Ordinary fits – 117 Type Loose.

Ordinary fits より、新定番のデニムが入荷しました。
ルーズフィットの児島産デニム、オーディナリー風味。

 

長きにわたって定番展開されていた5ポケットアンクルデニムというモデルがありましたが、とうとうこれを刷新するということになり、新しい定番デニムのラインが、正確には昨シーズン(この春)からスタートしました。

昨シーズンは HAND ROOM の在庫がそれなりにあったので発注しませんでしたが、秋冬シーズンはこの新しいデニムを、3つのモデルで展開されて中から、太めのモデルをピックアップしてセレクトしました。

 

Ordinary fits は、デニムの一大産地、児島を拠点とするメーカーであり、やはりデニムの生産背景をしっかり持っています。
ただ、ブランドとしてはデニムを中心に置いてはいるのですが、カジュアルファッションのトータルブランドという意識が強いようで、いわゆる骨太のレプリカブランドのような展開にはならず、『トータルなファッションの中のデニム』、『着こなしの中のデニム』、というスタンスが見て取れます。この点がデニム専門ブランドとは一線を画すところであり、リプロダクトのアプローチをとりながらも、製品としてはどこかに Ordinary fits らしさを感じさせ、デニムマニアではなく、ファッション愛好家に好かれるデニムになっているように思います。

 

Outline
ブランド定番のルーズフィットの5ポケットデニムパンツ。
14onz の児島産セルビッジデニムを使用し、ステッチワークなどのディテールはLEVISのヴィンテージデニムをモチーフにして本格的につくり込んでいます。
ムラ感のある数種類の糸を通常より打ち込み本数を多くして織り上げ、さらに毛焼きをせずに自然な毛羽立ち感を残すことでヴィンテージのデニムを再現。耐久性と風合いを両立したこだわりのデニムとなっています。
シルエットは股上深め、全体にボリューム感を持ったルーズなシルエットとなります。
児島ブランドならではの本格的なデニムとディテールを用いながら、レプリカジーンズではなく、あくまでデイリーなファッションのためのジーンズをつくるのが Ordinary fits ならではです。

 

デニムの生地、縫製仕様、しっかりしたものとなっています。ただ、やはりシルエットの部分で Ordinary fits のフレーバーがしっかりと入っており、どう着ようか、と思わせてくれるニュアンスを備えているように思います。

 

だいたいそうなのですが、今回もやはりサイズに対してウエスト口が大きめのつくりとなっています。リーバイスの32はギリギリの僕ですが、このデニムの32ではウエストはかなり余裕のある状態です。

 

股上がかなりしっかり深く、股まわりもルーズ、テーパードはゆっくり。
Ordinary fits のパンツに共通しているのかもしれませんが、どのサイズを選ぶか、ウエストの位置をどこに決めるか、丈感をどう決めるか、といった要素で着こなしの幅がある感じです。

表記のサイズ通りにサイズを選ぶと、ゆったり感がしっかり出て、おそらくウエストをベルトで締め上げることになるため、ウエストがしわが寄ったりドレープが出たりということなり、このニュアンスが狙いになっているはずです。
サイズを一つ下げるのは余裕なので、そうするとまた少し違った見え方になり、という感じでしょう。

 

いずれにしても、少したぷっと緩く穿くデニムであることに間違いはありません。写真では股上の深さを見せるためにタックインしていますが、僕などはハイウエストでゆったり系のシャツをタックアウトで合わせる感じがしっくりきます。

本格的なアプローチの、ふわっと緩く5ポケットのデニムパンツ、ということで是非お試しになってみてください!

 

Ordinary fits – 117 Type Loose
col : One Wash
size : 30 / 32 / 34
price : 24,200 in tax

 

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