SOUTIENCOL – Shirts.

SOUTIENCOL の新作シャツ。
生産遅れがあり、コートより遅れての入荷となりましたが、今シーズンも無事届きました。インポート生地(イタリアcanclini)による San Francisco 型が2種です。

 

オールシーズンのツイル生地、チェック柄。ヨーロッパらしい色柄で、これはこれでやはり SOUTIENCOL らしい雰囲気です。

シャツ地としては薄からず厚からずの標準的なもので、ツイル織りの分、やわらかです。ジャケットやベスト、カーディガンなど、着合わせでの色づかいが楽しみです。
ここのところの全体的な傾向として、こういった多色で色が充分に使われている印象のものが少なかったので、そういう意味でも新鮮です。

 

SOUTIENCOL – San Francisco *canclini
col : Red Check / Green Check
size : 1 / 2 / 3
price : 19,800 (+tax)

 

こちらも canclini の生地で、微起毛の秋冬ファブリックです。起毛は細かくて毛足はごく短く、肉厚地でもないので、冬だけの生地という感じではありません。

 

素晴らしいソフトタッチに、こちらは落ち着いた印象のベージュベースのチェック柄。一見地味な印象ですが、しっかりと色数を使っていることで上質であることがうかがい知れます。いいものはしっかりと “凝っている” ということであり、またそれがこれみよがしでなく、さりげないのです。

 

SOUTIENCOL – San Francisco *canclini
col : Beige Check
size : 1 / 2 / 3
price : 19,000 (+tax)

 

定番のスーピマ綿のオックスフォード、白。毎シーズン入荷する定番品番ですが、次シーズンに久しぶりの見直しが入るそうで、この仕様では最終シーズンになります。

 

SOUTIENCOL – San Francisco *OX
col : White
size : 1 / 2 / 3
price : 16,000 (+tax)

 

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SOUTIENCOL のコートが入荷して、一気に秋のムードが高まりました。新作の入荷もようやく本格化してきたので、店頭の商品入れ替えを進めつつ、新作紹介もできるだけ急いで進めていきたいと思います。

夏の終わりはなんとなく寂しいものの、しばらくして朝晩が涼しくなると、今度は秋のワクワクが湧いてきますよね~

 

SOUTIENCOL – Slip On.

今年も入荷しました、SOUTIENCOL のマスターピース、Slip Onコート。
トラディショナルでありながら、しっかり格好いい、そして実用性も高い。ブランドを代表するアイテムとして名高いですが、評判に違わず、しっかり中身の詰まった素晴らしいコートです。

 

今年も早めの生産予定を組んで、秋冬一番の納品が実現しました。秋冬のアウターがいろいろある中で、はじめから大将が登場といった様相です。

今季、変更点はほとんど無く、ライニングの柄くらいです。ファブリック、カラー展開、サイズ展開、ディテール、そしてプライス、昨年とまったく同じです。
カラーは今年もベージュとネイビーの2色展開となります。

 

Fuzz 公式の商品説明となります。

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SOUTIENCOL のマスターピースと呼ばれ長年展開されているステンカラーコート “Slip On”。

ファブリックはクラシックなOlmetex 社のイタリア製バーバリークロス(コットンギャバジン)。 しっかり目が詰まり、滑らかで強靭な生地となります。

Slip On が評価される大きなポイントでもあるラグランスリーブのナチュラルショルダーは、肩から袖にかけて自然な曲線を描き、肩の大きい、小さいを問わずに美しく見せます。ジャケットの上からのオーバーコートとして定義されていますので、アームホールは相応の大きさがございますが、この肩まわりの秀逸なパターンニングによって、ばたつかず、ジャケットを着ても、着ていない状態でも美しいシルエットをつくり出してくれます。
スリーブは一枚袖のつくりで、これもこだわりのディテールとなりますが、シームを最低限にすることでより美しく見せるためのものです。

ファスナー留めのデタッチャブルのライナー、袖口のベルトの仕様、クラシックなAラインシルエット、などなど、すべてがクラシックな仕様でつくられており、流行に左右されずに、時代の変化にも揺るがない内容となっており、 20年前からパターンやディテールを変えずにつくりつづけられていることがこれを証明しています。

確かな品質、トラディショナルなディテール、そしてSOUTIENCOL の真骨頂でもあるベストバランスなシルエットと3拍子揃い、間違いなく長く愛用していただけるコートであると言えます。

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ということで、初見の人もいれば、今年こそ、という人もいらっしゃるでしょう。いずれにしても、在庫のあるうちに、じっくりとご覧になってみてください。

現代ではなかなか難しくなってしまった、”洋服に対して感じる男のロマン” といったものを感じさせてくれる稀有な存在ではないでしょうか。
そして、ロマン重視ゆえに実用を度外視して、しかたなく飾るしかない類いのロマンではあるまいか、という心配は必要ありません。共に過ごし、共にエイジングしていく素晴らしい相棒になってくれるはずです。

 

SOUTIENCOL – Slip On
col : Beige / Dk Navy
size : 42 / 44 / 46 / 48
price : 98,000 (+tax)

 

SOUTIENCOL – Linen Shirt.

