターさんが違うのだと思います。

ということで、『最高の普通のニット』、是非味わってみてください!

comm. arch. – Hand Framed Saddle B.B.
col : Brown Plum / Deep Ocean
size : 2 / 3 / 4
price : 22,000 in tax

 

*********************
Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
月曜定休

Real Shop
Online Shop
Instagram

----------
11月17日(月) 定休日