Fight, Swallows.

Coat – HARROW TOWN STORES / Black size 44
Knitwear – comm. arch. / Deep Forest size 3
Pants – BRENA / Moon Herringbone Tweed size 48
Shoe – GATINE / cafe size 41
Headwear – Manufacture de Berets / Black
Scarf – Highland Tweeds / Malvern Wine

 

HTS のコートはトラッドなベースですが、ゆったりAライン、イマドキルーズというよりは、オールドスタイルのルーズシルエットです。バランスとして、ワイドなパンツとの相性が抜群で、堅苦しいスタイルでなく、カジュアルな着こなしで力を発揮します。

ニットを着るなら天然素材のコートが適しているでしょう。本格的な冬を迎えたら、厚手のウールのアウターの下にもしっかりしたニットを着る時期に入ります。comm.arch. のカーディガンは、しっかり厚地で、アウター的な使い方もできて、こういった少しゆったりしたアウターであれば余裕でインに入れられます。
厚地でもザクザクでなく柔らかですから、着ぶくれコーディネイトでもストレスはありません。

BRENA のツイードのストレートスラックスは、素朴系クラシックであるがゆえ、実は何にでも合わせていけるパンツとなっております。
ベレー帽の感じに合わせて、足元はフランスのGATINE、チロリアンシューズでいい感じではないでしょうか。

 

まったくの余談ですが、先週の土曜日でしたか、このベレーをかぶって、このBRENAのパンツを穿いて、アウターに Laboureur のコーデュロイのジャケットを着て出勤してきた道すがら、大塚家具のあたりで、ストリートスナップを撮られてきました。
声をかけてきたのは若くて美しい西洋人女性で、どうやらストリートスナップ専門のサイトということです。ものすごいカメラを持っていたため、特に警戒することなく、Fuzz の宣伝にもなるだろうと引き受けたのですが、撮った後にアンケートもなくありがとうございましたとなり、あれれ、という感じで別れました。
そして迂闊にも、その後にコンビニに寄って買い物をしたりしているうちに、そのサイトの名前を忘れてしまったのでした。そもそも英語で話したのでしっかり会話ができていなかったこともあり、ワールドワイドのサイトだと言っていたので、探せばすぐに見つかるだろうと油断していたこともありで、しっかり把握してこなかったのでした。
アルファベット3文字で聞いてきたのですが、それを忘れてしまい、その後いろいろ思い出しながら探しましたがいっこう見つからず、だんだん怪しいなと思うようになり、今ではどうでもよくなりました。
もしかしたら、フリー素材を収集していたのかもしれません。もしそうだとしたら、思わぬところで見かけていただくことになるでしょう。あまり滑稽なことにならなければいいのですが、まあもしそうなったとしても、やっぱり今ではどうでもよくなっています。

 

ということで、来年も頑張れ、ヤクルトスワローズ!

 

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Fuzz
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12月19日(月) 定休日
12月26日(月) 定休日

Fight, Swallows.

FUJITO “Big Silhouette Shirt” × HAND ROOM “Wide Fit 5 Pocket Jeans”

 

HAND ROOM のデニム、それぞれのモデルでサイズ欠けの部分を再入荷しました。
わたくしもそうですが、最近になってようやく実戦投入して、いやあ、やっぱりジーパンいいなぁ、という声を聞くようになりました。リジットのデニムは久しぶりという人もけっこう多いと思いますので、是非この波に乗ってみてください!

 

FUJITO のビッグシルエットシャツと、HAND ROOM のワイドフィットデニムの組み合わせ、とてもしっくりきている気がしています。
このコンビ、若者からおじさんまで、不思議と年齢不詳で違和感なくいけると思うのですがいかがでしょうか?

このワイドフィットデニムは、勇気を出して、ウエストをグイグイッとずり上げると、また新しいバランスになり、新しい世界が広がるような気がします。

我々のようなおじさんだって、新しい世界に行きたいんだ。

未来は若者たちだけのものじゃない。

そうだ、勇気を出して、ウエストを、上へ。

頑張れ、ヤクルトスワローズ!

