NANGA – Soft Down Varsity Blouson.

NANGA の春ダウンが入荷しました。
昨春に好評でした、ライトダウンのブルゾンです。

 

年が明けると、服飾業界的には梅春シーズンと呼ばれる時期になり、春シーズンの新作入荷が始まりますが、中でもリアリティのある春アウターではないかと思います。
目の前は真冬ですが、これから寒さがやわらいできてから一番に着始めるアウターになっていくと思います。

 

Outline
ライトダウンのブルゾンジャケット。
ヴァーシティジャケット(スタジャン) をベースにしてデザインされたラグランスリーブのブルゾン型に、やや軽く、薄めにダウンを入れています。
表地はワッシャー加工によって細かなシワ感を持たせた薄地軽量の撥水ナイロン生地が使用され、撥水性能とジャケットそのものの軽さが特徴になっています。
シルエット・フォルムは、胸まわりや腕まわりにほどよく余裕を確保したスタンダードなフィットのノーマル型。窮屈感を感じず、かといってオーバーサイズまではいかず、といったバランスの好いシルエットです。
春と秋はアウターに、真冬はコートやジャケットのインナーとして活用できるよう配慮されたユーティリティなジャケットとなっています。

 

冬の本気ダウンと比べるとパックされたダウンの量は少なく、厚さもそれほどではありません。
春のダウンは、着こなし的には冬のダウンとは違ってきて、重々しい冬スタイルからの解放というイメージで、軽やかな印象で着たい、あるいは他のアウターとの合わせ技で春スタイルを構築したい、という役目になると思います。

 

シンプルなブルゾンスタイルで、さっぱりとしたデザイン、ディテール。シェルも薄地でウエイトの軽いものが使われていますので、ジャケットそのものが軽く、その軽さが印象の軽さにもつながります。

 

結局、厚さはほどほどとは言えダウンですから、けっこう暖かいです。
僕自身、昨春に手に入れて着ていましたが、普通にこの秋冬もちょうどいいなと思える気候が多くて出番は多かったので、春アウター的ではあるものの、かなり広い時期で使えると捉えていただいて問題ないように思います。

 

春アウターとして設定してくれているということで、フットワークの好さが際立ちます。春も秋も、上からさらにアウターを羽織って、ミッドレイヤードでの活用も調子が好く、寒暖差の多い時期も多いですから、一発勝負型の分厚いアウターより、重ね着で温度調節ができる方が助かることも多いと思います。

 

そして、さらに使いやすいポイントとしては、シルエットバランスが絶妙であることもお伝えしておきたいです。
基本的には今っぽいルーズ感があるものの、オーバーサイズ感を大きく感じさせないところで抑え、ワイドなリラックス型パンツでも、クラシックなレギュラーシルエットのパンツでも、どちらに合わせてもバランス好くおさまります。
インに普通に厚いものを着込めるし、上からアウターを羽織ってもルーズ過ぎてもたつきがすごいということにもならず、非常にいいところで着地していると感じます。

実用的にも、コーディネイト的にも、とても便利なアイテムで、そもそもダウンというアイテムが、春アウターとしての適正をかなり備えているのだなと感じさせます。
是非チェックしてみください。

 

NANGA – Soft Down Varsity Blouson
col : BeigeGrey
size : S / M / L
price : 33,000 in tax

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
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FLOWS – GIBSON – Carf Black

初登場、FLOWS。
イギリスはノーザンプトンからのニューフェイスです。

 

もうけっこう前から、ヨーロッパの革靴も国産靴も、シーズン毎に値上がりが続いていますので、常時、新しい風を探しているのですが、今季、見つかりました。

グッドイヤー製法の本格派でありながら、ドレスシューズ過ぎない、カジュアル向きの仕様でつくられているという今っぽい靴で、しかも、イギリスから。
イギリスブランドのイギリスメイドなので、安価とまではいかないですが、周辺事情を認識されている層から見ると、おっ、となるプライスで収まっていると思います。

 

● FLOWS
1908年創業、イギリス・ノーザンプトンの老舗シューメーカー E.WOOD & SONS 社が2024年に立ち上げたブランドです。
同社は創業当初から現在に至るまで、オーダーメイドとイギリスでの生産にこだわっており、HORWEEN社やCHARLES F STEAD社など、世界中のタンナーから高級な素材を調達して、全行程をイギリスの自社工場で製造している数少ないシューメーカーの一つです。
現在は5代目の CHRIS WOODFORD が創業から続く家族経営を守っています。
FLOWSブランドでは、素材調達と自社工場生産の背景を生かしつつ、カジュアルユーズを念頭に置いたプロダクトを展開しています。

