No Title.

新宿御苑の木々がすっかり秋めいたところで、11月が終わり、はや12月ですか。
晩秋の雰囲気が濃くなってきたところですが、12月と言われてしまうと冬を意識せざるをえませんね。

ここのところの通例通りに暖かい秋が続き、どこだったかのタイミングで急に寒くなって、やあ秋が無い秋が無い、春も無い、コメが高い、大変だ大変だと僕たちは騒ぎましたが、ではきちんと冬かというとそうでもなく、あそこからすっかり冬に入ったというわけでもない。

とにかく思うのは、『夏の延長が長い』ということ。10月に入っても、すっかlly 秋ということにはなりませんから、しっかlly 秋スタイルに変遷せず、夏スタイルを温存したまま、軽い羽織りなどを駆使して過ごす期間が長くなっている感じがします。

スタイルとしての季節の段階をきちんと踏まずに秋を過ごすものですから、11月にわりあいしっかり寒くなっても、すぐには信じられないです。たまたまでしょうと。
11月に入っても、街には夏スタイルを更新しないまま、外国人のような WANPAKU な薄着で歩いている日本人も少なくなかったように思います。
そんな人々を見て、君は本当に秋が無いことにしたんだね、と思ったものです。今日までは半袖のTシャツだが、明日からダウンを着るぜ、という、リアル2季流がとうとう実際に現れたかと。

 

お洒落とは何だろう、格好いいとは何だろう。

かっこよく、在りたい。あるいは、お洒落で在りたい。
かっこよく、見られたい。あるいは、お洒落と見られたい。

けっこう違いますね。
前者は自分にとっての自分、後者は他人にとっての自分。

どちらであるべきかと考えると、在りたい、という方で在りたいです。
みなさん、そう在ろうではないか!
というと服屋的にはかっこいいかもしれませんが、でもそれではかっこよすぎて気持ち悪いっすね、というのが都会人のスタンスだよな。
というところまでが Fuzz という店のスタンスかもしれないな、と店主のわたくしは思います。

在りたい、見られたい問題は、新たに誕生している2季流の人々などにとっては、どうでもいいようなことでしょうが、洒落人にとっては大切なことです。
しかし大切なところを声高く言ってしまうのは、その時点でなんだかお洒落ではないなと思うのです。そこは照れようよ、しかしその分、している恰好には照れるなよと。

誰だって、かっこよく見られたい、の成分は全然ゼロじゃないわけで、大切なのは、かっこよく在りたいからこうしてますの、かっこよく見えてしまったらゴメンなさいね、という侘び寂びと言いますか、そういうものが文化的といいますか、なんといいますか、、

話の着地点としてはですね、アプローチの話なのです。お洒落で在ろう、格好よく在ろうというスタンスで服を買って、コーディネイトしていくと、自分の好きが反映されて、自分らしさが出てくるぞと。その方が、自分も楽しいし、実は見ている人も楽しいぞと。
お洒落に見られたい、恰好よく見られたいという考えで服を選んでコーディネイトしていると、その場その場になるので、積み上がっていくものが少ないぞと。

そういう感じでしめたいと思います。

米価格の高騰、円安、ヤクルトスワローズの戦力補強について、などなど世の中にはいろいろな問題があり、話したいことは山ほどありますが、そろそろこのへんで本日のムダ話を切り上げたいと思います。

数日経つと冬の寒さが襲ってくるようですから、絶賛販売中の暖かい冬服などたくさん買っていただいて、12月も元気に過ごしていただけたらと存じます。
インフルエンザ、怖いですね。気を付けましょう!

Keela – Belay Pro Jacket.

KEELA の中わたジャケット、Belay Pro Jacket が今年も入荷しました。
昨年、かなり久しぶりにセレクトしたところ、なかなかの好評を博しましたので、めでたく2年連続の出場となりました。

 

Outline
中わた入りジップアップジャケット。
ミリタリー納入品に近いスタイルでつくられた防寒性の高い、機能的なジャケットです。
水洗い可能な中わた素材、プリマロフトは軽くて暖かく、シェルは軽量で機能的なマイクロリップストップのナイロン生地を使用しています。
シルエットはスタンダード型。防寒機能を求めたジャケットということで、腕まわりやお腹まわりは過度なゆとりは取らず、ジャストサイジングのスタンダードフィットとなります。

 

