フランスの FAUX のグラフィックTシャツが新たに入荷しました。
実は2年連続2度目の出場で、昨年は Atelier Amelot というブランド名でした。
今季、ブランド名が FAUX に変わったらしいですが、Atelier Amelot も現地では生きていますので、そのままのネームでも大丈夫です、という曖昧な状況らしいです。
● FAUX (Atelier Amelot)
2007年、フランス・パリのストリートカルチャーに精通していた Antoine Delomez が最初のブランド TH Gallery を立ち上げたのがブランドの始まり。コレットをはじめ有名セレクトショップで扱われ、需要が増えたことから 2010年にグラフィックチーム Atelier Amelot をスタート。ブランドのアイコンを取り入れたり、転用したりする彼らのスタイルはあらゆるシーンで受け入れられ、毎年 Levi’s やCONVERSE等のビッグブランドとコラボレーションをしています。
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ボディはバングラデシュ製の量産ボディが使用されていますが、実はこれは自分たちが手がけている製品だそうで、元々無地のカットソーやスウェットなどをつくって売っているブランド(メーカー)のようです。
そこにグラフィックチームが入り、このグラフィックTシャツの商品群がスタートしたのですが、おそらくそのラインのブランド名を今回の FAUX にしましょう、ということではないか、とインポーターさんが言っていました。
ローカルブランドならではの曖昧さ、どうかお許しいただきたいのですが、商品としてはグラフィックTシャツということで、分かりやすいものだと思います。
また、量産ボディとは言っても、オーガニックコットンを素材とする、”上等な量産ボディ” となっていて、詰まっていて厚みもあり、しっかりしたものになっています。
フランス国内流通用なので、規格はフランス人向けとなりますので、どうしても着丈が長めのかたちとなりますが、クラシックな欧米型、つまり、やたらとタイトで着丈が長いという、ひと昔前のシルエットとは違っています。
身頃にほどよくゆとりのある、現代向けにアップデートされたバランスのボディであることも、ヨーロッパのTシャツとしては貴重ではないかと思います。
ということで、あとはエスプリの効いたデザイン勝負。
デザインは企業ロゴのパロディから、スーベニアテイスト、あるいはオフィシャルものもあり、何でもアリの様相で、数あるデザインの中からピックアップしてきたわけですが、選ぶ基準としては、プリントの意味合いについてはほとんど考慮せず、デザインがナイスなもの、という1点だけにしています。
アメリカのヨットクラブ。実在するマリーナです。
ピストルのメーカー、Smith & Wesson、これはレジスターマークが付いているのでオフィシャルでしょう。
映画 『ノッティングヒルの恋人』 のパロディ。
マティス。どこまでオフィシャルなのか分かりません。
絵柄の上にブランド名が乗っていますが、このブランド名こそ、FAUX = 偽物、無礼、不作法、といった意味なので、おそらくエスプリなのでしょう。
デザインのテイストが、どことなくフランス的であることが魅力だと思っていますが、いかがでしょうか。
古着のように、プリントには何か意味があるんだろうけど自分には遠いからどうでもいいや、というスタンスで、これ格好いい、これ面白い、といった感じで選ぶのが一番かなと思います。
はるか遠い文化圏だからこそ、ほどよい何だかよく分からない感があって面白いのではないでしょうか。
FAUX – Graphic Tee
design : Afton Marina / Smith & Wesson / Camping Hill / Matisse
size : XS / S / M
price : 8,580 (税込)
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Fuzz
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