 

さほど型数は多くないのですが、カーフはホーウィンのものを、今回選んでいませんが、スエードは CHARLES F STEAD のものを用いていて、グッドイヤーで底付けという本格派です。
今回は初めての取り扱いということで、使い勝手の好さそうな、プレーントゥの外羽、ブラックをセレクトしています。

 

Outline
シンプルなブレーントゥのダービーシューズ。
アッパーはホーウィン社のカーフレザー、アウトソールはビブラム社の軽量フレックスソール、底付けはグッドイヤー製法となります。
レザーのシンプルな魅力を感じられるホーウィンのカーフに、革靴とは思えない軽量さとグリップ力をもたらすビブラムソールが特徴です。
ぽってりとボリューム感のを感じるフォルムですが、イギリス靴らしく幅が広いということではなく(ワイズは狭くもなく標準くらい)、サイズ表記に対してややコンパクトな印象です。
トラディショナルなバックボーンを持ちながら、現代的なコンフォート感とカジュアルなライト感を持ち合わせたシンプルベーシックのイギリス革靴。イギリス版ポストマンシューズのようなイメージで、コーディネイト的には万能タイプとしてしっかり活躍してくれそうです。

 

オイルをたくさん入れて育てたくなるホーウィンのカーフレザー。SANDERS ではガラスレザーがメインなので、この点でも差別化ができていると思っています。

 

イギリス靴らしいコバの張り出しはほどほどありますが、ゴツい印象までいかない控えめな印象。カジュアルユースにはこのほうがいいと思います。

 

ビブラムソールを佩いていることで、そうとうに軽く感じます。
見た目はなんだか重厚そうに見えますが、驚く軽さです。

 

エレガント系の英国靴の系譜ではなく、古いミリタリーだったり、ワーク系を思わせるぽってり感を感じるフォルムも特徴です。
シャープではなく、のんびりした曲線がドレステイストを薄め、カジュアルなコーディネイトにちょうどいい力加減での 『ベーシックな革靴』という印象になっていると思います。

 

ちょっとリラックス感のある、ストリートっぽさなどが入る仕事用ジャケットスタイルだったり、スウェットだったり、軍パンだったりを使った『おれたちのベーシックスタイル』界隈の全般でいい仕事をしてくれそうな気配を放っています。

 

本格靴の雰囲気とカジュアルユースの利便性を兼ね備えた絶妙のバランス、かつ、勘弁してくれと言いたくなるプライスゾーンには入らず、非常に優秀ではないかと思っているのですが、みなさんの目にはどう映るでしょうか。

できたばかりのブランドで、ここからどう展開していくのかまだまだ予断を許しませんが、現時点ではおすすめしたいプロダクトになっていると思いますし、今後にも期待をしたいと思っています。

気楽に穿ける本格革靴をお探しの人も多いと思います。是非チェックしてみてください!

FLOWS – GIBSON *HORWEEN Carf
Col : Black
size : 7 / 7H / 8
price : 58,080 in tax

 

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1月19日(月) 定休日

No Title.

本日、日曜日の午前中、歩行者天国の新宿通り。
何かのセレモニーをやっていました。
後ろの方にはブラスバンドと野球のユニフォームを着た子供たちが大勢控え、今にも練り歩こうという雰囲気で、どうやら警視庁騎馬隊が先導するようでした。

 

サラブレッドでしょうか、馬体が大きくて美しく、とても素敵でした。

 

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勝手にだらだら語るシリーズ、トレンド、多様性、共感について。

今の時代、業界では、昔のようなトレンドはもう存在しないという共通認識が形成されている。今年はダウンが流行る、ダッフルコートが流行る、といった具体的なトレンドアイテムが無いことはもちろん、トレンドのルックやテイストさえも、もはや無いに等しい状況ではないか。

大昔は、はっきりとした流行があって、○○を売っていれば大丈夫、という時代があり、お店は同じものを売って、みんなが同じものを買って、という平和な時代があったとか。

しかし、時代は進み、人々の情報の発信や受信の方法が変わり、多様性は本格化し、マイノリティでも確固たる自信を持てるような時代に変遷した。『傾向』くらいはあるものの、分かりやすい『流行』は無くなり、供給側は、チャンスが増えることと引き換えに、難しさや複雑さを引き受けざるをえなくなった。
これは服飾業界に限った話ではなく、ほとんどすべての業界で同様のことが顕在化されているのは、ビジネスマンであるならば周知のことであろう。

