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comm.arch. のニットポロ、シアサッカーパンツが新たに入荷しました。
暖かい日が増え、暑い日も出てきて、そろそろ入荷ベースでは夏の構えです。

 

こちら、昨シーズン好評につきということで継続となったモスステッチのニットポロです。
comm.arch. では珍しいコンパクトなサイズ感で、カジュアルでありつつも上品な着こなしに、という大人っぽいアイテムです。

 

シーツなどにも使用される繊細なインド綿による強撚糸が使用され、16ゲージニットで編み立てています。上質コットンのかすかな光沢感としなやかな質感、またニッティングによる繊細なデザインもニットならではのものです。
襟の大きさやバランス、少々コンパクトな前立てボタン部分など、ベースとなるデザインも秀逸です。ベーシックなフィットでややコンパクトなシルエットですが、ニットならではの豊かな伸縮性があり、ストレスのない着心地となっています。

 

強撚糸ということで、しなやかながらもタッチはサラッとドライです。

裾に小さなスリットが入り、身頃に前後差をつけ、ニッティングの意匠なども。
シンプルではありますが、John Smedley などと比べると、やはりカジュアルな味付けで仕上げられているなと感じます。もちろんシンプルなトラッドも素晴らしいですけれど、このくらいのアレンジが効いていると、スマートアイテムゆえの緊張感が緩和され、確かに着やすいかなと思います。

 

comm. arch. – Knitted Polo Moss Stetch
col : Mud Brown / Black Out
size : 3 / 4
price : 20,000 (+tax)

 

シアサッカーのイージーパンツ。こちらも継続モデルではありますが、今期は布帛(織地)が使われることになりました。昨年は編地によるシアサッカーでした。

 

ポリエステルがちの、かなりの薄手生地です。
日本の夏の過酷な暑さを見越して、軽く、薄く、そして肌離れが好く、ということを目指した結果、こういう生地に着地しました。

comm.arch. が化繊を使うことは多くないですが、やはり近年の夏の暑さ、そして素材の進化を考え合わせると、こういう答えが出てきます。
この軽さと薄さは化繊を生かしたがゆえの産物で、極細の糸の賜物です。

 

裾は変型の三つ折りで始末されていて、裾を縫い目の部分でひと折りすると、あたかもダブルかのように綺麗に見えます。

 

シルエットは、セミワイドというくらいのテーパード型です。尻部分はかなりゆったり作られ、ワンタックが入り股まわりも緩く、裾に向かってゆるやかに細くなっています。

comm.arch. のパンツは、現状、生地やデザインは違えど、フォルムは全て共通となります。太すぎない太いパンツ、というくらいで、今の気分としてちょうどいい、という感想をよくいただき、コーディネイト的にもかなり実用性の高いものとなっているようです。

 

 

comm. arch. – Cool Seersucker Easy Trousers
col : Deep Forest / Deep Ocean
size : 2 / 3 / 4
price : 20,000 (+tax)

 

小川さんが 177、8 cm でニットポロが4、パンツで3を穿いています。
足元は HTS のワラビー。これを買いに来たところを、着せられて撮られていました。
いい感じですね。

 

Information

臨時休業のおしらせ

4月29日(水) 臨時休業
4月30日(木) 臨時休業
5月1日(金)より 通常営業

突然のお知らせとなってしまい申し訳ございません。
29日(水)、30日(木)と臨時で連休とさせていただきます。
今晩からこの間にいただきましたご注文の発送は、恐縮ですが 5月1日 とさせていただきます。
(※29日発送とお知らせしたお荷物につきましては、予定通り発送いたします)

 

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今回は、Fuzz、FENEST、Belle 一斉に、お休みとさせていただきます。
こういう状況のこの機会を利用して、棚卸や撮影作業等、一旦お店を閉めて、いろいろなことを集中してやってしまおうということにしました。
棚卸をして、物を移動したり、ちょっと協力して撮影をしたりということをする予定で、お店には来るのですが、発送業務はストップさせていただきます。ご注文受付やお問い合わせへの対応についてはできる限りで、ということとさせてください。
通販強化体制を一層強めるべく、いろいろと整備したいと思います。