・シェルのリップストップナイロンは引き裂き強度が高く、撥水、透湿、遮風、の性能が高い機能素材。
・中わたの PRIMALOFT は 『洗えるダウン』 として有名なポリエステル繊維でつくられた人工羽毛です。水に強く、柔らかくて保温性が高いことが特徴です。
・襟からの寒気の侵入を防ぐため、襟口を絞るためのコードが内蔵。
・同様に裾にも絞れるコードが内蔵。 ・ポケットは外側2つ(左右)、内側1つ、全てファスナー付き。
・左右のハンドウォーマーポケット内は起毛生地を使用。
・フロントはダブルジップ。
・袖口はベルクロのアジャスタータブで絞れる仕様。
※生産国表記は見られません

中わたは信頼のプリマロフト。ここ最近の化繊の中わた機能素材は、技術の進歩によってどれもしっかり暖かく、信用できるものになっていますが、中でもこのプリマロフトは『洗えるダウン』というキャッチフレーズで出てきた先駆者的存在で、実際にとても温かく、さらにダウンに匹敵するような着心地の好さが感じられます。
わたくしもかなーり昔に買ったものを持っていますが、その温かさと着心地の好さを実感しています。

かつての、古い時代の中わたは、けっこうないいブランドのものでも、長く着ているうちにつぶれてしまい、ギュッと詰まってしまって全然温かくなくなってしまったものでした。
きっとその体験をしている人々が、リアルダウンの支持者になっているような気がします。

 

昨日ご紹介した ARMY TWILL のジャケットは、ミリタリールーツでありつつも “ファッション” しているスタイルですが、こちらの Keela の方は本質がシリアスです。
ファッションというよりは、”ツール”、”ギア”、といった性質であり、着る人は『わたしの都合でファッションします』という感覚で向き合うか、実際にギアとして使うか、ということになるかと思います。

 

そして、イマドキなシルエットスタイルで着るなら ARMY TWILL、クラシカルなジャストサイジングで着るなら Keela、という違いも鮮明で分かりやすいかと思います。

ちょっと男くさく、硬派に羽織る感じがこの Keela のジャケットの雰囲気に合うような気がします。

 

Keela – Belay Pro Jacket
col : Black
size : S / M
price : 35,200 in tax

 

*********************
Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
月曜定休

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12月1日(月) 定休日

Army Twill – PE Weather Paddind Jacket.

Army Twill の新作冬アウターが入荷しました。
ボリュームしっかりの、真冬対応中わたジャケット。

 

Outline
ミリタリールーツの中わたジャケットです。
US Level 7 の初期型をベースにシルエットバランスをアレンジし、街着として使いやすい雰囲気で仕上げています。
表地は高密織りのしっかりした化繊シェル、裏地にはポリエステルのリップストップ、中わたには機能素材の “THERMOLITE” を使用し、高い保温性を備えます。
シルエットは全体にゆったりしたオーバーサイジングとなりますが、寒い時には裾のコードを絞ることで冷気の侵入を防ぎます。
フードは折りたたんで襟に収納できる仕様で、フーデッド、スタンドカラー、2通りのスタイルでコーディネイトしていただけます。
しっかりとしたボリューム感で、真冬のアウトドアでも安心の防寒性能を備えたジャケットとなっています。
ミリタリーのテイストをとることで、カジュアル過ぎず、シックなスタイリングにも対応し、トレンド感のあるルーズなシルエットは、極寒時にはさらにインに着こむことができます。

 

ざっくり系のミリタリーで、ルーズでボリューミーな中わたジャケット。
最初にこのブルーがきれいな色だなと思い、目を惹きました。
ロイヤルブルーのような鮮やかさはないものの、やはりアウターとしては珍しい色味であると思いますし、化繊シェルの冬アウターを、また少し違ったニュアンスで着ていけるような気がしました。

もちろん、安心して使えるブラックもご用意しております。

 

気安さ、着やすさ、兼ね備え、モノとしてはシンプルなので、どんな着こなしにも対応できそうです。フードと襟のアレンジ、裾のコードでシルエットのアレンジ、といった要素もあるので、着こなしの幅が広く、自分のスタイルにフィットさせる楽しさもあるように思います。

 

しっかりと厚みがあり、インにはいくらでも着込めますし、ファッション性はさることながら、極寒時用に使うアウターとしても価値の高いものではないかと思えます。

12月の下旬頃から、『厳しい寒波襲来』というケースも出てきますが、そんな時に出動するべく 『とにかく防寒能力の高いもの』というくくりで、こういうの、一着持っておこうか、というアプローチもあるかと思います。
そして、使ってみると案外便利で、他にいいアウターたくさん持っているのにこればっかり、、ということもありそうな気がします。

いつもいいますが、この辺の中わたジャケット、本格的なダウンにあまり興味が湧かない層に気軽にいってほしいと思っています。

 

Army Twill – PE Weather Paddind Jacket
col : Blue / Black
size : S / M / L
price : 33,000 in tax

 

*********************
Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
月曜定休

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12月1日(月) 定休日

Padmore & Barnes – Original P204.

