S.K.Overseas – Wool Stole.

S.K.Overseas のウールストールが入荷しました。
3年ぶり5度目の出場。ここ2年は予選敗退が続きましたが、今年はいいメンバーを揃えて勝ち抜いてきました。

薄手大判、一般的なマフラーとはひと味違ったスタイルで、アレンジしながら巻いていただけます。

 

インドの伝統的な織物産業と、ヨーロッパ的ファッション性が融合したとてもいいブランドです。
もちろんメンズ用としてご用意しているわけですが、レディも、いやきっとレディの方がうまく使うのでしょう。
このあたり、メンズとレディスの明確な線はありません。感性での判断です。

女性への贈り物としてもいいと思いますし、夫婦で共用しようと思って、という言い訳も使えるのではないでしょうか。

 

S.K.Overseas – Wool Stole
col : Grey Check / Black Check / Navy Check
size : 100cm × 180cm
price : 8,500 (+tax)

 

・ ・ ・ ・ ・

 

明日(火曜日)は振替休業ではなく、通常営業です。
ちょっと後日に臨時休業が出るかもしれないので、ここは休まずにいきます。

 

インスタグラムでも触れましたが、映画の宣伝です。

『だってしょうがないじゃない』
@ポレポレ東中野 (上映中)

つい先日から上映開始ということで、僕もまだ観ていないですし、内容としても一般的なエンターテイメントではないので、みなさんどうぞ!と言いにくいタイプかもしれません。
だからこそ、まずは多くの人に知ってもらうことが必要なタイプの映画だと思いますので、できるだけ拡散できたらなと思いました。
新宿の裏片隅のあやしい洋服屋に出没するようなみなさんにとっては、そういうものこそ興味ある、ということも少なくないと思っていますが。

発達障害と診断をうけた映画監督が、発達障害の叔父の日常を、3年間追いかけたドキュメンタリー映画、ということです。この映画で編集を担当した和島さんに直接ご案内していただきました。近くにある編集スタジオをよく使うということで、ちょくちょく買いものに来ていただいています。

興味のありそうな方は是非観てください。そして、興味のない人は、観る代わりに5人の人にこんな映画がやっているよと教えてください。笑。

 

Lane Forty Five – SQUARED.

ロンドンのブランド Lane Forty Five、ウールのジャケットが新作で届いています。
昨季につづいて SQUARED というスタンドカラー、ボックスシルエットのモデルとなります。

 

先の春夏、とても好評でしたこのジャケット、秋冬ということでウールファブリックで登場です。
やはり素材づかいに際立ったセンスを感じずにいられません。またもやわたくしの生地惚れでのセレクトとなりますが、正直なところ、この生地であればどんなデザインでもピックアップすることになるはず。もはやデザインそっちのけで生地だけで選んでいる感さえありますが、それも悪くないのではと思い始めている今日この頃であります。

 

2種類とっていますが、どちらもウールツイードです。同じ生地の色違いではなく、異なる生地となります。

 

ブラウンはミックス調の奥行きを感じる織地で、上品で落ち着きのある雰囲気。

 

ネイビーはツイーディーな横縞が珍しく、ネイビーとグレーという色合わせが清潔感があって上品です。

 

スタンドカラー、ボックスシルエット、前のボタンは2つ。
一見風変わりのデザイナーズ的なエッジを感じるかもしれませんが、着てみるとずいぶんとやさしい雰囲気です。ちょっとしたかわいらしさがありつつ、デザインのセンスと生地の品の好さでしょう、ゆったりしたシルエットでも浮ついた感じはなく、まったく上品です。

総合的に見て、何かの真似をしていない感じ、他が真似のできない感じ、ありありと感じることができるのは素晴らしいと思います。

 

春夏の生地は薄手ということで、やや大きめでご用意しましたが、秋冬の生地はそれなりの厚地のため、サイズを少し落とした揃えにしました。
薄地は皺が細かく入って生地がシュリンクすること、またドレープが大きめでもいいであろうということです。もちろん厚地でもドレープするシルエットではあります。

 

Lane Forty Five – SQUARED *Tweed
col : Navy / Brown
size : 36 / 38 / 40
price : 34,000 (+tax)

 

New Arrivals.

久々の登場、Le Minor (ルミノワ)。
元々フランスのバスクシャツをつくるメーカーですが、日本の商社さんによるライセンス展開もいろいろとあります。
その中から、グレンチェックのコートがよかったのでセレクトしてみました。

 

トラディショナルな雰囲気のブラウン系グレンチェックは、柄ものではありますが、とても落ち着いています。華やかさがりつつ、落ち着きもある、というのがトラッドなものたちの魅力でしょう。

 

素材はポリエステルの軽いもので、胴部にはキルティングでシンサレートの中わたが薄く入っています。シルエットが膨らむほどの厚さではなく、モコモコ感は感じられません。

 

シルエットは標準的なものではありますが、ジャケットの上から羽織ることを考えられたサイズ感になっていて、すっきり系のかたちをしているわりにはサイジングはやや大きめの設定となっています。

 

意外とどのように解釈してもよさそうです。
ベレー帽などかぶって、太いパンツと合わせてフレンチシックな雰囲気もよければ、細身のジャケット、パンツと合わせてダンディにパリッとトラッドにというのもいいでしょう。
そしてもちろん、いつもスーツの上に着て、ビジネスユースというのもいいと思います。

ファッション的にベーシックであると、アイテムそのものに思惑がなくなり、飽きずに使いやすかったりするもので、まさにそういう類いのコートではないかと思います。

 

