SAINT JAMES – OUESSANT Drop Shoulder.

SAINT JAMES より、イレギュラーモデルの “ドロップショルダー” が入荷しました。
なんでも昨春夏にレディースで大好評を博したそうで、メンズでも波及してきたということです。

 

ドロップショルダーの七分袖、というだけではあります。ごくわずか、胸まわりは少しゆったり感じますが、基本的には身幅、丈感は通常とほぼほぼ変わりない感じです。
肩をはっきりと落として七分袖、これだけでずいぶんと今の気分に沿う雰囲気となり、何より七分袖のウェッソンというのが嬉しいではありませんか。
まだトライアル的な意味合いがあるのか、メンズがT5のみでのワンサイズ展開となっているのが残念ではありますが、モノとしてはとてもいい感じだと思います。

 

SAINT JAMES – OUESSANT Drop Shoulder
col : Ecru / Noir
size : T5
price : 9,900 (税込)

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
03-6273-1172
Open 13:00 – 20:00
月曜定休
Family : FENEST Belle

 

Ordinary fits – Knit Cardigan.

Ordinary fits のコットンニットのカーディガンが入荷しました。
先日ご紹介したワッフルニットと同じ糸を使った別モデルとなります。

 

カーディガンということで、ワッフルではなくハイゲージ編みで薄地でサラッとしたものになります。ナイロンが入ることでニットそのものの強度が増し、コットンの強撚糸によってシャリ感のあるドライタッチに。季節を問わずに使えそうですが、湿度が上がってくる梅雨以降も活躍の機会は多そうです。

 

いたってシンプルなVカーディガンではありますが、シルエットをゆったりさせて今風にアレンジしています。カチッ、ピタッ、と着る感じではなく、ゆるっ、ふわっ、というイメージ。
ただ、過度にだぶつくようなところまでいっていない、ほどほどの緩さですので、趣味趣向的にいける層は広いように思います。
元々Vカーディガンは、前を開けて軽く羽織るような着方もされますから、そういったイメージで着るとなると、なお適しているような気がします。

 

ベーシックなアイテムなので、インパクトはほどほどですが、『使えるアイテム』 になると思っています。ナイロン混のニットは多少雑に扱っても長持ちするし、タッチもスムースになるのでおすすめです。もちろん、天然素材100%のナチュラルな光沢だったり、超長綿のような滑らかな肌触りに勝るものではないですが、特性と役割が違うということで。

なんだかんだで、いろいろな場面で役に立ってくれるのではないかと思います。こういうカーディガンを待っていたんだよ、という人も少なくないのではないでしょうか?

Ordinary fits – Knit Cardigan
col : Navy / Ink
size : 2
price : 16,500 (税込)

 

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Fuzz
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Charpentier de Vaisseau – Blaine.

Charpentier de Vaisseau の新作パンツが入荷しました。
アウトドアというかスポーティというか、ちょっと新鮮なイージーパンツです。

 

先シーズンから使われるようになったポルトガル製の生地、Lemar という生地ブランドのものですが、綿+ポリエステルのレトロハイテク系といった様相のファブリックによる、ちょっとかわいらしさのあるイージーパンツです。

 

尻まわり、腿まわりは、けっこう思いきって太いです。裾にはゴムが入り、キュッとテーパードのシルエットになっていて、ダボッとしたゆるさが出てニュアンスになっています。

 

生地感がレトロなアウトドアウェアのようであり、けどヨーロッパの生地らしい発色の上品さがあり、ということでシャルパンティエさんが気に入っているということです。
この生地を、こういうデザインで使う、というところでブランドの趣向が表れますが、シャルパンティエとしては新鮮な感じはありますが、でもらしさはしっかりあるように思います。

 

ポケットの付き方もさりげなく洒落ていて、デザインが入っているという安心感があります。こういった細かい配慮があるだけで、シンプルなスタイルがずいぶんとやりやすくなるものです。

 

アウトドアのような、ワークのような、なんとなくモチーフがありそうだけど、オリジナルを感じることも確かで、雲をつかむような印象です。

シャルパンティエの服というのは、レディースの方が圧倒的に多く世に出ていて、新しいデザインが起こるにあたっては、どうしても出発がレディース服になります。しかし、ここでまずメンズ的なクラシックなものがベースにあり、それを踏まえたレディース服が出来上がり、その後でそのメンズサイズがグレーディングされるという流れがあるのです。
つまり、メンズ的古典を知る人が、それをレディース服のニュアンスとして使ってデザインし、またそれをそのままメンズ服にする、ということです。この紆余曲折があって、メンズ服に他のブランドでは感じられないような微妙な何かが備わるのだと思います。

 