5月1日からは通常通りの営業です。実店舗も引きつづき “ひっそり営業” をつづけていきますが、やはり状況を見ながら、ということで柔軟に変更していくつもりでいます。

現状、平日も土日も同じような感じで、ご来店は連日0名~3名くらいな感じでしょうか。ご来店される方は、バイクや車で来られたり、基本在宅仕事だけどたまに会社に出たついでに、といった様子です。
路面店でなく、不特定多数を相手にする商売でもありませんので、平常時でも混み合うということはほとんど起こらないお店ですし、この状態では尚更なので、営業自粛をすることもないかなと今のところは判断しております。
片隅の店ならではの感覚でございましょう。

ということで、たいへん恐縮ですが、宜しくお願い申し上げます。

 

HARROW TOWN STORES – Stand Collar Coverall.

HARROW TOWN STORES のリネンジャケット、今年も入荷しました。
スタンドカラーのショート丈、シャツジャケットという感じで使いやすいアイテムです。

 

身幅はややゆったりできていて、丈はジャケットとしては短め、いわゆるボックスシルエットということになりますが、なかなか着やすいバランスです。

このゆったり感が古着のような無造作な感じで、そういう雰囲気を自然とまとっているのがこのブランドの特徴だと思います。
洗いこんで乾燥機使って縮みすぎてしまったカバーオール、と見れば見れなくもないです。

 

リネン100%の、生地は薄め。シャツ地と変わらない薄さです。
シャツ地と変わらない薄さでジャケットというのがポイントで、しっかり暑くなってからも、日除けや冷房の寒気除けのためにパッと羽織れる、そして脱げる、というやはりシャツとは実際に違った感覚で、ジャケットならではの便利のよさがあります。

 

初夏にはブロードやタイプライターなどのシャツの上から羽織り、梅雨から真夏にかけてはカットソーの上から羽織りと、なかなか便利な羽織ものです。
実際僕も昨年手に入れており、やはり夏場、クーラーしっかりの Fuzz店内でよく着たなという感想です。冷房に弱い体質ですと、いくら真夏のギンギンであっても、屋内の強い冷房を考えると無邪気に半袖のTシャツだけで外出することがはばかられることでしょう。

 

HARROW TOWN STORES – Stand Collar Coverall
col : Beige / Dk.Moss / Black
size : 44 / 46
price : 25,000 (+tax)

 

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お伝えするのが遅くなってしまったのですが、Le Laboureur のジャケットについてご報告です。年が明けてからしばらくの間、ラブルールのジャケットの問い合わせが多くあったのですが、その時に、3月頃には入るであろうとお答えしていました。
ですが、結局、3月には届かず、いつになるか分からないという返答をずいぶん遅くなってからいただき、今シーズンはキャンセルという運びとなりました。
何やらユーチューバーに取り上げられたとかで広まったようで、一時、集中して問い合わせをいただきました。

このような状況ですから、入荷が遅れたり、ダメになったりは多少ありますが、それでも今期に関してはさほど大きな影響は出ていないようです。時期的に生産までは影響が少なく、海外のものですと、運ぶ段でスムーズに行かないということが多々あるようです。

日本もそうですが、ヨーロッパも縫製工場は都市部にはそれほど無いということもあって、意外と動いているようです。SAINT JAMES はマスクをつくっているそうで、マスクをつくりながら、自社の製品もつくれているようです。
James Lock は在宅ワークになっているということで、連絡はつくのですが、生産が止まっているために話は進められず。春夏は完全に時間切れになり、秋冬の発注もまだ通っていない状態です。
イタリアやスペインなどはさらに厳しそうですね。北米も厳しいようで、一部では秋冬向けのオーダーを受けられないというメーカーも出てきたとか。

