M.R.M.W. – Military Watch.

M.R.M.W. の腕時計、完売していたモデルが補充され、レギュラーメンバーが揃いましたので、久しぶりに触れておきたいと思います。

ベーシックなカジュアルスタイルに気楽に取り入れられ、またきっちりスタイルやきれいめスタイルでのちょっとしたアクセントとしても重宝するミリタリーの腕時計。M.R.M.W. のこのシリーズは、軽いつくりが多いミリタリーウォッチの中にあって、しっかり重厚感のある質感で、大人が真面目に着けられるクオリティを備えています。

 

● M.R.M.W.
国内の時計製作創世記のメーカーである村松時計製作所をルーツとするモントルロロイ社が手がけるミリタリーウォッチに特化した腕時計ブランドです。
ミリタリーアイテムは普遍的であり、いつの時代にも支持されるという信念のもと、世界の名作ミリタリーウォッチを忠実に再現し、耐久性と使いやすさを加えて展開しています。

 

下士官に支給されたチープなつくりの腕時計は、好い意味でのトイ感があり、あえてのハズしだったり、面白さだったりという路線でそのまま再現されることも多いですが、M.R.M.W. のミリタリーウォッチは、腕時計としてのクオリティもきちんと求めており、ミリタリーウォッチならではの軽快さ、コンパクトさと、腕時計としての本格的な雰囲気を兼ね備えています。

 

ケースは小ぶりながらもある程度の厚みがありますので、華奢な感じはなく、重厚な服装での合わせにも耐え、あるいは軽装に重厚感を加える、という感じで幅広く使っていただけるのではないかと思います。

 

ということで、以下、3モデルをレギュラーメンバーとしてご用意しています。

 

まずはヴィンテージを彷彿とさせる文字盤のデザインが特徴の Type A-17 Vintage。

Outline
US Militay の復刻デザインです。
1950年代に支給品に採用されたパイロットウォッチ。24時間表示の必要性が高まり、内側に13時~24時の表示が見られ、複雑化されたデザインが美しく映えます。
小ぶりながらも重厚感のある腰の据わった質感となっていますので、しっかり使い込み、ヴィンテージのような貫禄が出るまで使いたい腕時計です。
スイス製ムーブメントを使用、日常生活防水(10気圧防水)。

 

M.R.M.W. – Military Watch Type A-17 Vintage
col : Black
price : 25,300 (税込)

 

こちらも典型的なミリタリーウォッチのデザインですが、すっきりさっぱり型。シンプルで不愛想なところがかえって萌えるんです、というモデルです。
シンプルなデザインは、ベルトを変えて楽しみやすいことも特徴です。

Outline
US Militay の復刻デザインです。
1940年代に採用されたきわめてシンプル、小ぶりサイズのミリタリーウォッチらしいミリタリーウォッチ。必要最低限のデザインは高い視認性をもたらすとの考え方に基づきます。
小ぶりながらも重厚感のある腰の据わった質感となっていますので、しっかり使い込み、ヴィンテージのような貫禄が出るまで使いたい腕時計です。
スイス製ムーブメントを使用、日常生活防水(10気圧防水)。

 

M.R.M.W. / Military Watch Type A-11
col : White / Black
price : 25,300 (税込)

 

24時間表示の “ナイト&デイ”。
ルックス的にもインパクトがあり、道具的な雰囲気が独特です。

Outline
US Militay の復刻デザインです。
1950年代にエルジン社が供給していた24時間ムーブメントによる24時間表示のモデル。
短針の1周が24時間であることと、目を惹くツートーンカラーが特徴です。カラーはAMとPMを区分するため、視認性も良好です。
小ぶりながらも重厚感のある腰の据わった質感となっていますので、しっかり使い込み、ヴィンテージのような貫禄が出るまで使いたい腕時計です。
スイス製ムーブメントを使用、日常生活防水(10気圧防水)。

 

M.R.M.W. – Military Watch Type A-17 24H Night and Day
col : Ivory*Black
price : 28,600 (税込)

 

すべて、ミリタリーウォッチ的ナイロンストラップの仕様です。
まずナイロン素材は軽くて頑丈ということが一番にあり、次に少し長めにつくられているのは、ジャケットなどの上から巻くことも想定されているためです。
ストラップを引き抜いて、何かを固定したり、何かに巻き付けて引きずったりなど、道具として他の何かにも使えるように、と聞いたことがあります。

 

ベルトを抜き取った状態ですが、裏蓋の刻印もいい雰囲気です。
ベルト幅は16ミリとなりますので、この幅のものならレザーやメタル素材でも何でも付け替えが可能です。バネ棒を外すときは失くさないようご注意ください。

 

また、腕への巻き方のバリエーションとして、もう一つやり方があります。
上の写真のように金具を通さない状態にしておき、、

 

手首に巻く時に金具に通します。上の写真の輪になっている部分に手首が通ることになりますが、要は巻いた時にベルトが二重になる部分と、金具が出てくる分が違ってきます。

 