Padmore & Barnes のワラビーシューズ、今年も入荷しました。
ブランドの一番の定番型となる “Original P204” で、昨年好評だったグレースエード、そして新たにグレインレザーブラック、2種類、ご用意しました。

 

Padmore & Barnes はアイルランドのシューメーカーですが、かつてクラークスのワラビーをつくっていたという経緯があります。
長い間、アイルランドの自社工場で生産していましたが、昨今ではブランドが大きくなり、ポルトガルメイドに移行しています。

● Padmore & Barnes
1934年創業、アイルランドのシューズ専業メーカーです。
アイルランド・キルケニーに自社工場を構え、高品質のシューズを生産。1964年から1987年までの期間はクラークス社の支配下となり、キルケニーの工場ではクラークスブランドの代名詞となるワラビーシューズの生産が為されていました。
1987年、マネジメント・バイアウトを通じて独立した会社として復帰し、自社ブランドの生産、販売に専念し、特にカジュアルシューズの分野で国際的な知名度を得るに至っています。

 

表革、しかもシボ革でブラック。
結局一番使いやすいのはこれかもしれません。

Outline
ブランドのフラッグシップモデル、オリジナルP204。
クレープソールのワラビーシューズです。
上質なグレインレザーのアッパーレザーにハンドのモカシンステッチ、天然ゴム素材のクレープソールが特徴の、クラシックなカジュアルレザーシューズとなります。
上品でいて堅苦しくなく、さまざまなスタイルに気軽に取り入れていただけるのがワラビーシューズの魅力です。

 

パドモアの靴は、しっかり重厚感がありますので、カジュアルユースがメインになろうかと思いますが、しっかり系、堅め、重めのスタイリングにも耐えます。

すらりとしたスラックスでのカジュアルスタイルでも品好くこなしますし、オイルドジャケットだったり、メルトンのダッフルコートだったり、重厚感のあるアイテムもしっかり支えられる力強さがあると思います。

 

もちろん、秋冬専用のシューズというわけではないので、年間を通して活躍してくれると思います。
ドレスシューズ系統ではない革靴で、ワークやアウトドア系でもないけどカジュアルに強く、スニーカーまではくだけない、というのがワラビーのポジションでしょう。

 

Padmore & Barnes – Original P204
col : Black
size : 6 / 7 / 8 / 9
price : 40,150 in tax

 

こちら、昨年人気でした、グレースエード。
好評につき再登場となります。

 

Outline
ブランドのフラッグシップモデル、オリジナルP204。
クレープソールのワラビーシューズです。
上質なカウスエードのアッパーレザーにハンドのモカシンステッチ、天然ゴム素材のクレープソールが特徴の、クラシックなカジュアルレザーシューズとなります。
上品でいて堅苦しくなく、さまざまなスタイルに気軽に取り入れていただけるのがワラビーシューズの魅力です。

 

一応、ワラビーと言えば、スエードが先にきますので、こちらがより定番ではあります。
ですが、スエードでグレーというのはちょっと当たり前な感じがしないかもしれません。

 

ここ何シーズンの間、ブラックのパンツを品揃えすることが増えたので、黒系パンツに合わせるとシックな雰囲気でいいであろうと思ってセレクトしたのですが、ネイビーパンツにもいい感じでした。

まあまあ、グレーというカラーの性質上、基本的には色合わせとしては合わない色は無いというのが定説でしょう。イメージ的には、僕はほとんど履かないのですが、ニューバランスのスニーカーなどはグレーを履いている人をよく目にしますから、やはり使いやすいのだと思います。

ソールのカラーがブラックになっているので、締まった印象というか、都会的な印象というか、ストリートやモード系統のテイストでもうまく溶け込むような気がします。

気が付けば手持ちの靴が黒ばかりだな、という人には特におすすめかと思います。

 

Padmore & Barnes – Original P204 *Suede
col : Grey
size : 6 / 7 / 8 / 9
price : 39,050 in tax

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
月曜定休

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