国内はほとんど影響は無さそうですが、Fuzz がお付き合いしているブランドさんですと、生地が海外のものだったりすることも多いので、その辺で多少何かあるかもしれません。
SOUTIENCOL はさすがで、Slip On は生地と工場の手配を済ませているそうです。

今、メーカーさんたちは、秋冬の発注をまとめて、資材や工場の手配をしているところでしょう。早いところはそれも終わり、来年の春夏商品の企画を始めているところもあるはずです。

いやいや、計算できないことだらけですから、どこも大変だ。どんな業界も、今後の予測を立てることがね、難しくなってしまいましたから。

 

Glacon – Round Collar Polo Shirt.

Glacon のラウンドカラーポロが入荷しました。
こちら長らくおなじみ、Fuzz の夏の定番。今期は白、紺、黒、テッパン3色をご用意しました。

 

グラソンのポロシャツのポイントは、『丸襟でかわいいね』 ということではありません。
大きく言えばシャツの方法論でつくられた鹿の子ポロシャツでありまして、元々テニスをルーツとするスポーツアイテムであることから、シャツと違って襟がペタッと平面的であることが特徴であるところを、あえてシャツの方に引き寄せたという性質のものです。

誤解を恐れずに言ってしまうと、鹿の子生地を使ったプルオーバーのシャツと言えましょう。
でもまあ生地は編地だし、着た時のバランス感はやっぱりポロシャツだから、シャツとポロシャツのハーフというような位置づけでどうでしょうか。

 

台襟の付いたラウンドカラーというのは、女性のブラウスのようではまったく無くて、むしろトラディショナルです。かわいく着るのではなく、格好よく着るということになります。

 

ポロシャツとしては袖もやや長めで、アームホールはシャツと同程度の広さがあり、袖口に向かって細くなっています。スポーティーなポロシャツとはこの部分もかなり違うポイントです。

 

そういうことですから、ワンポイントのごくシンプルなルックスではありながらも、実は着てみるとたたずまい異なり、まただからこそ、もうカラーは白、紺、黒と、基本的かつ普遍的な色を堂々と着ればいいのかなと思います。

性質としてはコンサバではありながらも、フランスのものらしいニュアンスと品の好さがあり、服好きが気持ちよく着られるポロシャツになっていると思います。

 

今期はサイズ展開を 3、4、5、と大きい方へ一つずらしました。
(ネイビーのみ、2のサイズが一着残っていました)

 

Glacon – Round Collar Polo Shirt
col : White / Navy / Black
size : 3 / 4 / 5
price : 14,500 (+tax)

 

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Belle、たいへん充実してきました。このような状況ですから、小底の作業がはかどっているようで、事前の想定よりもずいぶん早いペースで商品アップが進んでおります。
ただ、このような状況もありますから、事前の想定よりも販売については苦戦しているようなので、まだまだみなさんのお力を借りなくてはなりません。今回は、3人くらいのまったく知らない女性に話しかけて、Belle のことを教えてあげていただきたいのです。
ただ、このような状況ですから、知らない女性に話しかけるにも、外に出る機会が少ないと思いますので、やはりそれは結構です。知っている人におすすめをお願いできたら幸いです。

冗談はさておき、Belle も一つの独立したお店として見て頂けるのに充分なくらい、しっかり商品が並びました。ちょうど今のものと、これからのものと、いいバランスになっていると思います。
いやいや、手前味噌ながらいい店になってきたなと思います。僕は品々をセレクトするところまでで、その後は Fuzz で手一杯になってしまい、一度ブログを書いたという程度の、かなり薄い関わりになってしまっているのですが、ああ、こういう感じになったのかぁ、と感慨深いものがあります。

我々としては順調な仕上がりにつき、早く認知が進まないものかとヤキモキしているというのが正直なところなのです。
ああ、このような状況なんて、早く終わってしまえばいいのに。

ということで、時々、Belle の宣伝も入れさせていただきます。
ひきつづきご協力をお願いいたします。