Universal Works.

Universal Works. 25年秋冬シーズン、スタートです。
まずはパンツ2型、ジャケット1型から店頭入荷です!

 

今回の出荷分から新たに Fuzz の担当になった Universal Works. のベンジャミン、8月の下旬に、今日出荷するから楽しみにしていてねと連絡をくれたものの、追跡番号を教えてくれず。今回配送のフェデックスは荷受けしたらすぐに連絡をくれるので、まあいいかと数日待ちましたが、音沙汰無し。
ベンジャミンに追跡番号を教えてとメールを入れてみると、自動返信で『サマーバケーション也』。
これは怪しいと思い、これまで配送でやりとりをしていたクリスにメールを入れると、ちょっと待て調べるとすぐに返答が来て、その翌日、出荷したよと追跡番号を教えてくれました。
ベンジャミン、発送手配し忘れて夏休みに入っていますね。

さらにその後、書類不備があって空港で足止めがあったようで、送ると連絡をもらってから受け取るまで、かなりの時間を要しました。
この後、しかるべき輸入に関わる税金の請求が届きます。
輸入は怖いです。

ということで、商品紹介に移りましょう。

 

Universal Works. のパンツアイテムの一番手の定番モデル、Military Chino。

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ブランド定番モデル Military Chino。創設当初から続くテーパード型パンツです。
股上は深め、ゆったりした腿まわりから裾にかけてしっかりテーパードを利かせています。穿き感はゆったり、ルックスはすっきりという Universal Works. 的レギュラーフィットとなります。
生地はコットン・ウール・化繊を混紡したツイードを使用。クラシカルな梳毛ツイードのルックスで、毛羽感は無く、中厚ミドルウエイト、ソフトな質感の穿きやすい生地となります。

 

Upcycled It Tweed という生地で、リサイクル素材を使ったツイード生地。
秋冬らしい雰囲気のファブリックですが、厚手でもなくほとんど起毛もないので、冬になるのを待つことなく、秋冬シーズン広く使っていける感じです。
トラッドなテイストながらもゴリゴリではなく、カジュアル向けの気さくに使えるファブリックです。

 

カラー名は Brown になっていますが、あまり赤みのないチャコール調です。
ほんのりブラウンかかったダークグレー、といった感じでしょうか。

 

Universal Works – Military Chino *Upcycled It Tweed
col : Brown
size : 30 / 32 / 34
price : 26,400 in tax

 

こちらも Military Chino、コットンベースのグリーン系カラー、やはり国内ではちょっと見ない感じのファブリックです。

Outline
ブランド定番モデル Military Chino。創設当初から続くテーパード型パンツです。
股上は深め、ゆったりした腿まわりから裾にかけてしっかりテーパードを利かせています。穿き感はゆったり、ルックスはすっきりという Universal Works. 的レギュラーフィットとなります。
生地はコットン・アクリル素材のツイル生地 “Lucca Suiting”。中厚、ミドルオンスの杢感のある綾織り生地となり、ドライでしなやかな質感です。

 

アクリルが入っている分、ガサッというドライなニュアンスが入っていて、ウールツイルのような感じもします。
全体に杢調があり、さらに近くで見ると綾目に色の差があって、単色プレーンではないことが分かります。

 

穿いている本人から見ると、けっこうすっきりして見えるのですが、歩いたりの動きの中ではゆったりしたフォルムが浮き上がります。

Olive というカラー名ですが、ミリタリー系のオリーブという感じではなく、深く、暗いグリーンで、かなり渋い雰囲気です。

 

Universal Works – Military Chino *Lucca Suiting
col : Olive
size : 30 / 32 / 34
price : 26,400 in tax

 

シャツジャケットモデルの Baker Overshirt。

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ライトコーデュロイのシャツジャケット。
ブランド定番のシャツジャケットモデルに、やはり定番のファブリックとなる “Fine Corduroy” を載せたややライトなジャケットです。
“Fine Corduroy はオーガニック、オーガニックコットン素材、18W 細畝のコーデュロイの製品染めとなります。ジャケット生地としてはやや薄め軽めですが、シャツ生地としては完全に厚め。シャツジャケットの体裁ではありますが、カバーオール型と相まって、しっかりジャケット感のあるソフトなアウターという印象です。
シルエットはスタンダードなバランスで、タイトでもルーズでもないノーマルなフィッティングとサイジングとなります。
スタイル、素材使い共に Universal Works. の伝統的なテイストを備えたアイテムです。

 

少し軽めとはいえ、コーデュロイの生地でカバーオールのスタイルですと、あまりシャツジャケットという印象にはならず、けっこうしっかりジャケットだな、と感じます。
ですが、腰のある厚手のコーデュロイではないので、ジャケットとしてはやはり軽めではあります。

 

Fine Corduroy という生地もブランドの定番で、オーガニックコットン+後染めになるので、生地が柔らかく、膨らみがあり、既に着込んだような生地感になっています。

 

カバーオールスタイルに、シャツ生地を載せてシャツジャケットにしたのがそもそもの始まりの Baker Overshirt。そこにジャケットに近い生地を載せてしまったらジャケットに戻ってしまうじゃない、と思いますが、まあ、確かにその通りでしょう。
コーデュロイ生地を使ってシャツジャケットにするなら、シャツ型に載せないと。

何にせよ、少しライトな秋アウター、ということで使い勝手は好いと思いますので、是非お試しになってみてください。

 

Universal Works – Bakers Overshirt *Fine Cord
col : Black
size : S / M / L
price : 25,300 in tax

 

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見てください、週間予報の、最低気温のところを!
やっと秋が始まりそうですね!

