SOUTIENCOL – Remake Polo.

続けて SOUTIENCOL のリメイクポロ半袖が届いています。
今回もリネンファブリックによる夏向けのお品です。

もったいつけているわけではなく、予定より生産が遅れてしまったことによって、上がりしだい順次ということで細切れの入荷となってしまいました。
これで今季の半袖モデルは全て出揃いました。最後にもう一型、リネンで長袖モデル(IVY LEAGUE)がこの後に入荷してくる予定です。

 

こちら、canclini のリネンのチェック柄生地。先だっては長袖で登場していましたが(好評につき完売)、半袖リメイクポロでも用意されていました。

鮮やかであり、涼しげでもある SOUTIENCOL らしい色柄です。

 

canclini の繊細なリネン生地は薄地で非常に上品です。通気も好く、ルックスとしても、実感としても、涼しく着ていただけると思います。

 

SOUTIENCOL – Remake Polo H *canclini Linen
col : Blue Check
size : 1 / 2 / 3
price : 18,800 (+tax)

 

こちらも生地としては既出のものとなります、通称 “オニオックス” と呼ばれる厚地リネンのファブリック。

 

太めの糸を度詰めでオックスフォード編みにしています。自然、それなりの厚みとウエイトとなり、ガシッとしっかりした質感に。洗いこんでガシガシでカジュアルに着て絵になるという、前述の canclini とは逆のテイストのファブリックとなっております。

 

生地の風合いを着こんでいって楽しめるような印象を受けます。SOUTIENCOL のアイテムとしては、やや新鮮に映るような気がしますし、同時に懐の深さを感じさせてくれます。

 

ブラックの方には白糸によるステッチが利かせてあり、これもまた新鮮なニュアンスでした。これまでの僕ですと、発注の際に、この糸を 『黒糸にしていただけません?』 とお願いしてしまうところなのですが、今回はなんとなく思いとどまりました。
なるほど、実際にしかるべき時期に届いてみると、ここはこうでよかったのだ、と感じます。なんとなく、ですが。

 

SOUTIENCOL – Remake Polo H *Oni Ox Linen
col : Natural / Black
size : 1 / 2 / 3
price : 18,800 (+tax)

 

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先日に、まだ朝方はさほど湿気も、、と話した途端、関東は梅雨入りし、地獄のジメジメモードに入りました。一年で屈指の嫌な時期に突入ですね。

先日の土曜日、仕事を終えて帰宅した後ですから、それなりに晩い時間帯です。居間のテレビで 『野ブタ。をプロデュース』 というドラマが流れていました。
おお、何年前のドラマだ、懐かしい。みなさんはご存知ですか?

当時、楽しみに観ていたわけでもなく、内容もまったく知らないのですが、僕がこのドラマを知っているのは、実は衣装協力をしているからなのです。
まだ古着がたくさん店頭に並んでいた時代のある日のこと。あるスタイリストさんから、『堀北真希さんが着る Barbour を探している』 という依頼を受けました。我々は 『ホンマかいな』 と言いながら貸し出しを了承。対価は無し、クレジット対応(お店の名前を表示してくれる)で、という条件でした。
その後、撮影が終わってジャケットを返却してもらい、オンエアを観ることもなく、ドラマ中で堀北さんが着ていることも、Fuzz の名前がクレジットされることも確認しないまま、時間は過ぎ去っていきました。当時はこういうようなことは時々あり、見もしないのはいつものこと。

それが十数年経ったある日の夜、思いがけずにそのドラマと再会しまして、しかもちょうどこの回が終わるタイミング。おお、そうだ、と思い、まだ寝ていなかった息子1を呼び寄せ、いいか、ちょっと見てろと。エンディングテーマが流れ、エンディングロールが流れ、キャストやスタッフの名前が流れていき、最後の 『衣装協力』 のところ。
『FUZZ』 の表示がありました。おお、本当にあの汚いジャケット(失礼!)使ったんだ、しかもクレジットの約束も守ってくれたんだ(守らないところもあり)、などと思いつつ、ふと見ると、息子1と妻が目を真ん丸にして驚いていました。
その後、妻が友達にそのことをさりげなく自慢(?)すると、あんたの旦那は何者だという話になったそう。この世界では尾ひれを付けて噂を広げなければいけないシステムですから、少なくとも亀梨君と僕が友達くらいのことにはなっているはずです。

まったくの不意打ちに、急に懐かしい気分が湧き上がりました。調べたら2005年だそうです。わたくしまだ20代。お店としては、7割くらいが古着、3割くらいが現行、という感じだったと思います。
古着はドラマや映画の衣装として貸し出すことがたまにありまして、大きい映画は予算があるので買い取っていくこともありましたが、買われてしまうとクレジットは無しということがほとんどでした。クレジットでお店の宣伝になるかと言われると、実質的な効果はゼロだと断言できます。なので、ドラマやバラエティなどのテレビ番組への貸し出しは渋々、ことによると断りましたが、映画の場合は文化的貢献と位置づけていましたので、うってかわって協力的でした。

とと、長くなりましたね。
聞くところによると、このドラマ、当時はなかなか評判がよろしかったようですよ。