Le Minor – Check Coat
col : Brown Check
size : 38 / 40 / 42
price : 32,000 (+tax)

 

ARMEN は久しぶりのキルトジャケット。
今季は少し前に新しくできたノーカラーのモデルをセレクトしました。

 

特徴としては、キルティングがステッチではなくてパンチングであること(ステッチほつれがありません)、リバーシブルであること(裏面はあまり使いません)、裏面がフリースであること。

キルティングの薄い中わた、プラス裏フリースで、温かさはなかなかのものです。

 

襟なしになることで、レイヤージャケットとしての使い方もできそうで、この上からガバッとコートなどを羽織ってしまうのもありでしょう。
あるいはマフラーなどの巻きものをより楽しめるジャケット、という見方もできそうです。

そして、春先、春の気配だけ強まっているけどまだまだ寒い、というような梅春といわれる時期に、襟まわりがさっぱりした暖かいアウターが重宝するというのもあります。

 

僕はハイネックのタイプを着ていますが、なんだかんだで毎シーズンよく着ます。イマドキのファッションとはやや離れたところにいるアイテムでしょうが、着合わせに気を遣うこともなく、便利で安心感があるような気がします。
クルーネックになると、ややイマドキに近づいている感もあり、より使いやすいのではないかと思います。

 

ARMEN – No Collar Quilt Jacket
col : Grey / Navy
size : 2
price : 24,000 (+tax)

 

・ ・ ・ ・ ・

 

●おしらせ

今週末の3連休は全日営業致します。
(11月4日が月曜日ですが営業します *12:00 – 20:00)

 

New Arrivals.

BRENA のウールのジャケットが新たに届いています。
同じモデルでネイビーフラノとブラウンツイード。しっかりした素材にしっかりした仕立て、大人対応のカジュアルしっかりジャケットです。

 

春夏でも登場した Round Jacket というモデルで、秋冬生地。
裾のラウンドカットが特徴で、オープンで着ると開いてラウンドが強調され、ボタンを全て留めるとわりあいと普通な見え方がします。

さらに大きな特徴は、腹部に身幅を絞るためのボタンが一つ用意されていることです。飾りの意味合いが強いとは思いますが、上からコートを羽織る時には実用できるディテールだと思います。

 

総裏二重仕立て、袖口は本切羽、センターベント、外ポケット3つ、内ポケットが2つ。
基本はしっかりしたテーラードジャケットで、最終的な味付けの部分で、カジュアルに向けているような印象です。
例えば同じテーラードジャケットでも Candidum はきれいめな味付けとなっていて、大きく着崩すのは難しく、品好くパリッと着た方がしっくりきます。BRENA の方がカジュアルな風味を強く効かせていて、軍パンやワーク系のパンツとでも合わせていけそうな雰囲気です。
同じようなアイテムでも、ブランドさんの考え方や好みなどの影響で、そういう違いが生まれてくるのが面白いです。

 

ツイードはブラウンです。アメリカの生地メーカー American Woolen Company のホームスパンとなります。
ツイードならではの粗野なカントリー感も多少ありつつですが、ソフトで上品な生地です。しっかりした厚さがありますので、ラフな着こなしにもかなりいけそうな雰囲気です。

 

BRENA – ROUND JACKET *Tweed
col : Brown
size : 44 / 46 / 48
price : 35,000 (+tax)

 

ネイビーフラノの方は、ややきれいめな印象。
イタリアのColombo 社のファブリックで、ウールとアルパカ混のフランネルです。この生地メーカーは、ウールやカシミヤ素材を得意とするのクロージング系のメーカーです。

 

ウールフラノとしては薄いと言っていいでしょう。ウールらしい上品な面はしていますが、肉厚感は希薄で、より上品な生地感です。
実際に着ていても軽く、室内でも着ていられるであろう軽快さがあるように思います。

 

BRENA – ROUND JACKET *Tweed
col : Brown
size : 44 / 46 / 48
price : 35,000 (+tax)

 

ARAN から2モデル、入荷しました。
3年連続3回目の出場、SWD Parka と、ブランド定番ながら Fuzz 初登場のベストを1色でセレクトしました。

 

ベストは軽量撥水のナイロンタフタのシェルに薄い中わたという仕様です。
ややコンパクトな設計ですが、着丈はわりあいとありますので、インでもアウトでもいけるよう、バランスをとったのだと思います。

 

面白いのはクルーネックで、打ち合わせが深く、襟の部分が少々珍しいかたちをしています。

 

前ポケットがあり、裾のサイドにアジャスターがあり、適度なデザインが入ることで、アウターでも映えそうです。

 

ARAN – Vest
col : Dk.Grey
size : 1 / 2 / 3
price : 18,000 (+tax)

 

SWD Parka は昨年とまったく変更なしできています。

 

生地がロクヨンのクログラン。高密でしなやかな平織り生地です。

 

しっかりポケットがあり、ウエストにコードがあり、非常に凝ったディテールです。
特にフロントの二重になったポケットが評判がいいです。

 

ある人はモッズコートと同類と解釈し、ある人はアウトドアの系譜と捉え、またある人は Barbour の丈の長いジャケットと同類と捉え、といった風に、特にこのブラックだと解釈の幅が広がり、懐の深さを感じさせてくれるように思います。

などとなんだかんだ言いつつ、実際にはどう着てもしっかり絵になり、実用性も高いという優秀さが人気の秘密でしょう。

 

ARAN – SWD Parka
col : Black
size : 1 / 2
price : 42,000 (+tax)