 

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9月22日(月) 定休日

GRENFELL – Harrington Jacket.

GRENFELL のハリントンジャケットが入荷しました。

本場イギリスの気品漂うハリントンジャケット。
今季の目玉アイテムの一つと位置付けております。

 

知っている人も多いと思いますが、イギリスの老舗です。この度、お付き合いのあるインポーターさんの必殺のルートによって、本国のブランドの方から直輸入となりました。

● GRENFELL
1923年創業、イギリスのアウターウェアのブランドです。
織物工場を営んでいたトーマス・ヘイソンスウェイトと息子のウォルターが、著名な探検家であり医師でもあったウィルフレッド・グレンフェル卿の求めた『防風性と透湿性を備えた衣服』を開発することからブランドの歴史が始まりました。この生地はブランドの代名詞となり、『グレンフェル・クロス』と名付けられました。
過酷な環境に耐えうる生地として、実際に探検などに使われ、その後一般に向けても提供され、ブランドは急速に成長を遂げました。
現在もイギリスメイドにこだわり、伝統的ながらファッション性も融合させたアウターウェアを製造しています

 

王道スタイルのハリントンジャケット、またの名をスウィングトップ。
今回はグレンフェル・クロスではなく、ピーチド・コットンという平織りの生地が使われたモデルとなっています。

先日 SOUTIENCOL でもこのスウィングトップジャケットの入荷があり、その時に SOUTIENCOL のジャケットが日本における本流と書いた覚えがありますが、この GRENFELL はイギリスの老舗ブランドの手によるイギリスメイド、つまり、ほとんど源流と言えてしまうでしょう。

 

Outline
クラシックなハリントンジャケットです。
ドッグイヤーカラー、フラップポケット、ラグランスリーブ、アンブレラヨークと伝統的なディテールを備えたブルゾンジャケットです。
ファブリックは “Peached Cotton” と名付けられた高密織りによる防風、撥水性能を備えた平織りのウェザークロスを使用。胴裏はコットン綾織りのチェック生地、袖裏は滑りの良い化繊生地という総裏地仕立てとなります。
シルエットもクラシックなスタイルとなり、ゆったりとした胴まわり、腕まわりとなっており、裾のリブはしっかりタイト。時代に左右されない伝統的なバランス、スタイルのジャケットとなっています。

 

上品かつ上質なファブリックと王道ディテールを備えたクラシックスタイル。
例えば数十年前の古着が出てきても、だいたいこれと同じものになるでしょうし、これが数十年後に古着になった時、その時の現行もきっと変わっていないでしょう。
時代に応じてシルエットやディテールを変化させることは、ファッションにおいては尊いことであると同時に当たり前のことですが、だからこそ、変わらないこと、普遍性を認められたものというのは、やはりファッションにおいても価値があるのだと思います。

やはり SOUTIENCOL の時にも書いていますが、そういった普遍的なアイテムほど、我々は自由に、その時代を反映した着こなしが楽しめるというものです。

あのじいさんがさりげなく羽織っている姿が格好いいなぁ、あるいは逆に、あんな風におっさんくさい着こなしと同じにされないよう、おれはこう着るね、とか。

60代や50代が着ていても自然で、30代や20代もかっこよく着られるジャケットというのは、こういったクラシックなものであり、その自由さや懐の深さは、単純に楽しいですし、もっと言えばロマンを感じてしまいます。
時々、原点回帰のようにこういったクラシックなアイテムにタッチすると、ファッションがより楽しくなるような気がします。

 

GRENFELL – Harrington Jacket
col : Navy
size : 38 / 40 / 42
price : 64,900 in tax

 

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9月22日(月) 定休日

alvana – Bharat Straight Pants.

alvana の新作パンツが入荷しました。
久しぶりのパンツアイテム、しっかりかっこいい太デニムです。

 

数シーズン前から展開がはじまったオリジナル生地の Bharat デニムを使ったアイテムです。インド綿を素材として、独特のドライタッチで仕上げたデニムは、デニム専門のブランド群が手がけるデニム生地とはひと味違ったテイストです。
そこにまた独自のバランスのワイドシルエットパターンが加わることで、”alvanaらしさ” というテイストが確立してきたように思います。

いわゆる “ジーンズ” と呼ばれるような5ポケットパンツ型ではありますが、alvana の世界観や独創的な格好よさを確かに感じられるデニムパンツになっています。

 

