HARROGATE のレザーシューズが新たに2モデル入荷してきました。
じわりじわり、ゆっくりでしたが数を減らしてきていたところだったので、いいタイミングでした。
ベーシック系の信用できる革靴として、徐々にみなさんの認知や興味を集めてきているようです。クラシックやトラッド使いから、ストリートカジュアル使いまで、いろいろなスタイル層から手を伸ばしていただいています。
HARROGATE、イギリスと日本の協働ブランドで、インドの工場で生産、というブランドです。
イギリスとインドの歴史的な関係から、インドにはグッドイヤー製法ができる靴工場が存在しますが、生産にはそのインドの工場を使い、イギリス靴スタイルをベースにして、日本人の木型職人が木型をおこして日本向けに展開しているブランドです。
イギリス・ノーザンプトンメイドのグッドイヤーシューズは、なかなか気軽に買えるものではなくなっているのが現状ですから、とてもありがたい存在です。
アッパーレザーにはフレンチカーフを使い、アウトソールはイギリス製のダイナイトソールを使い、底付けはグッドイヤーということで、仕様としては申し分ありません。
アッパーレザーのラインナップをこのフレンチカーフのブラックに絞るなど、コスト面での工夫をしながら、大人が納得できる仕様で展開されています。
シンプルなスタイルの革靴は、レザーの質感と縫い付けの底付けという部分は抑えたいところです。
シンプルなプレーントゥの外羽シューズ、ARCHWAY。
フランスのミリタリーを連想するフォルムで、ノーズの長さや丸みの感じが絶妙です。SANDERS のミリタリーダービーとはまた違ったバランスながら、同じように軍パンなどとラフに合わせたりもできる雰囲気です。
カーフレザーなので、普通にスーツに合わせても問題なく馴染みます。
Outline
オーソドックスなプレーントゥのダービーシューズです。
クラシックなグッドイヤーウエルテッド製法による本格仕様、ブリティッシュルーツのインドメイドでドレスからカジュアルまで、広いフィールドで活用できるスタンダードなモデルとなります。
アッパーレザーは微かな光沢を放つしなやかなフレンチカーフ、アウトソールはイギリスの DAINITEソール(ゴルフソール)。ラストは日本人に向けて専任の木型モデリストが設計していますので、足入れの馴染みも快適です。
ヨーロピアン・ミリタリーをイメージして形成された美しいフォルムは、幅広いフィールドで自然と溶け込む万能型。ドレスやビジネスからカジュアルなタウンユースまで、安心してこなせる洗練された一足です。
イギリス製のダイナイトソール。
横からの見た目がゴツゴツせずに上品でありながら、滑りにくく、タフなラバー製ソールです。
ヒールがすり減ってきたらヒール部分を付け替えることができますし、グッドイヤー製法の革靴はアウトソールを丸々、新しいものに付け替えることが可能です。
ただ、何年もヘビーに履くと、ヒールの付け替えの必要が生じることはありますが、消耗によってオールソール交換の必要が生じることはそうそうあることではないでしょう。
どちらかというと、オールソール交換は違うタイプのアウトソールに履き替えたいという場合が多いと思います。
シンプルでいいですね。ただ、シンプルだからこそピッタリくるバランスを見つけるのが難しかったりします。
このモデルは、ノーズの長さとシェイプの加減が中庸なバランスといいますか、ベーシックなカジュアルスタイルで違和感なく溶け込む感覚があります。
HARROGATE – ARCHWAY
col : Black
size : 6H / 7 / 7H / 8 / 8H
price : 34,100 in tax
もう一つ、ローファーモデルの SHOREDITCH。
最近できたモデルということもあり、やはりバランスがとても好いです。
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シンプルなペニーローファーモデル。
クラシックなグッドイヤーウエルテッド製法による本格仕様、ブリティッシュルーツのインドメイドでドレスからカジュアルまで、広いフィールドで活用できるスタンダードなモデルとなります。
アッパーレザーは微かな光沢を放つしなやかなフレンチカーフ、アウトソールはイギリスの DAINITEソール(ゴルフソール)。ラストは日本人に向けて専任の木型モデリストが設計していますので、足入れの馴染みも快適です。
ほどよく丸みを持たせ、よりヨーロピアン型のローファーを意識したモデルです。アウトソールのボリュームやコバの張り出しによりイギリス靴らしい適度な重厚感が備わりますが、全体の印象はきわめてスマート。カジュアル使いのしやすいバランスで構成されています。
紐無し靴であるため、サイジングはやや小さめの設定となっています。
ローファーは穿きたいと思うけど、なかなか合うものを見つけるのが難しかったりします。
イタリアっぽくとアメトラっぽくと、王道的なものがありますが、Fuzz では、常にできるだけニュートラルな感覚のローファーを、ニュートラルなスタイルで使う、というイメージで展開したいと思っています。
このローファーは、どこにも引っ張られることが無い感じがして、いろいろな解釈で使っていけると思えました。
ほどよくスマートで、ほどよくぼってり感があって、きわめてシンプルかつノーマル。
ローファーを探してさまよい歩いている人は多いと思いますので、是非このモデルをお試しになってみてください。
HARROGATE – SHOREDITCH
col : Black
size : 6H / 7 / 7H / 8 / 8H
price : 35,200 in tax
最後にサイズ感ですが、やや、小さめに感じます。
例えば、長年レギュラーとして展開している SANDERS のミリタリーダービーと比べると、サイズ1つ分(つまりハーフサイズ)近く違うかな、という印象です。
もちろん足の形と木型の相性により、そう感じないこともあるかと思いますので、全ての人に当てはまる感覚ではありません。
僕で言うと、SANDERS は全般で7でジャストですが、HARROGATE では全般7Hがジャストサイズでした。
HARROGATE はモデルによって木型が異なりますので、それぞれで感覚が違うこともあるかもしれません。
特に今回のローファーはより小さめに設定になっていると感じました。
サイズについて、不安なことがございましたら、電話やメールでお気軽にご相談ください。
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