 

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10月10日(月) 定休日
10月17日(月) 定休日

CM – French Work Jacket.

Fuzz ではおなじみ、フランスのワークジャケット。
Gallice の方で発注しているのですが、今季分の入荷がまた遅れそうと連絡が来ましたので、在庫が揃っているうちに一度触れておきましょう。
やはり9月に入って以降、よく手に取っていただいています。

 

今季は Laboureur は発注なし、Gallice で2色発注、という感じですが、どちらも生産や空輸が不安定であり、届くタイミングがおかしなことになっています。前回も変なタイミングで届き、また次を見越して余剰在庫を確保していたこともあり、現状、在庫はそれなりにある状態です。おかげで珍しく秋の入り口にしっかりサイズが揃っている状態となりました。

 

ということで、モールスキンのフレンチワークジャケット。このブログでも入荷の度に説明していますので、聞き飽きたという人も少なくないかもしれません、、がしかし、お店というのは常に新しい人に親切でなくてはいけません。またか、などと言わずにお付き合いください。

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本場フランスのリアルなワークウェアメーカーが手掛けるワークジャケットです。
現在も普通の作業着をつくっているメーカーですが、このジャケットについては現行の作業着としてではなく、ヴィンテージのアーカイブから再現したファッションとしてのフレンチワークジャケットです。

へちま型のぺったりした襟は、古い年代のフレンチワークの象徴的なデザインです。クルーネックに後から襟を縫いつけたような感じで、これが独特の風体です。ガリスの一番の特徴と言っていいと思います。

生地はフレンチモールスキン。高密打ち込みによる生じる表面の光沢感が特徴で、きわめて頑丈、綿100の天然素材でも耐久性は抜群です。タフだからこそのワーカー向け生地ということでしょう。

着倒して着倒して、マイヴィンテージに育てる楽しさ。
“FRENCH WORK” のエッセンスを駆使した着こなしの楽しさ。

ただただ着るだけというのも立派なその人のスタイルですし、意外な取り合わせや凝り懲りに凝った着こなしで他と差をつけるのもまたその人のスタイルです。

何度もここで申し上げていますが、使い方や着こなしについて、正解か不正解かで怖れることはありません。しっかりと自分の感性を使って、こう着たら格好いいかな、という楽しみ方がしやすいのが、こういったワークやミリタリーの世界ではないかと思います。
そしてその結果として、自然と各々の個性が発揮されますので、同志というか、他の人の着こなしを見るのも面白く、またそれで影響を受けたりして楽しいのです。

是非是非、気軽に手を伸ばしてみてください。

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というのが、Gallice のジャケットの Fuzz オフィシャル案内文となっております。

 

スカーフの紹介の時の写真ですが、、僕も少し前から着ていて、2度洗いましたが、2度くらいではまだ生地は硬いですね。やはり洗うだけでなく、着て生地を動かさないと。
サイズは2でちょうどいいくらいですが、着丈がもう少し欲しいかなと思い、3にしました。どうしても袖は長いですが、Laboureur も袖が長く、折り返して着ているので、僕のなかではそういうものになってしまっています。

 

Le Travailleur Gallice – Moleskin Work Jacket
col : Navy / Black
size : 1 / 2 / 3 / 4
price : 18,480 (税込)

 

Laboureur の方はサイズ欠けがある状態ですが、一緒に触れておきます。
こちらは10年を軽く超える長い付き合いで、細々と、長~い付き合いをしています。

 

ラブルールのジャケットについては、現行でリアルなワークジャケットとしても流通しているものと、基本、同じです。
今現在のリアルなワークウェアでは、やはり化繊混のツイルやドリルがほとんどだと思いますので、このジャケットがまったくのワークウェアかと言えば、それもまた違うとは思いますので、少しややこしいですね。