Charpentier de Vaisseau – Blaine
col : Olive / Navy / Dk.Grey
size : 2
price : 18,480 (税込)

 

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Fuzz
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comm. arch.

comm. arch. より新作入荷です。
シャツ1型、パンツ2型各2色、見ごたえのある品々が届きました。

 

元々そうなのですが、今季の comm. arch. は、特に凝ったファブリックが多く、どれもこれもおすすめです。ニットブランドとしてスタートし、布帛(織地)製品をはじめて数シーズン、いよいよ来るところまで来たなという印象です。

素材の楽しみ、ことに国産ならではの魅力が感じられてグッときました。
どうしても服地全般で大きく見てしまうならば、西洋由来のものに一日の長がある、ということをお店の歴史の中でなんとなく感じてきていますが、だからこそ、日本が得意な分野が一定あって、そこに独自の素晴らしさがあることも感じています。
こういう手の込んだ加工の入った奥ゆかしいファブリックは、逆にヨーロッパではなかなかつくれないでしょう。

今回 comm. arch. で使っているファブリックは、どちらかというとアーティスト気質という機職人さんが一人で織り上げ、後加工までしているものということです。
旧式の織機で織り上げ、多くを手作業で手間暇かけて後加工をかけているという魅力的なファブリックです。

 

まずはシャツです。
ゆったりワイドでロングなバンドカラーシャツとなります。

 

インド綿の極細番手のコーマ糸とスラブ糸をランダムに、度詰めで織り上げ、さらに後加工を加えて独特なタッチと表情を生み出しています。シャツの生地としては標準的な厚さで、シーズンを選ばずに着ていただけます。
後加工は、特殊なワッシャー機で精錬し、手作業による染色を数回繰り返すことで、表面に微細な起毛が起こり、柔らかな肌触りと奥行のある表情に仕上げられています。手作業による染色と後加工となりますので、わずかな色ムラやランダムなしわ感などは製品の特性として捉えてください。

 

ゆったりとした身まわりに、テールにしっかり長さをもたせたワイド設計のシャツです。リックスしたデイリーカジュアルのスタイルに向けたデザインですが、しっかり手の込んだファブリックゆえのさりげない上品さが感じられます。

 

comm. arch. – Slub Cloth Wide L/S Shirt
col : Mud Clay
size : 2 / 3 / 4
price : 20,000 (+tax)

 

同じ生地が使われたイージーパンツです。
一般的なシャツの地厚ウエイトということで、パンツとなると軽めの春夏ウエイト、という感覚でしょう。

 

ウエストは背面ゴム+ドローコードでベルトレスのイージーパンツ仕様、ワンタックでやや太めの緩いテーパードシルエットです。
しっかり太さがあるはずですが、穿いてみると案外すっきりした見え方をするのが comm. arch. のパンツのシルエットの特徴です。これが評判が上々で、色違いや生地違いをリピートする人が数多くいらっしゃいます。心地好い太さで、心地好い穿き心地、という感じでしょうか。

やはりファブリックの面白さが感じられます。
もちろんコットンの織地なのですが、和紙のような軽さと柔らかさがあって、肌当たりも好く、見た目だけでなく、実際に気持ちよく穿いていただけるはずです。

 

comm. arch. – Slub Cloth Easy Trouser
col : Mud Brown / Coalmaine
size : 2 / 3 / 4
price : 21,000 (+tax)

 

こちらも同じ職人さんの手によるファブリックとなります、ガーゼの生地を使ったパンツです。
ガーゼも春夏生地ではありますが、前述のスラブ生地よりは少し厚み、ウエイトがある感じです。

 

優しい肌当たりのガーゼ地は、中厚ながらも軽さのある春夏仕様のファブリック。インド綿のコーマ糸によって、表をツイル、裏を平織りのガーゼという組成です。織り上げた後に特殊なワッシャー機で精錬、染色を数回繰り返し、表情豊かで奥行きのある質感に仕上げています。

 

ウエストはバックギャザーにサイドタブでベルトレスでもいける仕様です。
シルエットはややルーズのテーパードシルエット。前述のイージーパンツより、ほんのわずかにテーパードが強く利いていますが、それでも緩めの絞りと言えると思います。
おおもとの型はだいたい共通しており、穿き心地の好さは一緒です。

こちらのファブリックも、なんとなく “日本の凝った生地” というような印象でしょう。わびさびや奥ゆかしさ、的なヨーロッパのものには無いニュアンスが滲み、ならではの独特な魅力を備えていると思うのですが、いかがでしょうか。
是非、体感してみてください。

 

comm. arch. – Cotton Gauze Trousers
col : Deep Forest / Black Out
size : 2 / 3 / 4
price : 22,000 (+tax)

 

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