・・・・・

人々の心理としては、まずは『みんなと同じではつまらない』と『みんなと同じでないと不安だ』という2つがあり、同じではつまらないという人々が多様性を拡大し、同じでないと不安だという人がトレンド形成の当事者となる。

中高生くらいの年代では、『同じでないと不安』が主流であり、みんなが知っていることを知ろうとする力が強いから、まだ分かりやすいトレンドは存在する。
しかし社会に出た途端、世界は広がり、みんなと同じでないと不安ではあっても、自分の周囲にいるみんなが既にバラバラであり、さまざまな情報に触れる機会が膨大になるにつれ、みんなと同じでないと不安とか言ってられなくなってくる。
第三の勢力、『みんなと同じとか違うとか関係ない層』の誕生である。
同じでないと不安層が減り、もう関係ない層が増えることにより、多様性は推進する。

・・・・・

そういうことは、それなりに真剣に働いて、普通に遊んだり、人付き合いをしていると、肌感覚で自然に理解することなのだろうが、高齢の政治家は生活が変わらないからか、まだ実感値として理解できていないような気がする。
だから、今の状況をより正しく掴めている少し若い政治家と、高齢の政治家と、けっこうな隔たりができているような気がするが、政治家というのは、正しいことを言うより、物事を動かす力が強い方が有能とされるように思う。

そう、見事に話が逸れている。

・・・・・・

多様性の時代とは、難しくて厳しいが、チャンスは広くある。
なんだ、アメリカ型社会か、と思う。
大量生産・大量消費のトレンド依存型では、コストダウンの能力には長けても、多様性に対応できないことは、既に90年代ではっきりしているのだが、その解決を先送りにしたツケがまわってきたのがこの20年代なのだろうか。

・・・・・・

多様性の時代は、正解のない時代なのかもしれない。
自分にとっての正解を、自分で考え、実現させていかなくてはならないハードな世界だ。

お洒落についても同様で、自分の正解は自分で考えて実現する。当たり前と言えば当たり前だが、供給側が強者側であった時代においては、トレンドがどこかで生まれ(時には恣意的につくられ)、それ以外の選択肢が少ない状態にあったため、なんとなくの『正解』がうっすらと在り、極端に言えば、それに乗るか、反るか、というスタンスだけが問われていた。

現在は、ほとんどのジャンルで、需要側が強い。これはテクノロジーの発展により供給の能力が上がった末の結果というのが皮肉であり、また興味深い。
何でもつくれるからイロイロつくったら、ロットがまとまらなくなって大変です、の世界が来て、小ロットも問題ないです、の時代が来て、小ロットOKなら自分でつくるっす、の時代が来て。

・・・・・・

子育てに正解が無いのと同様に、あるいはバッティングフォームに正解が無いのと同様に、お洒落にも正解はない。
何事につけ、正解を押し付けてくるのは、結局は搾取したいビジネスマンだ。
正解が無いのは難しいし、苦しいこともあるけれど、でも自分の正解を探して創りだすのは楽しいことであり、それは『豊かさ』とつながっていく。

今や、個性が無いのも立派な個性、なれば無個性な人など存在せず、である。
自分ならではの性格があり、個性的な両親や、生まれた土地や遊んだ土地の影響を受けて、それぞれに違う感性を備えるに至る。
正解がないことに早く気付いて、正解を求めることに正しく失望し、見栄や恥ずかしさを捨てて、正しく自由を謳歌しよう、と。
そして、本当の楽しさとは、独立した一個となった時、別の独立した他者とに生まれる共感、であるような気がする。

 

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年末年始にゆっくりできて、本を読んだり、人と話したりしているうちに、いろいろなことを考えてしまいました。
結局、生きていて、仕事をしていて、遊んでいて、何が楽しいんだろうと考えた時に、共感したいんだよなぁ、と思いました。
その共感は、身近な人じゃなければいけないというわけでもないし、こちらから一方的なだけでも構わないし、とにかく、自分の感性とか考えが、自分だけじゃない、分かる人がいるというのが嬉しいような気がするのです。

となると、共感してほしい人に共感してもらえるお店にしていく、というのが、わたくしの目標になるわけです。
それには具体的にどうしたらいいか、AIに訊いたら一発です。
素晴らしい時代だぜ。

以上、本日のムダ話でした。
長ったらしくてたいへん失礼しました。

明日は月曜の祭日ですが、定休日とさせていただきます。

 

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1月12日(月) 定休日

LOMER – KANGA ULTRA MTX.

