SAINT JAMES – MORLAIX Loose.

SAINT JAMES のカットソーが新たに入荷しました。
先日の OUESSANT に続き、薄地モデル MORLAIX (モーレ) のルーズモデルが届きました。

 

Fuzz では初めてとなるモーレで長袖でルーズ。
今季か少し前か、いずれにしても最近できたモデルです。

大昔、Fuzz では “モーレ3/4” という七分袖の方を続けて展開していた時期がありますので、モーレと言えば7分袖という感覚でいるのですが、実際は長袖あっての七分袖です。

とにかく、ウェッソンとは別生地で、こちらは通常のTシャツと同じ天竺編みで細番手の糸による薄地となります。新品の状態ではサラサラの触感で、水洗いをかけるとふんわりして柔らかくなり、タッチは抜群、着心地軽快、純粋に上質な天竺コットン生地となっています。

 

Outline
薄手天竺コットン素材の長袖カットソー。
定番モデル “MORLAIX (モーレ)” のルーズシルエット版となります。
厚地の “OUESSANT” の生地とは異なり、肉厚感のないカットソーとしては一般的な厚みとなります。さらさらとした気持ちの良い肌触りで、軽く、柔らかな生地感です。
おなじみのボートネックに長袖(9分袖)、ゆったりしたルーズシルエットが特徴です。

 

Noit、ブラック。

 

Taupe、ブラウンがかったグレー、あるいはグレイッシュなブラウンカーキ。

 

Noir × Taupe。

 

Ecume × Cafe、定番カラーの “Ecru” とは微妙に違いますが、生成カラー Ecume とチョコレート系ブラウン。

 

ゴワゴワガシガシのウェッソンの魅力とは対照的な、繊細で軽快な生地感がモーレの魅力です。

今っぽいバランスのスタイリングに取り入れやすいのルーズ型ですが、やはり 『SAINT JAMES が意味を持つ』といった面もあると思います。
左袖の小さな織りネームがけっこうな影響力を持っているのが面白いです。

 

SAINT JAMES – MORLAIX Loose
col : 4 colour
size : T4 / T5 / T6
price : 12,650 in tax

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
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3月30日(月) 定休日

No Title.

昨晩の新宿フラッグス前、小さな桜の木が8分か9分か、かなり咲いています。
なんという品種か分かりませんが、一般より少し早く咲き、春の訪れを微妙に早く告げてくれます。

何を着るか、何を買うか、考えてしまうとなかなか難しくなってしまうのが今の時期でしょう。天気予報の最高気温を見れば暖かい、日中に日向を歩けば暑い、しかし朝晩は寒いし、風が吹けばそれはまだ冷たい風で、凍える思いをすることも少なくありません。

誰だったかの名言で『数字に惑わされるな!』というものがありますが、これは最高気温の数字に惑わされるな、と言っていることは明白だと思いました。
季節の変わりめに入っていることもありますし、風邪をひきやすい時期なので充分に気を付けていきましょう。

さて、わたくしの方は展示会行脚もあと数件、未発注もあと数ブランド、長かったトンネルの出口がようやく見えてきて、少しずつ現状認識が正確にできるようになってきました。
2月の頭からここまで、頭をパニックさせながら、ミスをしないようにというのを一番に考えて、なんとかしのいで、しのいで、の毎日でしたが、ようやく目の前に集中できる状況になってきました。
ここまで、さんざん春の新作紹介をしてきていますが、ここで改めて、さあ、本格的な春を始めましょう、という感じになったところです。

現状認識が追い付いて周囲を見てみると、2月のうちから強打者やストライカー達が暴れてくれていて、懸命に紹介してきた今季新作たちがけっこう減ってしまっているなという印象です。
いろいろと届いてはいますので、この後は新作紹介のペースを上げていきたいと思います。

 

・・・・・・

 

先日、SOUTIENCOL の展示会に行ってきまして、これからオーダーをまとめるのですが、その際に秋冬の話とは別の打ち合わせをしてきました。
何かというと、ゴールデンウィークの周辺で、リネンシャツのフェアをやることになりました。後日、正式に内容が決まってから改めてご案内しますが、カンクリーニ・リネンのリメイクポロの販売会という内容です。