この巻き方の方が、内側(手の平側)にベルトが二重になる部分と金具が来るので、見え方がすっきりする、ということになります。

 

ということで、M.R.M.W. のミリタリーウォッチを久しぶりにご紹介しました。
腕時計に関する偉人達の名言については、すぐに思い浮かばないため、また調べておきます。

 

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■2月の営業時間についてのおしらせ

2月に限り、平日を14時開店とさせていただきます。(通常と違うのは、平日の開店時間のみとなります。)
たいへん恐縮ではございますが、ご来店に際しましてはご注意賜りますよう宜しくお願い致します。

平日(火-金) 14:00 – 21:00
土曜       13:00 – 21:00
日/祝日     13:00 – 20:00
(※2月1日~2月28日)

 

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2月3日(月) 定休日

In Store Now.

Coat – Another 20th Century / Olive Drab 2
Jacket – NANGA / Beige M
Shirt – Montmorency / Blue Stripe 3
Pants – comm. arch. / Burnt Nut 4
Shoes – SANDERS / Military Derby Shoe

 

NANGA のダウンブルゾンを春秋ウエイトのコートの下に着ることで、真冬対応の防寒コーディネイトに、という例です。
アウターに求めるのは一定の遮風性で、インナーの保温性はダウンの仕事。3月に入ってくると日中の日射しに力強さが出てくるので、コートを脱いでダウンをアウターにするか、あるいはダウンを脱ぐのか、ケースバイケースで。朝晩の寒さはけっこう先まで冬とあまり変わらなかったりするので、柔軟に調整できるカーディガンやジャケット類が重宝すると思いますし、レイヤードの楽しさはお洒落の楽しさそのものだと思います。

 


 

 

Coat – ARAN / Black 2
Jacket – NANGA / Black M
Sweat Shirt – ARMEN / Grey 3
Pants – ARAN / Dk.Olive 3
Shoes – SANDERS / Military Derby Shoe
Cap – The Skilled Workers / Black

 

同様にもう一例、今度は NANGA ブラックで男っぽく。
ウールの力を借りずに真冬対応のウエイト感、防寒性を持たせるのは、春を意識しはじめる晩冬時期の課題でしょう。
実際、現実的にはウールの力は3月も普通に借りますけど。。

NANGA のこのジャケットは、かなりバランスの好いシルエットで着こなしがしやすいのが魅力ですが、自分的に道具的な感覚で対峙すると、より楽しく便利に使えるのではないかと感じました。ここは微妙なニュアンスですが、アパレル製品として捉えるのではなく、なんだか都合よく使えそうなアウトドアウェアという捉え方の方が、かえってお洒落に役立たせやすい、というイメージ。
分かりにくいかもしれませんが、、難しくは考えないでください。笑

 


 

※着用者はすべて 171 cm、鏡越しの写真です。
コーディネイト写真は Coodinate / Styling のコーナーにまとめていますので、時々のぞいてみてください。

 


 

春の新作が届きはじめ、気分だけ先走って春を意識しはじめます。でも実際は冬のど真ん中ですから、やっぱり寒い。勝手に春を意識しておいて現実は寒いので、寒さに対して不当に怒ります。僕にとってはここから先はそうやって過ごす季節ですが、本来なら、今、目の前の季節を自然に感じて楽しむのが健全でありましょう。僕はある種の職業病として仕方ないと思いますが、みなさんもお気を付けください。

そんな中、いよいよ展示会シーズンに突入しておりまして、次の秋冬期に向けた仕込みが始まっています。
既にインポート系を中心にいろいろ見てきていますが、残念ながら値上がり基調が収まったという印象はありません。少しずつ慣れてはきているものの、慣れたところへまた、というのではたまりませんねぇ。
つくる人、売る人、買う人、それぞれでいろいろな工夫が必要になっていると思います。

来月になるとさらに展示会廻りの件数が増え、また春の新作入荷も勢いが増してきますので、今年もまた2月のみ、平日に限ってオープンを14時にさせていただく予定です。
また後日、正式にお知らせさせていただきます。

ああ、そして怖いのは花粉症…

 

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1月27日(月) 定休日

kearny – milton II, wilbur II.

kearny より、新作眼鏡の入荷です。
ブランドとしては復活モデルとなりますが、Fuzz では初登場、素材コンビネーションモデルの milton II と wilbur II をご紹介します。

 

milton、wilbur は既存のセルロイドのモデルでしたが、数年前の工場の事故により、洋服でいう型紙に当たる原型が消失してしまい、そこから展開がありませんでした。
そしてこの度、改めて型を起こし直し、イタリアのマツケリ社のアセテート素材によって “ace kearny” のラインで復活したという経緯です。

このモデル、マツケリの生地の美しさが際立って感じられると思います。

 

ボストン型の milton II はブラウンデミというフレームカラーにクリアレンズで発注しました。メタルの部分にキラリが無く、嫌みの無い上品さをまといます。

 

