Hackney Union Workhouse – Coats.

Hackney Union Workhouse のコートが入荷しました。

ブランドとしては定番の2型、East End Coat は Fuzz 初登場、Fisherman Long Coat はアップデートが入り新しくなりました。
どちらも Workhouse 的クラシックという位置づけされる、”ならではの” 世界観が感じられるプロダクトとなっています。

 

East End Coat は、スタンドカラーと前合わせが独特の着丈長めのコートです。
デザインと世界観が19世紀的な雰囲気がして、いかにもオールドファッションをベースにする Workhouse のエッセンスを感じさせてくれます。

よく50年代や60年代のミリタリーやワークウェアを再現したプロダクトが何々のブランドから出てきたりしますが、Workhouse が見ているのはもう少しさらに古い年代です。

 

スタンドカラーに斜めの前合わせ、肩パッドが入って肩のかたちをしっかりつくり、腕の部分にダーツを入れて立体的にして、ウエストにシェイプが入ってシルエットを美しく見せます。
ある種のものものしささえ感じますが、格好いいことは確かでしょう。

 

生地はヘビーウエイトのコットンツイルです。先日ご紹介したジャケットと同じもので、厚地でいながらしなやかな質感、ソフトなタッチ、という上質生地です。
総裏地の仕様で、身頃はコットン、袖部は滑りのいいレーヨンの裏地が付きます。

 

ルーツとしてはワークウェアということですし、かしこまって着る必要はありません。前をオープンにして、ガサッと羽織るというスタイルで問題なく、渋い経年変化が期待できる厚地のコットンなので、ガシガシ着てくださいということです。

何か年代ものの古着を着たときと同じような、唯一無二の、他では味わえないような魅力を感じていただけるような気がします。

 

Hackney Union Workhouse – East End Coat *Cotton
col : Black
size : S / M
price : 54,000 (+tax)

 

同型の生地違い。コットンツイルはデイリーウェアとして、こちらはウールで週末用としていかがでしょう、とデザイナーさんがコメントしています。

生地はウールツイードとなっており、こちらはヨークシャーで手に入れたデッドストックの生地だということです。このブランドのデザイナー氏は、常にデッドストックの生地を探しまわっていて、毎シーズン、その成果がコレクションに反映されます。

 

適度な厚さでやわらかさもあるいい生地です。
チャコールの色合いもシックで、色味、質感共にコートのデザインと調子よくマッチしているように思えます。
ウールになると、自然、よりダンディな雰囲気で着ていただけるのではないでしょうか。

 

Hackney Union Workhouse – East End Coat *Wool
col : Charcoal
size : S / M
price : 56,000 (+tax)

 

こちら、New Fisherman Long Coat。
“New” がつくのはフードの付き方が新しくなった新バージョンであることを表します。以前も独特でしたが、今回もしっかりしたタブが付いてインパクトがあります。

 

ダブルブレストでややゆったりしたシルエット、ドルマンスリーブ気味に袖が付いて、着用感はゆったりしていますが、裾広がりでないため見え方は意外とスマートであるという特徴があります。

こちらもデザインが色濃く入って独特ではあるものの、不思議と外国的なクラシックさが感じられます。

 

厚地のウールメルトンですが、いわゆる海軍メルトンのような重たくて厚いというものではなく、適度です。こちらもデッドストックの生地となります。

 

もしかしたら、ヨーロッパ的Pコートとダッフルコートが合わさったような性質を持つがゆえ、なにがしかの普遍性を感じるのかもしれません。
Workhouse 的クラシック、格好いいです。

 

Hackney Union Workhouse – New Fisherman Long Coat
col : Black
size : S / M
price : 58,000 (+tax)

 

SANDERS – Brit Chukka.

SANDERS の Brit Chukka が入荷しました。

SANDERS の定番といえば、Miltary Derby Shoe とこの Brit Chukka です。
Fuzz では ミリタリーコレクションの方の品揃えがメインにはなりますが、急にこのブリットチャッカが格好よく見えるタイミングがあり、それが今シーズンでした。

 

商品説明を再掲します。

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アッパーはきっちり上質なスエードレザー、そしてマッドガード製法といってクレープソールを圧着で付けて、側面ぐるりと革を巻いたアウトソールが大きな特徴となっています。

マッドガードは、その名の通り『泥よけ』 の意味合いで、水溜りやぬかるみなどにはまってしまっても大丈夫、ということがそもそもの目的です。

俳優スティーブン・マックイーンが映画などで履いていたことで有名になったのですが、モデル名前の Brit Chukka は、映画 『Brit』 に由来するということです。
通称 『プレイボーイ・チャッカ』 などとも呼ばれている、知る人ぞ知る人気アイテムなのです。

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今シーズンのカラーは Polo Snuff という、このモデルでも最も定番とされる一番手のカラーです。前回のものが1足残っていますが、同じ茶系でもやはり違い、こちらも明るくはないですが、赤みのある落ち着いた茶色となっています。

 

クレープソールで履き心地も印象としても柔らかさがあり、典型的な大人のカジュアル靴であると言えます。カジュアルはカジュアルでも、本格派の手によるカジュアル靴であり、やはり凛とした端正なたたずまいを見せてくれます。

ラフになることなく、品好くカジュアルなスタイルを、という層には特におすすめしたいシューズです。Kei Macdonald のニットだったり、SOUTIENCOL のシャツ、 Candidum のジャケットあたりとは相性が抜群であろうと思います。

 

SANDERS – Brit Chukka
col : Polo Snuff
size : 6 / 6H / 7 / 7H / 8
price : 43,000 (+tax)

 

Candidum – Tweed Tailored Jacket.