普段、ほとんどイベント的なことをやらない Fuzz ですが、今回は三浦の親分の熱い気持ちを無視することができませんでした。
輸入や生産といった、供給側の中にいろいろな難しいことが増えてきた昨今、『わたしイベント体質でないもので』と言い続けていた僕ですが、このあたりは少し考え直していかないといけないなと思いはじめました。

ここのところずっと、さまざまな立場で、さまざまな局面で、さまざまな負担が増えています。アパレル業界で言えば、メーカーやインポーター、お店、お客さん、みんなそれぞれが平等に負担を負って、それぞれができる工夫をして、フェアでハッピーな環境をつくっていかなくては、といったような思いを強くしています。
僕のような立場でアパレル業界全体を憂いても仕方ないので(分かり合えないであろう界隈も多いので)、せめて自分の周辺の、関わりが見える範囲においては、これまでよりもう少し広く、深く考えていかなくてはならないと思っていて、同じような感覚でいる人々と共にできる努力をしていかなくては、という感じです。

ということで雑談タイムでした。
最後に花粉症軍団のご健闘をお祈りして、ムダ話の挨拶に代えさせていただきます。

 

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3月23日(月) 定休日

comm. arch. – Poly Ramie Tropical Wool Pants.

comm. arch. の新作パンツが入荷しました。
昨年もありました、Poly Ramie Tropical の生地によるイージーパンツ。
こちら、実はインラインでは無くなっていましたので特別につくっていただきました、別注第二段となります。

 

Poly Ramie Tropical とは、ポリエステルにラミー(麻)を加えて、イージーケア素材でありつつ、よりリアルなトロピカルウール似せを目指した生地です。
ポリエステル100でもサマーウールライクは可能ですが、ラミーを混ぜることで、ウールが持つかすかなジャリ感を再現し、わずかではありますが天然素材感を加えているという寸法です。

昨年、僕自身手に入れて、便利によく穿いたなという感想があったものの、26年春夏にはラインナップされていませんでした。
ただ、この生地を使った半袖シャツの展開があったので、生地の調達があるということで、昨年とまったく同じモデルで作成を依頼したのでした。
後日、同素材、同色で半袖シャツが入荷してくる予定なので、シャツセットアップでもお楽しみいただけます。

 

Outline
イージーケアのトロピカルウールライクのイージーパンツ。
ポリエステルをメインの素材として、ハリ感と風合いを持たせるためにラミーを混紡。トロピカルウール同様、薄地で通気性が好く、清涼感のある生地となっています。
ポリエステルの割合が高いため水洗いが可能となり、速乾性も高く、実用的なカジュアルトラウザーとしてお使いいただけます。
デザインとしては、ブランド定番型のワンタックのイージートラウザー型となり、ウエストギャザー+ドローコードのベルトレスのイージーパンツ仕様。シルエットは中太のリラックスフィットで、ジャスト~9分丈のレングス設定、ヒップ、股部分にゆとりをとって、裾に向かって緩いテーパードを利かせています。
上品な印象ながら、かしこまらずにカジュアルな装いで合わせていけるイージースラックスです。

 

サラサラの生地感で、肌当たりはドライで爽やか、風も通ります、湿気フロムミーも抜けていきます、乾きやすいです、シワになりにくいです、といった暑い時期にありがたいメリットをたくさん備えたパンツです。
そして、サマーウール(トロピカルウール)の特性を備えていながら、家庭の洗濯機で水洗いができてしまうという便利さを持ち合わせています。

 

新色として出てきた、Burnt Brown Mix は杢調の表情で、焦げブラウンカーキといった色調。非常に魅力的な色味です。

 

Black Coal は、ブラックの一歩手前チャコール。
昨年展開した Coalmine より一段ブラックに近いダークなチャコールカラーです。

 

トロピカルウールは、夏のドレスアイテムに採用されていることにも表れているとおり、機能的で上品であることが魅力です。
そんなトロピカルウールのスラックスを、かしこまったドレスシーンだけでなく、カジュアルバランスのパンツで、品好くイージーに使っていきましょうというモデルです。