 

基本的なデザインが同じフレンチワークジャケットですが、それぞれのメーカーでそれぞれクセがあり、細かいところやシルエットで違いが見られます。
ラブルールは、ガリスと比べて、かたちとしては縦長のバランスになっていて、着丈がしっかりあります。そして、肩の傾斜が少し強めで、後襟が少し立ち上がるような格好になり、そこがなんとなく格好よく感じます。
襟のかたちも全然違って、こちらはヴィンテージに見られる平面的、曲線的な襟ではなく、普通の襟型です。この襟型も、特にどうということではありませんが、けっこうバランスが好いです。

 

前述の通り、着丈が少し長いので、はじめ大きいかなと思うのですが、着てみると意外と胴身は細いです。でも袖筒は太い。
アームはゆったりしているし、少し丈が長いし、肩の傾斜が強いし、ファッション的には意図的に狙うことのできない類いの独特のクセがあるのですが、まさにそこがこのジャケットの魅力になっているように思います。慣れてしまうと、まさに、クセになるといいますか。

 

Le Laboureur – Moleskin Work Jacket
col : Black
size : 1 / 2 / 3
price : 21,780 (税込)

 

着込んだらどうなるかの参考です。
1940~50年代のヴィンテージ。全体に日焼けして、生地はふにゃっと柔らかいです。
店頭で、新品のモールスキンジャケットを試着した際に、これ柔らかくなるんですか?とよく訊かれますが、やはり着て洗ってを繰り返せば、もちろん柔らかく、着やすくなります。
さすがにここまでになるには、屋外での仕事着として使わないと難しいとは思いますが、、
しかし、いつかはこうなることを目指してコツコツ着ていくというのも、ロマンがあるではありませんか。

ということで、また長くなりました。
まだのみなさん、是非トライしてみてください!

 

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9月19日(月) 定休日
9月26日(月) 定休日

CM – Montmorency.

新作入荷が続いていますが、ここで Montmorency アイテムのリマインドをいかせていただきます。
夏でもない、しかしまだ微妙に秋でもない、そういう時期におすすめのスタンダードな素材、ベーシックなデザインのユーティリティなアイテムです。

 

●Montmorency
2017年春スタート、東京・新宿 Fuzz を拠点とするブランドです。Fuzz の店頭から自然と浮かび上がってくるイメージをさまざまな手法でかたちにし、Fuzz のお客さまにお届けすることを命題とします。
店頭に並ぶ名だたるブランドに敬意を表しつつ、それらと並びたつ確固たるクオリティ・デザイン性を備えることを義務とし、真摯なものづくりに励みます。 ブランド名はあるイギリスの小説に登場する犬の名前です。深い意味よりも、この犬のように自由に、そして愉快に、品々と人々と向き合っていくことを大切にしていきます。

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基本的には、各ブランドさんがあまり必要性を感じずに手がけないような、『超ベーシックなもの』 を、しっかりした素材、しっかりした工場でつくっています。あえて、普通に、決して、やりすぎない、ということを心掛けて、『探すと意外と見つからない普通のもの』 をわたくしが察知して、ご用意していこうというものです。

メーカーとして卸すことはせず、Fuzz でしか販売しませんので、アイテム毎の最少ロットで生産するのですが、それでも小さなお店としてはけっこうな数量が出来上がります。
必然的に長い期間にわたって販売していくこととなり、だからこそつくるのは流行に左右されないベーシックなアイテムとなり、そしてベーシックだからこそ、品揃えの中であまり目立たない存在であり、であるからしまして、時々ピックアップしてアッピールする必要があるのです。(前置きが長くなってすいません。。)

 

さて、今時期に一番安心して買えるものといえば、シャツではないでしょうか。
オールシーズンでベーシックなシャツがここにあります。

 

