SOUTIENCOL – Remake Polo.

お待たせしました、SOUTIENCOL の新作シャツの入荷です。
おなじみのリメイクポロのモデルで2種類、届いております。

 

リメイクポロは長年つづくブランドの定番モデル。特に春夏シーズンで高い人気を誇るボタンダウンカラーのプルオーバーシャツです。

SOUTIENCOL ならではの計算されつくした美しいボタンダウンカラーを、さらりと着流し風の着こなしで楽しめるのがプルオーバーシャツのいいところ。もちろん、ボタンダウンカラーも雰囲気に合わせて、高さや襟先の開き具合が計算されていますので、襟まわりは硬派過ぎず、ハンサムでありながらもいいくらいに力の抜けたバランスで設定されています。

シルエットは SOUTIENCOL の前開きのモデルよりは、ほんのわずかにゆったりしていて、着丈も短くなっています。ですが、ルーズなシルエットではなく、ジャストフィット、ジャストサイジングのノーマルなシルエットで、印象としてはすっきりした感じで着ていただけます。
ルーズフィットのシャツが増えている昨今、ジャストサイズ派の強い味方であることは疑いようがないでしょう。

 

こちらはオーガニックコットン素材、4.5oz シャンブレー、ブリーチ加工入り。
全体的な色褪せをかけたシャンブレー生地となります。

ベージュやオリーブ、ホワイトなどのパンツとさりげなく自然に合わせられる雰囲気です。

 

SOUTIENCOL – Remake Polo *Bleached Chambray
col : Indigo
size : 1 / 2 / 3
price : 21,780 in tax

 

こちらもオーガニックコットンでチェック柄生地です。
ドビー織りと言っていいのか、凹凸感があり、サラサラとした触感で肌当たりが爽やか。細番手の糸が使われた薄地ですので、風が抜けていきそうな、通気性が好さそうな感じもします。

 

SOUTIENCOL のシャツは、基本的に全て仕上げに水洗いをかけているのですが、このモデルは少し洗い縮みが大きめに出ています。縦方向のみで、いつもより少し短い感じです。

 

SOUTIENCOL – Remake Polo *Organic Cotton check
col : Navy Check
size : 1 / 2 / 3
price : 21,780 in tax

 

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さて、ようやく今日から本格的な春に入っていきそうな気配ですね。
東京の開花予想は週明けの24日だそうですし、新宿フラッグス前の小さな広場の小さな桜は既に咲き始めています。
ようやく冬の気配が一掃され、季節の変わり目という感じから、きちんとした春という季節になるのだなと思うと、嫌でも心は浮き立ちます。

3月に入ってからここまで、店頭も通販も、アウターからシャツから、バッグから靴から、いろいろなジャンルのアイテムが活発に動いており、さらには海外からの問い合わせや、外国人のご来店などもどうしてか多く、なんだか本当に慌ただしい日々が続いています。

慌ただしくて忙しない日々に、春が来て心が浮き立つと、何が起こるかといいますと、ミステイクです。ただでさえ不手際の多いわたくしですので、気持ちを引き締めたいと思います。

ということで、春が来ましたので一首いきましょう。

ひさかたの 光のどけき 春の日に
しづ心なく ジャケツ買うらむ

(穏やかな光の射す春のある日、落ち着きなくジャケットを買っちまった)

みなさんも古文で習っていますね、古今和歌集より、紀友則の有名な歌です。

晴天予報の今週末、みなさまのご来店をお待ちしています!

 

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3月24日(月) 定休日

SOUTIENCOL – Piped Stem.