Outline
ブランド定番のデニム生地によるワイドな5ポケットパンツです。
インド綿にフォーカスしたオリジナルデニム生地 [Bharat] は、繊維が太く、特有の強度と弾力、腰があり、また生地の表情が豊かで独自の風合いが生まれます。
シルエットはゆったりしたワイドストレート型。股上深め、裾の絞りを最低限にした全体的にワイドなシルエットとなります。
ステッチ(色)を利かせず、アメリカルーツの5ポケットデニムとは一線を画す落ち着いた雰囲気となっており、オリジナルの生地とオリジナルのワイドシルエットと相まって、alvana 独自の空気感を色濃く備えたパンツとなっています。

 

太番手の糸で、あえて不揃いの糸を使って、ガシッ、ジャリッとした質感で仕上げられたデニム生地。厚さもウエイト感もしっかりあって頑丈で、穿きこんで風合い豊かにエイジングしていくことをイメージしてつくられています。

 

ミニマムなディテールで、ステッチを利かせずにあえてプレーンなルックスで、スタイリッシュなイメージでデザインされています。
独特なワイドシルエットも穿いてみると無造作な感じの中に洗練されたものを感じる不思議な格好よさがあり、一般的なアメリカンワークをベースにしているデニムパンツとはまるで別ものです。

 

ラフな印象ですが、どことなく上品なのが alvana のアイテムに共通するイメージですが、このパンツもその例にもれず。若い人が喜びそうなスタイリッシュなワイドシルエットですが、そうそうヤングな印象でもないのが不思議です。

クラシック・ベーシック系統のブランドさんがつくる太いパンツや、ワークパンツ系統の太いパンツなどとは明らかにバランスが異なり、独特の感性がもたらすナチュラルかつクールなテイストが新鮮に感じます。
太いパンツをクールなテイストで合わせたい、というイメージに共感できそうでしたら、是非お試しになっていただきたいパンツです。

 

alvana – Bharat Straight Pants
col : Indigo / Black
size : 2 / 3
price : 29,700 in tax

 

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9月22日(月) 定休日

No Title.

朝晩もめっきり涼しくなって、もうすっかり秋の陽気ですね、
って早く言いたいですね。

気がつけば9月中旬、ひと雨ごとに涼しくなっていくはずの時期ですが、太陽が出るとどうしても夏の陽気で、まだまだ暑さが身にこたえる今日この頃です。
しかしながら、例えば8月初めの35度と今の35度、同じ気温でも感じ方は違います。吹く風も違えば、陽が落ちるのも早いですし、やはり真夏の暑さだけあっても、『夏ではない感じ』みたいなものは、日に日に濃くなっていっている気がします、あるいは、そんな気がしないでもないです。

わたくしの方は、7月からここまで、各ブランドさんの展示会巡りを続けていて、ようやく佳境に入ってきたところです。お盆明けから新作入荷の波も激しくなってきて、これだけ暑くても目のまわるような忙しさです。
みなさまにおかれましても、ビジネスの側で言えば夏の雰囲気が終わって、いろいろと話が進む時期になり、なにかと忙しくなっているのではないでしょうか。

 

現在取り組んでいる仕込みは、2026年の春夏シーズンの分です。
だいたい8割の発注を済ませたくらいですが、ここまでなかなかいい感じできています。有名なブランドを新たに扱いますという大きなトピックは無いですが、いくつか新しいブランドの発注はありますし、みなさんが隠れてガッツポーズをするような妙味な別注も複数のブランドさんに依頼して仕込んでいます。

唯一残念なのは、先日ご紹介したフランスの parages のコレクションが、あまりにも値上がりが大きい、プラスそれをものともしない魅力的な品番が見つけられず、ノーセレクトになってしまったことです。
やめてしまうつもりはありませんが、次の春夏は発注がなく、とりあえず1シーズンお休み。少しずつ増やしていきたいと思っていた矢先だったので僕も残念です。

 

展示会廻りで気付いた傾向と言いますか、大きなトレンドの波としては、『クリーン』から『ラフ』への変遷がまた進みそうだ、ということがあるかもしれません。
ダメージや汚しの加工などを見ることも増え、色使いもパキッとしたものが増え、という感じ。例えば、ニュートラルな立ち位置のブランドさんが、ヨーロッパっぽい感じのものが少し減って、アメリカっぽい感じのものが少し増えたな、みたいなことを感じました。

ベーシック・スタンダードが軸の我々が、トレンドに大きく影響されることはありませんが、まったく無関係というのもそれは寂しいことです。トレンドに振り回されません!というのは受けのよいフレーズかもしれませんが、もはやそれを高らかに言えるほど僕も Fuzz も若くなく、それはきっとみなさんも同じではないかと推察します。トレンド的なものも、『気がつかないうちに入っちゃうかもね!』 というくらいのニコニコナチュラルなスタンスでいこうと思いますので、みなさまも『おいおい気骨がないねえ』などと怖いことを言わないでいただけますよう、宜しくお願いいたします。

以上で本日のムダ話を終えたいと思います。
コロナやインフルエンザの流行があるようなので、免疫を落とさないよう気を付けていきましょう。

明日は祭日ですが、月曜日定休となります。

 

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9月15日(月) 定休日