 

シルエットは comm.arch. の定番スタイルで、中太のリラックス型ですから、普通に穿いて一定程度のカジュアルニュアンスが漂います。

 

小ぎれいな印象を与えてくれるルックスで、生地面はスムースで爽やか。正反対の質感であるヨレヨレのカットソーと合わせてカジュアルにいくのもいいと思いますし、表面感として正反対のニットポロシャツやリネンシャツと合わせるのは王道的で気持ち好いです。

 

キャンバスのスニーカーもよく合いますし、夏にはレザーサンダルと合わせてテイストグッドです。
夏向けパンツとしてはいくつか選択肢があると思いますが、こいつを手札に加えておくと、かなり試合運びが有利になると思います。

 

comm. arch. – Poly Ramie Tropical Wool Pants
col : Burnt Brown Mix / Black Coal
size : 2 / 3 / 4
price : 24,200 in tax

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
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3月23日(月) 定休日

Maison Agile.

マルセイユよりやってきました、Maison Agile。
初登場のフランスブランドです。

個人的には今シーズン一番の大きなトピックであり、久しぶりに心が躍った新しいブランドです。
Fuzz の伝統的なライン、今ではお店のメイン路線とは言えないかもしれませんが、20年以上、脈々と続いているフランスファッションへの傾倒部分に、新しい風が吹きました。

フランスという国だからこそ生まれる、センス、洒落っ気、矜持、その他。
頭で理解するより感性で受け止める系の、うまく説明できない魅力。
フランスの高級メゾンと南仏の地中海の薫りをバックボーンに持つ、女性デザイナーによるブランド、Maison Agile。前置き長めでご紹介します。

 

● Maison Agile
2022年スタート、フランス・マルセイユのアトリエです。
デザイナーの LAURA GIRBAL はプレタポルテのアトリエで長年にわたりモデリスト(パタンナー)としてキャリアを積み、自身のルーツであるマルセイユにて自らの小さなコレクションを開始しました。
地中海沿岸の色彩にインスピレーションを得て、自らのキャリアを生かしたパターンと素材調達を駆使し、デザイン、パターン、縫製まで、すべての工程を彼女自身が手作業で行っています。
特に使用される生地は、かつて在籍した高級メゾンの人脈を生かし、アトリエのストック生地や、カジュアルなブランドとは取引しないようなサプライヤーから調達され、特別なものや上質なものだけが選ばれています。

 


(デザイナーのローラ)

高級メゾンのプレタポルテ、つまりは普通の既製服ですが、オートクチュール(注文服)に対しての既製服ということで、高級服という意味合いを多分に含みます。
要するにデザイナーは、『フランスのモードファッションの世界』から来た人で、デザインのバックボーンはその流派であります。

そして、ここが重要なポイントになるのですが、高級メゾンの流派であることで、生地の調達に関して、個人的な伝手を持っており、ここにブランドの強み、魅力の中枢が宿っています。

 

Maison Agile は、デザイナーのローラがデザインして、自分でパターンをおこして、自分で縫製して仕上げる、という小さなアトリエブランドです。
この体制では大量に生産できないため、生地をまとめて買う必要もありません。すると彼女は、これまで培った人脈の中から魅力的な生地を少しずつ集めてくるといった手法をとることになります。

そして、その集めてくる生地というのが、高級メゾンに残っているストックや、そういったメゾンとしか取引をしないような生地商から中途半端に残ってしまった生地などであるということです。
簡単に言ってしまえば、かなり高価なファブリックを安く集めてきて使っていますよ、ということです。
ほとんどが残反とかデッドストックといった性格の生地なので、詳細な生地の情報はないものがほとんどですが、モードの世界では生地のウンチクなどをつらつらと語るのも野暮という話。見て触って良ければ良いという世界です。

やはり僕が魅力を感じるのは生地の魅力あってこそ。その詳しい説明ができてなくても、テキスタイルが発する上等な気配というは容易に感じることができます。
そしてその上等で面白いフランスの生地を、フランス人女性デザイナーの感性で服に仕立てるわけですから、やはり国内では狙ってもつくりだせない類いのニュアンスが宿ります。
もちろん、そのニュアンスそのものが好きか嫌いかが肝になるのですが、しかし理解の及ばないような感性を感じるという魅力は、まずひとつ大きな価値だと思います。