イタリアのトレッキング・登山靴メーカー、LOMER。
遅くなって年が明けてしまいましたが、本日、入荷しました。

 

春夏シーズンでの入荷は無く、年一回の入荷となりますので、ブランドプロフィールからおさらいを。

● LOMER (ロメール)
第二次世界大戦後の1945年、イタリア北部の山岳地帯にあるモンテベルーナという町で Merlo Dionisio より工場が創立されました。主に軍用ブーツとロガー(木こり)等の労働者向けのブーツを生産しており、LOMERブランドは1975年にスタートします。
LOMERはデイリーユースから労働者向けから、プロ仕様のトップレンジまで様々なトレッキングブーツの生産をしてきました。その技術力・開発力の高さから、他の有名ブランドからの製造も請け負い、世界30ヵ国以上に輸出されているグローバルブランドですが、最も多く販売されているのはイタリアで、LOMER本社のあるイタリア北部の約500のショップで長く地元のハイカー・クライマーから愛されてきました。

 

ブランドとしては “ファッション” ではなく、本格的なトレッキングシューズや登山靴を専門に展開する “ギア” のジャンルです。
このモデルについてもファッション向けではなく、リアルトレッキングシューズではあるのですが、インポーターさんが昔のモデルの中から見つけて『デザインが秀逸』と判断し、メーカーに復刻生産を依頼したものとなります。

 

現行のデザインはより現代的な本格アウトドアシューズといった態ですが、このモデルだけが異質のデザインです。『ファッション系の靴専門商社の依頼によって実現した復刻モデル』ということで、このジャンルではレトロデザインになるのですが、ファッションとして見るとかえって今っぽいという不思議な現象になっているのです。

リアルなアウトドアシューズやコンフォートシューズ系統は、どうしても年齢層高めのユーザーを意識してデザインされる傾向がありますので、野暮ったい雰囲気のものが多いのが実情ですが、このロメールの KANGA というモデルは、デザインにクラシックなものを感じます。

 

Outline
防水仕様のトレッキングシューズです。
LOMERの持ち味である登山向けのオリジナル高機能素材を採用したスニーカーとなり、タウンユースはもちろん本格的なトレッキングでもご利用いただける仕様で構成されています。
水に強い素材、構造、スリップを防ぐグリップ力のあるアウトソール、長時間使用を見越した抗菌・防臭機能と高いクッション性を備えたインソール、一般的なスニーカーに近いルックスですが、山靴ブランドならではのスペックを備えています。

 

・アッパーは防水コートのイタリア産レザーと防水ナイロンで防水透湿素材。
・タン部分は水の浸入を防ぐ構造。
・銀イオンによる抗菌・防臭機能。
・上昇する体温に反応して温度を下げるライニング素材(特許)
・Soft Form Insole (インソール) は、発泡性のクッションインソールを更に多く発砲させて空気の層を大きくすることにより、通気性とクッション性を同時に向上させた自社開発のオリジナル素材。
・アウトソールは LOMERオリジナルの VIBRAM ソール。

スペックとしてはかなりしっかりしたものがあり、日常的にロングウォークをする方々から喜ばれ、雨や雪の際にも安心なウェザーシューズとしても高い評価を集めています。

 

ボリューム系のスニーカーとして、ストリートっぽい服装にも合わせていけますし、もちろんベーシック系のスタイリングにも自然に馴染むと思います。
スペックに反してアウトドアの匂いは弱く、ミリタリーとかストリートっぽいパンチ感も弱く、ボリューム系なのにクラシックな風情があるのが、さすがイタリアン・デザインという魅力ではないかと僕には感じられます。

普段使いはもちろんのこと、荒天用やウォーキング用としても価値が高いと思います。
年齢やスタイル層を問わずにおすすめですので、是非、お試しになってみてください。

 

LOMER – KANGA ULTRA MTX
col : Antra / Black
size : 41 / 42 / 43
price : 32,780 in tax

 

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三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
月曜定休

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1月12日(月) 定休日