SOUTIENCOL の新作パンツが入荷しました。
定番モデルのすっきりベーシックスラックス、おなじみの Piped Stem です。

 

今回は COOLMOTION という繊維を使った接触冷感の春夏ファブリックを使用しています。

 

Outline
安定感、安心感抜群のブランド定番の大人のベーシック・スラックスです。
クラシックなトラウザーのディテールに、ストレートに近いスリムなシルエット。
『パイプドステム(煙突)』 の名の通り、裾の絞りは最低限となりますが、全体にすっきり感のある細身型のカジュアルトラウザーとなります。
生地は接触冷感の機能素材 “Cool Motion” を使用。サラサラとしたドライタッチで肌にまとわりつかず、優れた吸水性と速乾性を備えたコットン・ポリエステル素材の薄地生地となります。
裾は未処理(ロックのみ)となっています。

 

東レによる機能素材 COOLMOTION をコットン糸と合わせてレナウンが織りました、というものらしいです。ですから正確には、ポリエステル素材の部分が機能素材ということになります。

独特のシャリッとした質感があり、化繊ゆえのほのかな光沢感もありますが、穿いてみるとコットンの柔らかさがあります。
生地としては薄いですが、高密織りでしっかりしている感じです。

 

ベーシックなディテールワークで過不足のないスラックスです。
『パイプド・ステム(煙突)』の名が付いていますが、ストレートシルエットがベースになっていることがポイント。実際は裾に向けて多少の絞りがありますが、細身のシルエットのわりには裾幅が広く、膝から下がストレートに落ちることが特徴です。

 

裾まで細身のイタリアン・フィットではないということであり、全体にすっきり感のあるクラシックなフォルムということになります。
このクラシックである部分がニュアンスとなり、イタリアンフィットの格好よさとはまた違った方向の恰好よさということになるわけです。

 

SOUTIENCOL – Piped Stem *Cool motion
col : Lt.Grey / Taupe
size : 2 / 3
price : 21,780 in tax

 

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気温も天候も不安定となり、いかにも3月らしい気候になってきましたね。
真冬のような寒い日が続いた後に、ふっと暖かい日が来ると、冷気に身体が攻められないことに喜びを感じます。空気はぬるく感じ、気分も緩み、いっちょベースボールでも観に行くかという気にさせられますが、世は忙しない年度末。業種や職種によっては3月末まで地獄の忙しさということもあると聞きます。
我々の業界も、BRUTUS のファッションイシューが発売される3月9月はしっかり忙しくしていなくてはいけません。春夏シーズンで言うと、3月に入ってからゴールデンウィークまでが一つの山となり、ゴールデンウィークが明けた頃にはふらふらになっているくらいでないと、笑って夏休みを迎えられないということになってしまいます。

そろそろ本格的にウールニットをスウェットやコットンニットに取って替え、花粉の付きやすい起毛感のあるアウターは役目を終えてもらい、新しいシーズンのアイテムを混ぜていく時期と言えるでしょう。
ただ、つい浮かれてしまって防寒性能をおろそかにすると、風邪をひいてしまいますのでお気をつけください。

日々新作続々の楽しいシーズンとなりました。昨日今日とあいにくの天気ではありますが、ご来店のお客さまも多く、この時期ならではの活気が出てきているように思います。
しかしながら、まだ新シーズンを始めていないという人も多いように見受けられますので、ぼちぼちいい頃合いでひと暴れしていただけたら嬉しく思います。

そんなことで、文字数だけ多くて内容の薄い文章を終わりたいと思います。

 

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3月17日(月) 定休日

SOUTIENCOL – Slip On.

今年も届きました、SOUTIENCOL の Slip On。
バーバリークロスの定番モデル、入荷しました。

 

今シーズンは昨シーズンと全く同じ、カラーはベージュとネイビー、ライニングはブラックウォッチとなります。
その他の仕様変更なども無く、まずは慌てて写真を撮り直す必要もなく、急がなくてはならないので助かります。
早くも店頭でご購入いただいているので、ご紹介を急がねばなりません。

 