Outline
アセテート×チタンの素材コンビ、ボストン型モデルです。
イタリアのアセテート生地メーカー・マツケリ社製のフレームは、透明感のある美しい発色が特徴です。
異素材使いによって変化がつけられ、華やかさがありつつもすっきり感のある上品な印象で仕上げられています。
サングラスレンズのクリアカラーを装備しています。

 

Fuzz では、ここまですごく太いものでもありませんが、比較的しっかり感のあるセルフレームのモデルが多かったので、このミルトンもウィルバーもかなりすっきりさっぱりな印象を受けます。
雰囲気がより柔らかく、より上品な印象になると思います。

 

kearny – milton II
col : Demi Brown*Gold
lens : clear
price : 55,000 in tax

 

同じ素材使いの wilbur II 。
こちらは少し硬派に、ブラックカラーでクリアレンズとサングラスレンズでご用意しました。
メタル部分もブラックなので、素材コンビといえどコントラストは最小限となり、よりシックな印象になっていると思います。
落ち着いた雰囲気なので、度入り常用使いにも向いていると思います。

 

Outline
アセテート×チタンの素材コンビ、ウェリントン型モデルです。
イタリアのアセテート生地メーカー・マツケリ社製のフレームは、透明感のある美しい発色が特徴です。
異素材使いによって変化がつけられ、華やかさがありつつもすっきり感のある上品な印象で仕上げられています。

kearny – wilbur II
col : Black*Black
lens : Clear / Grey
price : 55,000 in tax

 

『冬服がお腹いっぱい、春服はまだもう少し、という時がもしあるなら、その時こそ眼鏡をチェックだ!』

ご存じの通り、ジョン・レノン、ガンジー、滝廉太郎など、眼鏡偉人全員の名言です。僕も小学3年生の社会の授業で習いました。

 

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1月27日(月) 定休日

Another 20th Century – Edgar Food Handler.

Another 20th Century の新作パンツが入荷しました。
らしい雰囲気満載の、ヘリンボーンのベイカーパンツです!

 

Outline
風合いにこだわったヘリンボーンコットンのベイカーパンツです。
凹凸感のある表情豊かなヘリンボーンツイルを使用。オールシーズン対応の中厚地となります。
ミリタリーのワークパンツであるファティーグパンツのディテールをベースにしていますが、バックのフラップポケットをセットインポケットに変更しているのがアナザー流。バックポケットの存在感を薄めて、少しだけ上品に寄せています。
シルエットはベイカーパンツらしい深い股上のワイドストレートとなり、丈感をジャストからノークッションで設定。腰まわりが緩すぎず、すとんと落ちるニュアンスのあるシルエットで仕上げられています。
仕上げに強めの製品洗いをかけてフェード感を出し、生地に豊かな風合いを加えています。
ナチュラルなカジュアルスタイルに溶け込むアナザーらしいデイリーパンツです。

 

Hi Story
“エドガーがメリーランド州への帰還を果たしたのは1973年のこと。フードハンドラーとしての任務を無事に終えることができました。
しかし、最前線で戦った友人の多くは心身ともに大きな障害を患っていました。
数年後、エドガーはそんな彼らの社会復帰のために食料支援活動をスタートさせます。
地元市民に声をかけ、余りものの缶詰の寄付を募り、友人の入所する施設に配ることを地道に続けていきます。
その献身的活動は人伝にまわり、活動を手伝う者、支援する者へと大きな輪となっていきました。そして、80年代に入る頃にはアメリカの各地でFOOD BANKという言葉が生まれるのです。
支援は貧困家庭や子供たちへと広がっていきました。州ごとの色に染められたフードハンドラーパンツにはEdgar Food Driveの赤いロゴが微笑んでいます。”
※Hi Story はフィクションであり、登場する人物や団体名等はすべて架空のものです。

 

もっともこだわったポイントが、このヘリンボーン生地です。
立体的に波打ち、風合い豊か。コットンならではの魅力の詰まったファブリックとなっています。

 

このキャラクターがプリントしているラベルが、ミリタリーものというよりは、ヴィンテージのワークものという雰囲気を強めていると思います。
よく分からないアメリカだったりフランスだったりのワークパンツ、不思議な雰囲気があり、なにげに格好よい、という想定、いや妄想があるからこそ、生地の雰囲気を大切にしています。

 

この雰囲気のパンツは、雑に穿いてナチュラルなかっこよさを呼び出すのがよさそうです。
上級者になると、違う方面からのアイテムを持ってきて、上品な雰囲気で着こなしたりなども楽しめるはず。いずれにしても、古着ニュアンスをどう使うか、というところかと思います。

 

よくありますが、染料の性質の問題なのか、ブラックの方がわずかに洗濯縮みが大きく出ています。

ということで、久しぶりのアナザーのパンツアイテム、大人対応のベーシックスタイルなれど、枠にはまらないカジュアルスタイルを志向されている方々には大いにおすすめしたいパンツです。

 

Another 20th Century – Edgar Food Handler
col : Black / Natural
size : 2 / 3
price : 25,300 in tax

 

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Fuzz
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三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
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1月27日(月) 定休日