ARAN の M-49 が新たに入荷しました。
フランス軍の M-47 タイプのブランド定番モデル、リクエストにお応えして、Fuzz 初登場です。
Outline
フランス軍の M-47 Field Pants をベースにして、少しのアレンジを加えたカーゴパンツです。
デザインやディテールはオリジナルに忠実に、しっかりと手の込んだ仕様で仕上げています。スタイルとしては後期型、ファブリックとしては前期型を採用し、特徴をミックスすることでオリジナリティを確立しています。
シルエットは股上深め、ワイドストレートです。実際の軍用よりもわずかに全体の太さを抑えめにして、使いやすいバランスに整えています。
ワイドシルエットながら腰まわりのゆとりはさほど大きく取らず、ややハイウエストで穿くバランスはオリジナルと重なる印象となっています。
生地はヘビーウエイトの硫化染めコットンサージ。仕上げに水洗いがかけられ、既に穿きこんだような風合いと表情になっています。
硫化染めは風合いを出やすくする染色法となります。穿きこんで水洗いをするごとにフェードやごわつきが表れ、ヴィンテージのような迫力を感じられる生地感にエイジングしていきます。
フロントはボタンフライ、両玉縁ポケットやボタン付きのフラップポケット、ダブルニー、裾のタブなど、オリジナルに忠実な丁寧なディテールが目を惹きます。
ARAN の M-47 はどちらかというと忠実系。既に扱いのある Ordinary fits も忠実系ということもあり、特に重複してご用意することもないかなと思っていましたが、少なくないリクエストをいただきまして、今回初お目見えとなりました。
忠実と一口に言っていますが、オリジナルの M-47 は製造期間が長く、途中仕様変更があって前期・後期と区分され、使われる生地も年代によって微妙な違いがあり、またサイズの展開が広域にわたりということもあり、どの年代のどの程度のサイズ感で穿くのかによって、シルエットのイメージなどは変わってきます。
言ってみれば、Ordinary fits のシルエットは、少し大きめのサイズを少し緩く穿いたものをジャストと規定していて、この ARAN はウエストをジャストで合わせたものをマイサイズとして穿くことをジャストとしているようなイメージかと思います。
ですから、ウエストから腰まわりや尻まわりは普通のジャストサイジングで、筒だけ太いというクラシックなワイドストレート型に近いということになります。
(もちろんタイトというほどではありません)
もう一つの特徴は、生地がヘリンボーンではなく、ごわっとした厚地のコットンサージを採用していることでしょう。
これは前期の生地の雰囲気に近く、洗うと生地が波を打って迫力が出るというものです。硫化染めの生地なので色褪せもすぐに生じますから、水洗いをするごとにヴィンテージに近づいていく感覚を味わえると思います。
きっちり最後まで追いかけたディテールワークは圧巻で、ここまでやったからこそ宿る本物感というのは間違いなくあると思います。
仕上げに水洗いをしているので、既に穿きこんだ風合いになっています。
さらに穿いて、洗ってを繰り返すと、50年代や60年代のヴィンテージのような雰囲気を醸しはじめることでしょう。
しっかり太いけど印象としてのすっきり感があり、だからこその品の好さがあるのが M-47 だと思います。
自分なりのエイジングを進め、ヴィンテージの様相を呈してきたら、今度は少しきれいめのトップスやシューズと合わせると、何とも言えない格好いいコーディネイトになると思います。
しっかりした生地なので、秋冬シーズンもしっかり使っていけるはずです。
是非お試しになってみてください!
ARAN – M-49
col : Olive Drab
size : 1 / 2 / 3
price : 29,700 in tax
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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
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