Outline
SOUTIENCOL のマスターピースと呼ばれ長年展開されているステンカラーコート “Slip On”。一切の妥協を排してつくられるブランドを代表するプロダクトです。
ファブリックは Olmetex のクラシックなイタリア製バーバリークロス(コットンギャバジン)。 しっかり目が詰まり、滑らかで強靭な生地となります。
Slip On が評価される大きなポイントでもあるラグランスリーブのナチュラルショルダーは、肩から袖にかけて自然な曲線を描き、肩の大きい、小さいを問わずに美しく見せます。
ジャケットの上からのオーバーコートとして定義されていますので、アームホールは相応の大きさがございますが、この肩まわりの秀逸なパターンニングによって、ばたつかず、ジャケットを着ても、着ていない状態でも美しいシルエットをつくり出してくれます。
スリーブは一枚袖のつくりで、これもこだわりのディテールとなりますが、シームを最低限にすることでより美しく見せるためのものです。
ファスナーで付け外しが可能なライナー、袖口のベルトの仕様、クラシックなAラインシルエット、などなど、すべてがクラシックな仕様でつくられており、流行に左右されずに、時代の変化にも揺るがない内容となっており、 20年前からパターンやディテールを変えずにつくりつづけられていることがこれを証明しています。
確かな品質、トラディショナルなディテール、そしてSOUTIENCOL の真骨頂でもあるベストバランスなシルエットと3拍子揃い、間違いなく長く愛用していただけるコートであると言えます。

 

トラディショナルなディテールワークを積み重ね、Olmetex の堅実なファブリックにも支えられ、痩せ型も、太型も、中が薄着でも、厚着でも、不思議としっくりとおさまってしまう魔法のようなシルエットによって完成をみる Slip On コート。ブランドのマスターピースとして20年以上君臨している事実がその価値を証明しています。

 

スーツの上から羽織るビジネスユース、だけでなく、カジュアルユースでも格好よく使っていただけたらと思います。

男のロマンと実用性を兼ね備えた、世に早々無い稀有なアイテムかと思います。
迷っている人も、初見の人も、是非じっくりとご覧になってみてください!

 

SOUTIENCOL – Slip On
col : Beige / Navy
size : 44 / 46 / 48
price : 129,800 (税込)

 


 

『Slip On コートについて』 by 三浦俊彦 (SOUTIENCOLデザイナー)

素材も型紙もサイズも中の芯地に至るまで、25年前から何ら変わっていない。デザインした当初はベーシックなステンカラーコートの拘りノウハウをこの新型に落とし込んだ。「男のコート姿は後姿に色気がある」が持論で、特に裾が歩くたびに揺れることに粋を感じる。この部分の芯地が重要で理想の芯地を使っている。コートの襟の型紙は外回りのバランスが重要で、地衿は 1mm 控えてある。地衿芯は以前は、エラス芯といってテーラードと同じホルマリンで加工されたジュート麻をバイアスにカットして使っていたが、現在このエラス芯が劇薬指定で使えなくなり、似かよりになった。

コートづくりのノウハウはデザイナーになる以前、生産の経験によるところが大きい。もちろんAラインのシルエットと絶妙な着丈のバランスがこのコートの真骨頂。コートは他のアイテムと違い、打ち合わせが深くボタンが奥に付いている。台衿付きなので第一ボタンにかけて微妙にカーブしている。これは服の基本を熟知している証拠。
雨ブタのフラップ(ガンパッチではない)や雲型フラップ、背のヨークなどは古い英国のトレンチコートのデザイン。1枚袖ラグランはナチュラルショルダーを標榜するデザイナー三浦の拘りでもあり、研究され尽くしている。

素材はイタリアのコート素材の老舗 Olmetex社のバーバリーに拘り、同じクオリティを当初から使い続けている。使うほどに風合いも良くなり経年変化を楽しめる素材です。この会社は環境にも関心が深く、数年前には撥水加工の溶剤を環境負荷の高かったデュポン社製を止めて他社に切り替えました。撥水効果の劣化は少なく、少々の雨でもはじき快適です。
昔はレインコートの老舗B社も使っていましたが、今が高価で使えません。これだけ打ち込みのいいバーバリーは Olmetex社だけ。
数年前、このOlmetex社と三浦のコラボした素材がパリのプルミエール・ヴィジョンで発表されたことがある。長年築き上げられた信頼関係もあり、バーバリーの別注色でオリーブやラズベリーレッドをオリジナルでつくって好評だった。