生地はインディゴカラーの方がハイカウントのツイル生地、ベージュがスーピマコットンのタイプライター、どちらも夏でもない、冬でもない、オールシーズンのファブリックとなりますので、今時期からしばらくの間、堅実にローテーションで働くタイプの仕事人ではないかと思います。

 

特徴としては、ベーシックなシルエット、サイジングに、少し小ぶりなレギュラーカラーといったところです。オーバーサイジングではなく、ジャストサイジングのシャツで、気さくなカジュアルの雰囲気になるよう、襟をコンパクトにしたというものです。

 

また、カジュアル向きということで、タックアウトで安心して着られるよう、着丈は少し短めにしています。171cm で3を着ていますが、本当に普通のサイズ感です。

 

ベーシックですから、ファブリックはいろいろと着合わせがしやすいカラー、質感で選んでいます。インディゴカラーは万能感があり、合わせやすさが魅力ですが、これを平織りのシャンブレーやダンガリーではなく、ツイル(綾織り)の生地にしているところが案外ありそうでないと思います。綾織りは平織りよりも生地が柔らかく仕上がりますので、着やすさがあります。

 

タイプライターのベージュというのも、コーディネイト的に使いやすそうなのに、意外とラインナップされていることは少ないように思いました。ブラックにも、ネイビーにも、ブラウンにも合わせられ、ベージュのチノとワントーンのコーディネイトができて、となかなかメリットが多い気がしています。

いずれも主役になりえないような脇役タイプですが、スポーツでも、料理でも、どんな世界でも、そういう縁の下の力持ちタイプは居てくれると助かるし、きちんと活躍してくれるものだと思います。

 

Montmorency – Basic Shirt *Typewriter
col : Beige
size : 2 / 3 / 4
price : 15,400 (税込)

 

Montmorency – Basic Shirt *High Count Twill
col : Indigo
size : 2 / 3 / 4
price : 15,400 (税込)

 

シャツとまったく同じ趣向でつくられた、コットンパンツ。
ミディアムウエイト、中厚のコットンツイルで、使いやすい色で。

 

あまりにも普通すぎて、不安になるくらいですが、これが世の中的には無いです。細ければ裾を絞ってスリムフィットになりますし、中くらいの太さもテーパードを軽く利かせて洒落たラインを出しますし、太いのはいろいろ。
細からず、太からずで、ラインの絞りも最低限という、実は意外とリスクをおかしているベーシックなパンツです。どんなリスクかというと、野暮ったいと言われるリスクです。

 

しかしそれでも、多少野暮ったくとも、あまりお洒落度が強いパンツを穿きたくないというスタイル層はいらっしゃるし、洒落たシルエットが当たり前になって、こちらが少数派になれば、立場が逆転するのも非情なるファッションの世界です。だからまた面白いのでしょう。

 

片端が重い・厚い、片端が軽い・薄い、というゲージがあるとして、ほぼ真ん中か、やや軽い・薄いに寄っているくらいの、ミディアムウエイトのコットンツイルです。いわゆる夏の生地と言えるような、はっきりとした薄地から移行するにはちょうどいい厚さだと思います。

 

もう一つ、肝となるのはカラーだと思っていまして、やはりコーディネイトで合わせやすくて着まわしが利く3色を選びました。そして合わせやすいというだけでなく、感覚として、感度のいい色合いであることを大切にしています。

 

こちらは以前にお客さん(本木Sさん)に穿いていただいた写真です。184cm で4を着用。
特に何も言えないくらい、普通のシルエットです。

 

Montmorency – Basic Chino *Cotton Twill
col : Beige / Dk.Green / Charcoal
size : 2 / 3 / 4
price : 15,400 (+tax)

 

ということで、季節の変わり目に即戦力なベーシックアイテムとして我が Montmorency アイテムをご紹介しました。ついでにもう一つ、夏前にご紹介したばかりなのでここでは詳しくやりませんが、Normal Tee SO も時期としては即戦力かと思います。

各ブランドの新作と合わせて、是非お試しになってみてください!

 

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