Candidum のツイードジャケットをご紹介します。
先にご紹介済みの Homespun とは別に、MOONのツイードでもご用意しています。

 

こちらはセットアップではなくジャケットのみ。ハンティングジャケット調のディテールが入り、よりカジュアルな着こなしに向いていてます。

 

上衿のタブ、プリーテッドのパッチポケット、腰部分のバンド、ちょっと盛り付けがあってのカジュアル仕様です。
その他基本の仕様は変わらずに、段返り3つボタン、背抜き袖裏、センターベント、袖が仮切羽。ラペルの折り返しを深めに、またあえてプレスを緩めにして、柔らかい印象にしています。
原型はここ数シーズン続いている Candidum の定番型となりますので、スマートなフォルムです。(サイズ感も共通です)

 

ファブリックはイギリスの MOON社製。ツイードファブリック専門の老舗生地メーカーです。
シェットランドウールが素材となりますので、軽くてソフトな生地感となります。着心地としてもかなり軽さを感じます。

 

ネルシャツやデニムなど、気さくなアイテムと合わせてよりカジュアルに着れますが、スタイリングのバランスはスマートになります。
ギャバジンやベンタイルなどのコットン系のコートと合わせて、冬時期にしっかり着ていただけたらと思います。

 

Candidum – Tailored Jacket *Moon Tweed
col : Navy / Dk.Brown
size : 44 / 46 / 48
price : 38,000 (+tax)

 

P.H.Designs – Delta Hooded Jacket.

今年も入荷しました、P.H.Designs のダウンジャケットです。
例年より少し早いですが、急にお問い合わせが増えてきましたので、ご紹介します。

 

年に一回、しかもほぼ1型だけの入荷となりますのでブランドプロフィールをおさらいです。

●P. H.Designs
“Mountain Equipment” の創始者として、またフィルパワーの表示を初めて行ったダウン・マイスターとして有名なピーター・ハッチソンによるダウンジャケットをメインとしたイギリスのアウトドアウェアのブランドです。
著名な冒険家の北極点へのノンサポート歩行世界新記録樹立時のウエア、ギアを製作した経歴を持つピーター氏のダウンジャケットは、15人程のスタッフによって生産されている為、日本国内への供給量はごくわずかとなります。

 

昨年につづき、ブランドを代表するモデルとなる Delta Hooded Jacket をご用意しました。
実はまたお願いしてファブリックを変更していただいています。今回は、というより今回もと言った方がいいかもしれません、過去に使われていて気に入っている HM Amber のダークブラウンでお願いしています。やはりこの落ち着いた暗いブラウンが素晴らしいです。

この生地は2年前と3年前に違うモデルで展開していたのですが、覚えているでしょうか? 極細の糸による高密織り、これによってハリがありつつもしなやかで、高い撥水性を実現している、というものです。いかにもアウトドアのごつい生地ではなく、繊細で上品なファブリックとなっております。

 

ということで、フード付きのダウンジャケットです。見たとおりオーソドックスではありますので、さほど深く突っ込んでいくところはないのですが、考え方だけ少々。

Fuzz では元々あまりアウトドア的なダウンジャケットは一生懸命ではなく、僕もほとんど着ないなぁという感じだったので、そういう人たちに響くダウンは何か、これでしょう、という流れで P.H.Designs の取り扱いをはじめました。
ある種の基準として、ウールのスラックスと合わせられるか、ということを考えています。もちろんそうやって合わせてくださいということでなく、あくまで基準として、きれいに着ることができるか否かを判断しているということです。ウールのスラックスに合わせたときに、スマートな印象で着れるダウンなら、本気のダウンを扱ってもいいのではないかという考えです。

そういう考え方なので、P.H.Designs のダウンは、元々ダウンにあまり関心がなかったような人が、何かのきっかけで興味を持ったときに強く響くようです。今まで興味なかったけど、イギリスのもので、何か上品だ、これなら着たい、と。
しっかりしたダウンが欲しいけど、なんとなく欲しいものが無い、何を買っていいか分からない、という人にこそおすすめしたいと思っています。

 

ディテールについて軽く触れておくと、まず襟裏のフリースが気持ちいいです。肌当たりもよく、化繊であるために色褪せにも強いでしょうから、とても理にかなっています。
ポケットの中も同様のフリースになっています。

 

袖は隠しリブで、寒気の流入を防ぎます。本当に寒いところでは、けっこう重要なディテールです。

 

フロントはダブルの止水ジップ。ポケットも止水ジップです。

 

フードはファスナーで着脱が可能です。フードにもダウンが入っています。

 

巷にあふれているものでなく、しっかりした内容で、しっかり格好いい。
P.H.Designs のダウンジャケットは今シーズンもおすすめです。

 

P.H.Designs – Delta Hooded Jacket
col : Black
size : S / M / L
price : 85,000 (+tax)