SOUTIENCOL より、今季最終のリネンシャツが届きました。

あえてこのタイミングの入荷というのは、晩夏、初秋に向けたアイテムという位置づけがされています。と、言っても、まだ夏までにもそれなりの期間がありますので、今すぐでも普通に着ていただけると思います。

 

モデルは IVY LEAGUE、生地はおなじみの薄地の canclini のリネン100%生地が使われ、今回は製品染めが為されています。ナチュラルなアース系カラー、おおよそベージュと言っていいと思いますが、静かな落ち着きが感じられ、たいへん渋めの色合いとなっています。

 

晩夏、初秋まで意識した渋めカラーとは言え、要は合わせ方でしょう。言ってもベーシックなカラーとなりますので、合わせの幅は広いと思います。
デニムにタックインして普通に着るだけでも格好いいはずですし、サマースタイルとしては、サックスブルーのシアサッカーなどと合わせると調和するのではないでしょうか。

 

SOUTIENCOL – IVY LEAGUE *canclini Linen
col : Khaki
size : 1 / 2 / 3
price : 19,800 (+tax)

 

SOUTIENCOL – Remake Polo.

続けて SOUTIENCOL のリメイクポロ半袖が届いています。
今回もリネンファブリックによる夏向けのお品です。

もったいつけているわけではなく、予定より生産が遅れてしまったことによって、上がりしだい順次ということで細切れの入荷となってしまいました。
これで今季の半袖モデルは全て出揃いました。最後にもう一型、リネンで長袖モデル(IVY LEAGUE)がこの後に入荷してくる予定です。

 

こちら、canclini のリネンのチェック柄生地。先だっては長袖で登場していましたが(好評につき完売)、半袖リメイクポロでも用意されていました。

鮮やかであり、涼しげでもある SOUTIENCOL らしい色柄です。

 

canclini の繊細なリネン生地は薄地で非常に上品です。通気も好く、ルックスとしても、実感としても、涼しく着ていただけると思います。

 

SOUTIENCOL – Remake Polo H *canclini Linen
col : Blue Check
size : 1 / 2 / 3
price : 18,800 (+tax)

 

こちらも生地としては既出のものとなります、通称 “オニオックス” と呼ばれる厚地リネンのファブリック。

 

太めの糸を度詰めでオックスフォード編みにしています。自然、それなりの厚みとウエイトとなり、ガシッとしっかりした質感に。洗いこんでガシガシでカジュアルに着て絵になるという、前述の canclini とは逆のテイストのファブリックとなっております。

 

生地の風合いを着こんでいって楽しめるような印象を受けます。SOUTIENCOL のアイテムとしては、やや新鮮に映るような気がしますし、同時に懐の深さを感じさせてくれます。

 

ブラックの方には白糸によるステッチが利かせてあり、これもまた新鮮なニュアンスでした。これまでの僕ですと、発注の際に、この糸を 『黒糸にしていただけません?』 とお願いしてしまうところなのですが、今回はなんとなく思いとどまりました。
なるほど、実際にしかるべき時期に届いてみると、ここはこうでよかったのだ、と感じます。なんとなく、ですが。

 

SOUTIENCOL – Remake Polo H *Oni Ox Linen
col : Natural / Black
size : 1 / 2 / 3
price : 18,800 (+tax)

 

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先日に、まだ朝方はさほど湿気も、、と話した途端、関東は梅雨入りし、地獄のジメジメモードに入りました。一年で屈指の嫌な時期に突入ですね。

先日の土曜日、仕事を終えて帰宅した後ですから、それなりに晩い時間帯です。居間のテレビで 『野ブタ。をプロデュース』 というドラマが流れていました。
おお、何年前のドラマだ、懐かしい。みなさんはご存知ですか?

当時、楽しみに観ていたわけでもなく、内容もまったく知らないのですが、僕がこのドラマを知っているのは、実は衣装協力をしているからなのです。
まだ古着がたくさん店頭に並んでいた時代のある日のこと。あるスタイリストさんから、『堀北真希さんが着る Barbour を探している』 という依頼を受けました。我々は 『ホンマかいな』 と言いながら貸し出しを了承。対価は無し、クレジット対応(お店の名前を表示してくれる)で、という条件でした。
その後、撮影が終わってジャケットを返却してもらい、オンエアを観ることもなく、ドラマ中で堀北さんが着ていることも、Fuzz の名前がクレジットされることも確認しないまま、時間は過ぎ去っていきました。当時はこういうようなことは時々あり、見もしないのはいつものこと。

それが十数年経ったある日の夜、思いがけずにそのドラマと再会しまして、しかもちょうどこの回が終わるタイミング。おお、そうだ、と思い、まだ寝ていなかった息子1を呼び寄せ、いいか、ちょっと見てろと。エンディングテーマが流れ、エンディングロールが流れ、キャストやスタッフの名前が流れていき、最後の 『衣装協力』 のところ。
『FUZZ』 の表示がありました。おお、本当にあの汚いジャケット(失礼!)使ったんだ、しかもクレジットの約束も守ってくれたんだ(守らないところもあり)、などと思いつつ、ふと見ると、息子1と妻が目を真ん丸にして驚いていました。
その後、妻が友達にそのことをさりげなく自慢(?)すると、あんたの旦那は何者だという話になったそう。この世界では尾ひれを付けて噂を広げなければいけないシステムですから、少なくとも亀梨君と僕が友達くらいのことにはなっているはずです。

まったくの不意打ちに、急に懐かしい気分が湧き上がりました。調べたら2005年だそうです。わたくしまだ20代。お店としては、7割くらいが古着、3割くらいが現行、という感じだったと思います。
古着はドラマや映画の衣装として貸し出すことがたまにありまして、大きい映画は予算があるので買い取っていくこともありましたが、買われてしまうとクレジットは無しということがほとんどでした。クレジットでお店の宣伝になるかと言われると、実質的な効果はゼロだと断言できます。なので、ドラマやバラエティなどのテレビ番組への貸し出しは渋々、ことによると断りましたが、映画の場合は文化的貢献と位置づけていましたので、うってかわって協力的でした。

とと、長くなりましたね。
聞くところによると、このドラマ、当時はなかなか評判がよろしかったようですよ。