縫製工場は、元々B社のバーバリーのコートを縫っていた工場で、近年最高のコートが仕上がった。工場泣かせの目の詰まったバーバリーで縫いづらく、ライナー付きでパーツも多く嫌がられる要素いっぱい。年々国内の縫製も難しくなる中、貴重な工場でマスターピースはつくり続けています。

 

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10月21日(月) 定休日

SOUTIENCOL – London Fog.

SOUTIENCOL より、素敵な新作コートが入荷してまいりました。
その名も、London Fog。
これはうちがやらねば、というモデルです。

 

Outline
グレンチェックのステンカラーコート。
ブランドのマスターピース Slip On コートのパターンを用いて、デザイン、ディテール、ファブリックを変えて別モデルとして誕生した London Fog。定評のシルエットはそのままに、まったく違った雰囲気で仕上げられたヨーロピアンなテイストのハーフコートです。
生地はウール・ポリエステルのグレンチェック。腰のあるしっかりしたウエイト感のファブリックとなっています。
ややゆったりしたクラシックなフィットに、ラグランスリーブのナチュラルショルダー、取りまわしのしやすいハーフコート丈の美しいAラインシルエットとなります。
襟タブ、袖のアジャスタータブ、裾はボタン付きスリット、貫通ポケット仕様、裏地はタッターソール、着脱式ラインニングの仕様は無く、総裏二重仕立てとなり、胴部はタッターソールのコットンの裏地、袖部は滑りの好い化繊の裏地が付きます。
チェック柄生地を採用しているため、Slop On コートに比べてさっぱりしたディテールワークとなっていますが、それでも細やかでトラッドなポイントを突いた配慮が行き届いています。
ブリティッシュな雰囲気のファブリックですが、トラッドな着こなしだけでなく、フレンチやコンチネンタルなテイストでの着こなしも映えそうです。

 

グレンチェックファンが萌える、ブリティッシュラバーが吠える、フレンチスタイラーが PIN と来すぎてよろける、、
展示会でこのコートと対面した時、該当するみなさまのさまざまなイメージが湧いてきたものでした。

ブリティッシュ・トラッドとか、アメリカン・トラッドとか、ブリティッシュ・アイビーとか、フレンチ・アイビーとか、余計な単語がやたらと頭に浮かんできてしまうのは、やはりトラッドな薫りが芯から漂うからでしょう。
余計ついでにわたくしの解釈を申し上げておくと、ブリティッシュ・フレンチ。コアはフレンチです。ストレートのパンツにタートルネックにベレー帽、的な。できればパイプなどくわえたいくらいです。

まあまあ、あまり堅苦しい単語を並べるのはどうかと思っているのですが、芯がトラッドであると、余計なことが言いたくなったり、服好きの感性が刺激されて、やたらと着こなしのイメージが湧いてきたり、するものです。

トラッド全開となると、それはもうトラッドですから、ある種の様式美に酔うといったことになりますが、我々が楽しむのはカジュアルファッションです。この『芯にトラッド』 があり、いろいろな解釈ができる余地をふんわりとまとっている、という感じが一番グッとくるように思います。

 

秋らしい雰囲気のコーディネイトが映えそうですし、表地がしっかりしていますので、真冬も問題なく使っていただけます。
コットン系でしっかり感のあるコートは、厚手ニットやツイード系のジャケット類のアウターとして冬の出番も増やせるはずです。

 

SOUTIENCOL – London Fog
col : Beige Check
size : 2 / 3 / 4
price : 82,500 in tax

 

ちょうど本日、定番のバーバリークロスの Slip On コートも届きましたので、近々ご紹介します!

 

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