ということで、生地を安く仕入れてくるとはいっても、服としては充分高価ですので、前置きが長くなりました。

商品の説明については最低限でいきましょう。

 

現状、ブランドを代表するモデルというポジション、AGIEL JACKET。

Outline
ブランドの代表的なモデルとなるジャケットです。
ショート丈、ラウンドカラー、フロントはスナップボタン、両サイドにベントが入り、フロントのポケットはフラップはダミーで横向き。裏側の丁寧で美しいパイピングも見逃せません。
シックとポップが共存しながら、どこかフランスのオーセンティックなニュアンスを帯びる不思議な魅力を備えたジャケットです。
生地はミドルオンスのコットンデニム。中厚の美しい目面のデニム生地です。

 

Maison Agile – AGIEL JACKET *Denim
col : Indigo
size : M / L
price : 76,780 in tax

 

同じく AGIEL JACKET で別生地。

Outline
ブランドの代表的なモデルとなるジャケットです。
ショート丈、ラウンドカラー、フロントはスナップボタン、両サイドにベントが入り、フロントのポケットはフラップはダミーで横向き。裏側の丁寧で美しいパイピングも見逃せません。
シックとポップが共存しながら、どこかフランスのオーセンティックなニュアンスを帯びる不思議な魅力を備えたジャケットです。
生地はドライタッチのストレッチコットンツイル。ミドルウエイトからやや軽めの中厚地、オールシーズンファブリックとなります。

 

Maison Agile – AGIEL JACKET *Twill
col : Khaki
size : M / L
price : 72,380 in tax

 

シャツのモデル、SABIL SHIRT。
この感じでリネン100、すごい生地だということは分かります。

Outline
リネンのバンドカラーシャツ。
リネン100%、単色のエンボスのような織り柄、シャツ地としては厚みと重量感のあるしっかりしたものとなっています。
独特なパターンニングで、背面からサイドにかけてベントが入り、生地のドレープを促すつくりになっています。
フロント、袖のボタンはスナップボタン、シルエットは身頃をゆったりさせたボックス型。
シックとフォークロアが融合したような、不思議なニュアンスをまといます。

 

Maison Agile – SABIL SHIRT
col : Navy
size : M / L
price : 60,280 in tax

 

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いかがでしょうか。
こういった世界に触れると、カテゴリとか系統みたいなことが野暮に感じられ、良きものを格好よく、気持ちよく着よう、という自由さに心が躍ると思います。
どう合わせようとか、うまく着ようとか考えすぎずに、『サラッと着て個性ボーン!』の世界だよなと。
そして何より、ゴリゴリな重さそのものや希少度合いなどの『スペック的圧力』ではなく、数値化できない『なんとなく洒落てる感』で勝負しているのがファッションの国フランス的で憧れてしまいます。
説明できるディテールや数値ではなく、周辺の空気などまで含めた総合的なセンスの好さが全てである、的な。

大きいトピックとは言いつつも、そもそも本当に小さなブランドであり、セレクトするアイテムも少数ですし、万人受けするものでもないことも承知の上です。
今季と、次の秋冬の発注はしていますが、その先は売れ行き次第になってしまうので、どうなっていくか分かりません。
つまり、ブランドさんも Fuzz のセレクトも危なっかしいものではあります。

しかしながら、あらゆるものが値上がりし、ちょっといい服を買うとなると、それなりにしっかりした金額を払わざるをえなくなっている昨今、どうせ払うなら、しっかりした満足感を、というラインをつくっていくべきだという考えがあり、Fuzz としてのそのラインは、この方向は全然有りだなというのが僕の考えです。
こういうところでお店の個性が出るものですから、それなりの覚悟持って、できれば続けていきたいなと思っているのですが、さて現実はいかに。

興味有りなみなさん、是非チェックしてみてください!

 

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Fuzz
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三栄ビル4F
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